かよちん、押しの皆さん。
申し訳ありません。
小泉達1年生がμ'sに加入して、早くも2週間が経とうとしていた。
夕食を希と共に取り、希を自宅へ帰して私は自室で飲み物を飲みながら、μ'sのホームページを見ていた。
ふとコメント欄に『あんたらは、アイドルを怪我してる!』と、書いてあるのを見た。
真夜「こんなこと書くと言うことは…にこか?」
批判は、このコメントしか見られない。
と言うことは私の言葉通り、にこはμ'sを見ているのだろ。と思った。
真夜「にこが見ているのは、軽蔑か。それとも、羨望か。……今はわからないな。」
私は、そう言いパソコンを切りベッドに横になった。
~~
翌日、私は練習に参加せず生徒会の仕事をしていた。
まあ、いつも通り誰にも会わず終わらせ屋上でバイオリンを引いた。
曲は、イザイのバラード。
難しい曲だが、やってやれないことはなかった。
この曲は、師匠が好きで始めたばかりの頃は良く引く練習をさせられた。
真夜「…懐かしいな。」
母さんから、貰った師匠の番号。
どうすれば良いか分からずに、今も家に置いてある。
私は、バイオリンを引きなが考えていた。
~~
放課後、μ'sのメンバーは着替えて廊下に集まっていた。
私は、制服のまま手伝いだが。
そして、何故か高坂はおでこを怪我していた。
穂乃果「それでは、メンバーを新たに加えた新生スクールアイドル・μ'sの練習を始めたいと思います。」
海未「いつまで、言っているのですか?それはもう2週間の話ですよ?」
穂乃果「だって、嬉しいんだもんっ!!」
体で嬉しさを表現して高坂を見て、田はクスッと笑っていた。
穂乃果「なので、いつも恒例の……1」
ことり「2」
海未「3」
真姫「4!」
凛「5」
花陽「6」
真夜「…7」
穂乃果「くぅ~~っ!!」
高坂、悶え体をクネクネと動かしている。
それを見て私は、苦笑していた。
穂乃果「7人だよ!7人!!」
真夜「高坂、何度も言っているが私は踊るわけではないから、実質ほど6人だよ。」
ことり「真夜先輩、また名字呼び~」
真夜「…番号言っただけ、まだマシだと思うが」
穂乃果「それでも、6人だよ!アイドルグループみたいだよね~!!」
真夜「…スクールアイドルだよね。」
海未「まあ、穂乃果ですし…」
穂乃果「いつかこの6人が“神シックス”とか“仏シックス”だとか言われるのかな~~!!」
真夜「仏だと、死んでるよね。」
花陽「えっ!?そ、そうですねっ!」(照)
真姫「は、花陽?大丈夫?顔真っ赤よ??」
凛「毎日同じことで感動できるなんて、羨ましいにゃ~」
穂乃果「私、賑やかなの。それに歌が下手でもバレないでしょ?あと、ダンスを失敗しても 海未 真夜「……穂乃果(高坂)」うっ冗談冗談。」
ことり「そうだよ。ちゃんとやらないと、今朝みたい起こられちゃうよ?」
南の言葉に高坂は、「あぁ~~」とおでこの撫でながら言った。
真夜「園田、今朝って?」
海未「そういえば、真夜先輩も今朝は参加してなかったですね。
私も弓道部の練習があって参加はしてなかったのですが、何でも今朝マスクの人に「解散しなさいっ!」と言われたらしくて。
その時に穂乃果のおでこにデコピンをしたらしい…って言われたんでしたっけ?」
と、園田は、高坂に聞いていた。
私はこの話を聞き、マスクの人はにこだとすぐにわかった。
凛「でも、それだけ有名になったって事だよね?」
花陽「そうだね。」
真姫「それより練習、どんどん時間なくなるわよ。わあっ!」
そう言う、西木野に星空は駆け寄り抱きついた。
凛「真姫ちゃん、やる気満々っ!!」
