帰ってきた幼馴染と女神たち【完結】   作:カット

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44、宇宙No. 1アイドルの想い

 

前回

 

ラブライブ予備予選を突破したμ's!

だがその日の練習を休むにこ、怪しいと思ったμ'sのメンバーたちがあとをつけるとスーパーで買い物を!

メンバーがあとをつけてることを知ったにこは逃亡したのだった。

 

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「にこちゃんどうして逃げたんだろ…」

 

にこを見失ったメンバー全員が近くの橋に集まって話している。

 

「何か訳があるんだろうな、俺たちにも何も言わずってことだしさ」

 

にこのことだ。よっぽどの事情があるんだろうから探るのはやめた方が良さそうなんだが…

 

「こうなったら家に突撃しよう!」

 

「でも私たちもにこの家がどこか知らないわよ?」

 

言っても聞きそうにないな。というか絵里、知ってたら止める気ないだろ?

 

「にこが言わないってことはよっぽどの理由があるってことだろ?だったら今はそっとしておいた方がいいんじゃないか?」

 

「でも気になるよ!」

 

「そうやね、達也くんの言うこともその通りやと思うけどあそこまで必死に逃げると聞きたくなるんや」

 

ダメだ…これは止まらないな

 

「あっ!あれって」

 

「にこちゃん!」

 

「でも少し小さくないですか?」

 

橋の向こうから顔はにこそっくりの女の子が歩いてくるが海未の言う通り小さい…

 

「そんなことないにゃ〜にこちゃんは3年生に比べて小さい……小さいにゃ!?」

 

うん、たしかに小さい。にこの妹かな?

 

「あの?何か?」

 

凛の声に反応したのか驚いたようにその子は話しかけてきた。

 

「あら?もしかしてμ'sのみなさんですか?」

 

「そうだけど…君俺たちのこと知ってるの?」

 

大方に見た目的にこの妹だろうしそれで知ってると思うのだが…

 

「はい、申し遅れました。矢澤にこの妹のこころと申します」

 

やっぱりそうだった・・・

 

 

---とある駐車場にて---

 

「まさかにこに妹がいたなんて…」

 

「しかも礼儀正しい」

 

何故か駐車場に隠れている俺たち。こころちゃんは誰かつけてきていないか気にしてるみたいだ。

そのままこころちゃんの合図で走り出しとあるマンションについたのだった。

 

「なんとか大丈夫だったみたいですね、今度から来る時は一度連絡してからにしてください」

 

「にこちゃん誰かに狙われてるとか?」

 

「何を言っているんですか?マスコミに決まってるじゃないですか!特にバックダンサーと専属マネージャーの顔はバレているんですから」

 

………今なんて言った?バックダンサー?それに専属マネージャー?

 

「誰がよ!」

 

「スーパーアイドル矢澤にこのバックダンサーμ'sですよね?お姉さまから話は聞いております」

 

こころちゃん…その話嘘って可能性は考えなかったのかな?

 

「なるほど、大体読めてきたわ」

 

「忘れてたわ、相手はあのにこちゃんだもんね」

 

「なぁこころちゃん、にこは今どこにいるのかな?」

 

「いつもは事務所が用意したウォーターフロントのマンションにいます」

 

どこだよそれ……

 

「ウォーターフロントってどこよ!?」

 

「それは言えません!とにかく頑張ってくださいね?ダメはダメなりになんとかなるってお姉さまも言ってました」

 

ピクッ

 

あっちゃ〜にこはどうなるのかな…擁護はできんが

 

「何がダメはダメなりによ!」

 

うんうん、怒るのは当然だな

 

「そんな顔してはいけません!アイドルなんですからお姉さまみたく笑顔で…にっこにっこにー…ですよ♪さぁみなさんご一緒に、にっこ…」

 

「ねぇこころちゃん、ちょっと…電話させてもらえないかしら?」

 

「構いませんよ」

 

うっわ〜絵里の笑顔怖いな、ただにこの自業自得だけど…

 

電話をかけその後ろでこころちゃんが「にっこにっこにー」とやっていて絵里の携帯からも「にっこにっこにー」と聞こえた。留守電みたいだ

 

