帰ってきた幼馴染と女神たち【完結】   作:カット

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前回の後書きに復活編に何話使うか未定と書きました。

前後編に分けることにしました


31、μ's復活に向けて(前編)

屋上での出来事の後俺も海未も穂乃果も3人で話そうと思う人はいなかった。

 

様子がおかしいと感じたクラスメイトは多いが聞いてこようとはしてこなかった。

 

聞ける雰囲気でなかったからだと思うが……

 

今朝のこともありそのまま帰ろうと思ったがその前に3年の教室に行った。

 

「達也くんやん、どうしたん?」

「達也…」

 

教室前に行くとちょうど絵里と希が出てきたため要件を済ますことにした。

 

「絵里…今朝はごめん、あんな雰囲気にしちまって」

 

「気にしすぎよ?あなたたち幼馴染にしかわからないこともあったんだろうし自分を責めすぎてはダメよ?」

 

幼馴染にしかわからない…そうかもしれない。海未があんなに怒るところ見たことなかったし…(合宿の時の除いて)

 

「あと希、ありがとな」

 

「何が?」

 

「希も抑えてくれなかったら凛や花陽まで怪我させちまう勢いだったからさ…」

 

「それは今度お仕置きするから気にせんでええよ?」

 

「そ、そうか…じゃあ俺は凛たちにも謝りたいし行くな、じゃーな」

 

希は怒ってるか怒ってないかわかんないが何か恐ろしいことをされそうだ…

 

1年の教室に行ったら凛と花陽と真姫がちょうど出てきた。

………偶然だよな?

 

「花陽、凛」

 

「「達也くん(にゃ)!!」

 

「どうしたのよ1年の教室なんかに来て」

 

まぁいきなりきたらこうなるよな…

 

「花陽、凛、今朝はごめんな。それと必死に止めてくれてありがとな」

 

「大丈夫だから気にしないで?」

 

「そうにゃそうにゃ!男の子止めるのはちょっと大変だったけど気にしなくていいにゃ」

 

全く、μ'sはなんでこんな優しい子ばっかなんだよ。

 

「ねぇ達也、もう9人で歌えないのかしら…」

 

3人とも暗い表情をした。いつも素直じゃない真姫までこんなこと言うんだから本当に9人で歌いたいと思ってるんだろうな。

 

「正直穂乃果次第だと思う。一応話してみるが俺や海未じゃ多分ことりは止められない…

 

となると穂乃果しかいないが今のあいつじゃ無理だ。辞めるって言ったのが本心なら9人揃わないしことりの留学も止められない。

 

ただ本心じゃないって俺は思ってる。だからあいつの本心は俺が確かめる。1人じゃ無理だけどμ'sを手伝ってるのは俺1人じゃないだろ?」

 

3人は聞き入ってる。やっぱり9人で歌いたいんだろうな

 

「とりあえず俺に任せてくれ。辞めたいっていうのが本心だったら無理だけどそうじゃないなら…あいつが本当は続けたいって思ってるなら絶対に呼び戻すから!」

 

「「達也くん…」

「達也…」

 

「それじゃあ俺は行くな」

 

続けたいと思ってる限り絶対に呼び戻す、そう思って今日は帰り出した。

 

 

 

「ただいまー」

 

「おかえりお兄ちゃん」

「お邪魔しています達兄」

 

家に帰ると美希と雪穂が少しくらい声で出迎えてくれた

 

「雪穂来てたのか」

 

「うん、ちょっと…」

 

まぁ大方穂乃果のことだろうな

 

「お兄ちゃんμ'sのこと何も言ってくれないんだもん」

 

「やっぱりそのことか…」

 

「うん…私にはお姉ちゃんが本当に辞めたいって思ってるように思えなくて…達兄に本心を確かめてもらいたいの!」

 

本当に辞めたいとは思っていない…そこは俺も同感だ。

 

つーか学校でみんなと話してきたところだしな。

 

「そんなもん頼まれなくたってやるさ!俺だってまだあいつらと一緒にやっていきたいんだからな」

 

「達兄…お願い」

「お兄ちゃん…私もまた9人で歌うところ見たいよ!」

 

「任せとけ!時間はあんまないけどやれるだけやるさ」

 

妹たちにも言われちゃ何としてもまた9人で歌えるようにしないとな。

 

穂乃果は俺もなんとかできるけどことりのことは多分穂乃果じゃないと無理だ。

 

明日海未がことりの家に行くみたいで俺も行くことになっている。

 

だから………途中まではあの3人に頼もうと思い携帯を取り出した。

 

 

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「ことりの家行くんだろ?」

 

「えぇ、達也も?」

 

「おう」

 

次の日の放課後1人で歩いていた海未に声をかけた。

 

ことりの家に行くと思ったからで事前に話していたわけではない。

 

そのまま校門の方に行くとヒデコ、フミコ、ミカの3人がいた。

 

昨日頼んでおいたのだが…

 

「頼んだぞヒデコ、フミコ、ミカ」

 

「「「任せて!!!」」」

 

簡単にだが改めて頼んだ。

 