真姫「別にっ!私はとっととやってやってた早く帰りたいのっ!!」
凛「またまた、お昼休み見たよ~。一人でこっそり練習してるの。」
真夜「ほぅ、それは意外な」
真姫「あ、あれはただ!この前やったステップがカッコ悪かった、変えようとしてたのよっ!」
西木野は、恥ずかしさのあまりそっぽを向いてしまった。
真姫「あまりに酷すぎるからっ!」
海未「…そうですかぁ。…あのステップ、私が考えたのですがぁ……」
真姫「ヴェっ」
園田は髪を弄りなが落ち込み、西木野は園田の姿を見て「やってしまった。」と言わんばかりの表情をしていた。
すると、星空がおもむろに階段を駆け上がった。
凛「気にすることないにゃあ~真姫ちゃんは、照れくさいだけだもんね?」
西木野が恥ずかしがり屋なのを知っている星空と小泉、私はわかっている。
だが、周りがどれが照れ隠しと気付くのはもう少し先だな。
真夜「園田、いじけるのは辞めないか。西木野も、悪気はないんだ。」
海未「…はい。」
私は、園田に言葉をかけると他の5人が窓の外を見ていた。
穂乃果「…雨だ」
雨か、これは屋上での練習は無理かもな。と、私は思った。
真夜「あー!」
6人「え?」
私は、もうひとつあることに気付きその場から離れた。
穂乃果「え、先輩??」
高坂の呼び掛けを無視して、走って教室へ向かった。
教室を開けると、残って私の行動に驚いてる生徒を無視して自分の荷物のケースを開けた。
中には、バイオリンが入っている。
だが、それは問題ではない。
問題なのは、湿気。
気温が高く湿度が高くなると、ケース内のバイオリンが湿気る事が稀にある。
私は、昔一度なったことがありバイオリンの音がまるまる変わってしまったことがあった。
私は、急ぎケースとバイオリンを別々に持ち乾燥させるためある場所を目指し教室から走って出た。
園田「せ、先輩?!どうしたのですか?!!」
真夜「すまん、あとで話す!先に屋上行って!」
追い掛けてきた6人に、短く謝り私は生徒会室のドアを開け放った。
絵里 希「え?」
中には、絵里と希が仕事していた。
私は、絵里に詰め寄り
真夜「絵里!空調!!ここの空調!!!」
絵里「ち、ちょっと待って!何言って」
真夜「貸して、ここ空調!貸してくれ!」
絵里「わ、わかった。」
絵里から、空調のリモコンを受け取るとすぐに湿度を下げ空気の通りが良いところにバイオリンとケースを開けた状態で置いた。
真夜「絵里、希。これもここに置かせてくれ、絶対触れるなよっ!!」
私は、そう言い生徒会から出ていった。
~~
希side
真夜くんが、急に生徒会室に来て出ていってわたしと絵里ちは呆然としていた。
先に声を発したのは、絵里ちだった。
絵里「…な、なんだったの?」
希「さ、さぁ…でも、バイオリンとケースは置いて行ったんやね。」
絵里「そう、みたいね。って、ケース開けっ放しじゃない。」
そう言い、立ち上がりケースを閉じようとした。
希「あ、待って絵里ち!真夜くん、それに触らないようにって言っとったよね。触ったら、後が怖いよ?」
絵里ちは、身震いをしてもと居た席に戻って座った。
絵里ちは勿論わたしも、真夜くんに怒られるのが苦手である。
一度普段温厚な彼を怒られたことがあり、それ以来逆鱗に触れないようにしている。
わたしと、絵里ちは顔を合わせ苦笑いをしあった。
希sideout
~~
私は、生徒会室か屋上へ向かっていた。
無我夢中で生徒会室に絵里が居たことを、気づかなかった(いや、思いっきり話した)。
真夜「西木野?」
真姫「あ、先輩。」
屋上への階段の前に、西木野が屋上を見ながら立っていた。
真夜「皆は?」
