ん?もうー!こんな大事な書類まで!帰ったら説教だ!」
雪穂が見つけた封筒に入った書類…この紙が穂乃果に取って悲劇となる
「こんなことになっていたなんて…」
「これって…まずいよね…?」
高坂家にて、穂乃果の妹の雪穂と母親の桐穂さんがとある紙を見て話している。
「まずいなんてものじゃないわ……もう……手遅れよ」
「お母さん…そんな!?」
一体何を見ているのか?そこへ穂乃果が「おっはよー」と元気よく入ってきて2人が見ている紙を見て
「それ健康診断の結果?封を開けたっきり見てなくて…」
「もしかして…まだ知らないの?」
「何が?」
そう…雪穂と桐穂さんが見ていたのは穂乃果の健康診断の結果だった。
そして穂乃果がまだ知らないこと…自分の目で見なさいと言わんばかりに健康診断の結果を穂乃果に渡す桐穂さん。それを見た穂乃果の顔が青ざめた。
「何とかしなきゃ!?」
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「おはよ「たるんでる証拠です!」う?……なんで穂乃果走ってるんだ?つーかランニングマシンどっから出したんだ?」
生徒会の手伝いをしようと生徒会室に入ったら何故か穂乃果がランニングマシンで走っていた。なんで?ついでにマシンはどっから?
「たっくんおはよう」
「たっちゃんおはよう、助けて!」
「おはようございます達也。実は……」
穂乃果は助けてと言うが海未が走ってる訳を教えてくれた。どうやら身長は伸びてないのに体重だけ増えたみたいだ。そのためのダイエットとして走ってるみたいだ。
「はぁ……そんじゃ生徒会の仕事の方は俺が手伝うから穂乃果はダイエット頑張れよな」
「いつもすみません達也」
「もう慣れた」
ずっと手伝ってるとさすがに慣れる。下手したら穂乃果よりやってね?
「あっ!ことりちゃんそれオニオンコンソメ味?」
「うん、新しく出たやつだよ」
まさかとは思うが……
「それ食べたかったんだよね〜一つちょうだい!うわっ!?」
予想通りの行動に出たが海未が「ダメです!」と言って手を掴んだ。
「雪穂に言われたこと忘れたのですか!」
「大丈夫だよ!朝ごはんも減らしてきて今も走ってたんだよ?」
「なぁ海未、どうにかして現実見てもらうことできないか?」
「そうですね、一つ手があります」
マジか、そう言ってファーストライブの衣装を用意した。ランニングマシンといいファーストライブの衣装といいどこから出したんだ?
着替えるみたいだから海未とことりと一緒に外へ出た。
「私たちの目に狂いがなければ…」
「穂乃果の身に何が起きているかわかる」
「穂乃果ちゃんの…身に…!?」
すると生徒会室の中から穂乃果の叫び声が聞こえた。どうやら自覚したみたいだ。
「うぅ……」
「これでわかったろ?」
「ごめん……今日は1人にして」
「見た目はそこまで変わってないし気にしなくても……」
「ほんと!?」
「え、えっと…」
いつものことりの優しさからだろう。だけどな、今そんな気休めはいらないんだよことり。
「甘やかしても本人のためになりません!
体重の増加は見た目はもちろんのことですが、パフォーマンスの低下に繋がりかねません!」
「それに穂乃果はμ'sのリーダー、元の体重に戻すために…」
「「ダイエットしてもらいます!!」」
「えぇー!?」
えぇーって…仕方ないことだ。穂乃果には我慢してもらおう
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部室にて
「収穫の秋!秋と言えば新米の季節です」
少し用事を済ませてから部室に行ったら花陽が巨大なおにぎりを食べていた。
ってでかすぎる!?あの大きさってバッグに入るのか?それにしても美味そうに食べるな〜
「いつもより大きいにゃ〜」
「まさかそれ全部1人で食べるつもり?」
「だって新米だよ?ホカホカでツヤツヤなんだから味わないと!あー…ん?」
食べようとしたのをやめた。その理由としては1人見つめて…いや、睨んでる人がいたからだ
「美味しそう……」
「食べる?」
「いいの!?」
「いけません!」
「よくない!」
事情を知らない1年組は少しきょとんとしている。そして穂乃果…ダイエットする気あるのか?
「それだけの炭水化物を摂取したら燃焼するまでどれだけかかると思っているんですか!?」
なぁ海未、それ……花陽にも言った方がいい気がするんだが……
「うぅ…」
「どうしたの?」
「まさかダイエット?」
「真姫…そのまさかだ」
「うん…最終予選までに減らさないと…」
へこんでいるが穂乃果の自業自得しか言いようがない。
「それは辛い、せっかくの新米の季節なのにダイエットなんてかわいそう〜」
かわいそうとか言いつつ目の前で食べ続け…というか食べ過ぎじゃない?
