どうも皆さん初めまして‼︎ 灰ノ愚者と言います‼︎
【第一弾】『ロクでなし魔術講師と禁忌の経典』を
投稿をしました。
初めて書いてみた投稿作品なので、皆様どうか
よろしくお願いします‼︎
ちなみに『過去追憶編』となっています。
楽しんで見てもらえたらとても嬉しいです‼︎
【注意】
『グロい内容』や『暗くなる内容』などがたくさん
ありますので、何があってもこちらは責任などは一切
取れません。
投稿作品の評価によっては『
しれないので、どうかよろしくお願いします。
死神が生まれた夜
『魔術師』 それは……『魔術』と呼ばれる
『奇跡の業』を用い万物の『真理』を追い求める
誇り高い『探究者達』
それが『魔術師』だ。
この物語はかつての…『希望』や『抱いた理想』が
闇に消えて『大罪人の汚名』を背負って、数多な無念
と……後悔し嘆き続けた無知で愚かな咎人の少年の
知られざる報われない物語……
雪が降りそうな雪空の中、真夜中の暗闇の森の中
で黒いロングコートのパーカーを深く被った一人
の人物が歩いていた。
「はあぁ〜最近の依頼はキツイなぁ〜……
目的地のフェジテまで当分まだあるな…
なんか暖かい食べ物食べたいな……」
ロングコートのパーカーを被った人物はそう愚痴を
呟きながら寒空の森の中を歩いていた。
「…………」 (これは…………)
そんな時、数人の敵の気配と殺気が混ざり合って
人物に放っていた。
「……誰だ?」
後ろを向くと数人の敵のゴロツキ達が森の暗い道
でロングコートのパーカーを着た人物の周りを
ゴロツキ達が囲んで武器を持って出て来た
のである。
「やれやれ…あっさり見つかっちまったぜ……お?
俺達はかなりラッキーだぜ‼︎ 綺麗でべっぴんな
女を見つけたぜ。おい、この女を殺すなよ⁉︎
どんな手段を使ってもいいから絶対に捕まえて
生け捕りにしろよ? 久々の極上な女だからな‼︎」
「………………」
「おいおい、お嬢ちゃん。もしかして怖くて
震えてる? 可愛いね〜チャーミングだよ〜
ねぇ、よかったら俺達と楽しいことしない?」
「……………」
「おい‼︎ 無視かよ‼︎何か言えよ! そこの女‼︎
なめてんのかテメェ‼︎」
「……おい」
「あぁ? なんだよ? 変な気を起こすなよ? 女」
「……今、『可愛い』とか『女』とか、それは
『僕』に言ったのか……?」
「あぁ? 脳味噌足りてねぇのか?テメェ以外の女
が誰がいるんだよ? 馬鹿じゃねーのか?
バーーーカ‼︎ 痛い目見るぞ?」
「…………そうか」
ゲラゲラと邪悪で醜い笑みで笑いながら
ゴロツキの頭が口してその人物に触れようと
した瞬間、ゴロツキの頭の右腕が一瞬にして
無くなっていたのだ。
「……は?」
「「「「え……?」」」」
その瞬間、ゴロツキの頭や他の手下にはその一瞬
理解が出来なかった。だか、それでも理解出来た
のはべちゃりと生々しい音が誰も発さない静寂の
世界の中、べちゃりと嫌な音『自分の右腕が地面に
落ちている』という音だけが響くだけだった。
「う、腕ガアアアアアアァァァァ────‼︎」
「ならば……そんな区別がつかない腐り果てた
救いようのない愚か者の節穴の目を腐った眼球
などくり抜いてしまえばいい。貴様等、外道達
にはもうその眼球は要らないだろ?」
頭の腕を切り落とした人物は腕の痛みで悶えている
ゴロツキの頭に無表情で首を傾げる。
