ある田舎町に、両親と1人の少年が暮らしていた。その夜、少年は1階から妙な物音が聞こえた気がして、「……なんだろう?いまの音……ポロ、いってみよう」と下に下りてみた。すると……
なんと家のなかに大きな魔物(に少年は見えた)が入り込み、両親と向かい合っていたのだ。窓は開いていて、父親は剣をかまえている。魔物の目が光り、両親は魔物から出た光線を受けた。「うわぁぁぁ!」「あぁーっ!」両親は叫び、次の瞬間には2人のからだは石になっていた。それを見ていた少年は驚いた。魔物はそんな2人を見てニタリと笑うと、外に出て、どこかへ飛び去っていった。少年は出ていって、「父さん!母さん!」とからだにしがみついたが、ふたりのからだはもう石で、ピクリとも動かなかった……。
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少年は町にいくことを決めた。少年の名はサンク。黒髪で田舎っぽい少年だった。よこにはペットにしている魔物のポロがいた。ポロはたれた耳に薄茶のからだをしており、この世界では魔物をペットにするのは普通のことだった。この世界には、魔物が存在し、科学のあまり発達していない世界であった。あと、この世界の人種の顔立ちは、みんな目がくぼんでいるせいで目と眉が近かった。
なぜ少年が町にきたのかというと、それは先日石にされた両親を助けるためだった。いまにして思えば、あのとき両親を石にしたのはきっと悪魔だったのだろう。悪魔の術は術をかけた悪魔を倒さねば解けないのは常識だった。そこで、町にくれば悪魔を倒すための方法がなにかわかるのではないかと思ったのだ。
サンクはまず、あのときの悪魔がいまどこにいるのか知りたいと思い、いろんな施設を訪ね、地理のことに詳しい人物や、悪魔に詳しい人物にいろいろきいてまわった。だが、手がかりが少なかったこともあり、みんな探している悪魔の居所はわからないというばかりだった。サンクの話を聞いたものの1人が、「悪魔退治ならギルドにいる人間に頼むのが普通じゃないのかね?あの連中なら悪魔の情報にも精通しているし、きっときみのいう悪魔を探して倒してくれると思うよ」といい、サンクはギルドへいってみた。
サンクの話を聞き、ギルドの人は、悪魔の捜索と悪魔退治を引き受けてくれるとのことだった。サンクはそれをききぜひにと頼んだが、ギルドの人からいわれた料金がとてもサンクには出せない金額であった。サンクはガッカリしてその場を去るしかなかった。