「こんにちは、私"バックダンサー"をしているμ'sの絢瀬絵里と申します。もしこの電話を聞いたら"すぐにかけ直しなさい!"」

 

…………女子って怖いなと特に思った瞬間だった。

 

 

「バックダンサー〜」

 

とりあえず部屋に入れてもらった俺たちだったが家に入ると弟がいた。小太郎というらしい…

 

少し部屋……というかリビングを見渡してみるとμ'sのポスターがあったが……なるほど

 

「どうしてみんなのことをバックダンサーって思ったかわかった気がする」

 

「たっちゃんどういうこと?……見てるのμ'sのポスターだよね?」

 

俺がμ'sのポスターを見ながら呟いたのを穂乃果が聞き取ったらしく、聞いてきたら他のみんなもポスターの方を見る。

 

すると絵里が何かに気付いたらしくみんなも気が付き

 

『合成!?』

 

驚いて声をあげたのだった。

 

にこの部屋も見せてもらったが全て合成していて逆によく妹たちにバレなかったってレベルだぞ

 

「ただいま〜げっ!?」

 

するとにこが帰ってきた。俺たちがここにいることを知らずに…

 

「お帰りなさいお姉さま、バックダンサーの方たちが挨拶に来ていますよ」

 

「そ、そう…」

 

「申し訳ございません、お時間は取らせませんので」

 

「ひっ!?」

 

海未…それはさすがに怖い…声も表情も…

 

「こころ、悪いんだけどこれしまって置いてもらえる?にこは今日事務所の方に泊まるから」

 

『逃げた!?』

 

また追いかけることになったが今回はエレベーターのところで捕まえることができた。原因としてはにこの妹がもう1人いたからだった。

 

 

「大変申し訳ございません、私…嘘をついていました」

 

「ちゃんと顔を上げて話しなさい」

 

にこを捕まえ部屋に連れ戻した?俺たちはリビングで話を聞いている

 

「いやだな〜そんな顔して、アイドルには笑顔が大事なんだから、にっこ…」

 

「にこっち…ふざけてていいん?」

 

「はい…すみません」

 

ねぇねぇ、みんな怖いんだけど……

 

「親が出張だから2週間ほど妹たちの面倒を見ないといけなくなったのよ」

 

そういうことなら練習に出られないのは仕方ない。でも…

 

「それならそうと正直に言おうな?みんなそのことは起こらないから」

 

「そうね、ごめ「そのことはな?」…えっ?」

 

「なんで俺が専属マネージャーで穂乃果たちがバックダンサーなんだ?」

 

「そうね、むしろ問題はそっちよ」

 

全員がさっきまでより睨んでいる。またにこにーをやろうとしたが希が止めた。そしてこころちゃんたちの方を向いて喋り出した。

 

「元からよ…」

 

「元から?」

 

「そう、元からこの家では私はスーパーアイドルってことになってるの。私の家でなんと言おうと勝手でしょ?」

 

それはそうだが……

 

「お願い、今日は帰って」

 

「……そっか、それじゃあ今日は帰るよ。さっ、みんな行くぞ」

 

これ以上聞くわけにもいかないし今日は帰ることにした。と言ってもこころちゃんとあった橋でにこのことを話しているが…

 

「元からってどういうどういうことなんだろ…」

 

まぁそこを疑問に思うよな…1つだけ思い浮かぶと言えば1年の時のことだろう

 

「希?」

「たっちゃん?」

 

絵里と穂乃果が俺と希が何か知っているのでは?という表情をしていることに気が付いた。

 

「多分だけど、にこの家では元からスーパーアイドルだったってことだと思うぞ?」

 

「どういうこと?」

 

「1年の時、にこっちがスクールアイドルをやってたってことは前に話したやろ?その時にスクールアイドルを始めたってことを妹たちに話したんだと思うんや」

 

「でもやめた時は妹に言うことができなかった…希もそう思ってるんだろ?」

 

「せやな」

 