「あ、アガ、ガガァァァァァァァァ‼︎ くっ…‼︎
クソッ‼︎ い、痛てぇ… 痛てぇ‼︎ 痛てぇよ‼︎
なんなんだよ…なんなんだ‼︎ これは───‼︎」
ゴロツキの頭が切られてドクドクと流れ出た大量の
血が付いた腕をただひたすらに悶えながら苦痛の
表情を浮かべながら抑えていた。そんな中、周りの
ゴロツキ達も今の状況が理解出来ずに顔を歪ませて
ただ怯えていた。
「お、おい!ど、どう言う事だァ⁉︎」
「お、俺が知る訳ないだろ‼︎」
実は残念な事に顔に傷があるゴロツキの頭は
この『少年』の事を『少女』と酷く悲しい勘違いを
していたのだ。
「お、おい…000『あれ』って、もしかして⁉︎」
ゴロツキ達が顔を真っ青にしながらも本当に怯えて
いたのは黒のロングコートのパーカーを纏った少年
に対してではなく、少年が持っていたある邪悪で
禍々しい大きな『漆黒の鎌』を見て顔を歪ませて
怯えていたのだ。
「お、おい…き、貴様⁉︎ その『黒一色のコート』に
そして『漆黒の鎌』は……ま、まさか……ッ‼︎」
「………お前の命、刈り取る……」
漆黒の鎌を持っているその人物はゴロツキの頭に
そう言い残した後、漆黒の鎌をゴロツキ達の頭に
容赦なく振りかざした瞬間、ゴロツキの頭の意識
が刈り取られて瞳の輝きが失って糸が切れた人形
のように虚な瞳となってその場に倒れた。
ゴロツキの頭が最後に発し言い残した言葉は………
「き、貴様は……コードネーム…… ”幻影の死神”」
その言葉を残してゴロツキの頭がその場で勢いよく
倒れ口を開けながら白を目向いてそれっきり全く
動かなくなった。
(死んだか……)
ゴロツキの頭が倒れて動かなく後、少年は
そのゴロツキの頭の生死を何事もなかったかの
ように冷静に確認して死んだのを確認していると
後ろにいるゴロツキ達は少年への恐怖の余りに
膝は震えて男達一斉に悲鳴をあげてただひたすら
全力で逃げ出して行った。
「に、逃げろ──‼︎」
「『幻影の死神』と殺しあったら絶対に死ぬ‼︎」
「た、助けてくれ‼︎ か、 母ちゃ──ん‼︎」
ゴロツキ達が少年を見て感じたのは『冥府の化物』
…いや…『影の殺戮者』に見えた。自分達とは何処
か違う存在に見えてゴロツキ達に絶対的絶望を
与える恐怖の象徴に感じ取ったのだ。
しかし、黒のロングコートの少年『死神』の
虚ろな瞳はそんなゴロツキ達の背後に回り込み
その一瞬を逃がさなかった。
「……お前達も同罪……だから…お前等の
首をすべて刈り取る……」
その一言を言って他のゴロツキも刈り取り
ゴロツキ達を全滅させた。そしてゴロツキ達から
呼ばれたその『死神』もしくは『幻影の死神』と
言われた少年はかなり落ち込んでいた。
「僕、女じゃないもん……でも、やっぱり、
僕…女に見えるのかな…少し傷つく……」
少年は顔や胸をペタペタと確認しながら少女と
言われた事に凄く落ち込んでいた。
すると空から雪が降ってきた。
「……雪か…それにしても……あれから何年
経ったか…この世界や時間は残酷だな……」
(あれから何年の時を無駄にしたなぁ…僕は何も
変わらず欠けた心のまま血の味を覚えたただ飢えた
獣のように戦いに明け暮れる毎日にこの手は沢山の
外道魔術達の血で汚れた僕を『彼女』が見たらどう
思うだろう……それとも、醜い僕を恐怖して嫌う
だろうか?)
