ロクでなし魔術講師と死神の魔術師   作:灰ノ愚者

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今回、遅くなってしまいすみませんヽ( ̄д ̄;)ノ=3=3

最後まで見て頂けると有り難いです。


【意見】や【感想】、【評価】などのメッセージや
登録をどうかよろしくお願いします。


さてと、次回作も頑張って行くぞ‼︎(*⁰▿⁰*)


アルザーノ学院日常編
生きる意味と存在の価値


ノワールは無言で見ていた。

えっ? どうしてかって? 

 

 

それは……

 

 

 

「シ……システィ?」

 

 

「し……しまった、つい……」

 

 

「えーと…あ、あのー…」

 

 

「フ……大丈夫だったか君た【ゲポォ】」

 

 

「いや……貴方が大丈夫ですか?」

 

 

男は爽やかな笑みを浮かべて精一杯に決めている

つもりみたいだったが哀しいくらいに決まって

なかった。

 

 

具体的に何処がって? それは…頭の上に水草を

乗せていたり口の中から蛙を吐き出したりして

とにかくノワールがその男に感じたのは……

 

 

(こいつ……駄目な人種だ‼︎)

 

 

「あはは、急に飛び出したら

危ないから気をつけた方いいよ?」

 

 

 

「いや……急に飛び出して来たのは

貴方だったような……」

 

 

「………………」

 

 

「なんだ? どうした少年……? さては、

この水に滴る俺の俺に惚れたか? そうか‼︎

そうか‼︎ 流石に……「ねぇ、このおじさん……

さっきから、カッコつけながら口から蛙出して……

汚い……そしてウザい……」

 

 

 

俺がうざいほどの台詞を淡々と言っていると、

途中でノワール溜息を吐きながら、ハッキリと

ノワールの思っていた心の奥底の本音を言った。

 

 

 

そう、この男は噴水に落ちたのにカッコつけながら、

口から蛙を出しているからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ……? お前 今、俺の事を汚いて言った?

言ったよな⁉︎ それに、まだ俺はまだおじさんって

歳じゃないし‼︎」

 

 

 

 

すると銀髪の少女がノワールに恐る恐ると話し

掛けて来た。

 

 

 

「貴方は……?」

 

 

 

「僕ですか? そうですね……」

 

 

 

「私はシスティーナ=フィーベルよ」

 

 

 

「よろしく、システィーナさん」

 

 

 

「……システィで良いわよ」

 

 

 

「分かったよ。よろしく! システィ‼︎」

 

 

 

「ねぇ、あまり僕を無視しないでくれない?

哀しさのあまりに泣いちゃうよ⁉︎ わざとなの?

ねぇ、わざとなの?」

 

 

「いや……だって口から蛙を出している人に

掛けられる言葉を僕は知らないし……」

 

 

 

「は、はぁ……⁉︎ ぜ、全然出てねぇし⁉︎

何言ってんだか、こ、この少年は‼︎ 困るなぁ……

そんな誤解を生むような言い方をされると、全く……

これだから、ガキは……自己解釈は駄目だぜ?」

 

 

 

(いや……動揺し過ぎだろ、絶対にバレバレ

だからな?)

 

 

 

ぶつかってきそうだった男はそう言って慌てて

自分の失敗を無かった事にしようとしているが

残念ながら動揺し過ぎだし、更に二人にも見られて

いるからアウトだろ……

 

 

 

そんな話をしていると、

 

 

 

 

「ぷっ……」

 

 

 

「おい‼︎ そこの銀髪娘‼︎ 今、笑っただろ‼︎」

 

 

 

 

どうやら、そこの男が言っている銀髪娘、

システィーナは今の会話にツボに入ったのか笑い

を堪えていた。

 

 

 

「い、いえ……笑ってなんかいませんよ……

というか‼︎ そんな事より‼︎ 貴方の口から出て

ましたよ‼︎」

 

 

「……だよね?」

 

 

システィーナと言う銀色の髪の女の子が男の目を

逸らしながら、キャンキャンと猫のように言って、

池に落ちた話をすると男は慌てて反論してきた。

 

 

 

「ぜってぇ笑ってただろ⁉︎ それに出てねぇって

言ってるだろ‼︎ そんなに出したいんなら良いぜ?

