ラブライブ~紫色の瞳に寄り添って~   作:PRIN20

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すみません、リアルが忙しかったり、書いてた物が途中で消えたり、パソコンが壊れたり色々あり、投稿が追い付きませんでした。


一乱転じて吉をなす

にこがμ'sに加入してから、数日が経とうとしていた。

放課後、中庭に私と希の横にカメラを持った星空、それを向けられて少々困り気味の高坂、その高坂を見て苦笑いをしている南と園田が居た。

 

穂乃果「え、え~と……」

 

希「ほら、笑って」

 

穂乃果「え、ぇへへ」

 

凛「そこで決めポーズ!」

 

穂乃果「ぅえ?!…う~んじゃあ…はあっ!!」

高坂は、希と星空の無茶振りを素直に受け入れポーズをしていた。

 

希『これが音ノ木坂学院に誕生したμ'sのリーダー 高坂 穂乃果、その人だ。』

 

凛「はい、オッケー!」

 

ことり「あの、これは?」

今までの、やり取りを見ていた南が苦笑いをしてこちらに尋ねてきた。

 

真夜「じゃあ、次は園田だな。星空、頼んだよ。」

 

凛「わかったにゃ~」

 

海未「…え?な、なんなんですか?!ち、ちょっと待ってください!!失礼ですよ、いきなり!!!」

 

希「ごめん、ごめん。実は生徒会で部活動を紹介するビデオを制作することになって、各部の取材をしているところなん。」

 

穂乃果「…取材」

 

凛「ね!ね!面白そうでしょ!!」

先程まで、園田にカメラを向け「お!その表情良いよ良いよっ!!」と言って星空も会話に参加した。

 

希「最近、スクールアイドルも流行ってきてるしμ'sとしては悪い話じゃないと思うけど?」

 

海未「わ、私は嫌です!!そんな、カメラに映るなんて…」

 

穂乃果「取材……なんてアイドルな響き。」

 

海未「ほ、穂乃果!」

 

穂乃果「オッケーだよね、海未ちゃん!それ見た人がμ's事、覚えてくれるし!」

 

ことり「そうね、断る理由はないかも。」

 

海未「ことり!?」

 

深夜「高坂と南は、賛成みたいだね。」

 

凛「それに取材させてくれたら、お礼にカメラ貸してくれるって!」

 

希「そしたらPVとか撮れるやろ?」

 

穂乃果「PV?」

 

凛「ほら、μ'sの動画ってまだ3人だった時のやつしかないでしょ?」

 

真夜「今のμ'sは、4人も増えたから前のままじゃね。

 

穂乃果「あぁ!あの動画、撮ってくれたのまだ誰か分からないままだし。」

 

ことり「海未ちゃん、そろそろ新しい曲やった方が良いって言ってたよね?」

 

穂乃果「……決まりだね!」

 

海未「…はぁ…もうっ!!」

 

穂乃果「よーしっ!じゃあ、他のみんなに言ってくる~!」

そう言い、高坂は園田と南を引き連れ校舎へ入っていった。

 

希「……」

 

真夜「…あと、もう少しだな。」

 

希「…うん?なんのことや。」

 

真夜「それなら、それで良いよ。」

私たちは、星空に聞こえないようにステラ小さく話していた。

結局、全員の予定が合わず翌日に取材をすることになった。

 

~~

 

翌日の放課後

私たちは、部室に居た。

机に置いてあるカメラの画面に園田、高坂、南は見ていた。

 

希『スクールアイドルとは言え、学生である。プロのアイドルの様に時間外に授業を受けたり、早退が許されるようなことはない。よって、居眠りしてしまうこともある。昼食をしっかり取ってから、再び熟睡。そして、先生に発見されると言う一日であった。これがスクールアイドルとは言え、まだ若干16歳 高坂 穂乃果の有りのままの姿である。』

 

穂乃果「ありのまますぎるよっ!って言うかいつの間に撮ったの?!」

画面に映った高坂の醜態と希のナレーションにツッコミを入れ立ち上がる高坂だった。

 

