色々規格外な提督と元ブラック鎮守府   作:薪音

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教育

 決闘から数日が経過した。それ以降、時雨や夕立から襲撃はされなくなったが、他のまだ提督と言う者に敵意がある艦娘からの襲撃が増した。しかし紅音はその持ち前の力でそれを危なげなく退ける日々が続いた。

 そんなある日。紅音は執務室でいつも通りゲームをしていると。

 

「バァァァァァン!!」

紅音「!?」

 

 執務室の扉が勢いよく開いた。

 

蒼音「......」ずかずか

紅音「ど、どうした......」

「ダァァン!」蒼音が机叩き

紅音「壊れるから机」

蒼音「......」

紅音「そ、それでどうした?」

蒼音「いつまで......」

紅音「いつまで?」

蒼音「いつまで......佐鎮の艦娘を好き勝手させておくの?」

紅音「ンンッ(口調が早い......つまりめっちゃ怒ってる)」

蒼音「答えて」

紅音「ほ、ほら物事には順序ってのg「ミシミシミシミシ......!」oh......」

 

 木製のデスクに蒼音の指が食い込んでいく。

 

紅音「取り合えず落ち着こ? あと机壊れr「ダァン!」うん......」

蒼音「上官の命令違反......上官への反逆行為......ましてや襲撃......全部軍規に反してる......!」

紅音「いや、少しぐらい見て見ぬ振りおn「ミシミシミシミシィ!」......」

蒼音「何回も見逃した......でも......仏の顔も三度まで......」

紅音「まぁね? 1回落ち着こう? 机壊れるから」

蒼音「......」ピキピキ

紅音「机の上に大事な書類とか、あとディスプレイとフィギュアとかも置いてあるからさ......壊されると」

蒼音「」ブチィィィッ!

「バリバリバリィ!!」

 

 蒼音が食い込んだ指に力を入れ、デスクを左右に引きちぎる。

 

蒼音「話を......聞け」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

紅音「はい」

蒼音「......3日」

紅音「3日?」

蒼音「明日から......3日の間......3日経ってもに現状のままだったら......艦娘全員営倉送り......」

紅音「せめて一週k「3日」イエス、マム!」

紅音「あ、あの、ちなみに川内達は......?」

蒼音「全......員......!」

紅音「了解しました」

 

 そう言うと蒼音は執務室を後にする。

 

紅音「軍法会議にしないあたり優しい」

紅音「えっ? てかこれ凄くね? 鉄板もろとも引きちぎってるんだけど......」引きちぎられたデスク見ながら

紅音「やっべ! こんな事言ってる場合じゃねえ!」

 

 紅音はそう言うと執務室を出、廊下を走る。

 

川内「紅音じゃん。どうしたのそんな慌てて」

紅音「川内よ......緊急事態だ」

川内「?」

 

 事情説明後

 

川内「えっそれ私達とばっちりじゃん......」

紅音「本当に申し訳ない」

川内「でもなんで1週間?」

紅音「,,,,,,」考えこみ

川内「?」

紅音「......」チラッ

紅音「まぁ川内ならどうせ後で知らせが来るだろう......」

川内「えっ何が?」

紅音「約2週間後、国連軍東アジア基地でとある作戦についての会議がある。その作戦内容はまだ言えないが、その事を踏まえて明日から1週間。本当は本腰を入れてこの問題を解決させる予定だったんだ」

川内「国連軍が介入する作戦?」

紅音「ああ。作戦概要を見たがかなり大規模な作戦だ。規模で言ったら昔あったオーストラリア奪還作戦程の規模はある」

川内「へぇ」

紅音「だからどうせこの問題を間もなく解決する気だったわけだ」

川内「その作戦の方が気になるんだけど......」

紅音「なに、どうせ川内達の所にも作戦計画書が来るだろ」

川内「多分ね......で、なんかあるの?」

紅音「問題を解決させる案か?」

川内「それ」

紅音「それはもうありますよ」

川内「なに?」

紅音「power of justice」

川内「ハァ......」

紅音「俺は昔、隊長にこんな事を言われた『力で躾ればいいのよ?」と......」

川内「Sの隊長は特殊だから......」

紅音「陸軍時代の時に戻る時が来た」

川内「こわっ」

紅音「何時から俺がホワイト鎮守府を経営すると錯覚していた?」

川内「まぁ......程々にね」

紅音「任せろ。生意気な艦娘共に俺流の教育ってのを見せてやるよ」

 

 そう言うと紅音は廊下を進む。

 数分後

 

紅音(1番最初の犠牲者は誰かな?)

