提督は上空から
次の日
今は本営から佐世保鎮守府へ向かう装甲車の中。しかしそこには2人ほど姿が見えない。
利根「結局川内は寝坊じゃな」
海風「予想はしてましたけどね…」
比叡「それを結局待つ紅音も紅音ですけどね」
利根「全く、提督として着任するあやつが遅れるのはどうかと思うがのぉ」
海風「でも今回もあれで行くんじゃないですかね?」
利根「確かにあれで行けば遅れはしないがのぉ…」
比叡「やめてほしいですよね」
利根「制服をあずけてった所を見るとやるんじゃろうなぁ」
2人「ははは」苦笑い
その上空、高度約2000m付近を飛んでいるチヌーク内
紅音「あと少しで目的地だぜ川内」
川内「今回もこれかぁ…まぁ、いいんだけど」
紅音「着地に失敗すんなよ」
そこには装甲車には乗っていなかった2人の姿があった。しかし2人の服装は変わっていた。紅音は白色の将校の服ではなく黒色の戦闘服を着ており手には、黒色のタクティカルグローブをつけている。川内も普段の忍者を彷彿させる服から紅音と同じ服装に変わっている。
紅音「つくまでもうちょい時間あるから今回の落下地点を説明しよう」
川内(嫌な予感しかしない)
紅音「どうやら正面入口の上に結構大きいステンドガラスがあるらしい」
川内「えっ」
紅音「そこから、ダイナミック着任します」
川内「いやまぁ…いくつか質問があるんですけども」
紅音「なんでも言って。ちゃんと聞くから」
川内「あるらしいって言ったけどさ、ないかもしれないって事?」(よくそんな昔のアニメのセリフ覚えてるよね)
紅音「写真見た感じあったからきっと大丈夫だ」
川内「それいつの写真?」
紅音「に、2か月前」
川内「なんとも言えない」
紅音「無かったら俺が壁を斬るから問題ナッシング」
川内「問題しかないよ!?」
紅音「質問は終わりですか?」
川内「まだ」
紅音「ラストで」
川内「そのガラス割っていいの?」
紅音「どのみち割れるからイイんじゃないかな」
川内「攻撃される前提なのか…」
紅音「この手の鎮守府で攻撃されなかったためし無い件」
川内「そうですねはい」
紅音「あと」
川内「?」
紅音「心開かせる系のスキル使うなって言われたから」
川内「アッハイ」
紅音「じゃあ得物の準備しますかね」
紅音はそう言うと武器などが入っている箱を開け、そこから1本の打刀と2本の忍刀を取り出す。
紅音「ほい川内」
川内「ありがと」
川内に2本の忍刀を手渡す。
紅音「自分の身は自分で守れよ?」
川内「わかってるって」
川内「…いつ見ても紅音のその刀はすごいよね。鞘にさしててもわかるよ」
紅音「そりゃあ俺のスキルで作った数ある日本刀の中でも最高傑作ですからね。川内の忍刀も最高とはいかなくても傑作中の傑作ですよ?」
川内「わかってるよ」
そんな事を喋っているとハッチが開く。
紅音「お?もうそろそろか」
川内「オートパイロットてこういう時便利だよね」
紅音「全くだ」
2人はハッチの方に歩いていき、そして
紅音「パラシュート無しのスカイダイビングとシャレこもうぜ!」
川内「紐無しバンジーみたいに言わないでよ」
飛び降りた。
空中
紅音「多分途中で3人抜いただろうからな。3人の到着はまだだな」
川内「それまでに終わりるといいね」
紅音「終わるさ」
佐世保鎮守府
?「新しい提督が来るまであと30分といったところか」
?「昨日の打ち合わせどうりでいいんでしょう?」
?「あぁ、この鎮守府の最高戦力をもってして新しい提督を殺害する」
?「もう数人は配置についたわよ」
?「ふむ…それでは私も配置につくとするかな」
空中
紅音「1000mきった所かな?」
川内「さっきと比べてだいぶ地面が近いね」
紅音「そりゃそうだ、1000mも落ちたんだからな」
川内「そろそろスキル使った方いいんじゃない?」
紅音「そうだな」
紅音(『風の吹くまま』)ウィンドウショッキング
2人の足に風がまとわりつく様に発生して落下が止まる。
川内「昔から言ってるけどチート過ぎるよね」
紅音「俺もそう思う」
川内「羨ましいよ」
紅音「俺はお前が羨ましいよ」
川内「…失言だったね」
紅音「大丈夫だ気にしてない」
川内「…」
紅音「ふむ…写真の通りステンドガラスがあるな。心の準備はok?」
川内「いつでも」
紅音「突撃いたしましょう!」