真姫「上よ。今日は雨が降ってるから、屋上使えなくて休みってなったの。」
真夜「そうか。まあ、この雨じゃあ仕方無いね。で、西木野はどうしたんだ?誰か待ってるのか?」
真姫「ヴェっ!?ち、誰も待ってなんか」
西木野は、髪をくるくる弄りなが目を背けた。
私は、なんとなく予想が付き降りてきた小泉と何故かずぶ濡れの星空に西木野に聞こえないように声をかけた。
真夜「二人とも、西木野が二人とどこか寄りたいらしい。二人から、声をかけてあげてくれないか?」
凛「わかったにゃ、真姫ちゃ~ん!!」
真姫「ヴェっ!!ちょっ!凛!濡れるから、抱き付かないで!!」
その光景を見ていると、小泉が私の制服の袖をクイクイっと引っ張って来た。
真夜「どうした、小泉?何か、あったか?」
花陽「え、いや、真夜先輩は来ないのかなって思って……」
真夜「私か?私は、今回は遠慮しよう。」
花陽「そ、そうですか……」
何故か小泉は、落ち込み私は、彼女の頭を撫でて言った。
真夜「私が行くのは、また次の機会にしよう。その時は、頼むよ。」
私は、笑いながら言うと小泉はそっぽを向いてしまった。
私は、また何かしたのかと頬を掻いた。
~~
翌日の、放課後私はアイドル研究部の前を訪れていた。
雨は降っているのが、小泉や星空、南は委員会。
園田は弓道部へ、西木野は病院へ行った。
高坂は、実家の手伝いがあるらしい。
そのため私一人でアイドル研究部に来ていた。
私は、アイドル研究部のドアをノックした。
扉が開くとムスッとした表情のにこが顔を半分出していた。
にこ「…なによ。」
真夜「少し、話せるかい?」
にこは、扉を開け私を招いてはいなさそうだか中に入れてくれた。
部屋の中央にある長机のアライズのポスターがある方に私が座り、にこはパソコンの目の前に座った。
にこ「…で、話って?」
真夜「…最近、μ'sの子達にちょっかいを出してるらしね。」
にこ「……なんのことよ」
真夜「惚けるな。昨日も、神社で朝練してた子達に「解散しなさい」って言ったんだろ?」
にこ「…だったら?力強くで止める?」
真夜「いや、むしろやってもらって構わない。」
にこ「へ?」
真夜「なに、すっとんきょうな声出してるんだい?」
にこ「いや、普通止めるんじゃないの?」
真夜「あの子達は一度講堂でのライブで、底を知ってるから別ににこがやってることも気には留めないだろ。ある程度なら、私が盾になってやれるし。だが、私が居ない時は自分達で守らなきゃならない。だから、今の内に耐性を付けておかないとな。」
にこ「…あんた、相当酷いことしてるわよ。」
真夜「ふむ、自覚はしている。だが、事実だ。話は終わりだ、失礼するよ。」
私は、席を立ちドアノブに手をかけた。
真夜「そういえば、メンバーは私も入れ7人になったから高坂が忘れてなければ部活申請をするだろうな。そうなったら、彼女たちはここに来るだろうな。じゃあ、
また。」
私は部室の外に出て、生徒会室にバイオリンを取りに向かった。
~~
夕食。
今日は、一人で夕食を食べていた。
希は、「絵里ちの家で食べてくる 」。と連絡があった。
夕食を食べていると、母さんからも連絡が来た。
私は、一度食事を止め連絡アプリを開いた。
なんでも、師匠が母さんに私から連絡が来ていないことを言ったらしく「早く、連絡してあげなさい。」と連絡してきたらしい。
私は、今度連絡する。と打って送り食事に戻った。
内心私は、ため息を付き食事を取った。
~~
今日の放課後も雨で、練習は中止。
高坂たち6人は、遊びに行くらしく私も誘われたが生徒会の仕事があるため断った。
私は、仕事を生徒室ではなく空き教室を借りそこでしていた。