 

そして今海未と2人でことりの家に向かっている。

さっきとことを話しながら…

 

「3人に頼んだのは…穂乃果のことですか?」

 

「そうだ、海未が怒った理由は多分俺と一緒で自分の気持ちに嘘ついてるんじゃって思ったからだろ?」

 

「えぇ…やはりバレてましたか」

 

そりゃあこれでも幼馴染だからな。

 

「だからまずは3人に気分転換がてら連れ回してもらって最後にリーダー決めに使ったゲーセンに連れてってもらうことになってる」

 

「なるほど…狙いがわかりました」

 

さすが海未だな。穂乃果にダンスバトルのゲームをやってもらって本当の気持ちに気付かせる。

それでダメなら仕方ないがやりたいからやってるって思えばまた一緒に…という狙いだ。

 

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ピンポーン

 

ことりの家につき海未がインターホンを鳴らすとことりが出て来た。

 

部屋に上がらせてもらったが穂乃果や美希以外の女子の部屋って初めてだな。

 

「そういえばたっくんが家来るの初めてじゃない?」

 

「いつも穂乃果の家に集まってるからな、そうなると海未の家にも行ったことないよな」

 

「たしかにそうですね…送ってもらうこと以外ではなかったですね」

 

そうだよな、そんじゃそろそろ本題入るかと思い海未と見合わせた。

 

「すっかり綺麗になってしまいましたね…」

 

「向こうに送ったのか?」

 

「うん…出発まであと少しだし…」

 

今ことりの部屋は最低限必要な物しかない。あまり見渡すのはどうかと思ったが…

 

「海未ちゃんとたっくんは続けてるの…?」

 

「いえ、にこに誘われましたが続けては…」

 

「俺も…」

 

「そうなんだ…」

 

ことりは暗くなったが理由を言ったらさらに暗くなりそうだからやめておいた…

 

やっぱり俺は9人と一緒にやりたい…今まで気が付いてなかったけどこんなこともあって気付くことができたな。

 

「なぁことり…やっぱり行くのか?」

 

「私たちはやっぱり…ことりとも一緒にやりたいんです」

 

無茶なこと言ってるのはわかるけどそれでもやっぱり…でも

 

「無理だよ…もう……」

 

だよな…でも穂乃果ならもしかしたら……

 

「そうだよな、わりぃな無理言って…」

 

「ううん、私もやりたいって思ってるから…でももう無理だよ」

 

やっぱり俺じゃことりを止められない。海未でも無理…となると止められるのはあいつしかいない。

 

ポケットに入れていた携帯が振動した。今から向かうみたいだし俺も行くか

 

「それじゃあ俺はそろそろ行くな、ちょっと用があるし…見送りには行くから」

 

そう言ってことりの家を後にした。

 

海未はまだ残って話すみたいだったが…

 

 

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穂乃果side

 

久しぶりだな〜

 

今ヒデコたちと一緒に色々なところに言って遊んでる。

 

クレープ食べたりカラオケ行ったり…

 

そういえばμ'sのみんなで遊んだこともなかったっけ

 

「穂乃果〜次行こう!」

 

「うん!」

 

みんな私を元気付けようとしてくれるのが伝わるよ。嬉しいな

 

ヒデコたちと次に来たのはゲームセンター。そういえばリーダーを決める時に来たっけ……

 

UFOキャッチャーをやってるけど可愛いぬいぐるみが取れそう……取れたー!

 

色々遊んでフミコが最後にこれやろうっていってきた。

 

これって……ダンスバトルの……

 

最初はヒデコとフミコがやって終わったから次に私とミカで勝負することになった。

 

「負けないよー」

 

「私だって!」

 

お互い勝つつもりで臨んだこのゲーム…音楽が流れ始めると私の中に色々な物が流れ込んできた。

 

「穂乃果!もう始まってるよ!」という声が聞こえるまで動けなかった。

 

その声を聞いて動き始める。

 

後ろにもう1人来ていたことに気が付いていなかった……

 

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視点変更(達也)

 

 

ことりの家を出て走ってゲーセンに向かっている。

 

少し距離あるが走ればそんなに時間はかからないと思ったが予想通りそこまで時間はかからなかった。

 

ゲームセンターの入り口から穂乃果たちが例のダンスゲームのところに移動しているのが見え、穂乃果の出番になったら気付かれないように近寄った。

 

 

やっぱり楽しそうにやってるな

 

 

そのままヒデコとフミコの側によって見ていた。

 

 

さすがちょっと前までやってただけもありかなりのハイスコアだった。

 

 

「どうだ?自分の本当の気持ちに気が付いたか?」

「たっちゃん!?」

 

終わったあと画面を見続けているところに声をかけた。

 

穂乃果は俺が来るとは思っていなかったため驚いた表情をしていた。

 

 

 

・・・μ's復活のため達也は動き出す

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

μ'sのみんなもそれぞれの考えで動いている

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてことりの留学を止めることができるのかどうか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは穂乃果の気持ち次第だ・・・

 

 




次回は1期のアニメ分の内容は最後になります
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