真っ白な雪の世界で少年は赤黒く血塗られた
漆黒の鎌を握り光なき虚ろな瞳で寒空の上に
浮かぶ欠けた月を見ながらかつての自分の
血塗られた冷たき過去の思い出す。
子供の頃、世界は単純で誰もが皆、『平等』で幸せ
になれて『当たり前の幸福』を感じられると何者に
でもなれると思っていた。
昔、少年はフェジテの西の少し離れた小さな集落
に住んでいた。
その集落はいつも大国同士の当たり前で日常的な
戦争に女子供、更には他の所から来た奴隷などを
駒として無理矢理駆り出されていていきいつも
巻き込まれていた。
その為、彼等が求めてる暗殺者は『どんな状況でもどんな武器でも使いこなし標的を確実に殺せる』 そんな最強の暗殺者だった。
『依頼を影で受け裏で標的を始末する』そんな
暗殺を生業とする暗殺者の集落に住んでいた。
少年の名前は『ノワール=ジャック』。
彼には異能の能力を生まれた時から持っていて
そのせいか集落の人間に差別や偏見を持たれて周り
の人間はノワールのことを『化物の子』などと忌み
嫌われていたが集落の幹部達はノワールのことを
『奴隷』や『暗殺の道具』としか見ていなかった。
そんなノワールはそんな集落の者達から次々と
『暗殺の技や知識』を叩き込まれた。
『魔術』や『拳闘』、『格闘術』から『剣術』など
自分の意思などとは関係無く最後には『薬』から
『毒薬』までの知識まで無理矢理叩き込まれた。
(また、人を殺す訓練か…… 嫌だな……あんな技術
を受け継ぐなんて……)
そんな死んでしまいそうな訓練を毎日、当たり前の
ように続けさせられた結果、ノワールはその集落
『最強の暗殺者』になった。
「ノワール‼︎ 早く出ろ‼︎ 因みに今日は何の日か
分かっているんだろうな?」
「……はい」
ノワールが幹部の一人にそう言ってテントを出ると
目の前には錘を付けた足枷を付けられたノワールと
同い年の女の子がいた。
ノワールの砦には暗殺者の集落である掟であり
この集落で一人前の暗殺者になる為に集落にある
定められた掟があり、その為の最後の選択の試練
となる。
それは『人を殺すこと』 それが一人前の暗殺者に
なる為の前提の試練だった。
暗殺者の世界では、躊躇いや迷いは時に命取りに
なる血みどろの世界だからこそ此処の集落では
最終試練として集落にいる者は必ずこの手で
『人を殺して』初めて『一人前の暗殺者』に
ならなければならないからだ。
「さあ‼︎ その子供を殺せ‼︎ そうすればお前も
みんなから『一流の暗殺者』と認められるぞ‼︎」
集落の幹部の一人が冷たい声でノワールに
そう言う。
しかし、幼い頃のノワールには『人殺し』どころか
『血』すらも見たことがないノワールにはそれが
出来なかった。
故に、ノワールはそんな優し過ぎる少年だった
からだ。
「………いやだ」
「なんだと……? 今、貴様はなんて言ったんだ?」
ノワールが小声でそう言うと幹部の一人がノワール
にギロリと鋭い視線を向けて
「い、いや……嫌だ‼︎ 殺したくなんかない‼︎」
そんなノワールに集落の幹部達は顔を真っ赤に
しながら、幼かったノワールを手の平で頬を
何度も叩いた。
『殺したくない』それは暗殺者としては決して
言ってはいけない言葉だからだ。ましてや、この
暗殺者の集落で『殺したくない』などの躊躇いの
言葉はどんな事があっても決して許されない。
何があろうと掟は絶対なのだ。
「なんだと‼︎ 化物風情が‼︎ 誰がお前をここまで
『最強の暗殺者』に育ててやったと思っている‼︎
勝手に我々の恩を仇で返しやがって、一体、どの口
がそんな事を身勝手に言ってやがるんだ‼︎ 」
「うっ‼︎ ぐっ……‼︎ うがっ‼︎」
男は蹲ってノワールに鞭や足を使ってバシ‼︎ バシ‼︎
と何度も何度も力任せに叩いたりガシッ‼︎ ガシッ‼︎
とお腹を蹴って更には髪をガシッ‼︎ と掴んで握り拳
を作っていると
「おい‼︎ やめとけよ‼︎ 頭に耳に入ったらただじゃ
