色々規格外な提督と元ブラック鎮守府   作:薪音

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 この章は平和です。あと私服は皆様の想像にお任せします(時期は初夏です)


番外編 平和なひと時
わさび


 時刻は丁度9時を過ぎた頃のあるPAにて。天気は曇り一つない晴れ模様。

 

紅音「…大人2名なんですけども…はい…和室の離れは空いてますか?…じゃあ…はいそこでお願いします…3泊4日です…はい…はい、じゃあお願いします…はい、それでは」

 

 紅音はR1200GS(オーシャン・ブルー・メタリック・マット)を夜通走らせていたので休憩もかねて電話をかけていた。

 

紅音「あと1時間って所か…疲れた」ベンチに座り、生茶飲みながら

紅音「ふぅ…そろそろ出発するか」

 

 紅音はヘルメットを被りベンチから立ち上がる。鍵を差し込みエンジンをかける。

 

「キュオッオッオン」

「ブォォン、ブォォン、ブォォン…!」

 

 紅音は足でバイクを後退させ目的地へ向けて出発する。

 

 

 

 

数十分後

 

紅音「…」チラッ

看板〈富士宮市 出口500m先〉

 

 紅音の手に力が入る。そしてすぐに出口が見える。

 出口を抜け、下道へと切り替える。

 

紅音「…」

 

 紅音は市街地からとは逆の方へ進む。しばらくして建物が少なくなり始め、そのかわりに自然が増えていく。

 

紅音「…」カチッ

 

 家1つ見えなくなってしばらく経つと森の中に続く車1台がやっと通れる位の細い道が現れる。紅音は右のウインカーつけてその道へ入る。

 整備されている細い道を数分進むと1軒のログハウスが見えてくる。

 

「ブォォン…」

 

 紅音はバイクを停め、ヘルメットをとり、バイクをおりる。紅音はバイクについてる右のサイドケースを開けて超厳重に梱包されている日本酒を取り出す。

 

紅音「…」

 

 ログハウスは駐車場から石階段を数段上る必要がある。紅音は駐車場からログハウスを1度見上げ、階段を上り始める。

 

紅音「…」ガチャ

 

 紅音は階段を上り終わり、玄関を開けるとすぐにリビングが目に入る。ぱっと見は誰も居ない。紅音は靴を脱ぎリビングをぬけキッチンへ向かうと

 

「ドタドタドタ!」

 

後ろから足音が近づいてくる。そして

 

?「紅音〜!!!」ダキッ

紅音「うおっ」

 

後ろからおもいっきり抱きつかれ、前に少しバランスを崩すもすぐに体制を立て直す。

 

?「おかえり。紅音」抱きついたまま

紅音「あぁ、ただいま。飛龍」

 

 紅音は微笑みながらそう言う。

 

飛龍「今回は何日居れるの?」

紅音「4日かな」

飛龍「よっかぁ〜?」

紅音「ごめんな」

飛龍「仕方ないよ。提督だもんね…!」

紅音「ほんとごめん…」

飛龍「いいよいいよ。それよりさ!ほら、準備!準備!」

紅音「そうだな。飛龍は準備終わったのか?」

飛龍「もちろん!」

紅音「すぐ準備終わらせるから待っててくれ」

 

 飛龍は紅音から離れ、紅音は日本酒をテーブルに置いて2階への階段を上り、部屋へ向かう。

 

 

 

 

数分後

 

 紅音はバイクに乗る時に着るプロテクターの入っているジャケットなどから私服に着替え、準備を終わらせる。そして1階へ戻る。

 

飛龍「準備終わった?」

紅音「終わったぞ」

飛龍「じゃあ、行くよ」

 

 飛龍は紅音の右手を掴み、少し足早に玄関へ向い外に出る。

 

紅音「こんな速く歩ったら転ぶぞ」

飛龍「大丈夫だっt」ガッ

紅音「言わんこっちゃない…」

 

 紅音は飛龍が地面にぶつかる前に掴んでいた腕を掴み返し自分の方に引き寄せる。

 

飛龍「えへへ。ありがとう」

紅音「どういたしまして」ハァ

紅音「ちょっと掴まってろ」

飛龍「え?…ってえぇぇぇ!?」

 

 紅音は飛龍と自分の準備物を肩に下げ、飛龍をお姫様だっこする。そして駐車場まで一気にジャンプして行く。

 

紅音「到着」

飛龍「一言なにか言って欲しかったな」

紅音「ごめんごめん」

飛龍「謝る気ないでしょ!?」

紅音「まぁまぁ。ほら降りた降りた」

飛龍「全くもぉ」

 

 紅音は飛龍を下ろす。そして車の鍵を開け、トランクに荷物を入れ、運転席に乗る。飛龍は助手席に乗る。(車はcx-5のスノーフレイクホワイトパールマイカ)

 

飛龍「目的地は?」

紅音「伊豆半島の河津町」

飛龍「宿は?」

紅音「ついてからのお楽しみ」

飛龍「りょ〜かい」

紅音「シートベルしてくださいな」

 

