ハイスクールストラトス 風紀委員のインフィニット 作:グレン×グレン
インフィニット・ストラトスの名前を知らないものは、この世界には存在しない。
それは、とある天才科学者の手によって開発された最強の戦闘兵器の名前だからだ。
篠ノ乃束によって開発されたそれは、もともとは宇宙開発用のパワードスーツだったが、白騎士事件によって兵器としてのポテンシャルが圧倒的だという事実を突き付けられることとなる。
世界で467機しか存在することを許されないISは、そのまま世界のパワーバランスを決める重要な装備となった。
そして、その最大の欠陥ともいえる特性が、世界を大きく塗り替える。
ISコアは、なぜか女性しか受け入れない。
軍事力という非常に重要なポジションの中核を女性が完全に占める結果となったことで、世界は一気に女尊男卑へと傾いた。
そして、そんなISの技術を極めるための国際共同施設がIS学園である。
この学園に入学するということがある種のエリートコースの確定ともいえる存在。
それが今、まさに破滅の時を迎えようとしていた。
「・・・なんだ、なんなんだこれは!」
襲い掛かるISの攻撃をかわしながら、IS学園の教師は狼狽していた。
今目の前にはあり得ない光景が広がっている。
IS学園を襲撃しているのはISだ。
これはむしろ当たり前だろう。ISを数十機も保有しているIS学園を攻め落とすのならば、それこそISが必要だ。
だから数十機のISが投入されていることもそれはまだ許容できる。
だが、それにしても問題がある。
まずは機種だ。これが驚くべきことに誰も見たことがないタイプの機体を使用している。
ISの技術は基本的に公開することが原則だ。むろん抜け道はいくつもあるが、これだけ大量生産されるような機体を秘匿しておく必要性が薄い。
なぜなら、ISコアに機体を慣らすことも必要である以上、これだけの数のコアを使わない状況を作るのは困難だからだ。
少なく見積もっても百機は越えている状況下。いくらなんでも秘匿しておくなどありえない。
そして何よりも、最もあり得ない光景が彼女を狼狽させる。
「・・・ふむ、IS学園の教師というからには代表候補性クラスだと踏んでいたが。それでもこれが限界か」
そう、敵のISを装着した
そう、男がISを動かしている。
「これは、どういうことよ!?」
あり得ない。そんなことはあり得ない。
男がISを動かしているだなんて話は聞いたことがない。そんなことが起これば、間違いなく世界中でニュースになるほどの大騒ぎになるはずだ。
だが、現実にこのIS学園を襲撃しているIS操縦者の半数が男性だった。
百機を超えるISの半数を男が操縦している。
これはもう、男性でもISコアに適合できる人物が現れたとかそういうレベルではない。
信じられないし信じたくないが、しかしもっと具体的な回答が一つだけある。
そう、それは―
「ああ、君が考えている通りだ。今我々が襲撃に使用しているISコアは、性別関係なく使える新規製造されたISコアだよ」
そう、目の前の少年はあっさりと信じたくないことを言い放った。
「・・・嘘、でしょ?」
「真実さ。ついでに言えば、これを開発したのは篠ノ之束ではないことも付け加えておこう」
そう愉快そうに告げる少年の言葉に、教師は意識が遠のき始めていることを理解していた。
あり得ない現実がいくつも襲い掛かり、しかしそれでもかろうじて意識をつなぎとめる。
この学園には何百人もの生徒がいるのだ。ここで自分たちが倒れれば、何人死ぬかわかったものではない。
「う、うぁああああああああ!!!」
感情を声に乗せて吐き出しながら、彼女はアサルトライフルをフルオートで放つ。
ISで使用される銃火器は、歩兵が運用する場合複数人での部隊運用で行われる火力の装備だ。
だからこそISのシールドエネルギーを削ることができるのだし、だからこそ殺傷性能は高いのだ。
その弾丸を前に、少年は気がくるっているとしか思えない行動をした。
「さて、ではせめてもの情けだ」
少年は、ISを除装した。
あり得ない。あり得るはずがない。
ISの手持ち火器は、戦闘車両や戦闘機の搭載火器に匹敵する火力を持っている。
