魔法少女育成計画 Legacys   作:鹿縁

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えっとすみません、思った以上に速攻でエタりました。
半年以上も放置しておいて何ですが、スレの方で話題が出たのでこれを機に設定を公開して完結としたいと思います。

以下、整理し直した全体の設定になります。


魔法少女育成計画 Legacys 設定資料集

【用語集】

 

・『元プク派助け合いの会』

 元プク派の魔法少女のうち、有望株を選抜して派閥に取り込むため、オスク派が裏で糸を引いて結成された互助会。表向きの目的は元プク派魔法少女の社会復帰だが、潜入した様々な勢力の魔法少女の思惑が渦巻いている。

 

・『プク・プック その大いなる遺産発掘計画』

 潜入したオスク派が主導し、設定された会場で起きる(人為的な)トラブルやアクシデントへの対応力から、引き抜く価値のある魔法少女を選抜するために立てられた計画。ここで言う『大いなる遺産』とは、有望な元プク派魔法少女という人材そのものを指していた。結果的にはトラブルをコントロールしきれず、オスク派にも少なからず被害が出た。また、生き残った有望な元プク派魔法少女も半分ほどを革命派に横取りされた。

 

・カスパ派

 オスク派が元プク派魔法少女の引き抜きを目論んでいることを嗅ぎつけ、横槍を入れつつあわよくば横取りできないかと数名の魔法少女を派遣し潜入させた。

 

・革命派

 吉岡=変態=ピティ・フレデリカ率いる一派。あるいは初代ラピス・ラズリーヌ率いる一派。

 一般的には魔法の国へのクーデターを目論む革命勢力全般を指す。

 今回は上記の二つの革命派が、それぞれの目的で配下の魔法少女を潜入させていた。

 

 

【展開設定】

元プク派の魔法少女が『元プク派助け合いの会』、通称互助会に勧誘される

→互助会では『プク・プック その大いなる遺産発掘計画』が進められている

→謎めいたトラップや暗号も突破し、少しずつ遺産の発掘が進められていく

→遺産の発掘が完了する間近、突如コジローがゾンビ魔法少女となって周囲に襲いかかる

→ゾンビ魔法少女は瞬く間に増殖する。洞窟は封鎖されて脱出不可能となっている

→マジカル☆ぺーちゃんがオスク派の魔法使いであり、首謀者であることが判明

→生存者の魔法少女たちはどうにかゾンビ魔法少女を撃退し、一定数が安全を確保する

→首謀者であるマジカル☆ぺーちゃんは計画の終了を宣言しようとするが、リバーシアにより死亡

→革命派のリバーシアはより確実にオスク派の目的を妨害するため、魔法少女を全滅させようとする

→生存者たちがリバーシアと戦い、犠牲を出しながらもリバーシアを倒す

→オスク派、革命派がわずかな生存者を回収し、事態は収束する

 

 

【人物裏設定】

 

1.5(ファイブ)サイコロン

 オスク派と内通し、互助会を結成した『主催者』側の元プク派魔法少女。

 魔法の効果で殺し合いには巻き込まれないが、逃亡を試みてハニカミにこりんの魔法により廃人化。

 そのままふらふらと崖から転落し、殺し合いですらない「事故死」によって死亡。

 

2.マジカル☆ぺーちゃん

 本名はディ・ペリパ・ローングリム。今回の黒幕枠。

 正体は魔法少女ではなく、魔法使い。オスク派。

 プク・プックの遺産=元プク派魔法少女の引き抜き計画の立案者である。

 魔法少女として潜入し、最も近くから『選抜』の様子を観察していた。

 様々な魔法のアイテムを作り出す技能に長けており、強制的に変身を解除させるなどの強力なアイテムも所持していたが、革命派魔法少女やカスパ派という想定外の敵に対応しきれずに不意を打たれ死亡。

 

3.ゴーアウト=フォール

 監査部門に所属する魔法少女。

 厳密にはプク派というわけではなくプク・プックの洗脳の影響も薄かったが、

 監査部門から互助会の実態調査のため元プク派を名乗らされて派遣された。

 重力を操る強力な魔法少女だったが、リバーシアにより重力を逆転させられて圧死。

 

4.とらこ

 カスパ派から派遣され、潜入していた魔法少女。

 財務に明るく、魔法を応用してデイトレードで高い収益を挙げることができる。

 遺産計画の財務的な側面を調査するために派遣された。

 計算能力を生かして空間を分析することで戦闘にも対応できるが、リバーシアが流れを制御して送り込んだゾンビ魔法少女の物量の前には成す術がなく死亡。

 

5.リバーシア

 革命派、すなわち変態の手先として潜入。今回の裏ボス枠。

 最初期から潜り込み、オスク派への二重スパイとして『主催者』側となり互助会の結成段階から関わっていた。主な目的は、オスク派の目的の妨害。

 表と裏を裏返す魔法により、重力の向きを逆転させたり全身の皮膚を裏返したりすることが可能。

 ゾディオを殺害し、制御不能となったゾンビ魔法少女が暴れ回る混沌とした状況を生み出して遺産計画の参加者を全滅させることでオスク派の目的を妨害しようとする。しかし、最終的には結束した生き残りの魔法少女たちにより撃破され、死亡。

 変態はもとよりリバーシアを捨て駒として利用しており、戦闘後に首尾よくハルミを回収した。

 

6.シースルーララ

 元プク派の気弱な魔法少女。他者からの認識を減衰させる魔法を使う。

 ようは石ころ帽子。存在感がなくなる、実質上のステルス状態。

 戦闘への適性は低いため、早々に死亡しゾンビ魔法少女となる。

 