 シートベルをするのを見てから紅音は車を発進させる。

 

飛龍「何時間ぐらいかかるの?」

紅音「ん〜?そうだな…3時間ぐらいかな?到着は13時過ぎかなぁ」

飛龍「じゃあさ、途中でなにか食べてこうよ!」

紅音「いいぞ。なにか食べたいのあるか?」

飛龍「そうだなぁ…伊豆ってなにが名産だっけ?」

紅音「干物かわさびかなぁ」

飛龍「じゃあ、わさび関連のものを食べよう」

紅音「了解っと」

飛龍「んふふ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12時過ぎ

 

紅音「どこか、駐車場に停めて歩くで」

飛龍「りょ〜かい」

 

 少したちコインパーキングに車を停め、2人で散策していると

 

飛龍「ここで食べようよ」

紅音「おっけ」

 

飛龍がお昼を食べる店を見つけた。

 

店員「「いらっしゃいませ〜」」

店員A「お座敷へどうぞ」

 

 と言われ2人はお座敷に案内される。

 

店員A「お茶です。お水がよければ言ってくださいね」

紅音&飛龍「分かりました」

飛龍「なに食べようかな〜」

 

 飛龍が壁に貼られているメニューを見ながらそう言う。

 

紅音(ん?あれ?ここもしや…)

 

 紅音は壁にかけらているサインに目が行く。

 

紅音(ここゴローさん来た所じゃん!)

紅音(じゃあ、なに頼むかは決まった様なものだな)

飛龍「紅音は決まった?」

紅音「あぁ、決まった」

飛龍「じゃあ呼ぶね?すみませ〜ん」

店員A「はい!お決まりになりましたか?」

飛龍「わさびそば1つください」

紅音「あとわさび丼1つください」

店員A「わさびそば1つとわさび丼1つですね。かしこまりました」

店員A「わさびそばとわさび丼1つずつ〜」

店員B「はい。わさびそば、わさび丼1つずつ〜」

 

 店員が厨房に行く。

 

飛龍「楽しみだね」

紅音「そうだな」

紅音(わさびチューブで代用したのとどれほど違うのか…)

飛龍「そう言えばここから宿は近いの?」

紅音「10数分でつくと思う」

飛龍「それなら先に宿にチェックインした方良かったんじゃない?」

紅音「確かにそうだな…」

 

 そんな会話をしいていると。

 

店員A「はい。わさびです。茎を取り除いて、頭のほうからおろしながらお待ちください。おろすときは、まあるく」

紅音「分かりました」

 

 店員は再び厨房へ向かう。

 

「ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ」

飛龍「これってどれぐらいやればいいの?」

紅音「自分のお好みでいいと思う」

飛龍「じゃあ、これぐらいでいいかな」

紅音「俺も終わるか」

飛龍「ん〜♪いい匂い♪」

紅音「確かにな」

店員A「お待たせいたしました。わさびそばとわさび丼です。それではごゆっくり」

飛龍「わぁ、美味しそう!いただきま〜す」

紅音「いただきます」

飛龍「ん〜♪おいしいね紅音」

紅音「あぁ、そうだな」

 

 飛龍が満面の笑みでそう言い、紅音は微笑んで言う。

 

飛龍「少しわさび弱いかな…?」

紅音「入れたらいいじゃん」

飛龍「そうだね」おろしたわさび全部入れ

紅音「ばっ!?」

飛龍「?」

紅音「どうなっても知らんぞ…」

飛龍「??」そばすすり

飛龍「!!?」

飛龍「ン〜〜〜〜〜〜〜!」

紅音「知ってた」

 

 飛龍は目をつぶり両手で拳をつくり、腕を脇腹につけて腕を上下に振ってる。

 

紅音「確か深呼吸すれば落ち着くんじゃなかったけ」

飛龍「そうなの?」

紅音「あ、あぁ」

 

 飛龍が涙目の上目遣いで聞き返してくる。

 

紅音(今のは破壊力がやばかった…)

飛龍「…」スーハースーハー

紅音「落ち着いたか?」

飛龍「うん。なんとか」

紅音「それはよかった」

紅音「全部食べれるか?」

飛龍「う、うん」

紅音「無理するなよ…」

 

 

 

 

数分後

 

紅音&飛龍「ごちそうさまでした」

紅音「大丈夫か…?」

飛龍「なんとか…」

紅音「入れすぎなんですよ」

飛龍「最初ツーンって来なかったから行けるかな〜と」

紅音「はぁ」

飛龍「じゃあ、次行こ!」

紅音「そうだな」

 

 紅音は会計を済ませ飛龍を連れて店を出る。車に戻る前に飛龍の提案で少し散策する事になった。




 飛龍は元艦娘なので食べる量は普通です。
 飛龍って仕事以外だとこんな感じだと思うんですよね。













 もし紅音が退役して飛龍と暮らしていたら?的なssを番外編か新しい連載で書きたくなった作者です。
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