済まないぞ? それにそいつは数少ない『異能者』と
いう戦力という名の大事な大事な駒なんだから決して
死なせるなよ?」
もう一人の男が先程の男が持っていた鞭や靴には
ノワールの血がべったりとついていて血塗れの鞭を
掴んで止める様に言っていた。ノワールは倒れて
身体中に痣が出来て口から一筋の血が流れていた。
もし、止めていなければノワールは確実に死んで
いただろう。
「ちっ……汚い血が付いてしまったよ……聞き分け
がないなら牢屋に入ってろ‼︎ 後、その女も牢屋に
入れろ‼︎ 別々にだ‼︎」
ノワールは男達の手下に牢屋に連れて行かれて
光が無い洞窟の牢屋にノワールは閉じ込められた。
そんなある日、いつも飯を持ってくる時間なのに
いつまで経っても全く来なかった。なので今回は
飯抜きかと思っていた。すると『ある鼻につく
嫌な匂い』でノワールはすぐに目を覚まして
『ある異質な異変』に気付いた。
「こ、これは…まさか……‼︎」
ノワールはそれを知っていた。それは『血の匂い』
だった。周りに血生臭い血や更に煙や火薬の匂いが
鼻に着き何故か此処まで異臭が漂ってきたのだ。
「外で一体なにが⁉︎」
ノワールは何が起きているか分からずに牢屋の中で
困惑していると
ドゴォォオオォォーーーン‼︎
いきなりものすごい勢いの爆発でノワールは
その爆発の衝撃に巻き込まれて意識が途切れた。
「…………此処は?」
目を覚まして周りを見ると牢屋の外にいた。
「こ、これは……?」
周りを見ると周りは死体の山が積み重なって
死の匂いが満悦して地獄に成り果てていた。
「な、何だ……これは……」
外に出されて周りを見ると集落に住んでいた住人達
は血塗れで死んだ死体や焼き爛れている死体の山が
何千人と積み重なって死が匂いが充満した世界に
なり外はまさに煉獄の地獄と化していた。
「なんで……一体、誰が……」
顔色を真っ青にして怯えながら恐る恐る周りを
見渡しながらそう言っていると黒いローブの男達が
目の前に立っていた。男達を怖がっていたノワール
だったが嫌な予感がしたので黒のローブを着た男達
に震えながらもノワールは男達に怯えながらも
恐る恐ると聞いた。
「……あ、あなた方がこの集落の人全員を殺した
んですか?」
「あ? こいつらか? そうだぜ俺らがこの集落の
人間を殺してやったぜ? それにこの集落にいる
異能者を捕まえるためになぁ? 邪魔だったから
新しく出来た魔術兵器の実験目的で爆発させて
集落の全員を皆殺しにした。あいつら最後まで
自分が生き残ろうとみっともなく泣き叫んで
楽しかったぜ‼︎」
男達はまるで人殺しを自慢して楽しむように
ヘラヘラとしながら子供のように殺ろした事を
楽しそうに自慢しながら血塗れの死体をガシッ、と
踏みつけながら話していた。それを聞いたノワール
は地面に座り込んである言葉を思い出していた。
『化物の子』皆が言っていた言葉の意味がやっと
分かったのだ。自分が化物で人を不幸にしてしまう
醜くい醜悪な存在だと解っていたけど認めたく
なかった。
「おまえが『異能者』だな? おまえには
『我らの暗殺者』になってもらう」
と言った男達が入っている組織の名は……
『天の智慧研究会』
『天の智慧研究会』魔術を究めるためならばどんな
非人道的な事にも手を簡単に染める外道魔術師達の
組織で有名である
『て、天の智慧研究会……』
「へえー俺たちの事知ってるんだ?
まあ、当然か今ではかなり有名だしな?」
ノワールが青ざめた表情をするに対し、男達は
ノワールをまるで玩具を見るようにニヤニヤと
楽しそうに笑っていたのだ。
「おう、知っているなら話しが早いぜ‼︎ 俺達
『天の智慧研究会』のためにこの集落の人間達
みたいにお前には暗殺をしてもらう。なぁ〜に
そんなに難しくない簡単な事だよ?『お前はただ、
邪魔な人間を片っ端から容赦なく皆殺しにすれば
良いってだけだ』。とても分かりやすくて簡単だろ?
