次の日の午前4時。
紅音「ねみっ」
紅音は執務室に敷いた布団で目が覚める。
紅音「布団の魔力が…」
紅音はそんな事を言いながらゆっくり布団から起き上がり、布団をたたむ。
紅音「いつぶりだよこんなに早起きしたの…」
歯を磨き、顔を洗いいつもの服装になりカロリーメイト片手に執務室を出る。
紅音「カロリーメイトはチョコ味が個人的に1番だな」もぐもぐ
カロリーメイトを食べながら目的地の1つである資料室に入る。資料室には今までの出撃内容や任務、遠征などの資料を見るためだ。
紅音(戦艦の出撃に関する資料はこの辺だな)
前提督はかなり几帳面だったらしく艦種別々にしかも姉妹艦ごとに資料が分けられている。その中で、紅音が手にしたのは金剛型の出撃内容について書かれている資料だった。紅音はカロリーメイトのゴミをポケットにつっこみ資料を開く。
紅音「…」ペラ…ペラ…ペラ
紅音(最後の出撃はちょうど2か月前…金剛、榛名、霧島のみでの出撃。出撃海域は…サーモン海域か。レ級の居る海域か、その他にも空母もいたはずだが…そこに戦艦オンリーで出撃とは生存の可能性は極めて低いな…)
紅音は資料を棚に戻し、資料室を後にする。
紅音(次は工廠か)
紅音は工廠へ向かう。
工廠
昨日同様3人を葬り、明石と喋っている。
明石「あれの準備は出来ましたよ」
紅音「じゃあグランドに設営しよう」
明石「ステージの設営はもう終わらせましたよ♪」
紅音「自分が好きなものをやるときは準備いいな」
明石「紅音のやるショーは迫力が違いますからね!」
紅音「駆逐艦に評判いいからなあれ…駆逐艦の心を開くのはこれでいけるだろう」
明石(軽巡や重巡、戦艦の一部にも評判いいですけどね)
紅音「試すからベルト持ってきてくれ」
明石「少々お持ちください」
5分後
明石「持ってきました!」
そう言いながら紅音に1つのベルトを渡す。
紅音「じゃあやるか」
明石(ワクワク)
紅音「変身…!」
紅音「とぉう!」
紅音はそう言うと上にジャンプすると、ベルトから白、黄色、白、青、赤の色が出てきて、そして紅音は上空で1度回転し着地する。
紅音「ほんとどうやって作ったんだ…」
明石「気合と根性で」
紅音「そうか…」
紅音の姿は変わり、赤色に手袋とブーツにスカーフ、ブラックのマスクを被っている。仮面ライダ〇ストロンガー以降に出てくる仮面ラ〇ダー2号の姿になっていた。
紅音「準備運動したいんだが」
明石「アッカーでいいですか?」
紅音「なんでもいいぞ」
明石「ちょっとついて来てください」
明石について行くと工廠の地下に進んでいく。
紅音「なんで地下あるんですかね」
明石「作りたいものが色々あるんですよ」
紅音「頼むからMSは作らないでくれよ」
明石「エ〇ァはいいんですか?!」
紅音「違うそうじゃない」
明石「アク〇リオンですか?」
紅音「作ったらぶっ壊すぞ」
明石「〇グラム」
紅音「確かにカッコイイけどねダグ〇ム」
明石「じゃあいいんですか?!」
紅音「いい訳無いだろ」
そうこうしてる内に
明石「目的地につきましたよ!」
紅音「えぇ」
そこにはヒーロー特撮で定番の採掘場があった。
明石「大変でしたよ」
紅音「地下に空がある…だと?」
明石「映像ですよ?」
紅音「知ってるよ!」
明石「じゃあ下に降りて待っててください」
紅音「うっす」
紅音が1番下に行くとスピーカーから明石が喋ってくる。
明石『アッカー50人位でいいですか?』
紅音「構わん」
明石『じゃあやりますね』
そう言うと壁の一部が開き何十人ものアッカーが出てきてこちらに向かってくる。
明石『ちなみに今6時になるところですよ〜』
紅音「了解」
紅音(家具の受け取りは川内達に任せてるから問題ないな)
紅音はそう考えながら拳を構える。このスーツを着ている時は明石の謎技術によりスキルが封じ込まれるものの、元々が化物なので問題はない。
紅音は左右に少し揺れており、両足は肩の位置まで開いている。
アッカーA(以下アA)「イー!」
最初の1人が紅音に向かって駆けてくる。
紅音「…」ザッ
次の瞬間アッカーの視界から一瞬紅音の姿が消え、アAの目前には紅音の膝があった。
アA「イー!?」
アAは飛び膝蹴りが顔面に直撃し、かなり後方に飛び他のアッカー達にあたる。
紅音「2号は力の2号とも言われたんだぜ?」
アBCD「イー!」
10分後
紅音「もう終わりか?」
明石『50人いたんですけどね…』
紅音「怪人みたいなのいないんですかね?」
明石『いますけど、ショーで出したいんですよ』
紅音「じゃあもっと骨のある奴は?」
明石『いますけど…』
紅音「じゃあそれで出してくれ」
明石『仕方ないですね』
明石『少々お待ちください』
紅音「了解」
数分後
明石『準備できましたよ』
紅音「いつでもいいぜ」
さっきとは別の壁が開く。そこから出てきたのは
紅音「明石…あとで工廠検査するからな…」
明石『紅音が骨のある奴出せって言ったんじゃないですか!』
紅音「話は後でするから、スキル使える様にできるか?」
明石『出来ますよ。時間かかりますが』
紅音「使える様にしたら今回の事は不問にしよう」
明石『5分で終わらせます!』
紅音(5分か…)
服装は黒ずくめで、頭の上半分がガラスの様になっており脳が見える。
紅音(明石本気出したら深海棲艦全滅させられるんじゃねえのかこれ?)