絵里とは、今はある意味敵対状態。
私が良くても、絵里がつんけんしてしまうだろう。
仕事を終わらせ、私はバイオリンを手にして引いた。
曲は、パッヘルベルのカノン。
柔らかい優しい曲だ。
にこをこれからどうμ'sに引き込むか、絵里をどうμ'sに引き込むか。
師匠に連絡をどうするか。
色々なモヤモヤを晴らすため、私は教室で引き続けた。
~~
翌日の放課後私たちは、生徒会室に来ていた。
昨日の放課後、遊んでいた時に部活申請をしてないことを思い出した高坂は申請するため生徒会室を訪れていた。
1年生は、生徒会室前で待機しててもらい私と2年生が生徒会室の中に入っていった。
わ高坂たちは、絵里と希と対面し私は入り口近くの壁に寄りかかっていた。
高坂たちは、部活申請を出すと。
絵里から、ある言葉が出された。
穂乃果「アイドル研究部?」
絵里「そう、既にこの学院にはアイドル研究部とゆうアイドルに関する部が存在します。」
希「まあ、部員は一人やけど」
穂乃果「え、でもこの前部活には5人以上だって」
希「設立するときは5人以上やけど、その後何人になっても良い決まりやから。」
絵里「生徒の数が限られているなか、イタズラに部を増やすことはしたくないんです。アイドル研究部がある以上、あなた達の申請を受けるわけにはいきません。」
穂乃果「そんなぁ」
絵里「これで、話は終わり。」
真夜「に、なりたくなければアイドル研究部とちゃんと話をつけてくること。だな。」
絵里「っ?!」
私が口を挟むと、絵里はビクッと体を動かしていた。
希「真夜くん」
真夜「2つの部が1つになるのは、問題ないはずだ。違うか、絢瀬生徒会長。」
絵里「っ!!…えぇ、そうね北原君。」
真夜「よし、なら3人とも行こうか。アイドル研究部へ」
私は、高坂たちを連れ小泉たちと合流して、アイドル研究へ向かった。
~~
アイドル研究部の部室に近づくと、向かいからにこが歩いてきた。
すると、にこはこっちに気付き青い顔をしていた。
私が、疑問に思っていると後ろに居た高坂が大きな声を出していた。
穂乃果「あぁ~!!」
真夜「どうした?」
穂乃果「もしかしてこの人が、アイドル研究部の部長ですか?」
真夜「あぁ、そうだよ。」
にこ「しゃーっ!」
にこは、私たちに威嚇?をして隙を見て部室に入り鍵を閉めた。
穂乃果「部長さん、開けてください!」
高坂は、ガチャガチャッとドアノブを動かしたりドアを叩いたりしていた。
穂乃果「開かないっ!!」
凛「外から行くにゃあ!!」
星空は、そのまま走っていった。
私は、ポケットから鍵を取り出し部室の鍵穴に入れ回し部室のドアを開けた。
真姫「真夜先輩、鍵どうしたんですか?」
真夜「考えて用意した、備えあれば憂い無し。だな。」
私たちは、星空とにこを部室に入って待つことにした。
~~
星空は、何故か気絶しているにこを連れてきてとりあえず椅子に座らせた。
海未「校内、こんなところがあるなんて。」
にこ「勝手にみないでくれるっ!」
いつの間にか起きていた、にこがムスッとして言った。
花陽「こ、これは」
真夜「小泉?」
花陽「先輩、伝説のアイドル伝説DVD全巻boxです!持ってる人に、初めて会いました。」
興奮気味の小泉に、にこも少し驚いていた。
にこ「そ、そう?」
花陽「凄いです!!」
にこ「まあね。」
穂乃果「へぇ~そんなにすごいんだ。」
花陽「知らないんですか??!」
小泉は、すぐさま部室にあるパソコンを弄ると説明を始めた。