それに人間を殺すのは楽しいからすぐに気に入って
やみつきにるぜ? 更に気に入らない人間を殺す
のはストレスも吹き飛んでもっと良いぜ‼︎」
「‼︎ ふ、ふざけるな……ッ‼︎ 何でお前等の為に
そんな事を‼︎ それに、どうして僕がお前等、
外道と同じを何故しなければいけないんだ⁉︎」
「……なあ、兄貴? こいつさぁ、さっきから
聞いていればかなり耳触りだし、甘ちょろい御託
をほざいてムカつくんだけど…もうこの餓鬼を
殺して良いかな? こいつを見ていると何故かは
全くもって分かんないけどこっちがイライラして
きて物凄くこの餓鬼を殺したくなるんだけど……」
「駄目だ。お前は少しぐらい我慢しろ。それに、
こいつの『異能は人を殺す事に関して向いている』。
大司教様も駒として是が非でも欲しいと仰っていた。
それに、こいつには聞きたい事がある」
兄貴と言われた男はやれやれと言った表情を溜息
をつきながらガラの悪そうな男に言って視線を
ノワールに向ける。
「さてと、この集落に伝わる噂に聞く神や更に生きて
いる生者の命……いや、魂すらも刈り取ってしまう
『漆黒の鎌』を回収する任務が大司教様ご本人から
仰せつかって一任されている。さあ、『漆黒の鎌』
は何処にある?」
「‼︎ それは……」
この集落にはある『都市伝説』がある。
それが……
『漆黒の鎌』
その漆黒の鎌には色々な噂がある。『禁忌の鎌』、
『悪魔の鎌』更には『終わりを告げる鎌』しまい
には『魂を刈り取る鎌』、数々の中にある人類悪
の魔術の一つ『人類悪の鎌』などと裏の世界では
よく言われている。
(しかし……)
そんな鎌なんて見たこと無いし、本当かどうか
なんて根も葉もない都市伝説紛いの類なので何処に
あるかもわからないのだ。それに『漆黒の鎌』の
ことを何故、『天の智慧研究会』が知っている?
『漆黒の鎌』について、この都市伝説の情報は
この集落の者達だけの極秘内容だった筈だ。
(なのに、何故?)
などとノワールが考えていると、男達はイライラと
し始め《バチィ》と言った瞬間、男の軍用魔術の
【ライトニング・ピアス】がノワールの頬に向けて
放つとノワールの頬に掠めたのだ。
「もう一度聞くぞ。漆黒の鎌は何処だ?」
(こ、殺される……ッ‼︎)
「う、うわぁあああああああ‼︎」
「あ! おい⁉︎ 待て‼︎ 逃すな‼︎
急いでヤツを追って捕まえろ‼︎」
その瞬間、ノワールは無意識に逃げていた。
薄汚れた鼠のように何度も醜く転んでしまい身体中
には何箇所も擦り傷を作ってただ必死に逃げて逃げて
逃げる、それだけで精一杯だった。
必死に逃げて力尽きて倒れていると目の前には見た
こと無い道に出ていた。更へ奥へと奥に進み暗い道
を進むと見たことない古びた教会があった。
「きょ、教会⁉︎ 此処にあったけ……? でも、
今は何でもいいからまずとにかく逃げて身を
隠れなきゃ‼︎」
教会の中に逃げると目の前に何故か月光の光に
照らされて漆黒の鎌が一番奥の十字架の祭壇に
突き刺さってた。
「えっ? あれって……漆黒の鎌⁉︎ 何で此処に
あるの?それに……漆黒の鎌はただの噂だったん
じゃあないの⁉︎」
と考えていると《バチィ》と言う声が聞こえ脇腹を