そんなものを生身の人間がどうこうできるはずが―
「人の輝きを見ながら、逝くといい」
その現実を、少年はたやすく踏破する。
手に槍を呼び出したかと思うと、少年は放たれた弾丸をすべて切り払い、さらに跳躍して彼女の懐へと潜り込む。
そのすべてが人間の領域ではない。ISをもってしてもできるかどうかわからない芸当すらやってのけた。
だが、少年は微笑を浮かべて安心させるように告げる。
「これが人間の力だよ。人間は、素質次第でこれだけのことができるのさ」
その言葉はただの事実をありのままに告げているだけの声色で―
「―ははっ」
絶対防御すら突破して心臓を貫いた槍に、感謝の感情すら抱いてしまった。
「・・・そして、この事件を開戦の狼煙として始まった第三次世界大戦を引き起こした組織こそ、「人類統一同盟」だ」
そう教師が告げる中、兵藤一誠はノートにペンを走らせていた。
といってもそこまで真剣というわけではない。
なにせたった一年程前の出来事だ。散々ニュースでやっていたし、十分すぎるほど知識がある。
「人類統一同盟は確認されているだけでも300機以上のISを保有し、さらには男女両用という観点を出しに世界各国から移民を募集。女尊男卑にうっぷんがたまっていた男たちを中心に、多くの人間が統一同盟に参加することとなったのは知っているだろう」
その通りだ。
女尊男卑はかなり徹底的に行われており、女の言うことなら即座に逮捕され、男は反論すら封じられることすらあるらしい。
そういった目にあっていた者たちは我先にと人類統一同盟に参加し、そして意外にも女性からも参加者が多かった。
もともと、ISという存在がなければ女は何も変わっているわけではない。そんな不安定な状況下でISにかかわることなく女尊男卑を堂々と掲げられるような手合いなど、ある種の問題児だろう。
まともな神経の持ち主で、かつ繊細な類はむしろその不安定な状況に不安を抱いていたのだろう。そういった女性もまた、足早に人類統一同盟に参加した。
そのせいで、女性の割合が多いという理由で入学したのに、自分の学年ではほぼ一対一という割合で残念だった。
と、そこでチャイムが鳴り授業が終了される。
「ようイッセー。今日の授業は退屈だったな」
「まったくだ。つい最近の出来事なんだからもっと手短にまとめてほしいもんだぜ」
悪友である松田誠太と元浜太一が即座にイッセーに近づいて、そしてすぐに耳元に口を寄せる。
「・・・イッセー、レアもののDVDが入った。今日ウチくるか?」
「当たり前だ」
静かにうなづき合い、そしてその手を握り合う。
・・・まあ大体この流れでわかっていると思うが、そして何より原作を読んでいるならすぐにわかることだが、兵藤一誠はスケベである。
男なら高確率で一度は抱くであろうハーレム形成をいまだあきらめず、そのための努力として偏差値の高い駒王学園に入学した男。それが兵藤一誠だ。
松田と元浜も同様であり、それゆえに変態三人組とすら揶揄されることがある。
実際、中学時代には覗き行為を何度もするというあのご時世において正気を疑う豪快なまねすら何度も行ったことがある猛者だ。
しかし、そんな彼らも今や覗きからすっぱり足を洗い、まあスケベだけどいいやつらという認識を女子たちに与えている。
そんな原作を知るものなら目を疑う奇跡を成し遂げた理由は単純明快だった。
「・・・やあ、元気してるね諸君!」
そう凛とした声が響き、そして皆の視線が一斉に集まった。
そこにいるのは赤い髪を伸ばした美少女だった。
胸が極端に薄いという要素さえ除けば、十人中十人が振り返るものすごい美少女。
彼女の名前はレヴィア・聖羅。この学園の二年生だ。
「あ、レヴィアさん!」
「レヴィアさんお久しぶりです! 故郷の方の問題解決したんですね?」
「レヴィアお姉さま、会いたかったです!!」
「そんなに慌てないでくれないかい? 僕は一人しかいないんだから」
皆があつまってくる中、レヴィアはそれを朗らかに受け止める。
レヴィア・聖羅はこの駒王学園において二年生で最も人気がある美少女だといってもいい。
