上手く書けるかわかりませんが
暖かい目で見てください。
では、どうぞ。
真姫side
北原さんと、作曲してから数日後。
私は、神社近くで高坂先輩達の練習をこっそり見ていた。
楽しそうに話している先輩達を見ていると、胸の中がいつもざわつく。
真姫(…なんなのだろう…)
私は、まだわからなった。
そんなことを考え、先輩達の方を再び見ると高坂先輩と目があった。
私は、とっさに逃げるように去ろうとした。
穂乃果「西木野さ~ん!真姫ちゃ~ん!!」
私は、呼び止められてしまい仕方なく先輩達へ近づいて行った。
真姫「…大声で、呼ばないでっ!!」
穂乃果「どうして?」
真姫「恥ずかしいからよっ!」
あぁ、まただ。
どうして、私はこんなことしか言えないのだろう。
穂乃果「そうだ!」
真姫「……」
だけど、高坂先輩は気にしていないみたい。
私の言葉に、怒りや悲しみを抱くことなくポケットから音楽プレイヤーを取り出した。
穂乃果「あの曲、3人で歌ってみたから聴いて。」
真姫「…は、はあ。なんで?」
また、やっちゃった。
穂乃果「だって、真姫ちゃんが作ってくれた曲でしょ。」
真姫「…だから、私じゃないって何度も」
海未「まだ、言ってるのですか?」
真姫「……」
嘘じゃない。
あれは、北原先輩も一緒に作った曲だし。
なんて言おうか考えていると、急に高坂先輩が飛び付いて来た。
私は、驚き悲鳴を上げ抵抗した。
気づくと、耳にイヤホンを入れられていた。
真姫「ヴェ!?」
穂乃果「結構、上手く歌えたと思うんだ!行くよ!!」
海未「μ's!」
ことり「ミュージック!」
穂乃果 海未 ことり「スタート!!」
そう言うと、高坂先輩はプレイヤーの再生を押してイヤホンから音楽が流れてくる。
悪くない。と私は思った。
私は、曲を聴き終わるとイヤホンを高坂先輩に返した。
穂乃果「どう、かな?」
真姫「…まあ、悪くはないんじゃない。」
私は、そう言い先輩達に先に学院へ行くことを伝え学院へ向かった。
真姫「…」
私は、どうしたいのだろう?
音楽を棄てたいのに、音楽に触れたい。と思っている。
棄てなければ、私の医者になると言う夢も消えるかもしれないのに。
真姫(私は、どうしたいのだろう?)
真姫sideout
~~~
今日は、朝から生徒会はない。
早朝に、学院の屋上に私は来ていた。
勿論、バイオリンを引いていた。
曲は、ロマンスにした。
穏やかな朝にはちょうど良かった。
引き終わり、ケースにバイオリンをしまうと屋上の扉が開いて閉まる音がした。
穂乃果「海未ちゃん、どうしたの?」
声からして、高坂たちか。
私は、高坂達の会話に聞き耳をたてていた。
海未「……無理です。」
真夜(え、早くも解散?!)
私は、園田の言葉に驚いた。
穂乃果「ええ!どうしたの?海未ちゃんなら出来るよ!」
海未「……出来ます。」
穂乃果「え?」真夜(え?)