撃たれてしまったのだ。『天の智慧研究会』と
名乗った男達が追いついていた。
「ぐっ‼︎ がぁぁぁああああ……ッ‼︎」
「チッ…手間取らせやがって……もういい‼︎
おまえもう死ね‼︎ 死体は実験サンプルとして持ち
帰って利用させてもらう‼︎ うちの組織の連中なら
貴様を実験体として欲しがる奴らは多いだろう。
故に我々、天の智慧研究会の礎となってもらう‼︎」
その瞬間、血塗れになったノワールの脳内には単純
に『死にたくない‼︎』と『生きたい‼︎』という感情
ただそれだけだった。体を芋虫みたいに醜くくも
引きずりながらも必死に体を動かすとノワールは
近くにあった『漆黒の鎌』に偶然に触れると脳内に
聞こえてきて『聞いた事ない呪文』が一瞬にして
すうぅー…と流れ込んできた。
「これは……詠唱の呪文?」
不思議と恐怖が無くなっていたノワールは脳内に
流れてきた呪文を詠唱していた。
「《原初の深淵よ・冥府理にて・斬滅せよ》」
「なんだその詠唱は⁉︎ 聞いた事なんて無いぞ⁉︎
それに、それは『漆黒の鎌』‼︎ 何故だ⁉︎
何故に貴様が貴様みたいな薄汚い餓鬼にそんな
『崇高な力』を扱えるのだ⁉︎ ふざるな‼︎
ふざけるなよォ‼︎」
その瞬間、漆黒の鎌は禍々しい魔力を放ち黒煙を
覆っていた。
「な、なぁ、兄貴……な、なんだよ……ッ‼︎
あの鎌の禍々しき魔力は……‼︎」
「お、俺が分かる訳無いだろ⁉︎」
男達『天の智慧研究会』は先程の余裕な表情だった
のが真っ青にして怯えきった顔で小動物のように
振るえていた。
「こ、この化物め……‼︎」
(あぁ……そうだな……そうだったよ……お前等の
言う通りだよ…結局、どう御託を並べようが嫌って
逃げようが……僕は正真正銘の醜くて薄汚い醜悪な
化物だ……)
その言葉を放ったれた瞬間、ノワールは
『天の智慧研究会』の男達のリーダーを一瞬にして
移動して刈り取ろうと 漆黒の鎌を男達のリーダーの
首元に刃を向けていた。
「まずは、お前から死ね……」
ノワールは男達のリーダーに冷たい殺意と漆黒の鎌
の禍々し過ぎる魔力を周囲に膨大に放ち男達に恐怖
を刻み込んでいく。
そんな中、男達のリーダーはみっともなく子供の様
にただ叫び散らす。
「う、うわぁああああああ‼︎ 誰か助けろぉおおお‼︎
助けてくれぇぇぇぇええ‼︎」
「お、おい……どうするよ?」
「お、俺に振るなよ……」
「そうそう……俺達には関係ないし……」
「そ、そうだよな? 俺たちには関係ねえよな‼︎」
男達はなすりつけてどよめきながらも男達は
男達のリーダーを理不尽にもあっさりと見捨て
始めたのだ。
「お、お前等……巫山戯るなよ‼︎ いい加減にしろ⁉︎
いいからさっさと助けろ‼︎我ら『天の智慧研究会』
の盟約を忘れたか‼︎ 貴様等ァ‼︎ この役立たずの
愚鈍どもがァァ‼︎」
ノワールは天の智慧研究会のリーダーらしき男は
みっともなく額に脂汗を流しながら必死になって、
大声で部下達に命令している姿を見ていて実に不愉
快極まりなく、耳障りで、今、ノワールの視界に
映るリーダーらしき男の姿は、『醜いゴミ屑』に
しか見えなかった。
「五月蝿い、黙れ。もう気が済んだかな?
