夢から始まる君とのLIFE   作:U.G.N

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 第1話
 まずはラブライブメンバーしか出ません。
 どうぞ



ラストライブでサプライズ

「にっこにっこにー!」

 

 にっこにっこにーーー!!

 

 会場全体に響き渡るにっこにっこにー。

 うん。やっぱりこの痺れる感覚はいつまでたっても気持ちいいものね!

 

「皆ー! 今日はラブリーにこにーのファイナルライブに来てくれて本当にありがとう!! ……にこは今日をもって、ううん、次の曲をもってアイドルを引退します」

 

 辞めないでー! にこにー!! というファン1人1人の声がステージ上の私まで聞こえてくる。

 

「ありがとね皆。でも、にこは何の悔いもない。にこがここまでこれたのは、当然にこの可愛さもあるんだけどぉ、……でも、やっぱりファンの皆のおかげかな」

 

 こんな広い会場なのにサイリウムの光に埋め尽くされている客席。

 

「皆、にこのファンなら当然知ってるわよね? にこは高校時代、スクールアイドルをやってたってこと」

 

 もちろんだー! その頃から応援してるぞー! 

 

「音ノ木坂学院スクールアイドルμ's。これがにこたちのグループ名だった。素人同然のやつらの集まりだったけどあのメンバーと一緒にステージに立って、歌って、踊って。あれがなかったら多分今のにこはなかったと思う」

 

 にこの話を静かに、真剣に聞いてくれるファンの皆。

 

「にこは小さい頃からアイドルになるのが夢だった。でも、高校1年生のときの失敗でかなり塞ぎこんだ。μ'sがなかったら、アイドルになるなんて夢絶対に諦めてた。現実を見て、ただのアイドル好きのOLとして生きていたと思う」

 

 本当に、そう思う。

 

「でも、μ'sが結成して、ライブをやるようになってやっぱり好きだなって再認識した。アイドルを観るのも好きだけど、やっぱり自分が歌って踊るのが大好きなんだって。そして、第2回ラブライブ。私たちμ'sが優勝したあの大会で、あのステージで歌って私は思った、絶対にアイドルになる。どれだけ茨の道でも絶対に諦めないって」

 

 やばっ、思い出したらちょっと泣けてきたんだけど!

 

「私はμ'sが大好きだった。今の私を生み出してくれたμ'sが大好き! だから、私のアイドル人生最後の曲はそんな大好きなμ'sの曲。μ'sが9人揃って初めて歌った曲。聞いてください……」

 

『僕らのLIVE 君とのLIFE!!』

 

「っっ!! は!? ちょっ、な、何で!? 何であんたらがここにいるのよ! 穂乃果!!」

 

 ステージの袖から何故かぼらららの衣装を着た穂乃果たちが出てきた。ちょっとスタッフ! 何も聞いてないんだけど!!

 

「いやー何ていうか、にこちゃんが引退ライブをやるって聞いたものですから、観に来ちゃいました」

 

「んなこと聞いてるんじゃないのよ! 何でそんな格好でステージにまで上がってるのかって聞いてんのよ!」

 

「だってこれってμ'sの始まりの曲だよ? だったら、終わるときもμ'sで歌わなきゃ!」

「穂乃果……」

 

「穂乃果の言う通りです。まぁこの歳にまでなってこんな衣装で人前に立つなど思ってもみませんでしたが」

「海未……」

 

「穂乃果ちゃんって、いくつになっても変わらないんだよにこちゃん。いつだって強引にことりたちを引っ張っていっちゃうの」

「ことり……」

 

「それに、凛も久しぶりに踊りたいニャー」

「凛……」

 

「にこちゃんのラストライブ、花陽たちにもお手伝いさせてください!」

「花陽……」

 

「私たち9人でμ'sでしょ」

「真姫ちゃん……」

 

「今日だけ再結成ね」

「絵里……」

 

「こんな楽しそうなこと、乗らなきゃ損やん?」

「希……」

 

 いい歳して、なにやってんだか……

 

「にこちゃんファンの皆ーー!! にこちゃんの最後の曲はなんとサプライズライブ! 10年振りの再結成。μ's9人でお届けする……」

 

『僕らのLIVE 君とのLIFE!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってこの曲、センター穂乃果じゃない!!!」

 

「うわっ、びっくりした。にこちゃんいきなり大声出さないでよ」

 

 穂乃果? はっ、ライブは? にこのラストライブは!?

 

「ってそうだ! 穂乃果あんたねぇ、何でにこのラストライブのラストソングで、あんたがセンターなのよ! にこが1人で歌うつもりだったからあの曲選んだのに、あんたらが出てきたらあんたがセンターになっちゃうじゃない!」

 

「えぇっ!? ちょっとにこちゃん、一体何の話!?」

 

 胸ぐらを掴んで詰め寄るにこの様子に穂乃果が困惑している。

 

「落ち着いて落ち着いて。どしたのにこっち、大きな声を出しながら起きたと思ったらいきなり穂乃果ちゃんの胸ぐらを掴んだりして」

 

 希がにこと穂乃果の間に入って仲介する。

 

「どうせ変な夢観たとかでしょ。くだらない」

 

「変なのは夢じゃなくてにこちゃんの頭じゃないかニャー」

 

「真姫ちゃん、凛ちゃん! そんなこと言ったらダメだよぉ」

 

 希と1年3人の言葉で我に帰る。そして回りを見渡してみる。棚を埋め尽くさんばかりのアイドルグッズにアイドルCD、その他もろもろ。なるほどここは部室か。

 

 つまり、

 

「夢かよチクショー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 にこにーが主人公の物語が始まりました。
 次回は目の腐った男が出てきますので。
 この話がどの時系列なのかは次回のお話内でちゃんと説明がありますので。お楽しみに。

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