凛「上手く撮れてたよ~ことり先輩!」

 

ことり「ありがとーこっそり撮るの、ドキドキしちゃったっ。」

 

穂乃果「ぅえ?!こ、ことりちゃんが…酷いよ~」

 

海未「普段だらけているから、こう言うことになるんです。 穂乃果「さすが、海未ちゃん!」ん?」

園田が話している途中で高坂声を上げ、南とカメラの動画を見ていた。

 

穂乃果「真面目に弓道の練習を……これは?」

 

ことり「…可愛く見える、笑顔の練習?」

高坂と南の言葉に、園田は俊敏に反応しカメラの電源を切った。

 

海未「プライバシーの侵害ですっ!!」

 

穂乃果「よーしっ!こうなったら~ことりのプライバシーも……あれ、なんだろう?」

自分と園田のプライバシーを覗かれた事で南のプライバシーも覗こうと、高坂は南のカバンを開け何かを発見したらしい。

 

ことり「っ!」

南は、今までにないスピードでカバンを高坂から奪取し、カバンを後ろ手に隠した。

 

穂乃果「……ことりちゃん、どうしたの?」

 

ことり「ナンデモナイノヨ」

 

穂乃果「…え、でも」

 

ことり「ナンデモナイノヨナンデモ」

高坂も園田も、南の稀な行動で呆気に取られていた。

まあ、南の片言は何か隠しているのだろうが今は考えら時ではない。と私は思った。

 

希「完成したら、各部にチェックはしてもらうようにするから、問題あったらその時に」

 

穂乃果「でも、その前に生徒会長が見たら…「困ります、貴方のせいで音ノ木坂は怠け者の集団に見られてるのよ。」…うっ!」(涙)

絵里の冷たい眼差しと言葉を想像し、高坂は涙目になった。

 

希「まあ、そこは頑張ってもらうとして…」

 

穂乃果「ぅえ!希先輩、何とかしてくれないんですか?!」

 

希「…そうしたいやけど残念ながら、うちが出来るのは誰かを支えてあげることだけ。」

 

真夜「……」

 

穂乃果「…支える?」

高坂は、希の言葉に何かを感じ私に視線を向けていた。

私は、何も言わず高坂から目を背けた。

 

希「ま、うちの話はええやん。さあ、次は」

希が次の取材対象を考えて居ると、ドアが開き息絶え絶えのにこが入って来た。

 

穂乃果「あぁ、にこ先輩。」

 

にこ「はぁはぁ……取材が来るってほんと!?」

 

ことり「もう、来てますよ。」

南は、にこに「ほら。」と言わん代わりに手を私たちに向けていた。

すると、にこは姿と息を整え構えた。

 

にこ「…ふぅ……にっこにっこにーみんなの元気ににこにこに~の矢澤 にこです!え~と~好きな食べ物は~」

 

希「ごめん、そう言うのいらないわ。」

 

にこ「え?」

 

凛「部活動の生徒に迫るって言うやつにしたいんだって!」

 

真夜「様は素顔、自然体でってこと。」

希、星空、私のツッコミににこは、顔を引きつかせていた。

 

にこ「素顔…オッケーオッケーそっちのパターンね。ちょっと、待ってねぇ。」

にこは、再び私たちに背を向けごそごそと何かを準備していた。

私は、また面倒なヤツだと思い、にこに聞こえないような小さな声で皆に伝えた。

 

真夜「…みんな、今のうちに外に出よう。」

私たちは、準備をしているにこを後目に部室を後にした。

部室の方で、「って、居ないしっ!!」とにこの声が聞こえたが気にしない。

 

 

場所は変わって、中庭。

小泉と西木野を呼び、撮影を再開した。

 

花陽「た、助けて……」

 

真夜「緊張しなくても、大丈夫だよ。聞かれたことに、答えてくれれば良いから。」

 

凛「かよちん、凛もついててあげるから頑張ろう!!」

 