紅音と壁から出てきたそれは対峙している。
紅音「悪いが明らかにハカ〇ダーのあんたがこれ以上出るとタグ追加しないといけないんでな…ここで退場してもらうぜ!」
紅音は先程同様に飛び膝蹴りを放つ
紅音「マジか」
?「…」
が敵は難なくそれを左手で受け止める。
紅音は右左右と拳を放ちつつ蹴りも放つが
紅音「その見た目は伊達じゃないのね…」
全て避けるかいなされる。
?「…」グッ
紅音「ッ!」
敵は紅音と同じ構えをとる。
紅音(まだですかね…)
?「…」
敵も紅音同様に拳と蹴りを放ってくるがマシンガンを1m先から撃たれても見切れる紅音の動体視力をもってすれば避けるのは難しいことではない。
明石『使える様にしましたよ!』
紅音「ok!」
紅音はそれを聞くと大きく後ろに飛び退く。
紅音「悪いがさよならの時間だ」
紅音(『間違いなく放火』+『怠るの墓』)エキジビションマッチ+サボタージュビーム
紅音は手を合わせるとそれを徐々に開いていく。そうするとそこに火の玉が出来ていた。その火の玉は赤から青に変わってゆき大きさがバスケットボールサイズまでなると眩い光が火の玉を覆う。
紅音「…」スッ
?「?」
紅音をそれを構え投げる。そうすると
紅音「ふぅ」
その火の玉は光の速さで敵の方へ投げられ通った所にあった物は全て蒸発した。
・間違いなく放火 火を司るスキル
・怠る墓 光を司るスキル
明石『結構自信作だったんですけどね…』
紅音「スキルが使えなかったらきつかったな」
明石『強すぎですよ』
紅音「まぁな…今何時だ?」
明石『もう7時ですね』
紅音「じゃあ9時頃にショー開始するか」
明石『放送しときますね』
紅音「頼んだ」
明石『じゃあ上に戻りますか?』
紅音「そうするよ」
工廠
明石「食堂に食べに行くんですか?」
紅音「ん?あぁ、昨日3人に言われて許可したから今日から人の食べ物もメニューに追加されるんだっけ」
明石「そうですよ」
紅音「でも俺カロリーメイト食べたからいいや」
明石「はぁ、そうですか」
紅音「じゃあ9時前にまた会おう」
そう言うと紅音は工廠を後にした。
執務室
紅音「家具来たのか」
利根「今から模様替えじゃ」
紅音「8時50分まで暇だからな俺もやろう」
比叡「それなら早く終わりそうですね」
紅音「比叡少し話があるから来てくれ」
比叡「?わかりました」
廊下
比叡「話とはなんでしょうか?」
紅音「金剛達の事なんだが、最後の任務が2か月前のサーモン海域への出撃だった」
比叡「そうですか」
紅音「明日サーモン海域に俺が行ってみる」
比叡「お願いします」
紅音「んじゃ、模様替えの手伝いに行こう」
1時間20分後 グランド
明石「もう少しで機材の準備終わりますよ」
紅音「じゃあ配線チェックしてくる」
明石「わかりました」
大淀「ほんとにやってたんだすね…」
明石「本営に居たときは夕張に手伝ってもらってたんですけどね」
大淀「この鎮守府の夕張さんは装備開発専門ですからね」
明石「大本営の夕張異動できないんですかね」
大淀「紅音さんに言ってみてわ?」
明石「いくら紅音でも無理じゃないですかね」
紅音「何がだ?」
大淀「明石がですね、大本営の夕張移動できないですかね。だそうです」
紅音「一応じいさんに進言してみるか」
明石「ほんとうですか!」
紅音「期待しないほうがいいぞ」
明石「わかってますよ」
紅音「あと15分か」
大淀「大本営でやってた時は何人位来てたんですか?」
明石「駆逐艦は全員来てましたね確か」
紅音「軽巡とか重巡、戦艦も何人か来てたな」
大淀「結構人気だったんですね」
紅音「俺はただ戦ってただけなんだがな」