出した事にしといてやるよ‼︎」

 

 

「何でそうなるんですか⁉︎」

 

 

男とシスティと言う女の子がキャンキャンと

言い合っていると、もう一人の女の子が躊躇い

ながらも話し掛けてきた。

 

 

「だ、だめよ、システィ! この人ばっかりを

責められないよ! システィだっていきなり人に

向かって、魔術を撃つなんて……一歩間違ったら、

怪我じゃすまなかったんだよ?」

 

 

「う……ごめんなさい」

 

 

「君もダメだよ? 相手は歳上なんだから

そんな事したら駄目だよ?」

 

 

「う、うん、気を付けるよ……」

 

 

(この子まさか……⁉︎)

 

 

「よろしい‼︎ ほら、システィもこの人に謝って!」

 

 

「うん。あの……本当にすみませんでした。

どうか、ご無礼を許して下さい」

 

 

「全く‼︎ 親の顔が見てみたいね! 一体、

お前はどんな教育受けてんだ‼︎ あぁん⁉︎」

 

 

「……こっちが下手に出れば、途端にこの態度……

なんなの? この人」

 

 

 

「あんた……大人気ないと思わないの?」

 

 

 

「まー完全にお前らが100%一方的に悪いのは明白

なんだが、俺は優しいから何か礼になるもんでも

ありゃ許してやらんでも……」

 

 

「す 、すみません私からも謝ります……」

 

 

もう一人の女の子が男に謝ると何故かその女の子の

顔をずっと見続けていた。

 

 

(……………?)

 

 

むにっ

 

 

その後、男はもう一人の女の子の頬を優しくひねり、

更には体をいきなり触りだして、確認をしていく。

 

 

「うーん……」

 

 

「キャ……」

 

 

その男はその女の子の額を指で突きながら

 

 

「お前、どっかで……」

 

 

「アンタ、何やっとるかぁあああーッ⁉︎」

 

 

システィーナと言う銀色の髪の女の子は男に

怒りの上段回し蹴りが男の延髄を見事に捉え、

吹き飛ばした。

 

 

「ズギャァアアアアアアアアアアーッ⁉︎」

 

 

情けない悲鳴を上げて男は転がって、下ろしたて

だったであろう男の衣服は更にずぶ濡れの上に、

擦り切れて汚れて、もはや洒落た原形の見る影も

なかった。

 

 

「不注意でぶつかって来るはまだいいとして、

何よ今のは⁉︎ 女の子に無遠慮に触るなんて

信じられないッ!最ッ低!」

 

 

「本当に最低だね……この社会のゴミめ」

 

 

「ちょと待て、落ち着け⁉︎ 俺はただ、学者の

端くれとして、純然たる好奇心と探究心でだな⁉︎

やましい考えは多分、ちょとしかないッ!」

 

 

「なお悪いわッ!」

 

 

「この駄目人間め‼︎」

 

 

「ごぼほぉっ⁉︎ おい、今さっきから俺の事を

『社会のゴミ』とか『駄目人間』って誰か言った

だろう⁉︎」

 

 

 

システィーナの拳が脇腹に良い角度で刺さり、

ノワールは腰の辺りを思い切り蹴り上げると

男は悶絶していた。

 

 

「ルミア、警備官の詰所に連絡。

この男を突き出すわよ。やっぱりただの変態だわ」

 

 

( ッ‼︎ る、ルミアだって⁉︎ あの子があの時の

……まずい‼︎)

 

 

確かに彼女が幸せそうで何よりだか、

僕はアリシア七世との秘密の密会の時の依頼がある

から、彼女にバレる可能性は出来るだけ避けたい……

 

 

「え⁉︎ ちょ、勘弁してください⁉︎

仕事の初日からそんなんなったらセリカに殺される!

マジごめんなさい! 許してください! 調子乗って

すんませんでしたッ!」

 

 

(あぁ……警備官にご厄介になるのかこいつ……

大人のくせに情けない……子供の前で土下座なんて

……まあ、自業自得だよな?)

 

 

僕がそう思っているとルミアがシスティーナに

かなり甘い提案をしていた。

 

 

「あの……反省はしているみたいだし、この人を

許してあげようよ」

 

 

「はぁ? 本気? 貴方って本当に甘いわね、

ルミア……」

 

 

 

「…………」

 

 

「ありがとうございます! このご恩は一生

忘れません!ありがとうございます!」

 

 

男は立ち上がり居丈高に三人に言った。

 

 

 

「さて、お前達。その制服は魔術学院の

生徒だろう? こんな所で何やってる?」

 

 

(こいつ……ウゼェ……)

 

 

「許してもらえるとなった途端に、これよ……

なんなの? この人」

 

 

「あ、あはは……」

 

 

もはや呆れるしかなかった二人だった。

 

 

「今、何時だと思っている? 急がないと遅刻だぞ?

