アフターひだしん越後屋大戦(凍結) 作:越後屋大輔
「伯父貴、久し振り!万丈さんもゆのさんもご無沙汰してます」
「幸太君?まあ大きくなって」声をかけるゆの、ナゼかオバさん化している
「君もPS学園の生徒だったのか、頼もしい味方が来てくれたな」ひろしは再びギャリソンの顔になると幸太とセシリア以外の3人を邸に避難させる、万丈はダイターンに乗り込みいよいよメカザウルスとの決戦が始まろうとしていた。
ダイターン・ザンバーとメカザウルスの長い爪がかち合う、セシリアのブルー・ティアーズもビットで援護して、隙を見計らった幸太は脇から釘パンチを食らわす。メカザウルスは徐々に弱り勝機が見えてきた時、数十もの翼竜型の戦闘機『バド』が現れた。多勢に無勢か、そう思ったが
「白式!」
「ラファール・リヴァイヴ!」
「
「プラズマX!」各自の専用機を持つPS学園の仲間達が駆けつけてきた。
「あれは、マリネラの王女エトランジュ姫じゃないか!彼女もPS学園にいるのか?」呆気にとられる万丈だったが一瞬で気を取り直してメカザウルスと闘う。
「食らえ、零落白夜!」
「龍咆発射!」彼らの射撃や剣技でバドが次々撃ち落とされていく、人類側の勝利は決定した。
「日輪の力を借りて、今!必殺の!サン・アタック!」
「15連~ん釘パぁーンチ!」ドスッ!ドスッ!ドスッ!ドスッ!メカザウルス軍団は倒された。
「ご協力感謝する」先程の声が今度はPSを介さず直接万丈に通信されてきた、PS学園の創始者でありマリネラ王国現国王パタリロ・ド・マリネール8世である。
「パタリロ殿下。こちらこそご助成ありがとうございます」子供とはいえ相手は一国の王なので万丈も恭しく挨拶を交わす。
一方、破嵐邸に集合していた専用機持ちの生徒達に息を切らして駆け寄る女性がいた。
「ハァハァ、みんな無事ですかぁ?」PS学園1年1組副担任、山田真耶先生だ。
「全員無事です」幸太が代表して答える。実際生徒達は怪我1つしないで今回の窮地を乗りきった、安堵する山田先生。
「それじゃ皆さん、マリネラ行きの飛行機が明後日出ます。今から空港へ向かって手続きを済ませまし…」
「その必要はありません。ギャリソン!」
「はい、万丈様。既に特別便をチャーターしてあります、明日にはマリネラへ飛べるかと」
「今日はみんな我が家に泊まって行きたまえ、ギャリソンも甥子と募る話の1つや2つあるだろう?」
翌日、万丈の手配した飛行機でマリネラへ帰っていくPS学園一行を見送る万丈達。
「何はともあれ一安心ですな」ハンカチで額の汗を拭うギャリソン野原。
「色んな意味でね、エトランジュ姫の君に対するオジ様アピールにはドン引きしたが」外堀を埋めようと必死になっていたエトランジュに幸太を含めたその場にいた全員が閉口していた。
「はぁ。まさか幸太が一国の王女様に惚れられているとは思いませんでした、モノ好きというか、変わった趣向というか」
「何で?幸太お兄ちゃん格好いいのに」ネネちゃんが会話に入ってきた、彼女はああいうタイプが好みらしい。
「う~ん、確かに外見は悪くないけど。あの食欲を見ちゃうと、ね」苦笑いするゆの。大食らいなのは知ってたが昨日の夕食時、よほど空腹だったのか百人分はありそうな料理を1人で平らげたのには流石に固まった。
「とにかく僕達も今日から平常運転としよう、しばらくは恐竜帝国も大人しくしているだろうからね」
「万丈様、ネネちゃんを自動車で春日部の自宅まで送ってもよろしいでしょうか?」
「そうしてあげたまえ」
さてこちらは天界、ご存じ地球の神様は下界を見下ろし今回の事の顛末をご覧になっていた。
「恐竜帝国、あんなのが生き残ってたなんてアタシも予想外だったわ。彼らが人間と共存共栄を考えていれば助けてあげてもよかったンだけど…、可哀想だけど滅んでもらいましょ」再び下界に目を向け今度は憐れみの視線を向ける神様、その先には恐竜帝国の本拠地マシーンランドがあった。
エトランジュの専用機「プラズマX」元ネタはパタリロが造ったロボットです