インフィニット・ストラトス ~Inside out~ 作:kageto
鈴ちゃん回に入る前振り回です。
鈴ちゃんの方向性はこの作品を書き始めた段階で決まっていたので、純粋に話の中がまとまらなくて放置してました。
今後のキャラで明確に方向性が決まっているのはラウラ、更識姉妹、束さんです。
シャルが決まってない。何度考えてもダークサマーのシャルに似偏ってしまうので試行錯誤中です。
クラス代表が決まって数日たった夜。ケータイにメールの受信を告げるメロディが鳴った。3回も。
差出人は弾と蘭と数馬。内容は文面に多少の差はあれど同じものだった。
『鈴が帰ってくるぞ』
やっべ。IS動かしてからこっち、ばたばたしてて忘れてた。政府の人からの説明で俺のケータイに海外からの連絡入らないように制限かけられるって聞いてたから、弾あたりに連絡入れてもらおうと思ってそれっきりだったわ。
絶対怒ってる。
翌朝、HRが始まる前の教室に入ったタイミングでのほほんさんが、ぽてぽてと駆け?寄ってっきた。
「お~りむ~~。おはおは~」
「おう。おは~」
挨拶を返しながら、イェ~イとハイタッチをする。
「聞いてくれたまえ、おりむ~。新情報だよ~。明日2組に中国の代表候補生が転入してくるんだって~」
あー。ビンゴだわー。避けようがないわー。
「今みんなで候補生のうち誰が来るんだろって話してたのだよ~」
「まぁ、専用機持ちが来る可能性は低いがな。それ以外で有力なのは誰かと皆で話していたんだ」
のほほんさんの言葉を箒が引き継いだ。クラスメイトのみんなが優しくしてるから箒も早くクラスに馴染んだな。それはさておき。
「なぁー。セシリア。中国の代表候補生のなかにファンリンインっているか?鳳に鈴の音って漢字で書いてファンリンイン」
「いらっしゃいますわよ。中国の候補生の中でもトップの方ですわね。候補生に選出されてから瞬く間に中国の候補生のトップに駆け上がった天才ですわ。中国の最新専用機のパイロットですわね」
どんだけ頑張ってんのよ。あいつは。
「けど、おりむ~よくしってるね~。せっし~見たいにメディア露出多くない子なのに~」
「のほほんさん。箒。明日転入してくるの確実にそいつだ。そして俺は明日休む」
スパァンッ!
「担任としても姉としても明日の欠席は認めん。おおかた五反田のとこのどっちかに連絡してもらっておこうとか考えてそのまま忘れてたんだろうが、自業自得だ。怒られろ」
「いえすまむ。だけど、寮の部屋同じにしろとか言い出したら止めてくれよ」
「ふん。私が許すと思うのか?」
「かけらも思わない」
「なら大丈夫ということだ」
どれぐらいで解放してくれるかねぇ。
「あ、あのぅ。織斑先生。わたくし達、少々話についていけないのですけれども」
小さく挙手したセシリアが俺達姉弟の間で視線をうろつかせながらたずねる。そらそうだよな。完全にみんな置いてけぼりだったし。
「まぁ、なんだ。明日2組に転入してくるのは鳳鈴音で間違いないということと、織斑と鳳に面識があるということ。鳳が織斑関係でちょっとした面倒を起こすということ。私達姉弟はそれに対してあまり強く出れないということだ」
そう。こと鈴の行動に関しては千冬姉も強く出れない部分がある。仕方のないことだけど。
つまり、だ。
「明日が憂鬱だ」
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