気になって花陽の方を見てると
「ダイエットに戻りますよ」とかそれに「酷いよ」と言ってる声が聞こえた。酷くはないがな…
花陽を見ていたのは俺だけでなく真姫と凛もだった…
「かよちん…」
「気のせいかと思ってたけど花陽…あなた……」
「ん?」
やっぱり……気のせいじゃないよな?
そして数分したら部室に花陽の悲鳴が響いた。悲鳴の原因は穂乃果と同じだった。
つまり…ダイエットをするのは2人になったのだった…
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「「うぅ……」
「まさかこんなことになってたなんて」
屋上にてジャージ姿になっている穂乃果と花陽が泣いていて、絵里は呆れている。
練習の時間になり屋上にメンバー全員が揃った時に…と言っても3年にだが穂乃果と花陽の件を説明した。呆れられてたが…
「たしかに今育ち盛りだからな〜」
「でもほっとけないレベルなんでしょ?」
にこの言う通りほっとけないレベルなのだ…
海未にとある紙を渡され同じものを穂乃果と花陽にも渡していた。どうやら今回のダイエットのための練習メニューや食事に関する内容だった。
それを見た2人は色々文句を言っていたが…こればかりは仕方ないな。
「頑張るしかないよ穂乃果ちゃん…」
「そうだね……でもよかったよ!同じ境遇の…仲間がいてくれて!」
「………仲間?」
「目……逸らした?」
………みんな呆れてこう思ってるぞ。そんな仲間いらないってな。
「あの〜…今いいですか?」
屋上のドアが開かれ3人の女子が入ってきた。普段は開かれることはないのだが…
「私たちこの前のハロウィンイベントのライブを見て感動して……それでもしよろしければサインをください!」
「「お願いします!」」
なるほど、この前のイベントのライブを見てくれてたのか。
「穂乃果」
「もちろんだよ!」
さっきまで落ち込んでたのにすぐ反応したな。
みんなのサインをもらってサインを頼んできた3人は喜んでいる。
「ありがとうございます!私園田先輩みたいなスタイルに憧れているんです!」
「そんなスタイルだなんて…」
「私は南先輩のスラっとしたところが素敵だなって!」
「そんな、スラっとなんてしてないよ」
海未やことりに憧れるのはわかる気がするが、仮に俺が女子だとしたら絵里に憧れそうだな。
海未、ことりときたら次は穂乃果になりそうだが…
「私は高坂先輩の!」
「の!?」
反応すごっ!?
「……あー……元気なところが好きです!」
「あ、ありがとう……」
なんさ気を使われてるな。ドンマイ穂乃果…
生徒会の仕事もあるため2年組で生徒会室に来たけど…
「みんなあんな風に思ってたんだね…」
「これでよりやらなければと思ったのではないのですか?」
「人間そんな簡単にできてないよ…」
穂乃果はさっきのことも気にしてるな…よし、ここはこの手段に出てみるか。
「なぁ穂乃果、μ'sのマネージャーとして言うなら頑張って元の体重に戻せとしか言えないけどお前の彼氏として言わせてもらうけど…」
ちょっと恥ずかしいけどちゃんと言うか。
「やっぱり元の体重に戻して欲しいかな。痩せてるから好きとかはないけど、穂乃果にはみんなと一緒に頑張って欲しいしそれに…元の体重に戻った時の方が今より可愛いんだからさ」
「たっちゃん///よし、頑張る!」
さすがにちょっとこういうこと言うのは照れるな。というか…簡単にできてないか?
「やる気になったところで生徒会の作業もやりましょう」
「なにこれ…」
穂乃果の座ってる前に大量の資料が置かれていた。そっか…
「もうすぐ予算会議だからな、各部活から部費の申請が集まってるんだろ」
「達也の言う通りです。なので作業を分担して取り掛かりますよ」
「あの〜」
分担を決め作業に取り掛かろうとしたその時…1人の生徒が入って来た。美術部の生徒で部費の申請に来たみたいだ。
「はい、問題ありません。ありがとうございます」
書類に問題がなかったため海未からことりに手渡されとある箱に入れていた。
そのあと4人で分担した仕事をキリが良いところまで進め、練習に向かった。穂乃果と花陽のダイエットを兼ねた練習に…
・・・この時、もっと注意して見ておくべきだったのかもしれない。
そうすれば…後に起こる大変なことを防ぐことができたのだろう・・・
1話でまとめられなかったのでここで切ります。