インフィニット・ストラトス ~Inside out~ 作:kageto
ですので、誤変換がある可能性が高いです。
ご容赦ください。
鈴ちゃん回です。
第08話
鈴の2組転入当日。昨日の今日でそこまで覚悟は決まらなかったけど、覚悟というより諦めを胸に、普段より早めに教室に待機してる。
鈴の性格考えたら朝のうちに来る。絶対にだ。
クラスのみんなも昨日の千冬姉の言葉が気になったみたいで、早めなのに勢揃いしてる。
「おりむ~。ホントに朝来るの~?」
隣の席で姿勢良く座る箒の頭の上に胸をのせたのほほんさんが、手をパタパタ降りながら声をかけてくる。
丸1つ丸2つ、丸1つ丸2つ。凄い眺めだな。
「それは間違いないけど。それより箒。首の負担とか大丈夫なのか?そののほほんさんドッキング」
俺からすると眼福以外のなんでもないけど、頭に人を一人乗せるって凄いことだぞ。のほほんさんの足浮いてるし。
「重量がないと言ったら嘘になるが、充分な柔らかさがあるから苦にならんよ。むしろ本音の方がつらくないか心配だが」
「ん~。箒ちゃんの頭が胸の下側にジャストフィットしてるからつらくないよ~?」
あ、そうなんだー。へー。これ以上この話題は俺の社会的生死に関わるからやめよう。いいもの見たけど。
スッパーーーーーーン!!
来たな。
「一夏!いるわよね!」
相変わらずのスリムボディにツインテールを揺らしながら鈴が教室に突入してきた。
勢いがもう、入ってきたより突入してきただよ。
「はい。います。すいません」
「連絡忘れてたことなら、事情くらい予想ついてるから謝らなくていいわよ!それよりも体は大丈夫なの?無理してない?怪我なんてしてないでしょうね?!」
大丈夫だから、身体中ペタペタ触るのはやめて。いつもの事だけど。
「千冬さんはまだ来てないの?ホントにもう、あの人は何してるのよ!一夏を放ってまでやるようなことなんてこの世には無いって何でわからないのよ!何度も言ってるのに」
あ、悪化してないか?これ。
「あ、あのぅ。鳳さん。ですわよね?」
男が苦手なセシリアが助け船出すってどれ程の状況だよ?!
これ程の状況か。
「セシリア・オルコットじゃない。あんた男苦手なんでしょ?大丈夫?無理するんじゃないわよ」
「ご配慮ありがとうございますわ。ですが、それよりその。鳳さんの織斑さんへの態度といいますか」
「過保護が気になるって?」
セシリアの言いよどんだ言葉を鈴がスパッと言ってのける。
「えぇ。まぁ。取り繕わずに言いますと」
セシリアの言葉に、あっけにとられてたクラスメイト達も頷いて同意する。
「過保護にもなるわよ。だって一夏は昔、あたしの目の前で誘拐されたことがあるんだから」
だから俺達姉弟は鈴に強く出れないんだよな。
あぁ。ハイハイ。詳しく説明しますよー。けど、話すのは鈴だから、のほほんさんは俺じゃなくて鈴を前に連れていこうな。
俺の誘拐事件だからこそ、俺は事情に詳しくないんだから。
前半はここまで。後半はまたいずれ。
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