希「編集するから、どんなに時間かかっても大丈夫やし。」

涙目に困り顔の小泉を私と星空、希が言葉をかけ安心させようとしていた。

 

花陽「で、でも」(照)

 

凛「大丈夫だよ、凛も一緒に映るから!」

 

真夜「小泉、失敗しても良いからゆっくりやっていこ。」

 

花陽「は、はいっ」(照)

私は、小泉の頭に手を置き撫で言葉をかけた。

やはり、カメラに緊張しているのかほんのり頬が赤かった。

 

凛「真姫ちゃんも、こっち来るにゃ」

 

真姫「…私は、やらない。」

少し離れたところに居る西木野を、星空は呼んだが彼女は髪をクルクル弄りながら拒否した。

こちらも、照れているのか少し挙動不審気味である。

 

凛「も~。」

 

希「ええんよ、無理にインタビューしなくても。」

 

真夜「星空、カメラ西木野に向けて。」

 

凛「わ、わかったにゃ」

希と私は、星空にカメラを回させ西木野を撮らせた。

 

希『真姫だけは、インタビューに応じてくれなかった。スクールアイドルから離れれば、ただの多感な15歳。これもまた、自然な事だ。』

 

真姫「って、何かってにナレーション被せてるのっ!!」

勝手に録られている事に気づいた西木野は、こちらに近づきカメラを止めさせた。

結局、1年生は3人で撮ることになり私は、星空からカメラを受け取り3人をカメラのフレームに収めた。

 

希『まず、アイドルの魅力について聞いてみたいと思います。では、花陽さんから。』

 

花陽「ぅえ?!……えっと…その…」

希の質問に、テンパる小泉。

小泉よ、少し挙動不審過ぎではなかろうか?と私は思った。

 

凛「かよちんは、昔からアイドル好きだったんだよね。」

 

花陽「は、はい。」

 

希『それでスクールアイドルに?』

 

花陽「あ、はい。えっと……あ……ぷっ」

 

真姫「ちょっと、止めて!」

急に、小泉は吹き出し西木野によってカメラは止められた。

 

真夜「どうした?」

 

真姫「……後ろ」

私は、西木野に言われた通り後ろを向くと変顔をしている高坂が目に入ってきた。

 

真夜「……高坂、なにやってるんだ?」

 

穂乃果「いや~緊張してるみたいだからほぐそうかなって?」

 

真姫「ことり先輩も!」

西木野の言葉に私も、高坂の後ろにいたひょっとこ?のお面を被る南を見た。

 

ことり「頑張っているかね。」

 

真姫「全く、これじゃあμ'sがどんどん誤解されるわ!」

 

穂乃果「おお!真姫ちゃんがμ'sの心配してくれてる!」

そう言うと高坂は、私からカメラを奪い西木野にカメラを向け撮り始めた。

 

真姫「あ、べ、別に私は……あ、トラナイデ!!」

西木野は、高坂に気付きカメラを止めさせた。

私は、笑顔で高坂と南に近づいた。

 

真夜「……高坂、南」

 

ことり「なん…ですか…」

 

真夜「…正座。」

 

穂乃果「の、希せんぱ~い…」

 

希「…ごめんな、うちは支えることしか出来んよ。」

怒気を含んだ笑顔の私に高坂と南は涙目になり、二人が助けを求めた希は二人から顔を背けた。

私は、園田や小泉たちを希に任せ二人の説教を始めた。

 

凛「でも、確かにここまで撮った分だけ見るとちょっとね。」

 

希「だらけている。と言うか、遊んでいる。と言うか」

 

花陽「ぅえ?!」

撮った映像を見て星空と希は、素直な感想を言うと小泉は驚いた。

まあ、確かに今まで撮った分を見るとそう見えるだろう。

 

希「まあ、でもスクールアイドルの活動の本番は練習やろ?」

 

真姫「そうね。」

 

凛「じゃあ、練習に行くにゃ~」

星空の掛け声で皆、屋上に向かって行った。

私と、私にお説教されている高坂と南を残して

 