海未「歌やダンスも、あれだけ練習してきましたし。でも、人前を想像すると」
ことり「緊張しちゃう?」
海未「……」
沈黙は肯定、か。
どうやら、園田は結構人見知りと恥ずかしがり屋の様だ。
穂乃果「……そうだ!そうゆう時はお客さんを野菜だと思えって、お母さんが言ってたよ?」
海未「…野菜?」
野菜か、園田にはちょっとキツいような気がした。
海未「…………っ!私に一人で歌えとっ!!」
穂乃果「そこ?」真夜(そっちかぁ……)
どうやら園田は、想像力も豊からしい。
まあ、でないと作詞もできないか。と思った。
穂乃果「ふぅ、困ったな~」
ことり「でも、海未ちゃんが辛いなら、なにか考えないと」
海未「ひ、人前じゃなければ大丈夫だと思うんです。人前じゃなければ……」
これは、由々しき事態だ。
だが、私は傍観させてもらうことにした。
これは、メンバー面の問題。
外部の人間が口を出していい問題ではない。
穂乃果「海未ちゃん。いろいろ考えるより、慣れちゃった方が早いよ。じゃあ、行こう!」
高坂に、なにか考えがあるらしい。
園田を、引っ張りどこかへ行こうとしていた。
だが、もうすぐホームルームの時間だ。
私は、高坂たちに声をかけた。
真夜「どこへ、行くんだ?」
ことり「あ、北原先輩。おはようございます。」
真夜「おはよう、南。高坂と園田も」
園田「あ、おはようございます。」
穂乃果「北原先輩、おはようございます!今から、海未ちゃんの恥ずかしがり屋を成らすための特訓をしに」
真夜「もう少しで、ホームルーム始まるよ?」
穂乃果「あ。」
ことり「穂乃果ちゃん、海未ちゃんも放課後行こっか。」
真夜「やはり、生徒会会計の前では流石にサボりはしないか。良かったね、厳罰を受けなくて。」
園田「そ、そうですね。でも、北原先輩はどうしてここに?」
真夜「ちょっとね。」
穂乃果「?あ、先輩。そのケースってなんですか?」
高坂は、私の言葉に疑問を感じるがすぐに、私が持っているケースに好奇心を向けた。
真夜「これか?これは、私の相方だよ。」
園田「相方ですか??」
ことり「もしかして、形的にバイオリン?」
真夜「南は、楽器に詳しいのか?」
ことり「い、いえ。そんなことないですよ。」
真夜「そうか?まあ、これはバイオリンで正解だよ。ここに来たのも、こいつを引いてたんだ。」
穂乃果「え、先輩!バイオリン、引けるんですか!」
ことり「ちょっと、聴いてみたいかも。」
海未「私も、興味あります。」
真夜「それは、良いがホームルーム開始まであと5分だよ?」
穂乃果 海未 ことり「え?あ!!」
3人は、バタバタと教室へ向かった。
まあ本当は、開始まであと10分なんだが私は高坂たちに私の音は聞かせたくなかった。
西木野のと共に曲を作った時に、ピアノとバイオリンが入っている。
その音でバレてしまっては今は困る、と思った。
高坂はあれで、勘が鋭い。
下手なことは、したくなかった。
私は、そう考え教室へ向かった。
~~~
その日の夜、希と共に夕食を食べていた。
明日は新入生歓迎会。
生徒会の仕事が思いの外量があり、絵里と希が顔を青くして面白かった。
私は、3年連続で経験しているため、もう慣れている。
そのため、夕食はいつもより少し遅くなってしまった。
夕食後、私はコーヒー、希は紅茶をを入れのんびりしていた。
希「…ついに、明日ね。」
真夜「そうだな。」
希「あの3人は、大丈夫そう?」
真夜「まあ、ダンスや歌は遠目からは大丈夫そうだが。…ふぅ、お客さんが無理だろうな。」
希「どうして?」
真夜「……新入生歓迎会の後ってことは、2、3年生は部活紹介。1年は、見たい部活を見るだろ。」
私の言葉に希は
希「な、なんで教えてあげなかったの」
珍しく、怒っていた。
希が、怒る理由それは私がライブを見に来る人が居ないのに止めなかったこと。
真夜「……希。これは、自分達で気付かないとダメなんだ。じゃないと、なにも経験しない。」
希「だからって、なにも言わないのは可哀想だよ。」
真夜「それでも、気付いて貰わなければならないんだ。今の私たちが出来るのは、陰から手助けするだけ。今の問題はあの子達が受け止めるしかない。」
希「……」
真夜「それとも、今から中止にさせるのか?君も見ているだろ、あの3人がどれだけ頑張ったかを」
希「……わかってる、でも」
私は、荒ぶる希を抱き締めた。
希は、驚き体を強張らせていたが徐々に落ち着いていった。
