紅音「......」
偽紅音「ッ......!」
敵が強いほど強くなるスキル『髪展途上』マイインフレーション
殴られるほどやる気が出るスキル『胃袋叩き』ストイックブロ
殺意のスキル『どうして人を殺してはいけないの?』ヒットマンズアイデンティティ
偽紅音の殺意が恐怖心を凌駕し、立ち上がる。その表情にもう、恐怖の色はない。
紅音「面白い......!」
偽紅音「!」
偽紅音の左ストレートが紅音の顔に放たれるが、紅音はそれを回転する事で回避し、そのまま偽紅音の懐に入り込む。
紅音「ふんっ!」
そのまま背負投げの型に入り、偽紅音を投げるが、偽紅音を海面に背中が当たる前に膝を曲げて足で着水する。そして逆に紅音を前方に投げる。
紅音(強いな)
紅音は体を捻り、空中で回転して着水する。そして海面を強く蹴り、低い姿勢で突進して偽紅音の腰に手を回す。そしてバックドロップの要領で、偽紅音の顔面を海面に叩きつける。
偽紅音「ッゥ......」
思わず偽紅音は顔を手で覆う。それを見逃す紅音では無い。紅音は高く飛び、着水と同人に偽紅音の首元に強力なチョップを放つと肩から鈍い音が鳴る
さらに紅音は偽紅音の首を掴み、自分の少し後ろにあった岩礁めがけて投げる。岩礁は砕かれ、偽紅音はその後海上をバウンドし、立ち上がる。
紅音(頑丈だな)
偽紅音「......!」
紅音は距離を詰め、ボクシングのワンツーを放つ。偽紅音はもちろん回避しようとするが紅音は偽紅音が回避しようとした瞬間、偽紅音の足に足をかけて後ろにバランスを崩させる。
そして紅音は顔を鷲掴みにして後頭部を海面に叩きつけたかと思うと、今度はそのまま偽紅音を空中にブン投げ、紅音もそれを追うようにジャンプし、偽紅音の腹部に渾身の右ストレートを放つ。そうすると偽紅音はさらに上空へと吹っ飛ぶ。
偽紅音「ッ!」
光の剣のスキル『光率的刀身』ライトニングブレード
飛翔するスキル『闘士の翼賛』チアファイターズ
偽紅音の右手に光で作られた刀が現れる。さらに偽紅音は空中を飛ぶようにして、海面に舞い戻ってくる。
紅音(なぜ倒れん......)
偽紅音「!」
紅音「クッ!」
光の剣が紅音の頬をかすめる。
紅音(こいつ......スキル関係無しに強くなってるな)
偽紅音の光の剣が紅音に次々と襲いかかる。紅音は直撃は避けているものの確実に傷は増えていく。
紅音「......クククッ」
偽紅音「?」
紅音「ハハハハハハハ!」
偽紅音「!?」
紅音「待っていたんだこんな戦いを!」
大きく後ろへ跳んだ紅音は両腕を広げながらそう言う。
―――にするスキル『――――』
紅音「『こいつ』の力はスキルなんて甘いもんじゃ無いんだぜ?」
偽紅音「......」
一振りで二回斬るスキル『二重走』ツインランナー
第三の手で斬るスキル『剣士の禁じ手』マスターズタブー
三回斬れば対象のスキルを封じるスキル『三度目の消自棄』ハードフルカウント
高速で放たれた剣は、紅音の両腕と首を切り落とす。
偽紅音「......!?」
振り向くと目を疑う光景がそこには広がっていた。
紅音「クククッどうした? 殺せていないぞ?」
スキルを使えなくし、首も切り落としたはずの紅音が何事も無かった様に立っている。
紅音「こいつは少しばかり力を持ちすぎてなぁ、もう人間なんてとっくに辞めてる様なもんなんだぜ?」
偽紅音「ッ!」
紅音「それにこいつが行ったのはアニメ、漫画の世界だけだと思ったらそれは大きな誤解だ」
