インフィニット・ストラトス ~Inside out~ 作:kageto
執筆時間10分。
推敲ゼロ
そのうち手を加えるかもしれないですが、このノリでつき進めたらいいなぁ
第01話
パンダとコアラ。今の自分はどっちだろうか。そんなあてもないことを考えながら自己紹介を半分聞き流す。愛玩動物よりかもあれじゃないか?肉食動物の檻に入れられた草食動物。けどこっちも檻に入ってるから手出しできなくて『待て』状態のやつ。
「......くん。......ちかくんっ! ......織斑一夏くんっ!!」
思考の海から呼び戻される。ちょっと考えに没頭しすぎた。スッと視線を上げて目に入ったのは胸。この角度から見て顔より先に胸ってどうよ?だがまぁ、青少年にそれは凶器です。拝みそうになったわ。山田先生は嫌いではないから、そんな嫌われかねないことはしないけど。だから心の中で拝む。ありがたや。
「あっ、あの、お、大声出しちゃってごめんなさい。お、怒ってる? 怒ってるかな? ゴメンね、ゴメンね! でもね、あのね、自己紹介、『あ』から始まって今『お』の織斑君なんだよね。だからね、ご、ゴメンね? 自己紹介してくれるかな? だ、ダメかな?」
「いえ。すいません。緊張しすぎて自分の番だって気が付きませんでした。自己紹介ですね。わかりました」
立ち上がり、机の横に立ち回れ右。振り返った視界には女子だけ。ココがシャングリラか。いや、目つき的にやっぱり肉食獣の檻だわ。
弾。俺一足先に男の階段登っちまいそうだわ。強制的に。
「織斑一夏です。よろしく」
ここまで言ったときに教室のドアが開いた音がする。
「今教室に入ってきた、女なのにイケメンとか世界最強とか呼ばれてる女傑の弟です。女子しかいないこの学園に何の因果か入学することになりました」
背後で振りかぶる音がする。確認する前にしゃがむと出席簿があり得ない音を立てて通過した。殺す気か。
「ようし一夏。後で家族会議だ。お前が私のことをどう思っているのか正直に話してもらうぞ」
「やだなぁお姉様。尊敬してるにきまってるじゃないですか。ハハハ。家族としても。男としても」
改めてクラスメートに振り返る。
「と、いうわけで。改めまして織斑一夏です。担任の織斑千冬先生の実の弟です。学園にいる間は姉弟の贔屓はないようにすると決まっていますので、その辺は安心して下さい。姉のプライベートを漏らす気もありません。学園にいる間は。寮に戻ってからは報酬次第という感じでよろしく。他いろいろ聞きたいこととかあるかもだけど、後は休憩時間にでも話そうぜ」
スパンッ
「椅子の上に正座」
「イエス マム」
姉の愛の鞭が痛い。足のしびれ的な意味で。
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