公明正大で正義感のある性格。美しき容姿。そしてカリスマ性のある威風堂々としたたたずまい。
それらを併せ持つ彼女は、たった一つの欠点を除けば完璧といってもいいその在り方ゆえに人気が高かった。
そんな彼女は、視線をイッセーたちに向けると、ニコリとほほ笑んだ。
「・・・うん。今日も元気で何よりだ。・・・今夜は僕も混ぜてくれよ」
それこそが、レヴィア・聖羅の最大の欠点だった。
そう、一年前のことだ。兵藤一誠達は覗きを敢行しようとして、レヴィアにあっさりと見つかってお縄についた。
いかに突然のイレギュラーで世界が動いていたとはいえ、当時はいまだ女尊男卑に傾いていた時代だ。しかも高校ともなればだいぶ大人な判断になる。
そんな状況下で教室にまで引っ張ってこられては、命の危険すら感じたものだ。
・・・そんなものは涙を流してうんうんうなづくレヴィアを見て吹っ飛んだが。
「わかる! わかるとも! 無防備な状態で衣服を脱ぐ女の子の姿は実に興奮するとも盛るとも萌えるとも発情するともさ!」
想像しただけで鼻血を流しだすレヴィアをみて、ほぼ全員が納得した。
あ、この人スケベな人だ。あとバイセクシャルだ。
そして涙を流しながら、レヴィアはイッセーたちを抱きしめる。
「ああ、僕みたいにむらむらしたら銭湯に行って女湯を入ってヒャッハーできない君たちがかわいそうでたまらない! なんで君たちは女に生まれなかったんだと悲しくてたまらない!!」
「あ、アンタわかってくれるのか?」
「わかるともさ! 女の子の一糸まとわぬ裸体やわずかに纏った下着姿は至極の美だとも!!」
一瞬でイッセー達とわかり合うというトンデモない業を成し遂げたレヴィアは、しかし涙を流しながら首を振った。
「だが! 世の中には見られて興奮するばかりの女性がいるわけではなく、情けないことに裸体や下着姿を見られることに不快感を抱く者たちが多いのだよ! 実に涙が出るほど悲しいことに!! 悲しいことに!!」
「・・・松田、イッセー。俺はさすがに引いてきたんだが」
元浜が何か別の意味で賢者の領域に到達しかけるほどの暴走っぷりだったが、しかしレヴィアは止まらない。
「ああ、僕は実に悲しい! エロでここまでいい会話ができそうな人々が、社会に迷惑をかけることも、少年院に送られて離せない環境におかれるかもしれないことも悲しいことだ! 阻止しなければいけない!!」
微妙に涙に赤いものが混じり始めているが、しかしそれでも見ほれてしまうのは美人ゆえのとくというものだろう。
そして、そんな中レヴィアは爆弾発言をした。
「だから、僕がそんな制御しきれない君たちの劣情を吸い取ってあげよう!!」
・・・・・・・・・・・・・・・。
その場にいる者たちの大半が、一斉に時間を停止させた。
そして五分後時間が戻ったときには、すでにレヴィアと三人組の姿はいなかった。
「貧乳も悪くないって、俺はあの時初めて思い知りました」
「ふっふっふ。貧乳でもできることはいっぱいあるのさ」
思い出して鼻血を流しながらうんうんうなづくイッセーにうんうんうなづきながら、レヴィアは得意げにうなづいた。
そしてその手にはエロDVDがある。
「そういうわけで今晩はこれをおかずにしながらしっぽりいかないかい? いい加減君たちの獣のごときがっついた行為が待ち遠しくて」
「マジですか! ぜひさせてください!!」
「クソ! 昨日放出してしまった俺の馬鹿! 知ってたら一週間前から準備してたのに!!」
松田と元浜が美女とのエロい行為に暴走しかけるが、とがめる者は誰もいない。
すでに学園の童貞と処女の半分を平らげたといわれる今の彼女を敵に回せば、間違いなくその半分が敵に回る。レヴィア・聖羅はエロで学園を掌握しているのだ。
それに対抗できるのは生徒会長の支取蒼那を含めて五人もいない。
いないのだが―
「レヴィアさん?」
いま、その一人がすぐに現れた。
その割と本気で殺気のこもっている声に反応して、レヴィア達はビクリと肩を震わせる。
そしてゆっくりと視線を向けると、そこには赤茶の髪をしたバンダナをつけた少女がいた。
「ら、蘭ちゃん・・・」
「正座してください、正座」
