暫く武昭と洸太は遊んでいたが………
「ん?どうしたんだ洸太?眠いのか?」
「ううん、これ位………zzz……」
「おっと……遊び疲れたみたいだな……」
洸太が眠ったので武昭は倒れる寸前に受け止めた。
「眠ったんだ……本当に楽しかったんだ……」
「それは良いのですが……この子はどうしましょうか?………」
「あっ!洸太!!ここに居たのね!!」
3人が悩んでいると黒髪の女性が洸太を見つけて駆け寄ってきた。
「ごめんなさいね……私が預かってたんだけど目を離した隙に何処か行っちゃったんだ……
えっと、何か迷惑を掛けなかったかしら?」
「いえ、どちらかと言うと俺が迷惑を掛けたみたいな物ですから………」
武昭は女性に事情を説明した。
「そうだったの……ありがとうね………洸太と遊んでくれて………」
「お礼を言われる様な事はしてませんよ………
それに親がいない辛さは、よくわかりますから………」
「そうなの……それで、あなた達は何をしてたのかしら?」
「はい、実は私達は3人で旅行してまして……」
唯から話を聞いた女性は少し考えると口を開いた。
「そういう事情なら、ちょっと提案があるんだけど……」
女性はある提案を武昭達にした。
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女性の提案を聞いた武昭達は女性の家に来ていた。
「何かすみません……お世話になっちゃって……」
「そんなの気にしなく良いわよ、洸太がお世話になったんだし、部屋なら余ってるんだから」
「武昭……変に断るのも……悪いよ………」
「今回ばかりは私も唯さんに賛成ですわ」
「分かったよ、それじゃあ短い間ですけどお世話になります」
武昭達は女性に言われて部屋に荷物を置いてくるとリビングで自己紹介をした。
「私の名前は送崎 信乃(そうざき しの)よ
ヒーロー名はワイルド・ワイルド・プッシーキャッツのマンダレイって言うわ」
「確か4人組のヒーローで主に山岳救助を得意とするチームだった筈……」
「そうよ、よく知ってるわね、あなた達もヒーローを目指してるのかしら?」
「えぇ、私と唯さんは、そうですね。中学を卒業したら雄英に行こうと考えてますわ」
「あれ?創史君は雄英に行かないのかしら?それとも違うヒーロー科のある高校に行くの?」
「うーん……俺はヒーローとかにはこだわってないんですよ。
ただ、自分のそばにいる人達が笑顔で過ごせるなら、それだけで良いんですよ」
「そうなんだ……(この子って無意識にヒーローとして大切な物を持ってるみたいね…)」
「うん……あれ?マンダレイ?何でここに……」
皆が話してると洸太が起きてきた。
「あっ、起きたのね洸太、あなたが勝手に出て行くから探してたら彼らに会ったの。
それで洸太がお世話になったから、家に泊める事にしたの」
「よっ、起きたのか洸太、まぁマンダレイさんが言った通りだ」
「そうなんだ!じゃあ明日も遊んでくれるの!?」
「あぁ、洸太が嫌だって言っても遊んでやるぞ」
武昭は洸太の頭をワシワシと撫でたが洸太は目を細めて喜んでいた。
「そうだ、創史君、洸太と一緒にお風呂入って来なさい、その間に夕飯を作っておくから」
「だったら……私も手伝います………」
「そうですわ、泊めてもらうのですから、それ位はやらせてください」
「うん、良いわよ」
「じゃあお言葉に甘えさせてもらいます、行くぞ洸太」 「うん!」
武昭と洸太と一緒に浴室に行き唯と百は信乃と台所に向かった。
男性side……
「ホラ、頭を洗ってやるから目を瞑るんだ」
「うん、分かったよ」
「よし、シャンプーは流したし体も洗い終わったからお風呂に入って温まってろ」
武昭は洸太を湯船に入れると自分の頭と体を洗い始めた。
「なぁ、武昭さんはヒーローを目指してるのか?」
「ん?何でそう思うんだ?」
「だって、凄い体を鍛えてるみたいだから、聞いてみたかったんだ」
「ヒーローか……俺はヒーローを目指してないよ………
俺は自分の手が届く範囲の人達が笑顔で過ごせるなら、それだけで良いんだ。
それに、個性が有っても無くても人を助ける事は出来るって俺は考えてる。」
「そうなんだ……武昭さんて変わってるね」
「そうだとしても俺は俺だからな、さてと終わったから俺も入るか」
武昭は洸太の横に入った。
その後2人は数を数えながらお風呂に入っていた。
女性陣side……
「マンダレイさん………これで良いですか?」
「うん、丁度良い味よ小大さん、八百万さんの方はどう?」
「はい、もう少しで終わります」
武昭達がお風呂に入っていた頃、女性陣は夕食を作っていた。
「それにしても、小大さんは料理が上手ね、いつも作ってるのかしら?」
「はい……武昭のご飯を作る事があるので自然に………」
「あら?創史君のご両親はどうしたの?」
「武昭のご両親は仕事で海外にいるんです………それで私が……」
「ふーん……創史君にはこんなに可愛い彼女さんがいるのね」
「か、か、か、彼女じゃありません!」
「えっ?そうなの?だったら八百万さんが、そうなのかしら?」
「い、いえ……私も、その……違います………」
「ふーん……けど、2人は創史君に好意は持ってるんでしょ?」
マンダレイの言葉に唯と百は頭から湯気が出る程に赤くなっていた。
「フフッ、創史君も罪な男の子ね、こんなに可愛い女の子達に思われてるんだから」
「マンダレイさん、上がりましたよ、洸太も着替えさせました」
「えぇ、ありがとう、なら私達もお風呂に入ってくるわ」
3人は武昭達と入れ替わりに浴室に向かった。
今回は軽く、それぞれの視線で話を進めてみました。
今回のオリジナル設定。
マンダレイはウォーターホースが仕事の時に洸太を預かっている事がある。
一人暮らしをしておりちょっとした一軒家を持っている。