「ドォォォン!!」

紅音「早速か」砲弾避け

?「Dammit!」

 

 紅音を廊下の奥から砲撃した人物は走り去ろうとする。しかし

 

紅音「......」ガシ

?「!?」

 

後頭部を紅音に掴まれる。

 

「ミシミシミシ!」

?「アッガガ......」

紅音「上官への反逆行為。アメリカでは許さてているのか? Iowa」

「ミシミシミシミシ!」

 

 頭蓋骨から軋む様な鈍い音が聞こえる。

 

Iowa「アッアッ......」

紅音「上官からの質問にも答えない。アメリカ海軍は鈍ってる様だな!」放り投げ

Iowa「ッ......!」ギロ

紅音「なんだその目は? 言いたい事があるなら口で言わんか!!!」

Iowa「!「ビリビリ

紅音「立て」

Iowa「?」

紅音「立てと言われたら立たんか!!!」

Iowa「sir!」立ち上がり、直立

紅音「sirだと? ふざけているのか!! ここは日本だ!! 日本語で答えんか!!!」詰め寄り

Iowa「OK!」

紅音「日本語で返事をしろ!!!!」

Iowa「Ye、分かりマした!」

紅音「なんだその喋り方は!! 貴様上官を舐めているな?」

Iowa「N、NO!」

紅音「了解した......貴様、両手を地面につけろ!!!」

 

 Iowaはすぐに両手を地面につけ、腕立て伏せの体勢になる。

 

紅音「精神注入棒じゃ無いだけマシだと思え! 俺が良いと言うまで続けろ!! 分かったか?!! 始め!!!!」

 

 数10分後の廊下。

 

駆逐艦s「」ガタガタガタガタ

紅音「どうした!! 腰が上がっていないぞ!!!」

Iowa「ガアアアアアアアア!!」

紅音「あと10回で終わるのを許可する!!!」

 

 数分後

 

Iowa「ガハッ」バタン

紅音「やれば出来るじゃないか」

Iowa「」

紅音「立てるか?」

Iowa「N......立てないわ」

紅音「掴まれ」手差しだし

Iowa「ありがとう......」

 

 Iowaは立ち上がるも、腕に力が入らず腕はフラフラしている。

 

紅音「誰が腕を動かせと言った!!」

Iowa「すみません!」直立不動

紅音「......そのままだ」

Iowa「?」

紅音「俺が戻ってくるまでここでずっと立ってろ!! 良いか?!! 動いたらもう一度腕立てさせるぞ!!!」

Iowa「了解しました!」

紅音「声が小さい!!! もう一度言え!!!!」 

Iowa「了解です!!!」

紅音「言ったな? それでは俺は行く。もう一度言う、動くなよ?」立ち去り

Iowa「......」

紅音「返事!!!!」

Iowa「了解!!!」

 

 紅音はそのまま立ち去る。

 そしてしばらく歩き、Iowaが見えない位置まで来ると。

 

紅音「喉痛てぇ」

紅音「おかしいなぁ、昔はこのぐらいじゃ痛くなかったんだがなぁ......歳かな」

漣「20代が何言ってるんですか」

紅音「いつの間に居たんだ......」

漣「ちょっと気になってですね!」

紅音「しかし足音1つ聞こえなかったぞ......」

漣「女性には秘密が沢山あるんですよ?」

紅音「......そうか」

漣「そうですよ」

紅音「......」

漣「......」

紅音「じゃっ俺もこの後色々やんないとだからな、じゃあな」

漣「ご健闘を〜」手ふり

 

 漣は紅音を後ろから見送る。

 

漣「そう......沢山ね......」ニコッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紅音「......ふむ」

紅音「やはり俺に反発してる艦娘全員を教育してる時間は無いな......ここは反発してる奴らの首領をやるしかねぇ。短期決戦だ」

「バァァァン!」戦艦寮の扉開け

扶桑「!?」

紅音「扶桑さん扶桑さん」

扶桑「え、あ、はい。なんでしょうか?」

紅音「ちょっと大和型呼んできて」

扶桑「何故でしょうか?」

紅音「......」ニッコリ

扶桑「は、はひぃ!」ビクッ

 