紅音「まぁ、いい......戦おうではないか」ニヤァ
海面ギリギリを飛行して間合いを詰めた偽紅音は、目にも止まらぬ速さで剣を振るう。だが
偽紅音「!?」
紅音の腕を首を足を切り落としても再生し続ける。スキルは封じてるはずなのにだ。そのさなかに紅音は偽紅音の顎を蹴り上げ、頭を吹き飛ばす。
偽紅音「ッ!」
頭を回復させ、後ろに飛んだ偽紅音は自分の周りに数10個の光の剣を作り、それが光の線を残しながら紅音に襲いかかる。
紅音「素晴らしい! 素晴らしいぞ!!」
紅音はそれを避けずに全て体で受ける。
紅音「カカッ貴様強いのだろう? 早く殺してみろ」
紅音「宣言しよう。俺は両手を広げ、ゆっくり歩こう。貴様の次の攻撃は決してよけない。さぁ、俺を殺してみろ」
紅音は笑みを浮かべながら両手を広げ、ゆっくり、ゆっくりと偽紅音の方へ歩んでいく。
偽紅音「ッ!」
弾幕のスキル 『多銃結界』アタックライン
光の剣のスキル『光率的刀身』ライトニングブレード
空から弾丸を降らせるスキル『弾が降ろうと銃が降ろうと』ウェザーガン
紅音の正面から無数の剣と砲弾や弾丸さらに上空からも無数の弾丸が紅音に向かって来る。
紅音「クククッハハハハハハハハハハ!」
偽紅音「!?」
左腕は肩ごと無くなり、右腕も今にもちぎれそうな状態だ。体中には向こう側の景色が見える穴が無数に出来、そこからおびただしい量の血が出血している。まるで幽鬼の様な姿だ。しかし紅音にはどこか余裕がある。
そして再び目を疑う光景を見ることになる。なんと体外に出た血が傷口に戻り、傷が癒えたのだ。
紅音「どんな人間にも表と裏ってのはあるものだろぉ?」
偽紅音「......」
距離を詰めた偽紅音は目にも止まらない速さで突きを放ち、それは紅音の左目を貫く。しかし
「ガシッ」
紅音は光の剣を掴み
「バキンッ!」
偽紅音「!?」
粉砕したのだ。それも『光』の剣をだ。
紅音「今度はこちらの番だ」ニヤッ
紅音「国宝『リグル観音』」
腕がまるで8本生えた様に見える程の速さで腕を動かした紅音は、次々と拳を放つ。そして偽紅音はそれを全てさばききれず、ほとんどの拳をまともに受け、後方に吹き飛ぶ。
紅音「さぁ、行くぞ! 楽しもうでは無いか!」
前に跳んだ紅音はそのまま腰を捻り、腹部に回し蹴り放ちそのまま胸部に肘打ち、顎に掌打を流れる様な動作で行う。
偽紅音「ッゥ!」
一瞬意識が飛びかけた偽紅音の胸部に両手で掌打を放つ。
偽紅音「カハァッ!?」
衝撃がそもまま後ろに抜け、吹き飛ぶ。
紅音「まだ肩慣らしだ。まだたおr「ゴッ!」ッ―――」
周りに鈍い音はこだまする。そして前に倒れる紅音の後ろから、銃の棍棒の様に持っている白髪の少女が現れる。さらに少女は銃を脇に避け、紅音を肩になんなく担ぐ。
偽紅音「?」
?「全く......紅音は手間をかかせてくれるね」
海風「お久しぶりです響」
響「やぁ、久しぶり海風。元気にしてたかい?」
利根「ハァ......ハァ......やっと追いついたのじゃ」
響「いい所に来たね。少し紅音を持っててくれ。私は偽物を『倒す』からさ」紅音渡し
紅音を渡した響はスリングで脇に避けていた銃のセーフティを外し、ボルトを引き、偽紅音の方へ構える。
響「今度は私が相手だよ」
「バババババババババババババ!」
銃口から放たれた弾丸が偽紅音に迫る。
この章は次回でラストです。
響のメインはAK-74と言う銃です。紅音が使う銃以外で登場した武器の説明は後日投稿する「設定集」の様なものに書きます。