帰ってきた幼馴染と女神たち【完結】   作:カット

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日にちいつもより空きましたね…




43、結果発表

先日のラブライブ予選を精一杯踊り切ったμ'sのメンバーたち。

そして今部室に10人揃っている。最終予選に進める4組がそろそろ発表されるからだ。

 

「い、いよいよです…」

 

「そろそろか」

 

最終予選に進む4組がもう発表されるらしい。

 

「終わりましたか?終わりましたか?」

 

「まだよ」

 

「誰か答えてください‼︎」

 

「それじゃあ聞こえないでしょ!?」

 

海未よ、真姫の言う通りそれじゃあ聞こえないぞ。耳を塞いでたらな…

それに真姫の声も聞こえないだろうし言っても無駄だろう。

 

「ま、全く…予備予選くらいで何をそんなに…」

 

言葉だけ聞いたら余裕に思えるだろう…だがいちご牛乳を持つ手は震えている。

 

「出ましたっ!」

 

その瞬間海未以外のメンバーがパソコン前に集まる。

その際にこが持ってたパックを握りつぶしていたが…

 

「最終予選出場チーム、1チーム目はA-RISE、2チーム目はイーストハート」

 

「残るは2つ…」

 

「3チーム目はみー」

 

『みー?」

 

「Midonight cats」

 

その瞬間ため息が…というか花陽、その言い方は違った時のがっかり感が凄い…

 

「最後4チーム目はみゅー」

 

『みゅー?』

 

3チーム目の時と同じ流れ…

 

「Mutatant Giris」

 

花陽の口から出たグループはμ'sではなく違うグループの名前だった。

 

花陽が言う直前海未は耳を塞いでいた手を離していたため聞いていた。

 

みんなショックを受けていて

 

「そんなーーーー!」

 

と穂乃果は叫んだ。

 

だがこれは現実ではなく…

 

「っていう夢を見たんだよ!」

 

穂乃果が今朝みた夢だった。

 

当然みんなからは

 

『夢なんかーい!』

 

とツッコミが入ったのだった。

 

 

「それにしても生々しい夢だね…」

 

「というか…今まさに夢と同じ状況だよ!」

 

「どどどこが同じなのよ」

 

どうやら今の状況は、穂乃果が朝見た夢と同じ状況らしい。

 

「にこちゃん!それ一気飲みして!」

 

「ぬぁんでよ!」

 

いきなりだな、穂乃果のことだし何か変えないととか考えて……

 

「何か変えないと!」

 

やっぱり……

 

「来ました!」

 

花陽が結果発表されたことを言ったらみんな一斉にパソコン前に集まった。

穂乃果が見た夢もこんな感じ?

 

「1チーム目A-RISE、2チーム目イーストハート、3チーム目Midonight cats…」

 

「ダメだよ…これじゃあ夢と一緒だよ…」

 

「まだ1チーム残ってる、いつものポジティブさはどうしたんだ穂乃果」

 

「たっちゃん…うん、信じないとね」

 

「4チーム目は…」

 

穂乃果を無視して続きを言おうとする花陽。というか他のメンバーも気にかけていないが…

 

「みゅーーー!」

 

『みゅーー?」

 

夢ではここからMutatant Girisだったらしいが…

 

「ず!」

 

ず?ってことは

 

「音ノ木坂学院スクールアイドルμ's!」

 

「μ'sって私たちだよね?石鹸じゃないよね?」

 

「当たり前だろ!なんで石鹸の発表なんだよ」

 

「凛たち…合格したの?」

 

「予備予選突破したの?」

 

発表を見てμ'sが予備予選突破したことを知ったみんなは事実かどうか確かめている。

少しすると…

 

『やったー!』

 

海未以外が喜んで部室を出て行ってクラスの友人に伝えに行ったりことりが母親である理事長に伝えに行ったりしていた。

 

そして放送が入った。

 

「いつまでそうしてんだよ海未」

 

「はっ!?あれ?他のみんなは…?」

 

「とりあえずこの放送聞け!」

 

さっきまでずっと耳を塞いでいたため海未だけ結果をまだ知らなかった。

 

『たった今、我が校のスクールアイドルμ'sがラブライブの予選に合格したとの知らせが入りました』

 

「私たち…予備予選を突破した…ということですよね?」

 

海未もみんなと一緒ですぐに事実を受け止めることができてないみたいだな。

 

「あぁそうだ!お前たちは最終予選に進めることになったぞ!早くみんなのとこ行こうぜ」

 

「はい!」

 

って言ってもみんな今どこだ?

 

 

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屋上にて

 

「ここにいればみんな来るだろ」

 

みんなを探そうとしてもどこにいるかわからないし一足先に屋上へやって来た。

 

「やっぱりここにいた!たっちゃーん!」

 

「おっと、やっぱりここに来たか穂乃果」

 

予想通り屋上にやってきた穂乃果。他に誰もいないためか飛びついてきたからなんとかそれを受け止めた。

 

「私たちやったよ!最終予選進出だよ!」

 

「あぁ!やったな穂乃果!でもまだラブライブ出場が決まったわけじゃないし気は抜けないな」

 

「うん!それでその……みんなまだ来ないから…今のうちに最終予選進出決めたご褒美欲しいな///」

 

いやいや、それ目当てでやってたわけじゃないだろ…まぁでも、可愛い彼女がこんな表情してたらあげたくなっちまうな。

 

「わかった、それじゃあ…」

「うん…」

 

2人とも目を瞑り唇を重ねた。

学校の屋上でこんなことしてるの誰かに見られたら確実に冷やかされるな。

 

