あとネタ求めてモンハン世界観関係のwiki漁ってたら……古代林って絶海の島なうえにベルナ村まで空路で2日以上かかるんですね……大体北海道と九州の端から端位離れてるらしいね……ドウシヨウ……前回前々回のシナリオに矛盾が……なので、前話もほんのちょびっと直しつつ無理矢理設定を生やす事にしました。
……これはなに回だろう?強いて言うならほのぼの?
ハンターを助けたのちリオレウスとの小競り合いから数日。
尻尾で付けられた傷自体は薬草、アオキノコ、ハチミツ同時摂取によるなんちゃって回復薬グレートのお陰で割とすぐ塞がったけど、掠めたブレスによる火傷の方が長引いた。まあこれも少し痛む位で動くのに支障は無かったし、普通に生活してたけど。
ゲーム上だけではわからない地理把握も兼ねて古代林のまだ行ってないエリアを探索してたら深層で見つけましたるはウチケシの実。
……火属性やられって火傷みたいなもんだよね。案外効いたりして。
試しに食べてみたら既に大分軽くなっていたとはいえすっかり治ってしまった。早い事こうすれば良かった……次からそうしよう。上層の比較的平和なエリア1でも採れた筈だから。
……そう言えば、あの行商人は一体何の為に古代林に来てたんだろうか。空から古代林を見回してみたらここは火山島のようだし、島を囲む海も素人目に見ても常に大きく荒れていて船の往来も出来そうにない。
何か貴重な素材でもあるのか……いやそれこそハンターとかに依頼すれば良い話だし、わざわざ危険を犯してまでモンスターが跋扈する場所に自分で赴く必要はないよね。なんなんだろ。
しかし……ゲーム画面越しに見てた時も思ったけど、本当上層と深層で雰囲気がガラリと変わるね。大樹程に成長した巨大なゼンマイにラオシャンロン程ありそうな巨大な生物の頭骨。シェンガオレンの抜け殻にラオシャンロンの頭骨、極めつけは様々な菌糸類が蔓延るというまるで異星の森のようなエリア。何処ぞの風の谷ですかここは。
……そう言えば古代林のクエストを沢山こなすと“腐海”って称号が貰えたような。まんまじゃないか。
そんなことを考えながら、地を歩いて散策する。先程までは主に空から見回していた為、違う視点……ゲームと同じように下から見上げる形でだ。まあ地に降りても人間の3倍近い全高があるのだが。そんな今の私でもシェンガオレンの抜け殻は見上げる大きさなのだからとんでもない。
「(あ、マタタビだ)」
のんびり歩いてエリア11の辺りに差し掛かった所で群生したマタタビを見付ける。
モンハンでマタタビと言えばアイルーだ。勿論古代林にもアイルーは居るし隠れ家らしき場所もエリア2にある。
「(……持って行ったら仲良くなれたりしないかな)」
と、淡い期待を抱きつつマタタビを物色する。なんというかその……ちょっと寂しいのである。
人間とコミュニケーションを取ろうと喋る練習をしたのも、勿論無害アピールをして狩猟対象になる可能性を低くする為もあるが、クエストや調査に来た人間とちょっとした世間話(?)をしたりして寂しさを紛らわせたいのだ。モンスターとしての生活に慣れたが故に、そういうことを考える余裕が出来たんだろうな。
別のハンターも遭遇する機会もあったにはあった。こないだので噂になってるのか少しは話せるが、まだまだおっかなびっくりという感じであまりたくさんは話せてない。そりゃまあ、皆目的があって来ているのだからのんびり話す暇はそもそもないのだろうが。
それにアイルーは数も沢山いる。にゃーにゃー言いながら自分の周りを囲むアイルー……やばい、想像したら可愛すぎる。でも今の私大型モンスターなのよね……警戒されそう。だからこそ、警戒を解くために彼らの好物は必須だろう。
この体だと沢山持っていくのは難しいのでなるべく沢山マタタビが生っている枝を探す。あんまりボッキリ折るのも気が引けるので枝の先の方で。
え?実を一つ一つ摘んで行けばいいだろうって?今の私の腕は翼という移動手段なんだよ?摘んだ実を抱える事が出来ないのにどうやって運べと。
ホロロホルルの脚で掴んでも平気そうな丈夫なタルでもあれば話は別だが、それもやっぱり落ちてたのはアイルーの隠れ家だった筈だし……なんかアイルーの隠れ家ってタル系良く落ちてるよね……爆弾の材料の余りか予備なのかな。
そんなこんなで良さげな枝を見付ける。鈴なりに生っていて枝自体も丈夫そうだ。これを持って行こう。
嘴で枝を咥え、ポキリと折り取る。さあいざエリア2へ――――
「……ニャ……ニャァ……」
微かに聞こえた鳴き声に飛び立とうと広げた翼を下ろす。
深層エリアにアイルーが居る事はあっただろうか?メラルーが居た事なら記憶にあるが……
それに、今聞こえた鳴き声はかなり小さく、縋るような声だった。耳を澄ませて出処を探すと……それは居た。
「うにゃ……迷っちゃったニャ……父ちゃん……母ちゃん……ふにゃあ…」