7.ハニカミにこりん

 オスク派から派遣された魔法少女。外見年齢が幼い。

 ヤバい任務を好むという悪趣味な嗜好を持ち、嬉々としてゾディオの殺戮を支援する。

 相手に強制的に多幸感を与える魔法は、痛み止めや精神安定にも使えるが、

 強く使用すればドラッグのODのように相手の精神を焼き切って廃人化させる。

 遺産計画においてマジカル☆ぺーちゃんを補佐し、ゾディオを支援するサポート役の頭脳派。主人やゾディオの死を隠れ蓑に一人脱出しようとしたが、革命派のブラインドイットに補足され、オスク派の戦力を削ぐために殺害される。

 

8.ノーブル・ベスティアーノ伯爵

 気位の高い元プク派魔法少女。比較的地位の高い職業魔法少女でもあったため、

 復権を目指して意欲的に参加し、後発勢でありながら『主催者』側として参加していた。

 しかし遺産計画の真の目的は知らされず、オスク派にいいように利用されていた。

 戦闘能力は高いため中盤まで生き残るが、そのプライドの高さが災いし死亡。

 強力なゾンビ魔法少女として生存者に襲いかかることになる。

 

9.ゾディオ

 魔法少女すらゾンビに変える魔法を使う、今回の表ボス枠。

 オスク派の魔法少女であり、殺戮と暴れることを好む凶暴な性格。

 遺産計画の『トラブル』の主体として派遣された。

 大量のゾンビ魔法少女を操り暴虐の限りを尽くしていたが、リバーシアにより全身の皮膚や臓器を裏返されて死亡。ゾンビ魔法少女の群れはコントロールを失い暴走を始める。

 

10.マーメロウ

 カスパ派から派遣された魔法少女。

 歌声を響かせた物体への干渉力を持つ、汎用性の高い魔法を持つ。

 魔法少女に歌を聞かせれば動きを封じ、岩に響かせれば崩落させ、水に響かせれば濁流を生む。

 とらこと組んで遺産計画の調査と横取りを目指していたが、とらこがゾンビ魔法少女により死亡。

 危険だと判断して水中に潜伏していたが、リバーシアがとらこの仇だとわかり思わず攻撃。

 反撃され自身は死亡するものの、リバーシアに隙を作り撃破に大きく貢献した。

 

11.スコティッシュ・ボマー

 元プク派魔法少女。魔法は強力だが、素行不良。

 ゾディオの展開したゾンビ魔法少女の群れを突破し、黒幕であるマジカル☆ぺーちゃんの下まで辿り着く。オスク派に自分を取り立てるよう求め、さもなくば爆破すると脅迫するが、態度が悪く採用できないとして魔法のアイテムで強制的に変身を解除される。

 生身のままゾディオの操るゾンビ魔法少女に囲まれ、死亡。 

 

12.海の賢者ハルミ

 元プク派魔法少女で、本体は女子大生。

 怠け者だがスペックは高く、物体の強度を上げる魔法は戦闘にも有用。

 ゴーアウト=フォールらと共にゾンビ魔法少女の群れから生き延びたが、

 リバーシアによりゴーアウト=フォールが殺害されたのを目撃して激昂。

 ばらずきんちゃんらと共にリバーシア撃破を目指して戦い、生存する。

 洞窟の崩壊の中で変態によって回収され、革命派へ。

 

13.苦羅羅

 元プク派魔法少女。さらにその前は仁義を重んじる傭兵。

 魔法は自身の受けたダメージを一時的に無視するもので、魔法が発動している最中は致命傷を受けたとしても死亡せず、欠損しなければ行動にも支障はない。ただし頭部を破壊されるなどして魔法が中断されればダメージは反映される。また、ダメージそのものが消えてなくなるわけではないため、戦闘後には治療が必要。

 性格上ゾンビ魔法少女から生存者を守ろうと奮闘する。終盤まで生存しばらずきんちゃん、ハルミらと共にリバーシア撃破を目指すが、壮絶な死闘の末、頭部を破壊されて魔法を解除され死亡。しかし己の目指す在り方に殉じ、満足して死んでいった。

 

14.ブラインドイット

 革命派のうち、ラズリーヌ一派に属する魔法少女。

 物理無効の霊体に似た状態に変化する魔法を使う。

 最後まで正体を露見させずに元プク派魔法少女と共に行動し、生存。

 ラズリーヌ一派へ情報を持ち返る。

 

15.コジロー

 元プク派魔法少女。本体は歴女。

 プク・プックの事件により魔法少女としての職を失い、歴史オタ活動のための金策として訪れた。

 ゾディオによって一番最初にゾンビ魔法少女にされ、死亡。

 

16.ばらずきんちゃん

 元プク派魔法少女であり、隠れ魔王塾生。身体能力のスペックが高い。

 心配性の自分の性格を直すために魔王塾に入塾していた。

 もともとはやる気が出る程度の魔法だったが、遺産計画での強い恐怖により魔法が進化。

 『狼』という戦闘用の別人格を生み出した。

 非常に強力な戦闘技能を持つ『狼』に肉体の主導権を受け渡すことで、魔王塾生上位者レベルの戦闘能力を持つようになる。ゾディオ戦、リバーシア戦を経て最後まで生存し、オスク派に回収される。

 




待ってくださった方は申し訳ありません。ひとえに作者の継続力のなさによるものです。
ひとまずはこんなところで、ご容赦ください。

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