じっとりとにらみつけられて、蛇ににらまれたカエルのごとく動けなくなるレヴィアたちに、冷徹に蘭は地面を指示した。
「年頃の男子がそういうのが大好きなのは否定しませんけど、それでもDVD《それ》は法律に違反してます。わかりますね?」
「「「じゃ、レヴィアさんまた明日~」」」
「あ、三人ともずるい!?」
一斉に逃げるイッセーたちにレヴィアが苦情を告げるが、しかしDVDを持ってきたのはレヴィアである。
すでにイッセーたちは覗きを卒業している。なぜなら性欲を最高の形で発散できるすごい理想の女性がすぐ近くにいるからだ。
それでもスケベ根性は全く以て治っていないが、覗きはもうしていないし学校の中で堂々とエロDVDを広げるような真似をしない程度には制御できるようになった。
ぶっちゃけレヴィアが一番問題があるということに気づくのにも時間がかからなかった。
「いや、俺たちは持ってきてないんで」
「じゃ、蘭ちゃんいつものごとく説教よろしく」
「あ、こんど差し入れに何か持ってくるよ」
「あ、ありがとうございます。じゃあ、レヴィアさんは今からお説教です」
「ああ、皆冷たい! ホント助けてぇえええええ!!!」
悲鳴を上げるレヴィアを無情にも見捨てながら、イッセーたちはそのまま教室を出る。
・・・こんな真似をしても全く嫌われないあたりがレヴィアの人徳だ。
エロいことさえ除けば正義の人物。学校で起こったいじめ問題などはいつの間にやらレヴィアが介入して即座に下手人はお仕置きされる。そのうえ彼らはレヴィアに慰められて応援されてみな頑張って成長を遂げ、レヴィアの参加に入っているようなものなので報復も阻止されるという展開だ。
それどころか性欲に忠実なレヴィアは童貞処女を食い散らかし、天性の才能と莫大な熱意と甚大な努力で鍛え上げられた技量で皆を魅了する。
駒王学園のサキュバスと噂されるエロいお姉さんであるレヴィアは、同時にエロさえ除けば学園を守護する風紀委員なのである。
「しっかしレヴィアさんも懲りないよな。一時期の俺たちを思い出すぜ」
「ああ。俺たちも情熱の前に理性なんて吹き飛んだからな。レヴィアさんもそうなんだろう」
松田と元浜がうんうんうなづき、イッセーも最終的に結論が出てくる。
「つまり俺たちよりエロいんだな、あの人」
「・・・そうなんだよ。ホント、お前らがいてくれて助かった」
と、そこに廊下から少年が歩いてきながら片手を上げる。
「お、織斑」
「よっ! 今日もレヴィアの相手ご苦労さん」
そこにいるのは織斑一夏という少年だ。
かの最強のIS乗りである織斑千冬の実弟であることを知る者こそ少ないが、それを差し引いてもイケメンで料理ができて正義感が強いという高水準を持つため学園内でもそこそこ人気が高いという美少年だ。
正義感が強い上に悪に容赦しない性格なためやりすぎることがあり、三人組が覗きを敢行した時は骨を折りかねない勢いで取り押さえに行ったものだが、レヴィアに強制されて組技を習得してからはだいぶ収まり、レヴィアが吸い取って制御がだいぶできたことから三人組とも親しい仲だ。
「・・・なんていうか、俺たちがここまで仲良くなるとは予想外だよな。イケメン嫌いなのに」
「悪かったな。ま、俺も女の敵そのものだったお前らとこんなに親しくなるとは思わなかったけどさ」
松田と皮肉を言い合うが、しかしそれに関して待ったをかけたいのが人情というものだろう。
「・・・一年女子に付き合ってくださいと言われて第一声が「・・・どこの買い物?」などといってきたお前も立派な女の敵だろ」
元浜がそう言って涙を流しながらにらみつける。
一夏はそれに対して視線をそらしながら困り果てた。
「仕方ないだろ! 俺はそういうのが苦手っていうか・・・鈍感なのはわかってるけどどう鈍感なのかよくわからなくてさ」
「ふざけんな畜生! 覗きだってレヴィアさんのおかげでどうにか辞めれるようになったのに、俺たちはいまだに彼女ができないってのに! あんな可愛い子相手に「あ、ごめん」だなんて気づいてから即答したお前に俺たちの気持ちがわかってたまるか!!」
「よく知らない子と付き合う方が失礼な気がしたんだよ。ほら、そういうのってもっと良く知り合ってからするべきだろ?」
