エヴァの問いにツナ達はお互いを見て頷く。
「俺たちはある人の依頼でこの学園に来たんだ。ここで大規模な、戦争が起こる可能性があるから食い止めるか被害を小さくしてほしいと。」ツナは眉間に皺を寄せ語る。
「なら悪の魔法使いである私が主犯かもしれないだろう。呪いを解いていいのか?」と悪い笑みを浮かべるエヴァ。
「「「その可能性はないよ。/ありません。/ないんだよね。」」」とツナ、ユニ、白蘭が笑って言う。エヴァは驚きながら「その根拠はなんだ?」と腕を組む。「私は未来を観ることができるんですよ。」「僕は並行世界の自分自身と知識を共有できるんだ。」「そして俺には嘘や幻術は通用しない。」と暴露する。
「そんなデタラメなことを信じろと!つまり先ほどのジジイへの報告は未来視で確認し、呪いの解き方は並行世界の知識とでもいうのか。」と呆れるエヴァ。
「信じてもらえないと始まらないんだよね〜。でも並行世界では自力で呪いを解いた君も確認できたよ。その世界にもイレギュラーはいたけどね。」と並行世界の情報を伝える白蘭。
「ふん。信じるしかないだろう。明日ジジイには報告する。明日の夜に呪いを解いてほしい。」と足を組むエヴァ。
「わかりました。準備しときますね。」「さよちゃんの件も人形を用意しとくから安心して。」と今まで黙っていたさよにも伝えるツナ。
「はい!ありがとうございます。」と嬉しそうなさよ。
エヴァは家に帰り、さよはこのまま泊まることになった。
翌日
エヴァは朝から学園長室に行き、「ジジイ!私は今日呪いを解くぞ!だがしばらくは麻帆良に残るつもりだ。行く場所もないしな。警備員の仕事をさせたいならきちんと報酬は貰う。それから相坂さよにも私が人形を与える。」と言い放つ。近右衛門も驚き「ちょっと待ってくれんかエヴァ!急過ぎるぞい。」「急もなにもあるか!何十年かけたと思っている。」とエヴァは怒りを露わにする。近右衛門も失言を理解し「すまない。そなたの苦しみを理解しながらこちらの都合を優先させてしまった。関係各所にはワシが手を回しておく。だが今回卒業までは登校してくれんか?」「いいだろう。貴様にも借りはあるからな。だが学生はこれが最後だ。」と部屋を出て行く。
学園長は急いで書類を用意しだした。どうやって解くのかは気になるが、簡単には教えてくれないことと余計なことをして失敗したら学園がなくなる可能性もあり、エヴァから語られるのを待つことにした。