歓迎パーティー最中
「僕はここの近くで雑貨や小物を売ってるんだ。良かったらお店にもきてね。これは今日のお礼と良かったら着けて宣伝してよ。」と白蘭は持ってきた袋の中身を机に広げた。中からは髪飾りや髪留めが結構な数出てきた。「わー可愛い!」「見たことない形のものありますわね。」と近くにいた何人かが声をあげる。すると机の周りに集まり出す。「全部手作りなんだ。ツナヨシくんやユニちゃんも作ってるんだよ。皆に見て欲しいから、まずは一人一個ずつで後は分けて構わないよ。」と言い輪から抜け出す。
ワッと選び出す彼女達。五人ほど混じらずにいるのをツナは確認し、そちらに向けて歩き出す。
「君達はいかないの?」と三人に話しかける。「私達は最後でいいです。」「あ・・その、私も・・あの中に入るのは」「うちも落ち着いたらいくつもりや」と「夕映ちゃん、のどかちゃん、亜子ちゃんだよね?はい!良かったら。似合うと思うよ。」と一人一人に髪留めと髪飾りを1つずつ渡し、もう二人の方へ向かう。
「ゆえ〜これ可愛い。」「そうですね。私のもあの中のよりも此方の方が好きです。」「うちもいいな〜と思っとったやつやわ。」と三人は渡された物を確認し、それぞれが欲しかった物とわかり不思議そうだが、嬉しそうに笑ってもいた。
「はじめまして。エヴァちゃんに茶々丸ちゃん。はい。君達にも。」と髪飾りと髪留めを渡す。
「フン。礼は言わんぞ。」「ありがとうございます。」
ツナはエヴァの頭を撫でる。「な!なにをする!」と手を払い除ける。
「ごめんね。可愛かったからつい。それじゃまたね。」と戻って行った。
「茶々丸、あいつらのことはデータベースにのっているか?」「いえ、一般人としてのことしかわかりません。」「そうか。」少なくてもあいつは一般人ではないな。あいつに触られた瞬間私の中の血が騒ぎ出した。少し調べてみるか。と怪しい笑みを浮かべながらツナを凝視する。
ツナは視線を感じながら、うわ〜早まったかな。でも超直感は触らないとイケナイって警報を出してたし、あの子は人とは違う雰囲気だから依頼の件が関係してる可能性もあるよね。
「白蘭、ユニ。あの子に気づいてる?」とエヴァの件を確認する。「人とは違いますし、アルコバレーノとは違った呪いを受けているみたいです。」「ん〜今日並行世界を覗いてみるよ。」「すまない。それとあそこにいるのは?」とツナは誰もいない窓際に目線をやる。「あれはクラスメイトの相坂さよさんですね。」「幽霊がクラスメイトっておもしろいよね〜。」「やっぱりか・・・悲しそうな感じだし終わったら声をかけてくるよ。」ユニと白蘭は楽しそうに話、ツナは微妙な表情をしていた。
「白蘭さん!ありがとうございました。」と白蘭と面識のある明日菜、木乃香、刹那の三人、「素敵なプレゼントをありがとうございました。作りも美しいですし、雪広グループでも扱いたいですわ。」「ありがとうございました。伊波グループでも扱いたいですね。」とあやかと千鶴が代表してお礼を言いに来た。
「ん〜稼ぎたいわけではないし、三人で楽しくやりたいから遠慮させてもらうね。」とお誘いを断る。ちょっと残念そうな二人。
するとツナが「あやかちゃんも千鶴ちゃんも可愛いね!似合ってるよ。」と言うが、場が静まりかえった。