わかっているのか? おぉ……今の俺、なんかスゲェ

教師っぽい」

 

 

(そのドヤ顔を殴りたくなってくる……)

 

 

男が自分の台詞に陶酔しているのをよそに、

少女達は顔を見合わせて首をかしげた。

 

 

「……遅刻? ですか?」

 

 

 

「嘘よ、そんなの。まだ余裕で間に合う

時間帯じゃない?」

 

 

「んなわけねーだろ!

もう、八時半過ぎてるじゃねーか!」

 

 

 

男が懐中時計をシスティーナの眼前に突き出す。

 

 

 

 

「その時計、ひょっとして針が進んでませんか?

ほら」

 

 

システィーナも負けじと懐中時計を取り出し、

男の前に突きつける。

 

 

 

時計の針が指すのは八時だ。

ちなみに本日の授業開始時間は八時四十分である。

 

 

「…………」

 

 

しばらくの間、不思議な沈黙が両者を包み込む。

 

 

そして。

 

 

 

「撤収!」

 

 

 

「逃げた──ッ⁉︎」

 

 

 

出会った時と同様、男は猛然とした勢いで

二人の前から走り去っていく。

 

 

更に男は「チクショーッ!あの女、時計を

ズラしやがったなぁ⁉︎」など意味不明なことを

叫びながら遠ざかるその背中を、二人の少女は

見送るしかなかった。

 

 

 

「な……なんなの? あの人」

 

 

 

「……うん。でも、なんだか面白い人だったね?」

 

 

 

「面白いを通り越して、だめ過ぎるわよ、アレは」

 

 

 

相も変わらず親友の感覚のズレっぷりに

システィーナは嘆息する。

 

 

「私はああいう手合いにはもう二度と会いたくない

わね。見ててイライラするのよ、あんな情けない

ダメ男は! やっぱり容赦なく警備官に引き渡す

べきだったかしら?」

 

 

「あはは…そういえば……システィ、

さっきの男の子は?」

 

 

「あら、そう言えば… いないわね?

一体、あの数秒で何処に行ったのかしら?

それに彼の名前を聞くの忘れてたわ……」

 

 

 

先程いた少年は姿形もなくなり、消えていた

まるで霧のようにいなくなっていた。

 

 

「まぁ、とにかく行こう。ルミア!」

 

 

 

「う 、うんそうだね。行こう。システィ!」

 

 

 

二人はそう言ってアルザーノ帝国魔術学院に

向かって走って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良かった……ルミアがいると事はあのだらしない

男『愚者』が最後までルミアを一所懸命、ルミアを

守ってくれたのだろうけど……」

 

 

ノワールは屋根の上でルミア達の様子を伺いながら

ルミア安全だと知って安堵していた。だか、ルミア

のあの笑顔を見ているとノワールはある罪悪感に

蝕まれた。

 

 

 

彼女の近くにいて良いのだろうか?

こんなにも、薄汚れた死神にまで成り果てた人外の

化物が人といて良いのだろうか?

 

 

 

《契約者》=『アリシア七世』との月夜の密会での

依頼の契約であり、護衛対象のルミアを守りながら、

外道魔術師共を排除や抹殺などをして汚れ役などを

自ら引き受ける。そしてそれが彼女、イルシアを

あの時、救えなかった愚か者である僕が彼女への贖罪

に少しでもなればと思うし、そして護衛対象のルミア

を付け狙う外道魔術師の組織、『天の智慧研究会』達

をこの手で殲滅するまではこの依頼も彼女、イルシア

の復讐の為でもあり、葬う為の依頼内容なのだ。

 

 

 

「結局は……人間と死神では多分、分かり合えない

かもな……」

 

 

 

ノワールはただ自分自身の薄汚い醜い両手を

ただ眺めていた。

 

 

 

「さて、アルザーノ帝国魔術学院の授業と生徒や

先生のレベルを見せてもらおうか……しかも今回、

あいつはあの男『愚者』があの学院にいるとは

なんたる偶然か、それとも……まぁ良いさ。

少し楽しみが 増えてきたよ……まぁ、お手並み

拝見といきますよ」

 

 

 

ノワールは口元をかなり歪ませて笑って屋根から

飛び降りて薄暗い道を進みながら、そんな独り言

を言っていた。

 

 

「ねぇ? 宮廷魔道士団特務執行官No.0の愚者……

『グレン=レーダス』いや、今は『グレン先生』

だったかな?」

 

 

 

 

ノワールはそう呟きながら屋根の上を素早く移動

をしながらアルザーノ帝国魔術学院に向かって、

登校当日にギリギリに遅刻せずに済んだのだった。

 




本当にやっと書けた達成感で一杯です。

これからも思い切り楽しんで書きます。


『学院編』をやっと書ける……


『応援』よろしくお願いします。


さてと、FGOをするぞ〜‼︎( ^ω^ )
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