真夜「大丈夫だ。残りの5人は、必ず会場へ行かせる。希は、時が来るまで絵里を見ててくれ」
希「…うん、わかった。…ごめんなさい。」
真夜「謝らなくていい、明日は任せてくれ。」
希は、一筋涙を流していた。
なんの涙なのかは、私はわからなかった。
~~~
翌日、新入生歓迎会当日。
全校生徒は講堂に集まっていた。
理事長の話や生徒会長である絵里の話、部活紹介。
様々な、催しが終わり生徒会メンバーは壇上にて終わりの挨拶をしていた。
絵里『これで、新入生歓迎会は終わります。各部活体験入部を行っているので興味があったらどんどん覗いてみて下さい。』
絵里の言葉で、新入生歓迎会は終わった。
絵里と希は、先に生徒会室に向かって貰った。
私は、あるところに向かっていた。
そこは、アイドル研究部。
その表札がある扉をノックすると、中からにこが出てきた。
少し新入生が来るかもと思っていたのか、私の姿を見るとすぐ閉めようとした。
私は、閉まる扉を掴んだ。
すると、
にこ「ちょっと、あんたなにやってんのよ!!」
真夜「君が、閉めようとするから」
にこ「だからって、掴むんじゃないわよ!指怪我したら、バイオリン引けなくなるのよ!!」
真夜「そうなっても、話さなきゃいけない事があるんだ。」
にこ「……なによ」
真夜「今日、講堂でライブがあるのは知ってるな。」
にこ「えぇ、でも行かないわよ。」
真夜「いや、行ってくれ。」
にこ「なんでよ。」
真夜「君に、あの子達と私の曲を判断してもらいたい。」
にこは、私の方を向いた。
にこ「……あんたが、曲作ったの」
真夜「あぁ。正確には、私と1年の西木野が。だけど」
にこ「……わかったわ。あんたの曲、興味ある。」
真夜「そうか、感想待ってる。」
私は、にこにそう言い生徒会室に向かおうとした。
にこ「……あんた、引けるようになったの?」
真夜「……あぁ、今年の4月ごろから」
にこ「そう、良かったね。」
真夜「ありがとう。」
そう言い、私は足を進めた。
~~
生徒会室を開けると中には、絵里しか居なかった。
真夜「…絵里だけか?…希は?」
絵里「希なら、帰ったわよ。これが終わったら私も帰るけど、あなたは?」
真夜「私は、やることがあるから少し残るよ。」
絵里「そう、ならここの戸締まりお願いしてもいい?」
真夜「あぁ、構わないよ。あ、絵里頼みがあるんだが」
絵里「ライブなら、行かないわよ。」
真夜「……知ってたのか。」
私は、内心焦っていた。
希の計画がバレたのか、と。
絵里「えぇ、でも私と希には関係ないわ。」
絵里の言葉を聞いて、少しほっとした。
だが、これで私は陰でこそこそと出来なくなった。
だが、止まるわけにはいかない。
真夜「いや、絵里には絶好の機会だと思うが?」
絵里はこっちを見た、いつもは親しいものに向けない冷たい目。
こんな形で、向け慣れるなんて。と思った。
絵里「……どうゆうこと?」
真夜「ライブの映像を撮って、ネットにアップしたらいい。君は知らないかもしれないが、ネットに書き込みは顔が見えないから正直な感想が貰える。それを見たら、君の言葉でも動じなかった3人も心が折れるかもしれないだろ?」
絵里「…あなたのメリットは?」
真夜「言ったろ、正直な感想がって。私は賛同してくれる感想を、期待してる。それで、十分だ。」
絵里「…考えておくわ。」
絵里は、そのまま荷物を持ち生徒会室を出ていった。
私は、崩れた。
流石に堪える、友人にあれだけ冷たい視線を受けることになるとは思いもよらなかった。
すぐに、立ち上がり次へ向かった。
~~
ライブの時間は、もうすぐだ。
私は、講堂に向かうため廊下を歩いていると目の前で引っ張りあいをしてる小泉と星空に出会った。
凛「かよちん、早っくいくっよ。」
花陽「ま、待ってっよ。凛ちゃっん。」
真夜「……二人とも何をしてるんだ?」
凛 花陽「え、あ、北原先輩。」
真夜「小泉、ライブに行かなくて良いのか?」
花陽「い、いいえ!良くないです!!」
私は、初めて聞いた彼女の大きな声に驚いてしまい廊下を走る小泉を咎められなかった。
凛「か、かよちん!?ちょっと、待つにゃー!」
残ったのは、呆然と立ち尽くす私だけだった。
~~
なんとか、正気を取り戻し講堂への廊下を歩いていた。
ライブは時間的に始まっているが、にこも絵里も来ているだろうか。と思っていた。
考えて歩いていると、目の前に何かを覗いている西木野を見つけ声をかける。
真夜「西木野?」
真姫「ヴェっっ!!な、なんだ北原先輩。」