穂乃果 ことり「の、希先輩~助けてくださ~い。」

 

 

高坂と南の声を聞いて希と園田が私を止めに来て、説教を、やめ屋上へ皆で向かった。

高坂たちは着替えに部室は行き、屋上には先に私と希が行き、カメラなどの準備をした。

着替えた高坂たちも合流して、練習を開始した。

練習風景を見て、私と希は話していた。

 

真夜「…どうだ?」

 

希「楽しそうやね。」

 

真夜「けど、まだまだだよ。1年は上級生に気を使ってるし、2年は初期メンバーで引っ張って行かなければならないし、にこは最上級生故にそれなりに気を張っている。」

 

希「…ちょっと、纏まりが無いのはそれでなん?」

 

真夜「そうだよ、でもこればかりは…」

 

希「…そうやね。」

園田の言葉で、休憩になり私は全員に飲み物とタオルを持っていた。

後で希は、カメラにナレーションを入れていた。

 

希『かれこれ、一時間。ぶっ通しでダンスを続けて、やっと休憩。全員息は上がっているが、文句を言う者はいな。』

 

真姫「どう?」

 

希「さすが、練習だと迫力が違うね。やることは、やってるって感じやね。」

 

真姫「まあね。」

 

希「でも、練習って普通リーダーが指揮するもんじゃない?」

 

真姫「それは……」

私は、背後で交わされている会話を耳に心の中でため息を着いた。

 

 

その夜、希と私は夕食を食べていた。

私は、希がなぜあの様なことを言ったのか気になっていた。

そんな中、先に口を開いたのは希が先だった。

 

希「…ねぇ、真夜くん。花陽ちゃんと、なんかあった?」

希の言葉に疑問を思い、希を見た。

しかし、私は直ぐに目を背けてしまった。

なぜなら、希の周りには黒いオーラ?的な何かが纏わって寒気がした。

私が目を背け、更に黒さが濃くなったような気がした。

私は、ヤバイと思い(なぜ、思ったのはわからないが)再び希に視線を戻し言った。

 

真夜「…なんにもないよ。」

 

希「…なんで、目を背けたの?」

 

真夜「い、いやちょっと寒気が」

 

希「なに訳のわからないこと言ってるん?」

 

真夜「そ、そう言えば希は西木野になんであんなこと言ったんだ?」

 

希「…誤魔化して。で、真姫ちゃんに言ったこと?」

話題を反らし少し、不機嫌気味だがさっきより寒気も黒いオーラも弱まり私は少しほっとした。

 

真夜「ほら、リーダーの」

 

希「あ~あ!でも、ほんとの事でしょ?」

 

真夜「そうだが、占いには高坂がリーダーに相応しいって出てたんだよね?」

 

希「そうだね。でも、良い刺激になると思うよ?」

 

真夜「…面倒なことになるのが目に見えるだろう、にことか特に。」

 

希「そこは、真夜くんの出番だね。」

希は、私にウィンクをして空の食器を片付けるため立ち上がり台所へ行った。

 

真夜「…全く、勝手に言ってくれるよ…」

私は、そう言い食事を再開した。

 

 

翌日の放課後、私はにこに呼ばれ部室に来ていた。

昨日、西木野が希に言われたことを皆で考えるらしい。

 

にこ「リーダーには、誰がふさわしいか。だいたい、私が部長についた時点で一度考え直すべきだったのよ。」

 

真姫「……リーダー、ね。」

 

ことり「私は、穂乃果ちゃんで良いけど」

 

にこ「ダメよ、今回の取材ではっきりしたでしょ?この子は、まるでリーダーに向いてないの。」

 

真姫「それはそうね。」

 

海未「……ですが」

 

にこ「そうとなったら、早く決めた方が良いわね。PVだって、あるし。」

 

海未「PV?」

 

にこ「リーダーが代われば、屹然的にセンターだって代わるでしょ?次のPVは、新リーダーがセンター。」

 

真姫「そうね。」

 

真夜「西木野は、興味なさそうだね。」

 

真姫「あなたも、ね。」

 

花陽「でも、誰が?」

 

にこ「リーダーとは、

まず1に誰よりも熱い情熱を持って、みんなを引っ張っていけること。

次に、精神的支柱になれるだけの懐の大きさを持った人間であること。

そしてなにより、メンバーから尊敬される存在であること!