明石「迫力がすごいんですよ。寸止めじゃなくて当ててるんですから、しかも全力の」
紅音「ロボットだから別にいいだろ」
明石「いいですけど、あれやると著しく私の戦力が低下するんですよね」
紅音「戦力ってなんだよ…」
明石「一応アッカーの力は最低でも総合格闘技のヘビー級チャンピオンクラスで俊敏さはフライ級チャンピオンクラスなんですよ?体力は無限に近いですけどね」
紅音「最低でもそれなんだ」
大淀「1番上などんな化物なんですか…」
明石「アッカーの最上はそうですね…力はゴリラ、俊敏さはチンパンジー、足の速さはチータークラスですかね」
紅音「それで体力はほぼ無限か…」
明石「はい」
紅音「どんな化物だよ…」
明石「あなたがそれを言うんですか」
紅音「俺を基準にしたら艦娘ですら一般人になるぞ」
明石「説得力が違いますね」
紅音「まぁ、どんな敵が来るか楽しみにしてるよ」
明石「今回の怪人は強いですよ?」
紅音「なに?ン・ダ〇バ・ゼバでも出すの?」
明石「…」
紅音「えっ」
明石「楽しみにしててくださいね」
紅音「せめて昭和ライダーと戦ったの出して下さいよ?」
大淀(全く話についていけない)
明石「あっあと7分ですよ」
紅音「じゃあもう何人か来ててもおかしくないな。少し見てくる」
紅音はそう言うと少し客席のある方を覗く。
紅音「あれ?全員来てる?」
紅音(いやまぁ、昨日特撮とかアニメ、ゲームの話で盛り上がった漣、望月、夕張と他の駆逐艦も分かるとして、まさか他の艦娘も全員くるとは…)
明石「どうですか?」
紅音「全員来てる」
明石「これは張り切って行かないとだめですね」
紅音「俺はただ戦うだけでいいんだよね?」
明石「そうですね。最初は怪人が喋って登場して、2号のセリフとかは先程付けてもらったマイクが言ってくれるので。せめて振り付けはして欲しいですね」
紅音「何時も通りやれと」
明石「そう言う事です」
大淀「あと3分ですよ」
明石「私と大淀は最初喋るのでそれでは。あっ戦闘時のBGM妖精さん選曲なので」*戦闘時のBGMは皆様のご想像にお任せします
明石と大淀がステージで喋ってる時舞台裏
紅音「ほどよく緊張」シュッシュッシュッ
紅音はシャドーボクシングで最後の準備運動をしていた。
明石と大淀が喋り終わり間もなく怪人達が出てくるところになっていた。
紅音「今回の怪人は期待していいのかな?」
明石「もちろんですとも」
紅音「毎回言ってるよね」
明石「今回こそは」
そんな会話をしていると
アABCDE「イー!」
明石「あっ出てきたみたいですね」
紅音「もうすぐか」
そしてすぐに
明石「あと15秒ですよ」
紅音「了解」
そして
紅音「そこまでだショッカー」声は一文字隼人
紅音(まだ怪人はいないのか)
紅音がベルトを腰につけ出てくる。数人の艦娘は既に目が輝いてるが、このヒーローショーの見所はまだここではない。
アA「イー!」
アッカーの1人が低い姿勢で目にも止まらない速さで紅音にタックルを仕掛けてくる。
紅音「…」ガシ
アA「イッ!」
紅音「フンッ!」
アッカーAの頭を両腕で抑え膝蹴りを3回放ち、そして
紅音「とう!」
両手を話前蹴りを腹部に放つ。
アA「イー!」
アッカーAが後方に飛ぶ。そして
紅音「…変身…!」
紅音「とぉう!」
先程同様に上空にジャンプし、ベルトから様々な色が出、一度回転し着地する。
紅音「こい、ショッカー…!」
比叡だったら一緒にサーモン海域行くといいそうですが、なぜ言わなかったのかは後で分かります。
あくまでショーなので甘く見てください。
タグ追加すべきか迷ってる作者です。