惨めだな……大の男が子供に……しかも先程殺そうと
した子供に命乞いをして必死に縋るなんて……しまい
には、仲間にも簡単にゴミ屑みたいに見捨てられ哀れ
でとんだおめでたい奴だね?」
ノワールは禍々しくておぞましい邪悪な魔力を
放つ『漆黒の鎌』を男達のリーダーや男達に恐怖を
刻みやすいように男達に向けて拡散するように
放っていた。
「ひ、ヒィ‼︎ すまなかった‼︎ 俺が悪かった……‼︎
改心する‼︎ 改心するから頼む‼︎ だ、だから……」
男達のリーダーは涙を流して惨めに泣きながら
「許してくれ‼︎」と青ざめた顔して鼻水を垂らし
ながら惨めに言っていたみたいだが……今の
ノワールにはその男の声は全く聞こえて無かった。
(なんでだろう……? 殺す事に何故か躊躇いがない
……あんなに殺す事を嫌がって悪い事だと思っていた
のにそれは……僕は人間じゃ無いからか? それに僕
はこの鎌の使い方が何故か……どう使えばいいかを
不思議と理解できる……)
そう考えていた後にノワールはある言葉を男達の
リーダーに呟いていた。
(じゃあな……救いようのない…人の皮を被った
人でなしの屑野郎………)
「………刈り取る」
「ひぃ、や、やめ……ッ‼︎」
そう言って振りかざした瞬間、一瞬の速さで鎌を
ノワールは男達のリーダーのその喉元をあっさり
刈り取った。
男の血は飛び散りながらノワールの白い頬や服
などに付いてしまった。
だか、ノワールは頬にその飛び散った外道の血を
見ても何も感じなかった。
あれ程嫌いだった筈のノワールはこの瞬間から
人を殺す事にもう躊躇いはなかった。
「……人を殺すとはこんなものか……意外と簡単
だったな……」
初めて人を殺しのに冷静に漆黒の鎌を振りかざして
男の首を刈り取った後、ノワールは光なき虚ろな瞳
で男達を見つめいた。
「さてと……次は、誰?」
その姿は初めて『血の味を知った血塗れの獣』の
様な歪な姿でそして死んだ魚のような光がない
虚ろな瞳はもはや憎しみなどの感情はこもっては
おらずただ目の前の
動く存在だった。
「お、おい……な、なんだあれ……?」
「し、知るか‼︎ 早く逃げねぇーと‼︎」
「た、助けてくれ‼︎」
それを見ていた『天の智慧研究会』の男達は
ノワールを見て逃げ出していた。
しかし、
ノワールは誰一人も逃がす筈もなく。
(動くなよ……ゴミ屑共……ゴミ屑はゴミ屑らしく
黙って惨たらしく死ね)
ノワールはそう呟いた後、鎌を構えると男達が叫ぶが
ノワールは顔色を変えずにただ他の屑達の首を
刈り尽くし、そしてノワールは冥府の鎌で何度も
何度も滅多刺しにして男達を殺した。
「………終わったのか?」
ノワールにはかつての目の輝きは無くなり見える
世界は虚ろで何処か悲しそうな瞳で虚無の世界の
中でただ血で濡れた頬と血塗れの手と鎌を一人で
見つめていた。
すると、
「ッ‼︎ うッ‼︎ うおぇぇぇぇぇ‼︎」
ノワールは胃の中の物が逆流して吐いてしまった。
『初めて人を殺した醜い世界』や『人間の血の色
や鼻に付く匂い』などの異臭が周りに漂って膝を
地につきながらある思考が頭によぎった。
(は、はは……僕は元から人間ですら無かった
んだな……なら、もっと早く死ねばよかった……
今ではもう遅いか……)
ノワールは口元を拭った後、血で汚れた自分の手を
見ながらこれで終わったとそう思った瞬間、教会の
入り口に人の気配を感じたのだ。
(……人の気配がする。 まだ近くにいたのか……)
ノワールはそう思い外道な人間達の血で滴り落ちて
赤黒く汚れている鎌を持って振り返って声を掛けて
みた。
「……君は……誰?」
ノワールがそう言いながら教会の入り口に視線を
向けると一人の『赤髪の少女』が立っていた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
まだまだ新米作者ですが、これからもよろしく
お願いします‼︎ (^ω^)
面白い作品をたくさん書けるように一生懸命に
頑張ります‼︎ (≧∀≦)