この素晴らしい世界にスペルマスターを!〜転生したら貴族の血筋でした〜 作:100¥ライター
この他にもこのすばの小説を書いていたので興味があればぜひ
突発的にネタを思いついたので少し膨らませてみました。
見てくださると嬉しいです。
そして願わくば感想をくれるともっと嬉しいですw
「痛っ!…どこだ?ここは」
やれやれ…女神とやら…もう少しマシな送り方出来ないのか?
「それにしても暗いな…っ…」
何かが俺の動きを阻害している…?いや、待て…これは…
「いや、待て待て待て!俺は何で棺桶なんかに入ってんだ!?」
どうしてこうなったのだろうか。それは少し前に遡る。
〜
あぁ、退屈だ。何も面白いことがない。誰だよ、高校生活は楽しいだのと誇大広告した奴は。訴えられるなら訴えてやろうか全く…
「はぁ…また明日もまたつまらん日常を繰り返すのか…」
『…生きてて楽しい?』
「あぁ!?」
誰かから悪意100%で煽られ、思わず声を荒げるがその声の正体は見当たらない。
「ちっ…」
ったく…その辺歩いてたやつら同士の会話か?くっそ…この手の会話が全部自分に向けられているような錯覚を…
『見事に友達0。寄ってくる人間は皆等しく疑って生きているそこの貴方よ!…人生楽しい?』
「…誰なんだ?あんたは…」
あぁ、これは真面目に応対しちゃいけないやつだ。はぁ…俺も疲れてるせいかこういう幻聴まで聞こえ…
『私?私は水の女神アクア様よ!こんなところで独り言言っていると本当に変人に見えるからさっさと家に帰りなさいな、話はそれからしてあげるわ』
別に要求もしていないのに自己紹介を始めた水の女神様。何やら俺に話があるみたいだが…
ノってみるのも一興か。やれやれ、自分の幻聴に付き合うだなんて…俺はなんだか今日は正常な判断ができないらしい。
〜
『家に着いたし、早速本題に入るわよ。…あんたはあんた自身の肉体はそのままで異世界に行けるって言われたら行…』
「(異世界に行く気は)ないです。」
『なんでよー!!もうちょっと!もうちょっとだけ話聞いて!せっかく私が直々に出向いて異世界転生者を探しているんだから!』
「…ん?異世界転生者を…探す?直々に出向いて?」
普段は受け身に回っているような口ぶりだな。上司にパシられたとかか?
『実はね…この頃異世界転生者がものすごーく少ないの!!それはもう年々減ってくばかり…』
少子化みたいに言うな。
『普段は死んだ人を転生させているんだけど異世界で怖い体験をしたから生き返りたくないとか日本人でもあんたみたいにいきなり拒否する人がいるわ、そもそも死亡数が減ったわでもう大変なの!』
あ、なんとなく答えが分かってきた…俺に異世界に行けと頼み込むのか…どうせやることないし、行ってみるのも悪く…
『だから私はね…この事態を解決する策としてあんたのような人生つまんなさそうに生きてる超絶暇人を異世界に送り込んじゃおうって考えたのよ!』
前言撤回、絶対行ってたまるか。自分で暇人と言うのは構わないが、他人に暇人呼ばわりされると腹が立ってくる。
「へぇ…それで?」
『察し悪いわね…その第一号があんたよ!』
「…そうなんだー、でも俺異世界に興味ないし。どうせ俺みたいな超絶暇人が行ってもすぐ死ぬだろ。」
『お願いー!チート武器とか好きなものを一つあげるから!それに魔王を倒したら何でも一つだけ願いを叶えられるのよ!そしてこれには私の出世が関わってるの!あんたが異世界に行けばみんなが幸せになるの!』
最後思いっきり私情が入ってんじゃねぇか。
「…そのチート武器とやらを詳しく。」
だが、毎日会いたくもないクラスメイトと顔合わせずに済むし、勉強はダルいし、この世界に未練もない。行くか。
『良かったー!行ってくれ…ポリッ…るのね!』
おい、ポリッってなんだ。こいつ何しながら俺に話してるんだ?
『あぁ〜いいわね…はっ!あんたにリストを送るわ!この中から選んで!』
なんか思い切りリラックスしてなかったか?まさかこいつマッサージ機か何かに座りながら俺に呼びかけたりしてないよな?
何処かにいるであろう女神のことを考えていると突然少し厚めな本が俺の机の上に出てきた。
「さてさてさーて…何があるか漁ってみるとしよう。」
チート武器とやらは見た目と名前しか書かれていない。詳しいスペックももうちょっと書けよな。
「…この秘剣エレメントとやらは何だ?」
一見するとただの黒い日本刀にしか見えないはずのそれは何故か俺を惹きつけていた。
『それ?秘剣エレメントは装備していれば魔力がかなり跳ね上がって、あらゆる魔法を覚えられるの!そして魔法を剣に纏って攻撃も出来るのよ!』
…あらゆる魔法が使える?俺が知っている創作物とかの魔法は使えないにしてもあらゆる魔法を使いこなせるってはいいな。
「よし、決めた。これにしよう。」
『了解!じゃあ、決まりね!そこの魔法陣の中心に立ちなさい!』
俺の家に魔法陣が!?やはりこいつの言っていることは夢でも何でもなー
「あとは…運が悪いと頭がパーになるから気をつけなさい!じゃあ、頑張って!あんたが魔王を倒す勇者になるのを…あ、これ先週のジャンプじゃない!今週号持ってきなさいよ!今週号!!」
うわ、ジャンプ読みながらやってたのかよ…いつかまた会えたら絶対文句言ってやろう。俺がそう誓うと意識が遠のき、世界は暗転した。
〜
「あぁ…確かそんな感じだったか。」
わずかに思い出した元の世界での記憶を辿ってはみたが、これは俺が悪いな。水の女神アクアとやらも悪いっちゃ悪いのだろうが、こればかりは怪しい誘いに安易にノった俺が一番悪い。
「あれ?」
何かがおかしい…心なしか少し視線が上がった気がしてならない。何かあったのか?
「…よし、服は着ている。ここは町の中だから鏡の1つくらいあるだろう。」
早速俺は近くにあった武器屋の前の鏡で自身の姿を確認してみた。
「!?」
自分の姿に驚きを隠せなかった。服は冒険者らしく軽装だが、最低限防御力を保った装備で、せいぜい165ぐらいしかなかった身長は170後半は超えている。そして肉体も引き締まっている。あとは見た目も割と良い。俺が腹立つ程に。だが、それ以前に最も驚いたことは…
「金髪碧眼じゃねーか!!」
そう、金髪碧眼。アニメの可愛いヒロインによくあるやつだ。男でやっても需要はないがな。
あとすぐにやることは持ち物の確認か。
まず特典の秘剣エレメント。次にこいつが持っている財布、中身はまだ見ていない。あとは…ん?何だ、この紋章が入ったペンダントは…
むっ、何だかみんなが俺を警戒しているかのような目線を向けている…このペンダントの影響か?念のためしまっておこう。
そしてこれは…身分証明書みたいなものか…?
何か得体の知れない文字が…いや、読める…読めるぞ。
ダスティネス…フォード…ガレット…?
ダスティネス・フォード・ガレット。それが俺の…いや、この身体のやつの名前だった。
最後まで見てくださり、ありがとうございます。
俺が作品を1つに絞って書いているとどうしても原作の既視感が拭えなくて辛いですw
なんとかオリジナリティを出したり、原作に沿った展開になっても面白く書けるように頑張ります!
好評だったら続きます!それでは!!