本当はもう少し長くしていたかったが階段を上がって来る音が聞こえたので長くはしなかった。

そして程なくして7人屋上に入ってき…7人?にこがいないのか…

 

 

「次は最終予選ね、最終予選は12月よ」

 

まじか…全員いないのに普通に始めちゃったよ。

 

「次に勝てばラブライブ本戦出場やね」

 

「でもA-RISEに勝たないと…」

 

そりゃあ同じ地区だからな〜でも今からそんな気持ちじゃ勝てないぞ

 

「そんな弱気になるなって、仮に違う地区だったとしても勝ち進めば結局A-RISEと当たるんだからさ。それが早くなるだけだ。A-RISE倒して本戦出場決めようぜ!」

 

「達也の言う通りです。それと絵里と話したのですが来週から朝練の時間を1時間早くしようと思います」

 

いきなりだな。つーか俺には何も相談なし?まぁ穂乃果といちゃついてたし仕方ないって言えば仕方ないか。

 

「他にも日曜日には基礎のおさらいもしようと考えています」

 

まさかの日曜にも…まぁでも基礎のおさらいをする時間最近少ないしやった方がいいかもな。

日曜の練習は午前みたいだし終わってからゆっくり休めばいい。

 

「練習は嘘をつかない。けど闇雲にやればいいわけでもない。質の高い練習をどれだけ集中してやれるか、ラブライブ集中はそこにかかってるわ」

 

うん、絵里の言う通り。ただ練習量を増やせばいいわけでもない。必要な練習を集中してやるのが大事だ。

 

つーかそれよりも…

 

「じゃあみんないくよ〜みゅーー」

 

「待った!」

「待って!」

 

穂乃果が声をかけようとしたところで俺とことりが同時に止めた。ことりも気が付いたみたいだ。

 

「誰か1人…足りなくない?」

 

『えっ?』

 

ことりの一言でみんな周りを見渡しだす。そして希が

 

「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん、絵里ち、花陽ちゃん、凛ちゃん、真姫ちゃん、ウチ、ついでに達也くん」

 

「なんだ、みんないるじゃん!」

 

いやいや何言ってるんだ!?俺がついでになってるのは置いておいて3年が1人いないだろ!

 

「おいちょっ「それじゃあ改めてー」」

 

このタイミングでも俺が言おうとした時に被せるのね…

 

つーか言うのやめたってことはもしかして……

 

『にこちゃん!?』

 

やっぱり気が付いたか。

 

 

「にこちゃーん」

 

にこがいないことに気が付いたメンバーたちは急いで校門まで走り追いつくことができた。

 

「大声で呼ぶんじゃないわよ!」

 

「なんで帰っちゃうの?練習は?」

 

「ごめん、今日は外せない用があるのよ…いい?最終予選まであまり日がないんだからちゃんと練習しなさいよ?」

 

「はい!」

 

そう言って行ってしまった。まぁ用があるなら仕方ないが…

 

「行っちゃった…」

 

そしてこの後練習は休みとなり……

 

「買い物みたいだな」

 

今はにこのあとをつけているところだ。しかも俺が買い出し頼まれたり夕飯を作る時に食材を買いにくるスーパーだ。

 

「今日の夕飯のお買い物かな?」

 

「ですがそれだけでにこが休むでしょうか?」

 

うん、にこのことだしそれだけで休むはずはない。つまり何か訳ありというわけだ。あまり踏み込まない方が良さそうだな

 

「にこのこ…「よほど大切な人が来てる…とか?」」

 

「どうしても手料理を食べさせたい人がいる…とか?」

 

………ないだろ

 

 

「それはダメです!」

 

花陽が立ち上がり大きな声を出した。これは……うん、バレてるな

 

「アイドルとして1番ダメなパターンのスキャンダルです!」

 

隠れるために使っていた荷台を持っていかれ見えてしまっている。まぁその前から気が付かれてるけどな

 

『あっ』

 

みんなもにこが見ていることに気が付いた。

そのままにこは商品を入れたかごを床に置いて…って置くなよ!?

 

「逃げた!?」

 

走り出した。いや穂乃果たちもみんな入って追いかけていったけど迷惑だからな?

 

「とりあえずにこなら…」

 

おそらく裏口から出てくるだろう。そう思って裏口に回ってみると…

 

「絵里に希、ここにいたのか」

 

「あら達也、にこならここに出てくると思ってね」

 

「達也くんもそう思ったんやろ?」

 

さすがだ。行動を読んでいる。あれ?なら俺表にいた方がよかった?なんてことを考えてると…

 

「げっ!?」

 

「さすがにこね、裏口から出てくるとは」

 

「予想通りだな」

 

俺たちがいるとわかると後ずさるがもう1人いたことに気付いていなかったみたいだ。

 

「わしっ!」

 

「ひゃぁっ!」

 

………やっぱりワシワシで捕まえるんだな希

 

「あっ!?待てーー!」

 

にこがあの拘束を小さい体を生かして抜け出しただと!?

 

希のバッグを持って2人のあとを追いかけていったら穂乃果たちとも合流、そして車の間を通ろうとして大きな胸が突っかかったみたいだ。

そんなに大きいのか……

 

穂乃果たちが希と合流すると希がある一点を見ている…

 

 

それは……

 

 

凛の胸元だった……

 

 

「なんか不本意だにゃー!」

 

ドンマイ凛…希はニヤッとしてるし…まぁこればかりは仕方ない。

 

車の隙間を抜けた凛だったがもうにこを見失っていたそうだ。

 

………つーか俺が行っても良かったんじゃね?

 

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