魔導師のヒーローアカデミア   作:北方守護

10 / 47
百の悩み

武昭が自身の過去話を百に話してから部屋の中に少しの沈黙が流れた……

 

そして………

 

「武昭さん……前に私を助けてくれた時に言ってましたね……

私がどの様な人物であろうとも友達であり仲間であると………

その時と同じです………武昭さんは私にとって友達であり仲間です」

 

「そっか………ありがとうな百……ふぅ……」

 

「武昭……だから言ったでしょ?百ちゃんなら受け入れてくれるって………」

 

「あぁ、唯の言った通りだな………」

 

「それで武昭さんは魔導士と言ってましたが………

あの時に炎や電気を食べたのが魔法なんですね」

 

「百ちゃん、ちょっと違うよ」

唯の言葉に百は疑問から頭を軽く捻った。

 

「確かに武昭は、ああやって炎とかを食べれるけど………

それは武昭の覚えた魔法が、そうだからだよ………」

 

「唯の言う通りだ、俺が使う魔法は竜(ドラゴン)から教わった魔法………

滅竜魔法って呼ばれてた失われた魔法(エンシェントスペル)の一つだ」

 

「ドラゴン…から教わったとは…その世界には普通に生きていたのですか?」

 

「いや、ドラゴンはおよそ……4(・)0(・)0(・)年(・)前(・)に(・)は(・)滅(・)ん(・)だ(・)と言われていた………

だが、俺は生きてたドラゴン本(・)人(・)から直接教わったんだ………」

 

「え?400年前に滅んだドラゴンから直接教わったとは一体?………」

 

「そう言えば………私もそこまで詳しく聞いた事がなかったっけ………」

 

「んあー……俺も話してなかったか………」

武昭は頭を掻きながら、どう話そうか考えていた。

 

「まぁ……その世界での話なんだけど、俺は本来は400年前に生まれた子供だったんだ………

それで、その時代に生きていたドラゴンから魔法を習ったんだ………

そして、ある日気が付いた時には未来の世界、X777年7月7日に目が覚めて………

後は唯や百が聞いた話になるんだ………」

 

「その様な事情があったのですか」

 

「じゃあ………武昭の以前の年齢って………私達よりも凄い上って事?」

 

「まぁ、それはあくまでその時の話で、今の俺は唯達と同い年だよ」

 

「ん?武昭さんは一度命を落としたのですよね、では何故こちらの世界で魔法が使えるのですか?」

 

「なんでかは俺も分からないけど、多分コ(・)レ(・)が関係してると思う」

武昭が服の袖を捲ると虹色のFに似た紋章があった。

 

「これは俺がいた魔導士ギルドの紋章なんだ」

 

「そうなんですか………虹色とは綺麗ですね……」

 

「あぁ、俺がギルドに所属した時に入れてもらったんだけど………

元々は白色の筈だったけど、なんでか色が虹色に変わったんだ」

 

「それって………武昭が使える魔法に関係あるとか………」

 

「あら?武昭さんが使える魔法とは先程の滅竜魔法だけではないのですか?」

 

「一応、俺の魔法は多属性だったからギルドの皆から魔法を習ったんだ

例えば……水流(ウォーター)」

 

「これは………右腕が水になってますわ………」

 

「水繋がりで行くと氷の造形魔法だな………ホラ」

武昭が左手を握って開くと氷で出来たギルドの紋章があった。

 

「凄いですわ……ならば、あの時に作り出した氷の壁は………」

 

「そうだ、氷の造形魔法の一つだよ、ちなみに他の属性でも造形魔法は出来るけどな」

 

「そうなのですか………待ってください………武昭さんの造形魔法は私の個性と似ている物………でしたら……」

武昭の造形魔法を見た百は小さい声で何かを喋っていた。

 

「なぁ唯、百はどうしたんだ?」 「さぁ?」

 

「武昭さん!あなたにお願いしたい事があります!!」

 

「おっ?き、急にどうしたんだ?」

 

「実は……」

百は武昭にある事を頼んでいた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。