そう言うと足にまとわりついていた風から強風が発生しドンドン加速していく」
紅音「5、4、3、2、1、今!」バッ
川内「…」バッ
その声と同時に両手を顔の前でクロスし、足を曲げ、風が消え、ガラスに突撃する。
「ガシャァァァァン!!!」
ほんの少し時をさかのぼり鎮守府
?「少し配置につくのが早かったな…だが提督が予定より早くつく可能性もあるからな」
?「張り切りすぎるのも良くないぞ?」
?「わかってる」
そして現在
紅音(oh…予想してたけど殺す気満々じゃないですかヤダー)
川内(結構本気できてるじゃん)
紅音(ふむ、どうやらこの鎮守府の主力は全員いるようだな…あれやるか)
そしてその2人は立ち上がりそして
紅音「ただいまをもってこの鎮守府に着任した月乃 紅音だ!詳しい事は後で食堂に集めるためその時に話す!!解散!!!」
川内(これで解散してくれるとありがたいんだけど…)
一瞬なにが起こったかわからなかった艦娘達だが、紅音の大声で正気に戻り
?「そ、総員撃ち方始め!」
一斉に砲がこちらを向き
川内(ですよね)
紅音「やはり無理か」
「ドォンドォンドォンドォン!!!」
無数の砲弾が2人目掛けて放たれる。
紅音「なんだ?同じ艦娘である川内にも攻撃するのか?」
紅音が少しドスの聞いた声そう言う。そして
紅音「川内後ろに隠れてろ」
川内「うん」
紅音(『健脚の抜き足』+『多手多様』+『血は水よりも薄い』対象は砲弾だ)レッグウォーカー+アロットオブハンド+ウォータージェットメス
紅音は居合の形になり刀を抜く。そうすると全ての砲弾のみ粉々に斬れる。
紅音「川内もういいぞ」
川内「なんだかんだ言って守ってくれるよね」
紅音「うるさい」
?「ど、どういうことだ」
紅音「お前長門だな?本営にも居たからわかる。それにここは大和型とIowaもいたな。まあその全員が今攻撃してきたんだが…」
長門「ッ!」チラッ
?「「…」」コクッ
長門がある一角に視線を送る。そして
?「悪いけど死んでもらうっぽい!」
?「君には死んでもらうよ」
2人の艦娘がナイフを手に猛スピードで走ってくる。しかしこの時長門達は1つ見逃していた。既に紅音が抜刀している事を。
紅音「今のを見てかかってくる度胸は買おう。川内しゃがめ」
川内「…」スッ
紅音(『八刀身』+『悪化傷』)ヘッドエッジ+クリティカルキット
紅音は振り向き、2人の艦娘に向けて刀をふると刀が伸びる。そして2人にかすり傷を負わせる。
?「痛いっぽいぃぃぃ!?」
?「ッゥ!?」
しかし2人はその場にしゃがみこむ。これが悪化傷の効果。どんなかすり傷も致命傷になるスキル。
紅音「お前らは夕立と時雨だな?すぐに入渠してこい」
夕立「仕方ないっぽい」
時雨「…」ギロッ
紅音(睨まれるのは結構来るものがある)
2人はその場を後にした。
紅音「じゃあさっき言ったとおり解散してくれると嬉しいんですが」
長門「断る」
紅音「oh」
その時だった
?「何をしてるんですかあなた達?」
長門「お、大淀」
大淀「提督への攻撃は反逆罪ですよ?今回は見逃しますから解散してください」
長門「大淀がそこまで言うのなら仕方ない…解散だ!」
長門がそう言うと大淀と紅音、川内を除く全員がその場を去った。去り際に全員が紅音の事を睨みながら去っていった。
紅音「俺のガラスのハートが粉砕されそう」
川内「紅音のガラスは強化ガラスでしょ?」
紅音「まあな。それより大淀さんさっきは助かりましたありがとうございます」
大淀「いえいえ、紅音さん方にはお世話になっていましたから」
紅音「まさかここの大淀さんが元本営の大淀さんだったとは…。最近姿見ないと思ってたんですよね」
大淀「ふふふ。今思ったのですが他の3方は?」
紅音「あと10分位で来ると思いますよ」
大淀「あぁ、2人は上から来たんですか」
紅音「よくわかりましたね」
大淀「あれを見れば大体は分かりますよ」
大淀は割れたステンドガラスを見てそう言う。
紅音「後で掃除しときます」
大淀「よろしくお願いします」
川内「いつまでここに居るの?」
紅音「3人がつくまで話していよう」
そして紅音達は3人がつくまでここで話していたという。
改二が実装されている艦娘は改二ですが長門は改です。
会話が多いと書きやすい。