1年のころからにこを知っている希と、にこから直接聞いたことのある俺が交互に思ったことを言っていった。

 

「なるほど、それはありえない話ではないですね」

 

「全く…どんだけプライド高いのよ」

 

「真姫ちゃんと同じだにゃ」

 

「茶化さないの!」

 

うん、たしかに凛の言う通りだが真面目な話の時に言うことではないな

 

「でも…プライド高いだけなのかな?」

 

『えっ?』

 

「きっとアイドルに凄く憧れてたんだよ…それで本当にアイドルでいたくて…私もずっと憧れてたから…」

 

なるほどな、花陽もにこと同じくらいアイドルが好きだ。だからわかることなんだろう…

 

「私1年の時にこがスクールアイドルのチラシを配ってたのを見た時ある……でも生徒会もあったしなによりその時はスクールアイドルに興味なかったの…」

 

「絵里…」

 

「でも…その時に力を貸せていたら…」

 

「今さらその時のことを言ってどうするんだ。過ぎたことを言っても仕方ない。それよりも今俺たちにできることを考えた方がいい」

 

「達也……そうね」

 

ただ何ができるか…それが問題だ。

 

………あっ

 

「「そうだ!」」

 

おっ、どうやら穂乃果も何か思いついたみたいだな。話してみると同じ内容だった。

 

 

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次の日の放課後

 

「に〜こちゃん!」

「どこ行くんだ?」

 

放課後帰ろうとしたにこの前に校門で待っていた俺と穂乃果が声をかける。予想通り驚いたがもっと驚いてもらおうか

 

「言ったでしょ?練習には出られ……えっ!?」

 

言葉が最後まで続かなかった理由…それは

 

「お姉さま!」

「お姉ちゃん!」

「がっこう〜」

 

こころちゃん、ここあちゃん、小太郎が俺たちの後ろにいたからだ。

 

「ちょっ!?なんで連れてきてるのよ!?」

 

「まぁそれは歩きながらってことで屋上に行くぞ」

 

穂乃果に3人を先に連れて行ってもらい後からゆっくり歩いている。

 

「ライブ!?」

 

歩きながらこれから何があるかを説明していた。もちろんにこには言ってなかったから驚いた。

 

途中で絵里と希と合流し着替えなどあるため俺は先に屋上に移動していた。

 

「ここがお姉さまのステージ?」

 

「誰もいないよ?」

 

「おくじょう〜」

 

「もうちょっと待っててな?そろそろ来ると思うから」

 

ライブ予定時間になるとにこがステージに上がって他のメンバーは後ろに並んでいる。

 

「こころ、ここあ、小太郎、今日は歌う前に話しておくことがあるの」

 

話はなんだろうというように3人はステージ上のにこを見ている。

 

「実は…スーパーアイドル矢澤にこは今日でおしまいなの」

 

「「「えぇー!?」

 

「アイドルやめちゃうのですか?」

 

まぁそう思っちゃうよな。でも…

 

「やめないよ、これからはここにいるμ'sのメンバーとアイドルをやっていくの」

 

「でもμ'sの皆さんはアイドルを目指している……」

 

「ばっくだんさ〜」

 

「そう思ってた…でも違ったの。これからはもっと新しく自分を変えていきたいの。この9人と歌う時、それにいつも私たちを支えてくれる達也を入れて10人でいる時が1番輝けるの。1人でいる時よりずっと、ずっと…」

 

にこの想いを聞き逃そうとしないようにと、3人は子どもながら聞いていた。

 

「私の夢は宇宙No. 1アイドルとして宇宙No. 1ユニットのμ'sと一緒により輝くこと!それが私の大切な夢…私のやりたいことなの!」

 

「お姉さま」

 

「だから…今日は私が1人で歌う最後の曲」

 

にこが自分の想いを伝えライブが始まる。始まりは当然

 

「にっこにっこ〜にー」

 

と言って始まった。

 

 

にこの妹たち3人だけの客だがみんな楽しそうに見ていた。

にこも自分の思っていることを素直に言えたしライブは大成功と言って良いだろう

 

 





次回は視点変更多くなるかも…
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