我々にとって、初めての投稿なので色々と目を瞑って頂けると嬉しいです。
三人での取り組みなので、内輪揉めにならないよう頑張って行きたいと思っております(笑)。
ちなみに、ネームの方も三人の頭文字をアナグラムしたものです(笑)。
それでは、どうぞ
彼女と初めて会ったのは、物心着く前だった。
両親が友人である、彼女の両親の元へ私を連れて行ったのが出会い。
綺麗な二藍色の髪と大きな青磁色の瞳に幼いながらも、見とれていた。
それからは、忙しい彼女の両親の代わりに両親が彼女を連れて帰ってくることもあった。
ほぼ毎日のように、二人で遊び、寝食を共に過ごした。
しかし、そんな日常は長くは続かなかった。
彼女の両親は、転勤を繰り返す忙しい仕事をしている。
幼いながら、両親に言われ分かってはいた。
だか、私の心は納得は出来なかった。
私は、両親や彼女の両親に「なんで、連れていくの?」「ここに、住めないの?」と言って困らせていた。
引っ越しの当日、私は両親と共に彼女と彼女両親を見送ることにした。
?「もう、泣いちゃダメだよ?」
?「……ごめんね、でも、出てくるんだもん。」
?「仕方ないな、ならこれあげるよ。」
彼女はポケットから、水晶の付いたキーホルダーを出して私に渡した。
?「この前、ママと買ったの。私と君のお揃いで!」
と、彼女は笑いながらもう一つの水晶の付いたキーホルダーを持っていた。
?「これを、私だと思って持ってて。」
?「……うん、わかった。じゃあ、代わりに僕はこれあげる。」
私は、彼女に渡すために持っていた紙袋を渡した。
?「わぁ、ありがとう!……これって髪止め?」
?「うん、シュシュって言うらしいよ?お母さんと選んだんだ。」
?「ありがとう!大事にするね!!」
?「また、遊んでくれる?」
?「うん、約束!」
?「うん!」
私と彼女は、ユビキリをした。
私は、両親と共に彼女とその両親を見送った。
私は、彼女から貰ったキーホルダーを握り締め見送り続けた。
?「またね、希ちゃん。」
~~~~~~~~~~~~~
私は、ここで目を覚ました。
?「………」
私は、寝ぼけ眼で時計を見ると午前3時半頃だった。
?「…………なんか、また懐かしい夢を見たなぁ。」
私は、そのまま起きた。
二度寝も、考えたが今日は、両親が夜勤の日だった事を思いだし夜食を作ることを思い出した。
時間も時間なので、そのまま寝ても問題ないよう消化に良いもの作ろうと思っていた。
しばらく、すると車の音と玄関のドアの音が聞こえた。
?「ただいまぁ~」
?「おかえり、母さん。今、出来るから待ってて。」
母「ごめんね、夜食作っててくれて」
?「いいよ。私が、作るって言ったことだし。それよりは、父さんは?」
母「お父さんは、今電話中よ。先に、食べてましょう。
」
?「わかった。はい、どうぞ。」
考えた末作ったのは、鍋焼きうどんにした。
母「ありがとう。いただきます!」
?「いい匂いが、するな。」
?「父さん、おかえり。先にご飯?それとも、お風呂?」
父「いや、先に頂こう。」
?「わかった。今、持っていくから座ってて」
母「おかえり、電話誰から?」
父「ただいま、部長と東條からだよ。」
母「え、東條さんからも連絡来たの?」
父「あぁ、それだけ人手が必要だってことだな。」
母「じゃあ、やっぱり……」
父「……あぁ」
?「お待たせ。?父さん?母さんもどうしたの?」
父「あぁ、ありがとう。そうだ、ちょっと話があるんだがいいか?」
?「え、あ、うん。私は大丈夫だよ?」
私は、テーブルを挟んで父さんの前に座った。
父「実はな、父さん。海外出張に行くことになった。」
?「……そっか」
父「……」
?「……」