真夜「す、すまんな。で、なにしてるんだ?」
真姫「え、いや、その……」
なるほど、恥ずかしくて入れないのか。
真夜「…ライブ、見に来たんだろ?」
真姫「ち、違います!」
真夜「はいはい、わかったから行くよ。」
私は、西木野を押し角を曲がるとそこには、講堂の扉の隣に希が壁に寄りかかっていた。
私と希の、目があった。
音楽は講堂の中から聞こえる。
真夜「……」
希「……」
真姫「?北原先輩?」
真夜「…西木野、先に入ってなさい。」
真姫「わ、わかったわ。」
そう言うと西木野は、講堂の中へ入っていった。
真夜「……ここに居たのか。」
希「…うん。」
真夜「希、謝らなきゃいけない事がある。絵里に、私のやっている事がバレた。」
希「……え」
真夜「でも、私だけだ。君は、大丈夫だ。」
希「…真夜くんは、どうするの?」
真夜「私は…やれることをやるだけさ。」
そう言い、私は希の前を通り扉の前でライブを見ていた。
曲が終わると、講堂の中にいた小泉と星空、西木野、高坂たちを手伝っていたと思われる3人の生徒が拍手をしていた。
拍手の中、上の放送室から降りてくる音が聞こえ皆そっちに視線を向けた。
そこにいたのは、生徒会長の絢瀬 絵里だった。
絵里「…どうするつもり?」
絵里は、高坂たちに問いかけた。
穂乃果「……続けます。」
絵里「なぜ、これ以上続けても意味なんてないと思うけど」
穂乃果「やいたいからです!今、私もっと歌いたい踊りたいって思ってます。
きっと、海未ちゃんもことりちゃんも。こんな気持ち、初めてなんです。
やってよかったって本気で思えたんです。今はこの気持ちを信じたい。
このまま見向きもされないかもしれない。
応援なんて全然貰えないかもしれない。
でも、一生懸命頑張って、私たちがとにかく頑張って届けたい。
今、私たちのここにあるこの思いを!
いつか、いつか私たち必ず、ここを満員にして見せます!!」
高坂は力強く、感じている恐怖を打ち消すように言った。
絵里「…思いだけじゃ、誰も見てくれないし護ってくれないわ。」
真夜「なら、私がその役目引き受けるよ。」
絵里や高坂たちは、こっちを見た。
高坂たちが、覚悟を決めるなら……私も、とことん覚悟を決めよう。
友人・絢瀬 絵里に嫌われる覚悟を
忙しくなり退学になる危険性を
最愛の人・希と少し離れる覚悟を
真夜「私が、高坂たちを支持しよう。手助けも、アドバイスもしよう。それなら文句はないな、絢瀬。」
絵里「な!」
穂乃果 海未 ことり「え!?」
真夜「私は、今から国立音ノ木坂学院スクールアイドル・μ'sのマネージャーとしての加入を希望する。」
私は、絵里に全体に聞こえるように言った。
すると、後ろから
希「完敗からのスタート、か。…頑張ってね、真夜くん。…早く、帰ってきてね。」
声からして、また泣かせてしまったか。
すまない希。
絵里は私に、冷たい視線を向けてくる。
すまない絵里。
どこかで、にこも聞いているだろうか。
すまないにこ。
でも、ここまで来たら後には引けない。
必ず、希の占いの通りにμ'sを9人にして見せる。
私と絵里は、睨み合い。
私は、希の側から離れていく。
~~~
あのあと、絵里はなにも言わず去って行き私は高坂たちと話し正式にμ'sのマネージャーとなった。
3人とは、連絡先を交換し別れた。
自宅に着くと、鍵が開いていた。
私は、変に思った。
確かに、朝鍵を閉め出たはず。
希は、今日はバイトのはず。
私は、恐る恐る居間の扉を開けた。
そこには、椅子に座りテレビを見ているアメリカにいるはずの母さんがいた。
真夜「か、母さん?」
母「あ、おかえり。遅かったわね。」
真夜「ど、どうして母さんがここに?アメリカは??」
母「ちょっと、あんたに伝えたいことが、あってね。ねえ、アメリカに来てみない?」
真夜「ど、どうゆうこと?」
母「あんたの音楽の師匠が今、アメリカに居るの知ってる?」
真夜「知らないよ、師匠とはあのときから連絡取ってない。……今、アメリカに居るの?」
母「えぇ、あんたに会いたがってたわよ。」
母さんは、私に一枚の紙を渡してきた。
母「これ、師匠さんの連絡先。一度、連絡してって。じゃあ、行くわね。」
真夜「え、もう?!」
母「えぇ、今日来日したのたって元の職場に荷物取りに来ただけだし。久しぶりに、あんたの顔を見れて良かったわ。じゃあね、何かあったら連絡寄越しなさいよ。」
そう言い、母さんは嵐のように去っていった。
一枚の師匠の連絡先を置いて