花陽「伝説のアイドル伝説とは、各プロダクション、事務所、学校などが限定生産条件に歩みより、古今東西の素晴らしいと思われるアイドル集めたDVDboxで、その稀少性から伝説の伝説の伝説、略して伝伝伝と呼ばれるアイドル好きなら誰もが知っているDVDboxです。」
穂乃果「は、花陽ちゃんキャラ変わってない?」
確かに。と私も思った。
花陽「通販、店頭共に瞬殺だったのに……尊・敬。」
にこ「家にもう一つ持ってるけどね。」
花陽「本当ですかっ!!」
穂乃果「じゃあ、みんなで見ようよ。」
にこ「ダメよ、それは保存用。」
花陽「くぁ……伝伝伝が……」
小泉は、にこの言葉に崩れ落ち涙を浮かべていた。
凛「かよちんが、いつになく落ち込んでる!」
ことり「……」
南は、棚の上の方を見ながら微動だにしなかった。
にこ「ああ、気づいた?秋葉のカリスマメイド・ミナリンスキーさんのサインよ。」
海未「ことり、知っているのですか?」
ことり「あ、い、いやぁ……」
真夜「ミナ、リン、スキー。ねぇ……」
私は、名前を呟きながら南を横目で見ていた。
にこ「まあ、ネットで手に入れた物だから本人の姿を見たことは無いけどね。」
ことり「……ふぅ。と、とにかくこの人凄い。」
一体何が凄いのだろう。と私は思っていた。
一度全員座らせ、訪れた理由を話そうとした。
にこ「それで、何しに来たの?」
穂乃果「アイドル研究部さん。」
にこ「…にこよ。」
穂乃果「にこ先輩。実は私たち、スクールアイドルをやっておりまして」
にこ「…知ってる。どうせ、希に部にしたいなら話つけてこいとか言われたんでしょ?」
海未「いえ、言ったのは真夜先輩で」
にこ「はあっ!?」
私は、にこから顔を背けた。
にこは、私を睨んでいるのだろうな。
にこ「はぁ、まあいずれこうなるんじゃないかって思ってたけどね。」
穂乃果「じゃあ」
にこ「けど、お断りよ。」
穂乃果「え?」
にこ「お断りって言ってるの。」
穂乃果「え、いやぁ…」
高坂は困り、園田に助け船を出した。
海未「私たちは、μ'sとして活動出来る場が必要なだけです。なので、ここを廃部にしてほしいってことではなく」
にこ「お断りって言ってるの!言ってるでしょ、あんたたちはアイドルを汚してるの!!」
穂乃果「でも、ずっと練習してきたから歌もダンスも」
にこ「……そう言うことじゃない。…あんたたち、ちゃんとキャラ作りしてるの?」
穂乃果「…キャラ?」
にこ「そう、お客さんがアイドルに求めるものは、楽しい夢のような時間でしょ?だったら、それに相応しいキャラがあるの!まったく…しょうがないわね。」
にこは、そう言い私たちに背を向けた。
にこ「良い、例えば……にっこにっこにーあなたのハートににこにこに~笑顔届ける矢澤にこにこ~にこに~って覚えてloveにこっ!!」
6人「……」
6人は、言葉を失っていた。
真夜「……まあ、こうなるよね。」
にこ「真夜、どう言うことよ。…で、どう?」
穂乃果「うっ!」
海未「これは…」
ことり「キャラと言うか…」
真姫「私無理」
凛「ちょっと、寒くないかにゃ~」
花陽「ふむふむっ!」
にこ「…そこのあんた、今寒いって」
凛「え、いやスッゴい可愛かったです!最高です!!」
ことり「でも、こう言うのもいいかも!!」
海未「そ、そうですね!お客様を楽しませる努力は大事です!!」
花陽「素晴らしい!さすがにこ先輩!!」
穂乃果「よぉーし!そのくらい私だって」
にこ「出てって」
穂乃果「え?」
にこ「とにかく、話は終わりよ!とっとと出てって!!」
高坂たち6人は、部室から追い出され私はそれを眺めていた。
~~
希side
わたしは、にこっちに会いに行った高坂たちを見にアイドル研究部の近くに居た。