父「……え、それだけ?」
?「他に、何か別の言い方ある?」
父「い、いや、少しさっぱりし過ぎとゆうかぁ」
?「父さんと母さんの仕事は分かってるつもりだよ。だから、いきなり海外に行くってなっても理解出来る。」
父「そ、そうかぁ」
?「で、多分母さんも行くんだよね?なら、私は独り暮らし?それとも、今から進学先変更して寮のある学校に」
父「いやいや!そこまでしなくていい!!お前なら、本当にやりそうで怖い!!」
?「なら、話って?」
父「……お前は、私の息子。北原 真夜≪きたはら しんや≫だな。」
真夜「…………あ、はい?え、なんで、確認??」
父「…………いや、雰囲気だけでもって思って」
真夜「……母さん、代わりに話して」
母「まあ、簡単な話一人暮らしってことね。(笑)」
真夜「うん、わかった。母さん、ありがとう。」
父「ちょっ!?父を見捨てないでっ!?!」
真夜「だって、すぐふざけるし。」
父「ごめんなさい。」
真夜「で、一人暮らしは良いとして他に何かあるの?」
父「お、そうだった。実はな、父さんたちと一緒に東條とその奥さんも一緒に海外出張なんだ」
真夜「へぇ~、東條さんとこも」
父「だが、東條の所は娘さん。希ちゃんが居るだろ?
それで、父さんと東條とで話してお前たちの進学する学校の近くのマンションを探して、隣同士二部屋を借りてそこにお前と希ちゃんを住まわせようって話になってな。」
真夜「な、なるほど。」
母「やっぱり、女の子の一人暮らしは何かと心配だものね。」
父「その点、うちの真夜は大丈夫だろう。希ちゃんと知らない仲じゃないし、家事スキルや生活スキルも高い。」
母「そうね、真夜に家のこと全部任せてたし」
父「ちなみに、真夜。お前、高校はどこにしたんだ?」
真夜「母さんの母校、国立音ノ木坂学院だよ。来年度から、共学化するみたいで試験生として3年間過ごすことになるけど、その分学費は他のところより少し安くなるし、良いかなって」
母「あら、そんなこと気にしなくても好きな所行けば良いのに」
真夜「いいの。それに少しでも安ければそれに越したことはないでしょ?」
母「もはや、主夫ね。」
父「でも、まあ。本人が良いって言ってんだ、好きにさせよ。希ちゃんも音ノ木坂らしいし」
母「あら、そうなの?」
父「あぁ、さっき聞いたからな。」
真夜「まあ、とりあえず一人暮らしは確定でこれから部屋探しで4月前までに決めるってことだね。」
父「そうゆうこと。父さん達も、それまで休みを貰ってるしな。」
真夜「てことは、今1月の中だからあと90日くらいか」
父「まあ、部屋の方はなんとかこっちで探すから、お前は合格することだけ考えな。」
母「そうね。さて、私は一眠りしようかしら。おやすみ~」
真夜「うん、おやすみ。」
父「……ところで、真夜。」
真夜「……なに?」
父「……もう一つ、鍋焼うどん。作ってくれない?話してたら、もう伸び伸びで冷めて……」
真夜「……はぁ、わかったよ。」
~~~~~~~~~~~~~
真夜「ふぅ」
両親の食器を洗い、部屋で一息付いていた。
時計は、すでに午前7時を回っており二度寝は出来なかった。
今日は、趣味の一つである楽器のメンテナンスの日。
これを逃せば、行き付けの楽器屋はまた予約しなければならない。
時間まで、どうするかを考えていた。
真夜「あれを引くのは……止めよ。父さん達疲れてるだろうし。起こしてしまうかも知れないし。かといって、走るのも、寒いしな。」
私は、部屋を見渡した。
真夜「……本でも読むか。」
私は、本取ろうと本棚に近づく
不意に、机の鞄に付いているキーホルダーに目がいった。私は、それに触れ
真夜「……希ちゃんか。覚えてるかな」