ラブライブにエントリーすることが決定したにこ達は新たな目標に向け、スタートした。
ラブライブの地区予選には新曲が必要ということになり、にこ達μ'sは合宿を行った。そこで無事新曲プラス新衣装が完成し、今は新曲の練習に打ち込んでいるのだ。
「ライブの場所?」
花陽がライブの場所を決めようという提案を出す。
「そうね、できるだけ新鮮なライブにしたいし、1度ライブをした場所は避けるべきよね」
「なるほど~」
絵里が花陽の提案に賛成し、穂乃果が納得したので、ライブの場所を決めることになった。
「グラウンドに講堂、屋上、どこもやってしまいましたからね。校内は難しいかと」
海未の言う通り、学校内にはもうライブをやるような場所はなかった。
そして、私たちは校外で場所を見つけることにした。
「秋葉原はA-RISEのお膝下だし……」
にこ達はアキバに着いたは良いものの、アキバのどこでやろうとも、A-RISEに掠れてしまうのは否めない。
すると、にこ達の頭上から何回も聞いたことのある声が聞こえてくる。
『ようこそ、UTX高校へ』
何回見ても格好良いし、可愛いわね。ま、まぁ、可愛さならにこも負けてないけどねっ。
とは思いながらも、UTXの大画面を見ていると、視界の端に穂乃果が誰かと話している光景が入ってきた。
「あれはUTXの制服? ………………っっ!!!????!!!?!?」
あ、あああああああれって、あれって!?
穂乃果の手を掴んで走っていく少女を見て、にこも駆け出した。
すぐ前に花陽達がいる。
「あ、あああれは!!??」
「ツバサよね!?」
どうやら花陽も気が付いていたようだ。
何であのツバサが穂乃果を連れていくのよ! どうせなら私を連れていきなさいよー!
「そして、矢澤にこさん………………。
いつも素敵なお花をありがとう!」
「ラブにこっ!」
だってだって、μ'sになる前からファンだったんだからしょうがないでしょっ!
だ、だからあんたら、そんな目で私を見ないでよ!
「そうそう、貴女達。もうライブをする場所は決まっているのかしら?」
「いえ、まだですけど……」
「そう。よかったら、私たちの屋上でする?」
「屋上……? って、UTXの屋上で!?」
花陽が興奮したような声で叫ぶ。
「でも、A-RISEのみなさんが使うのでは?」
海未の言う通り、私たちがUTXの屋上を使ってしまったら、A-RISEの歌う場所がなくなってしまう。
「ええ。私たちも使うわよ」
ん? それって……
「A-RISEと同じ場所でライブができるってことですかっ!?」
なんですって!? そんなチャンス、逃すわけにはいかないじゃない! 穂乃果! やるわよ!
そう思いながら、穂乃果を見る。
「……うん。まさかUTXの屋上でライブがやれるなんて。しかもA-RISEと同じ場所で。やるしかないよ! ツバサさん! 是非っ、お願いします!」
「フフッ、よかったわ。じゃあ手配しておくわね」
「はい!」
UTXの屋上で、A-RISEと同じステージ。夢みたいだわ。
「それでも、私たちは負けるつもりないけどね」
「……私たちも負けません!!」
ちょ、ちょっと穂乃果。あんまり言い過ぎないでよ?
そんなこんなで私たちμ'sのライブ場所は、UTX高校の屋上に決まった。
ーーー
ーー
ー
『ほーん。ライブ場所決まったのか』
「ええ。UTX高校の屋上よ」
電話の向こうからは、相変わらず気力のない声が聞こえてくる。
『UTX? なにそれ、何でアルファベット? 外国なのん?』
「アキバよアキバ。あのA-RISEが通ってる高校じゃない!」
『A-RISE? ああ、前回優勝の』
「そう。そのA-RISEよ。てか、あんたA-RISEグッズ買ってたじゃない」
一応、前回のラブライブのことは知っているらしい。
『つーか、A-RISEと同じステージで歌うのか?』
「ええそうよ。すごいでしょ!」
『いや、普通に不利じゃね?』
「…………?」
『μ'sよりもA-RISEの方が人気があるのはわかりきってるし、しかも場所はA-RISEのホームグラウンド。え、なに? お前らA-RISEの引き立て役でもやるの?』
「」
『まぁ、A-RISEはそんなつもりはないと思うけどな。むしろライバルとか言われたんだろ? そのライバルに場所を提供するとかA-RISEマジいい人じゃね? しかも、自分達の後にライブさせるとか。普通はμ'sを先にやらせて、自分達のライブをさらに盛り上げるようにするはずなのにな。A-RISEマジ王者の余裕』
確かに、場所を提供してくれるだけじゃなく、私たちのステージが霞まないように、私たちを後にしてくれるなんて。
『……なら、その余裕を後悔させてやるしかないよな?』
「!」
『自分達は何故、こんな奴らに場所を提供してしまったのだろう。おかげで、自分達のステージが霞んでしまったではないか。そう思わせてやるしか、ないよな?』
「…………ハッ。ったりまえじゃない!!」
A-RISEはもう、雲の上の存在じゃない。ツバサだって言ってたじゃない。前から私たちに目をつけていたって。
……見てなさいA-RISE。絶対に吠え面かかせてあげるんだからっ!
『んじゃ、気楽にやれよ。当日は俺も行くから』
「ええ。やってやるわ。………………ん?」
『じゃあな』
プツリと電話が切れる音がする。
彼は最後、何て言った?
俺も行くから
おれもいくから
オレモイクカラ
「……さて、もう1度歌詞の確認でもしようかしらね」
べ、別に張り切ってないですけど?
元々このくらいのテンションでしたけど?
初めから歌詞の確認はするつもりでしたけど?
ーーー
ーー
ー
圧巻
その一言しか出てこなかった。
何よこれ。こんなの、こんなのって……。
開いた口が塞がらないというのは、まさにこういうことを言うのだろう。
今自分達の目の前に立っているのは、第1回ラブライブの王者。そう、まさに王者である。
『後だろうが先だろうが関係ない。
これが″A-RISE″だ』
そう言われている気がした。
八幡は参加できないだろと思い、合宿はオールカットしちゃいました。
屋上でのA-RISEはマジでかっこよかったですよね。
あのA-RISEの票がグングン伸びていくところが凄かった。
あとツバサのグーパーグーパーが可愛すぎてヤバかった。
以上、小学生のような感想でした。
次回もお楽しみに
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