座り込んだまま、くすんくすんと啜り泣く幼いアイルー。彷徨い疲れたのか、怪我をしたのかは分からないが、立ち上がろうとはせず、ただただその場でくりりとした瞳から涙を零して泣いている。
手元にはとても綺麗な石や木の実などがある。察するに、好奇心の向くまま歩き回ったが為に帰り道が分からなくなった……という所だろう。人間でも良くある話だ。
「(うーん………)」
助けてあげたいのは山々なのだが、先程も言ったように今の私は大型モンスター、加えて相手はまだ子供のアイルーだ。間違いなく警戒を通り越して怖がらせてしまうだろう。
……だからといって放っておけるかといえば、答えはNOなのだが。おまけにこの辺りをうろつく可能性のある大型モンスターは総じて危険度が高かったような気がするし尚更だ。
「(マタタビに免じて逃げないでくれると良いんだけど……)」
出来るだけゆーっくりと歩いて近寄る。まだ泣いていて気付かない。……この場合って気付かれた方がいいのか、悪いのか。その判断も付かない。ええいままよ!となりながらも足を進めていたら……アイルーが増えた。
「あっ!やっと見つけたニャ!」
「ニャ……!兄ちゃん……!」
……私の葛藤(※そんな大層なものではない)はいったい……いやまあ、これで解決ならそれに越した事はないが。
兄ちゃんと呼ばれたアイルーはゲームで見慣れたドングリポーチにボーンネコピックという出で立ちだったが、これもまだ幼い。でも迷子のアイルーよりは大きく見える。安心して本格的に泣き出したアイルーをやれ探し回っただのやれ心配してただのと諭している……結構しっかりした子……なのかな?
ならもう少しだけ様子を見て、問題なさそうならおさらばしようか……
「ほら、帰るニャよ」
「うん……!」
兄ちゃんアイルーの手を掴んで立ち上がる子供アイルー。余程心細かったのか、はぐれまいと抱きつく勢いで腕を掴んでいる。こんな時になんだが、可愛い。
子供アイルーがしっかり手を掴んだのを見て歩き出す兄ちゃんアイルー……だったが、数歩進んだ所で止まってしまった。しかもしきりに辺りを見回している。
あれ……顔が青ざめていってるような……なんか嫌な予感がするんだけど……
「………………。」
「兄ちゃん……?どうしたのニャ……?」
「………………。」
「早く帰ろうニャ……」
「…………にゃい」
「え?」
「…………帰り道、わかんにゃい…………」
「(やっぱりか―――!!)」
予 感 的 中 。なんというミイラ取り。どうやら探し回るのに夢中で帰り道が分からなくなったらしい。似たもの兄弟か!!!いや全く以て笑い事じゃないが!!!
思わぬ事態に子供アイルーがまた泣き出した。いやこれは泣くわ。兄ちゃんアイルーが慌てて宥めるが蒼白涙目だ、見てられない。助けに入ろう。
出来るだけゆっくりとした動きで、今度は視界に入るように歩き、出来るだけ目線を下げて近寄る。
それでもやっぱりというか、目が合うと同時にひいっと竦み上がり、怯えられたが……。クルクル、私は悪い夜鳥じゃないよ。
「に、兄ちゃ、兄ちゃん……!」
「ひっ……く、来るニャ……こっち来るニャア……!」
半べそでピックを振り回しながら弟(妹?)をかばう兄ちゃんアイルー。罪悪感が半端ないんだが……
かと言って今更引帰る気もない。もう1歩の所で足を止め、咥えていたマタタビを2匹の前にそっと置く。
……置く瞬間、顔が近づいた時に悲鳴上げられた。悲しい。けれど、私が置いた物に気づくと振り回す手が止まった。
「ふ、ふにゃ……?マタ、タビ……?」
「(怖がらないで。食べないよ)」
「ニャ……喋った……?」
あれ、今モンスター語(?)のまま呟いちゃったけど通じたっぽいね。アイルーだからかな?
私とマタタビを交互に見ながら恐る恐る拾い上げる。
「マ、マタタビ……くれるの、ニャ……?」
「(うん)」
「……僕らのこと、食べにゃい?」
「(食べないよ)」
「ふ、ふにゃ……ありがと……ニャ」
まだビクビクとしてはいるが少しは警戒心は取れたようだ。兄ちゃんアイルーは武器を持つ為か子供アイルーにマタタビを渡す。そろそろ話せる状態にはなっただろう。
落ち着かせる意味でも、じっくりと話を聞くことにした。
思いつくまま書いてたら文字数が4000越えてたので適当な所で区切りました。区切った結果生やした設定は次回に回されました。続きはまだです。
4000でも少ない方だと思いますが、あんまり章毎に字数に差をつけるのもアレかなと。
それはそれとして6/11朝のMHSTアニメでドスランポスに萌え禿げたのは私だけではないはず
何あのべらぼうにあざてえ首傾げは……たまらん
流石初代ドス級にしてゲーム版第一のパートナー!私達に出来ない事を平然とやってのける!そこにシビれる!あこがれるゥ!
全く、モンスターは最高だぜ!
※6/15少し文章追加