艦これ〜諦めない者の特権〜   作:双竜

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またお会い出来ましたね。連続で読んでくれたのかな?それとも待っててくれた人かな?おそらく連続で読んでくれた方の方が多いと思います。
さて、台本形式なのに台本形式だと書いていなかったので、ここに書いておきます。この物語は、『台本形式です!』もっと上手くなったら小説風に描けるように頑張ります!

それでは今回もよろしくお願いします!


〜第1章〜 ー物語の鼓動ー
初夜


結城「大潮…それが、君の名前か?」

大潮「そうですよ〜。あの人から聞いてないんですか?」

結城「いや、聞いている。そうか…君が…」

 

艦娘、とは続けられなかった。1度兵器だと思ってしまった、1度学生が前線に出なくていいと思ってしまった。それがどうだ。目の前にいるのは本来なら小学校に通っているであろう少女。今の世界がこんな少女を必要いるとは考えたくはない。

 

結城「おっ、おい、どうした」

 

急に腕が引っ張られた。見てみれば、大潮が腕を掴み、引っ張っている。

 

大潮「司令官、早く執務室に行きましょう!大潮、頑張って掃除したから!」

結城「そうか。そうだな、行こう」

 

大潮に執務室まで案内されている間、元帥が教えてくれなかったことを大潮は教えてくれた。隠していたわけではなく、いう必要がないと思ったのだろう。

大潮がいうには、現在、日本には6つの鎮守府(警備府・泊地を含む)があるということ。「横須賀」、「呉」、「舞鶴」、「佐世保」、「大湊」、「リンガ」の6つ。そして、俺は大湊警備府の提督として着任させられたわけだ。つまり、あと5人の提督がいるということだ。そして、大潮は日本で8番目の艦娘として生まれたということ。

 

大潮「9番目は生まれてないから、大潮が1番年下なんだ〜」

結城「そうなのか?」

大潮「艦娘としては、ですよ〜!」

結城「そうか。…だよな」

 

見た目は元気で胸も成長して…いないように見える、まだ幼い印象を与える少女。船のように脆く、強大な力を持った少女。日本の未来の為とか、海の自由の為とか、関係なく、彼女をできる限りサポートしようと思った。

 

大潮「司令官、執務室着いたよ!」

結城「ん?ああ、ここか。ありがとう。大潮がいなかったら迷子になってたかもしれないな」

大潮「確かに、方向オンチっぽい顔してますね〜」

結城「顔ってなんだ顔って」

 

酷く失礼なことを言われた気がする。初対面…ではないな。年下の少女に言われて喜ぶのは余程のMだろう。ちなみに俺はMではない。

 

大潮「ほらほら司令官。早く入っちゃってください」

結城「ここか、執務室ってのは」

大潮「そうですよ!司令官!」

 

ドアノブに手を伸ばし、ドアを開ける。そこに拡がっていた景色は…外装に反して、新品同然の家具や窓、床だった。

 

結城「大潮、1つ聞いていいか?」

大潮「なんですか?司令官」

結城「なんで、執務室だけ綺麗なんだ?」

 

執務室は確かに綺麗だった。しかし、そこに来るまでの廊下、部屋、全てが汚れていた。

 

大潮「そ、それはですね、司令官?時間が無くて…」

結城「なるほどな…。確かに急だったかもしれないから出来てなくても不思議ではないな」

大潮「ですよね〜(サボっただけなんだけど〜)」

 

俺はもう一度、執務室を見回した。机が1つ。本棚が2つ。窓が4つ。ドアが1つ。箪笥が1つ。布団が1つ。うん。必要なものはひと通りあるな。…あれ?もう1回数えよう。机が1つ、本棚が2つ、窓が4つ、ドアが1つ、布団が1つ…。あれ?何かがおかしい。

 

結城「大潮?俺の布団は?」

 

大潮の方を向き、確認する。

 

大潮「あれですよ?」

 

大潮が目線を向けたのは、あの布団。なら、大潮の布団は…?

 

結城「じゃあ…大潮のは…?」

大潮「あれですよ?」

 

また、大潮に確認を取ると、大潮の目線は、動かず、前を向いている。

 

結城「……………は?」

大潮「……………え?」

結城「……………え?」

 

何秒程経っただろうか。先に口を開いたのは大潮だった。

 

大潮「…あ、なるほど〜。さては司令官、大潮と寝るのが恥ずかしいんですね!」

結城「バッ…そんな訳ないだろ!?」

 

はっきり言おう。図星だ。年下の少女にそんな事を言われ、真顔でいられる男子は血が赤くない奴か、興味関心意欲が無い奴か、青少年では無いだろう。

 

大潮「…ホントに?」

結城「本当だ」

大潮「なら…大潮の言いたい事わかる?」

結城「分かった。今日だけな」

 

年下の少女の罠に嵌るってこんな気分なんだな…。経験しなくてもいい事だけど…経験しちゃったなぁ…。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

大潮「司令官、床で大丈夫?」

結城「ああ、慣れてるからな。心配すんな」

 

大嘘である。床で寝るのに慣れている軍人がいるなら会ってみたいものだ。それに、大丈夫じゃ無いと言ってしまっては、1人用を2人で使うことになるか、大潮が、床で寝ると言い出すだろう。

 

大嘘「おやすみなさい。司令官」

結城「ああ。おやすみ」

 

とは言ったものの、寝られるわけがない。横に居るのが大潮で良かったと思う。決して大潮に魅力が、無いわけでは無い。が、大潮の見た目が理性を、保っているのかもしれない。

 

隣へ視線を向けて見れば、安らかな寝息を立てて寝ている。はだけた布団を直していると、廊下から足音が聞こえる。仮にも軍の施設だ。変質者や一般人がいるわけがない。しかし、支給された銃を片手に、ドアを開ける。そこにいたのは、小人だった。

 

結城「えっと…君、かな。何してるんだ?」

 

聞いてみた。が、小人…いや、女の子?は喋らない。

 

???「ん」

 

そう言った様に見えた。そして、小人は手に持っていたプリントを差し出してきた。

 

結城「これを…俺に?」

 

確認すると、小人は暗闇の中に走って行った。トコトコ、というリズムを残して。

 

執務室に帰り、 小人から貰ったプリントに目を通す。

 

結城「指令書、か…」

 

日付は明日。なら別に今やらなくていいだろうと、大潮の横に寝転がる。当然安眠出来るわけもなく、目を瞑っているのと同じだったが。




ありがとうございました。
文字数少ないですね。すいません。少しずつ増やしていきます!

またお会い出来れば幸いです!
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