すると案の定、にこっちに追い出される高坂さんたちを見ていた。
穂乃果「あぁ~にこ先輩~」
希「やっぱり、追い出されたみたいやね。」
わたしは、高坂さんたちに近寄っていった。
海未「副会長?」
希「みんな、少し時間ある?にこっちの話したるよ。」
高坂さんたちは、わたしの話に興味があるらしく話を聞くことになった。
残念ながら1年生はそれぞれ用事があるようで、2年生だけが聞くことになった。
穂乃果「スクールアイドル?」
海未「にこ先輩が?」
希「一年生の頃やったかな、同じ学年の子と結成してたんよ。今はもう、やってないやけどね。」
ことり「辞めちゃったんですか?」
希「にこっち以外の皆がね、アイドルとしての目標が高すぎたんやろうね。着いていけないってひとり辞め、ふたり辞め……だから、あなたたちが羨ましかったんじゃないかな?歌にダメだししたり、ダンスにケチ付けたり出来るってことは、それだけ興味があって見てるってことやろう?」
高坂さんたちは、少し俯くとすぐにわたしを見て言った。
穂乃果「…副会長、ありがとうございます。」
そう言い、高坂さんは園田さんと南さんを連れ帰って行った。
希sideout
~~
にこ「で、あんたはいつまで居るのよ。」
高坂たちを追い出してから数分も経たない内に、にこは私に聞いてきた。
真夜「そうだね。とりあえず、μ'sに入るまでかな?」
にこ「…だから私は入らないって 真夜「羨ましい。」…」
にこは、黙り私は言葉を続けた。
真夜「あの講堂のライブから、見ててくれたんだね。そして、羨ましいと思ってくれた。」
にこ「…なに言ってんのよ」
真夜「あの子達なら、君の想いを受け止めてくれるよ。だから、安心して良い。」
にこ「…」
真夜「…私と違って手を差し伸べてくれる子達だから、じゃあ失礼したよ。」
私は、にこ見ずに部室を後にした。
明日には、高坂たちが何か対策を立てにこをμ'sに引き込むだろ。
なら、私は次の手を打つ事にした。
私はそのまま、生徒会室へ向かった。
生徒会室に、入ると希は居なく絵里が冷ややかな目でこちらを見て言った。
絵里「…何かしら?」
真夜「…いや、この前の事で謝りたいと思って」
絵里「…気にしてないわ、北原君。」
真夜「……気にしてるんだね。」
私は、ため息をついた。
真夜「……すまなかった。売り言葉とは言え私が、悪かった。」
私は講堂での、やり取りを頭を下げ謝った。
絵里「…いつもの」
真夜「……は?」
絵里「いつものカフェ、なんでも奢るなら良いわよ。それで、チャラにしてあげる。」
真夜「…良いのか?」
絵里「えぇ、勿論希の分もよ!」
真夜「あ、あぁ。わかったよ。」
絵里は冷ややかな目から、いつもの明るい私と希が好きな笑顔になった。
絵里「よし、希が帰ってくる前に仕事を終わらせて行くわよ!真夜も、手伝って!!」
真夜「…わかったよ。」
私は絵里の仕事を手伝い、希が戻って来る前に終わらせた。
希が戻って来るなり、絵里はすぐに荷物をまとめいつものカフェに3人で向かった。
~~
翌日の放課後。
朝から雨で、生徒会室にてバイオリンを湿気らないようにしていた。
私と希、絵里は放課後は一緒に生徒会の仕事をこなしていると、希が窓の方へ行き窓の外を見ていた。
希「絵里ち、真夜くん。見てみ雨、止んでる。」
絵里「ほんとね。」
真夜「これで、湿気から解放される……」
希が窓を開けると、声が聞こえてきた。
にっこにっこにー
にこと高坂たちをの声だった。
希「にこっち。」
真夜「希、良かったね。」
希「…なんのことや?」
希は、誤魔化すが目には涙が溜まっていた。
感想、お待ちしております。