イッセーに胸倉まで掴まれるが、一夏としてはそのあたりは譲れない一線なのでとにかく断固として固辞するほかない。
イッセーもそれはわかっているが、しかしどうしても納得がいかないのである。
悲しい男の性だ。
「とりあえず付き合ってから知っていけばいいじゃねえか! くそ、蘭ちゃんという通い妻がいるからってなんて羨ましい奴!!」
「いや、その、蘭とはまだ付き合ってるわけじゃ・・・」
「顔が赤いんだよぉおおおおお!!!」
そう、それも断った理由の一つだった。
今年に入ってから駒王学園に入った五反田蘭との間柄は年月の経った夫婦といっても差支えがない状態で、よく知る女子生徒からは手を付けられないと判断されている。
なにせ、下手に敵意を向ければ速攻でレヴィアを敵に回すからだ。
だが、わかっていてもうらやましいのが男の性。
イッセーは耐え切れずに涙を流して明日へ逃走を開始したのであった。
「・・・しかし、蘭ちゃんとは付き合ってるわけじゃないんだろ? だったら別にいいじゃないか」
「いや、付き合ってるわけじゃないけど、まだちょっと恋愛とかはする気がないんだよ」
元浜の不思議そうな声にそう答えながら、一夏は静かに手を握るとそれを見つめる。
『・・・選ばせることしかできなくて、ごめんなさい』
『だから少し怖いけど、一夏さんと一緒なら大丈夫です』
炎とともにフラッシュバックするあの泣き顔と笑顔を思い出して、一夏は決意を再確認する。
「・・・守れる男になりたいんだよ、俺は」
「守れる?」
「ああ、目の前の悲劇から大事なものを全部守り切れるような、そんな男になりたい。そうなってからじゃなきゃ、きっと俺は答えられない」
元浜の言葉にうなづきながら、一夏はそういった。
「今時古臭いとは思うけどさ、やっぱり男は女を守ってこそだろ?」
「ふむ、確かにお前らしい理由だな」
「ま! 俺もかっこつけたいところはあるからな! こっちのISも男が使えるように研究が進んでるし、頑張ればなれるだろ!!」
元浜も松田も笑いながらそれを認めてくれる。
はっきり言っていいやつらだと一夏も思っている。
変態なのはどうしようもないが、それはレヴィアが矯正しているので大丈夫。自分も過激なところをだいぶフォローしてもらっているし、抑えられているうちはお互い様だ。
しかし、それはそれとして―。
「まあ、長い時間があるから、ゆっくりやっていくさ」
・・・悪魔の自分の身ならば、決して不可能ではないのだからと、そう安心している自分もいるのが怠慢だと情けなく思う。
はい、長くてすいませんm( __ __ )m
最低限つかみを見せるために必要なことを書いていたらこんなに長くなってしまいました。普段は読みやすさと区切り重視で三千~五千ぐらいなのに長くなってしまってごめんなさい!
最初に書いてありますが、これは以前試しに書いてみてエタった自作品「インフィニット・ストラトスD×D」のリベンジ版です。
ですが、かなりむちゃくちゃ変更されています!
インフィニット・ストラトスと他作品のクロスオーバーって見かけないよね? 的なところから始まり大好きなD×Dとクロスさせる試みだった前作ですが、しかし致命的な欠点である「ISは全寮制かつ人工島の学園物だから他作品と絡ませずらい」を克服するため、D×D本編の数十年前という異色の設定をぶちかましました。
そのためISが中心になりすぎており、かつパワーバランスをまじめに考えた結果、IS側がD×D側に圧倒的に劣勢という形になってしまいました。
・・・そして今回リベンジに伴い、そのあたりの改善やイッセーたちの大活躍を見せたいと判断したことから、そのあたりはむちゃくちゃ改善してます。
そのためにどうしても必要だったのが第三次世界大戦です。
最初はこれだしていいものか真剣に悩んでましたが、活動報告で相談した時に背中を押されたので、とりあえず試しに書いてみようということになりました。
続きが気になる方はぜひ感想and評価をプリーズミー!!
あ、因みに作品の都合上インフィニット・ストラトスD×Dの設定も結構流用しているので、あちらを見るとネタバレになるということだけはご了承くださいな