 出入り口近くの休憩スペースで休んでいた扶桑は全力で走り、大和型の部屋へ向かう。

 そして数分が経ち。

 

大和「......」

武蔵「......」

扶桑「......」ビクビク

紅音「上官を待たせるとは良いご身分だな」

武蔵「上官だと? ふざけるな」

紅音「上官への口答え。良い度胸だ」詰め寄り

武蔵「なんだ?」

紅音「歯ぁ食いしばれ!」

「ドゴン!」

武蔵「カッハァ......!?」

 

 強烈な腹部への一撃を受けた武蔵は後方へと飛び、そのまま地面で腹部を抑え悶絶している。

 

紅音「良いか? 艦娘は兵器という立ち位置だ。基本的に大切にしていればこの程度の暴力許される。分かったか!!!」

武蔵「ッゥ」ギロ

紅音「その目気に食わんな」ズカズカ

 

 紅音は倒れている武蔵との距離を詰める。その時

 

大和「動かないでください」艦装展開

紅音「......そんなおもちゃで俺を殺せると思っているのか? それに今、ここで撃ったら貴様の妹も巻き添えを食らうぞ?」

大和「......」

紅音「それにな......」拳銃取り出し

大和「なっ!?」

紅音「こう言うのは脅しに使う物じゃねえんだよ」

「パンパンパン!」

 

 M9A1から放たれた弾丸は武蔵の右ふくらはぎに3発全て命中する。武蔵はあまりの激痛に声にならない悲鳴を上げる。その声と銃声を聞いた戦艦達が集まってくる。

 

紅音「安心しろ。艦娘が9mm口径程度で死ぬものか」

大和「ッ!」

紅音「馬鹿が......」

 

 大和は弓を引くように後ろにやった拳を紅音の顔めがけて放つ。しかし紅音は大和の手首を取り、攻撃線をかわすと同時に、大和の死角に直線的に踏み込んで行き、円く捌き同方向へ導き流する事で無力化し、体を捌きつつ崩し、反対の手を大和の手の甲にかぶせ、手首を返して肘関節を屈曲させ仰向けにして倒す。

 

大和「!??!?」

 

 大和程の高身長の持ち主が空中を円を書くよう舞い、地面に倒れる。あまりにも一瞬の出来事に頭の整理が追いつかない。

 

紅音「ふん」

「ザワザワ」

 

 戦艦達の騒ぎを聞きつけてか、他の空母や、重巡と言った別の艦種の艦娘も集まってきた。その中の提督に殺意や敵意を向けている艦娘達が艦装を展開し、建物の玄関の前に展開している。しかしそれは紅音にとって逆に都合が良かった。

 

紅音「丁度いい。予定変更だ。全員教育だ」

扶桑「」白目

大和「......」ガタガタガタ

武蔵「アガ......ガァ......」足抑え

紅音「扶桑完全にとばっちりなんだよなぁ......後で謝るか」

 

 そう言うと紅音は戦艦寮の外に出る。

 

紅音「よぉお前ら!」

艦娘達「!?」

紅音「獅子の子落としって知ってるか?! まぁ要するに厳しく接しろって事だ!!」

艦娘達「?」

紅音「スゥゥゥゥゥ......せいれぇぇぇぇぇぇぇつ!!!!!!!」

 

 野次馬や艦装を展開していた艦娘達が反射的に整列する。

 

紅音「今から3日と半日の間にお前らのその腐った性根を叩き直してやる!!!!!! 手始めに全員手を地面につけろ!!!!!!」

「ザワザワザワザワ」

「パン!」銃声

紅音「さっさと地面に手をつけろ!!!!!! さもなければ足に風穴開けてやるぞ!!!!!!」

 

 整列していた艦娘が全員腕立て伏せの体勢になる。

 

紅音「俺が良いと言うまで終わるんじゃねえぞ!!!!!! 分かったか!!!!!!」

「......」

紅音「返事!!!!!!!」

艦娘達「了解!!!!」

紅音「始め!!!!!!」

 

 その腕立て伏せはその後、4時間続いたと言う。




 教育はまだ続きます。
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