この条件をすべて備えたメンバーとなると!」

 

凛「海未先輩かにゃ?」

 

にこ「なんでやねーんっ!!」

 

海未「わ、私が?」

 

穂乃果「そうだよ、海未ちゃん。向いてるかも、リーダー!」

 

海未「それでいいのですか?」

 

穂乃果「え?なんで?」

 

海未「リーダーの座を、奪われようとしているのですよ?」

 

穂乃果「…それが??」

 

海未「…なにも感じないのですか?」

 

穂乃果「だって、みんなでμ'sやってくのは一緒でしょ?」

 

花陽「でも、センターじゃ無くなるかもですよ?」

 

穂乃果「おぉ!そうか!!…まあ、いっか!」

 

5人「えぇ~!!?」

私は、高坂の言葉に頭を抱えた。

そして、忘れていた。

この子は、こう言う子だと言うことを。

 

海未「そんな事でいいのですか?」

 

穂乃果「じゃあ、リーダーは海未ちゃんと言うことにして」

 

海未「ま、待ってください。……無理です。」

 

真姫「面倒な人。」

 

凛「なら、真夜先輩は?」

 

海未「そ、そうです!この中で、一番向いてます!」

 

真夜「さすがに、女性グループのリーダーが男性なのはダメろう。それに、私は生徒会もある。根本的に、無理だろ。」

 

海未「そ、そんな…」

 

花陽「じゃあ、ことり先輩?」

 

ことり「うん、私?」

 

凛「副リーダーって感じだね。」

 

花陽「でも、1年生でリーダーってのも訳にもいかないし……」

 

にこ「仕方ないわね。」

 

ことり「やっぱり、穂乃果ちゃんが良いと思うけど?」

 

にこ「仕方ないわね~」

 

真姫「私は、海未先輩を説得した方が良いと思うけど?」

 

にこ「仕方ないわね~!!」

 

花陽「と、投票が良いんじゃないかな?」

 

にこ「しーかーたーなーいーわーねー!!」

 

真夜「にこ、うるさい。」

 

にこ「あ、はい。」

 

凛「で、どうするにゃ?」

 

にこ「なら、勝負よ。」

にこが、6人に勝負の内容を説明してる間、私は生徒会の仕事があるため1人部室を後にした。

歩きながら、アイドル好きのにこが考える勝負はおそらく歌やダンスなのだろうと思った。

 

真夜「勝負、ねぇ。」

間違いなく、遊びになるだろうな。と、私は思いながら生徒会室へ向かった。

 

 

その夜、私は携帯電話を手に画面とにらめっこしていた。

母さんに、教えて貰った番号。

私が、師と仰ぐ女性の電話番号。

私はそれに掛けるかどうかを、いまだに迷っていた。

あの事故を思い出すと、師匠に連絡を取ることすら恐怖を感じる。

だが、今はバイオリンが引け、ある程度軽減されていると思い。

私は、その番号に掛けた。

相手は、直ぐに出た。

 

?「…もしもし、真夜か?」

 

真夜「…師匠、ご無沙汰しております。」

 

?「相変わらず堅いな奴だな、前みたいに呼べばいい。」

 

真夜「…お久しぶりです、早妃さん。」

 

早妃「…あぁ、久しぶりだな真夜。…元気か?」

 

真夜「…えぇ、変わらず。」

 

早妃「そうか、良かった。」

 

真夜「…バイオリンもなんとか、引けるようになりました。」

 

早妃「っ!ほ、本当か!?」

 

真夜「えぇ、まだ完全ではないのですが」

 

早妃「それでも、お前がまた引けるようになってあたしは嬉しいよ。」

 

真夜「…そうですか。ところで、少し聞きたいことがありまして」

 

早妃「そう言えば、どうしたいきなり電話してきて。なんかあったか?」

 

真夜「はい、私が今関わってるグループでμ'sと言うのが有るんですが…そのグループがリーダーで揉めてまして、今日はグループの最年長者が「勝負で決めよう!」と言って何処かへ行ったんですが」

 

早妃「わかった、全部言わなくて良い。それはあれだ、誰が相応しいか。じゃなくて、誰でも変わらないってことだな。」

 

真夜「…変わらない?」

 

早妃「お前は、ソリストだから分からないだろうがグループにはやっぱりリーダーが居る。主に、中心に居るヤツ。例えば…オーケストラだとピアノやバイオリンとか曲のメインを張る奴等だ。」

 

真夜「はい。」

 

早妃「だが、オーケストラだとソロとは違い大勢でやらなきゃいけない。それで、サポートが必要不可欠。つまり、いくらリーダーが良くてもサポート連中が協力的じゃなきゃ演奏はダメになるんだ。」

 

真夜「それで、リーダーは変わらない?つまりは、誰でも良い。と?」

 

早妃「そうだな、大雑把に言ってしまえばそう言うとこだ。リーダーがダメでも、周りが上手くまとめる方が重要な事もある。リーダーなんかは、経験しないと難しいからな。」

 

真夜「早妃さんも、経験有るんですか?」

 

早妃「…あるよ、スッゴく思い知らされた。今回もオーケストラでのアメリカで演奏会があるから、あたしは色々考えるよ。でも、お前の所のμ's?だったけ?そのグループは聞くところじゃまだ、始まったばかりだろ?今は、それで良い。」

 

真夜「…そうですか。」

 

早妃「…まあ、欲を言えば物怖じしない子が良いな。なんにでも、怖れないで突き進める奴だ。」

 

真夜「っ!そう言うタイプは居ます!」

 

早妃「でも、周りが気を付けないとそう言うタイプは大きな壁に1人でぶつかるからな。気ぃつけろよ。」

 

真夜「わかりました、気を付けます。」

 

早妃「まあ、お前がまた居れば大丈夫だろ。じゃあ、また連絡してこい。あたしも、連絡すること有るだろうし」

 

真夜「はい、わかりました。」

私は、最後の師匠の言葉が引っ掛かったがそのまま流すことにした。

この日は、このまま電話を切り私は眠りに着いた。

 

 

翌日、μ'sのサイトに新しい動画がアップされていた。

メールで高坂たちに事情を聞くと「皆がセンターでリーダーは無しにした」と言われた。

そのあと個人で、園田からのメールで「高坂を除くメンバー全員の一致で高坂がリーダー」となったらしい。

そのメールには、新しい曲の歌詞が2件ほど載せられていた。

そして、西木野からも新たな曲が2件メールで送られてきた。

私も、忙しくなりそうだ。と思った。

何時ものように生徒会に行くと、希と絵里は既に居てパソコンで何かを見ていた。

私は近づきパソコンを覗くと、μ'sの新しい動画だった。

 

絵里「…あなたたち、言ったの?」

 

真夜「私は、特に何もしてないよ。」

 

希「うちは、思ったことを素直に言っただけや。……どっかの誰かさんとは違って」

 

絵里「……」

 

希「……もう、認めるしかないんや。絵里ちが力を貸してあげれば、あの子らはもっと」

 

絵里「なら、希が力を貸してあげれば!」

 

真夜「絵里」

 

絵里「……」

 

希「…うちやない。カードも言ってるの、あの子たちに必要なのは絵里ちや。」

希は、タロットカードの一枚を手に取った。

カードは、星。

 

絵里「……ダメよ。」

絵里は、なにかを押し殺すように呟いた。

 




今回、真夜の師匠こと早妃さんを出しました。
この人は、結構出てきます。
よろしくお願いします。
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