自分の青春とトラウマが詰まっているSHUFFLE!の二次小説はここ最近減っていく一方で少し悲しく、それなら自分で書いて復刻の兆しになれば良いと思い描き始めました!
別の小説を書いていて、そのプロット書く合間に書いてたら出来てしまったって感じなんですけどねw
この作品に思い入れのある方から何かしらの言葉をもらえたら取り敢えず嬉しく思います。
頑張って完結まで行きますよー!
梅雨前線が通りかかるのも時間の問題で、もう少しでカエルと紫陽花が両手放しで喜ぶ。まさに紫陽花が表すように『移り気』のある五月の下旬。
春であるのに冬服を着ていた2ヶ月から一転して、肌の色が比較的多くなる夏服へと移行したのもつい2日前。暑くもあり、また寒くなる時もあるそんな季節であった。
音霧 椿
彼の朝は季節によって変わる。
春は暖かな陽気に当てられ、暁を覚えず。
夏は湿気と熱気により、悪夢にうなされ二度寝。
秋は一年で最も眠りやすく三度寝。
冬は布団から発する魔力により冬眠。
春夏秋冬、季節と景観の移り気と共に椿の朝もゆったりと変わっていく。
変わらないことと言えば、布団から出られないことや抱き枕のように掛け布団を抱きしめて寝る体勢。そして……….
「椿くん、起きて下さい」
耳元に静かに語りかけてくるように起床の合図をくれる声。その声には起こすことに慈愛の思いが込められているように優しく、透き通っている。少し鼻にかかったハスキーボイスがまたこの声に魅力を与えている。椿にとって毎朝の起床には欠かせない存在となっている。
オレンジ色の髪を肩まで伸ばし、大きなリボンで着飾っている。海のように澄んだ青色の瞳は今も布団の中にいる椿に向けられている。垂れてきた髪を耳にかける仕草のまま顔を覗き込み声をかけてくる少女。おおよそ、合わないであろう学校の制服の上にエプロンという格好であるが、何故か彼女はものの見事に着こなしている。
「椿くん、朝ですよ」
「んん〜」
声に反応するものの瞼は固く閉ざされている。まだ足りないとばかりに抱いている掛け布団を顔に押しあて、少しばかりの抵抗をする。苦笑交じりの少女は諦めることなく声をかけていたが、これではダメだと悟り肩を優しく揺すりながら、また声をかけ続けた。
数秒後……
「今日の朝ごはんはなめこ汁ですよー、起きて下さ〜い」
「……んー、それは稟にしか通用しないぞ、楓」
「お早うございます、椿くん」
抱いていた布団を蹴っ飛ばし、天向けて高く伸びをする。茶色のセミロングの髪は所々が外側へと跳ねていて、普段は隠れている神族にしては小さい特有の尖った耳も髪の間から見え隠れしている。
眠気がまだあるのか、紫色の瞳から涙がこぼれていたが目をこすり、頬を一度両手で挟み込むように叩き痛みで起こす。目が覚めたのか先ほどの眠そうな表情から一転して、起こしに来ていた楓に微笑み、さも当然のような様子で楓は受け答えしていた。
「こう言えば椿くんも稟くんも起きてくれるので」
「流石、俺の家族だよ。よくわかってらっしゃる」
ベッドの上から少し上を向いて、椿は楓の顔を見る。10人がすれ違えば10人とも振り向くであろう容姿と相手に安心感を与える雰囲気。所属部活は料理部と家庭的な一面が見える。そんな良妻賢母とされる彼女。学園の男子からは大人気であり、その勢いは入学してから1年経ったにも関わらず止まらない。ファンクラブが発足されるほどの人気であり、その人数はうなぎ登りである。
朝から可愛い女の子に起こされたことに役得と考えることはもうなく、いつもの変わらない朝となっている。完全に目を覚ました椿は意地悪な顔で楓を見ながら、ふと思ったことを言う。
「俺はもう大丈夫だから、早く愛しの稟くんを起こしに行ってきな」
「もう!椿くん!」
「ハイハイ、ごめんなさーい!茶化しましたー」
楽しそうにわざとらしい棒読みで椿は答える。
芙蓉 楓と土見 稟、そして音霧 椿は寝食を共にしている。詳しく言えば、芙蓉家に3人で暮らしている。そのため、男2人は居候のようなものである。
椿も稟も両親はもういない。親戚に引き取られるという話も出ていなかったため芙蓉家のお世話になっている。苗字を変えていないのは、昔の家族との思い出の詰まっている大切なものだと、引き取り先となった楓の父の考えからである。
芙蓉家は父と娘の父子家庭だ。楓の父、芙蓉幹夫は単身赴任が多く、また海外の出張が大半であるため家に帰ってくるのは基本的に半年単位である。
3人ともそれなりに成長したと判断したのか、今では1年間帰ってこないなんてこともざらにある。
こんな奇妙な家庭環境であるが、3人とも今ではとても仲良く暮らし平和な毎日を過ごしている。
「かえでー!」
椿の部屋から出ようとしている楓を呼ぶ。
「どうしたんですか?」
「あんまり、稟の寝顔眺めて遅くなるなよー」
「もう!椿くん!!」
意地の悪い笑いを浮かべながら椿は楓を困らせる。
いつものように人を弄り、そして後で謝る。
いつもの光景。
椿は窓を見る。梅雨の季節にしては珍しい快晴であった。光を遮るものは何もなく、光の散乱によって色付けられた青と太陽の白色光が眩しく見える。
「今日は快晴だな」
楓が恥ずかしそうに頬を赤くして少々乱暴に閉めたドアを見つめると自然と笑みがこぼれた。
「さて、着替えて飯食うかな」
いつもの芙蓉家の朝の光景だった。
ーーーーーーーーーーーーーーー
「いただぁぁ〜〜〜…………きます」
「はい、どうぞ召し上がれ」
「……頂きます」
椿は酷いあくびの源を横目で一瞥してから食事始めた。椿の右斜め前に座る楓はそのあくびの源である、黒髪の青年ーー土見 稟ーーを笑顔で見つめていた。
土見 稟
椿と同じく芙蓉家の居候であり、家族。国立バーベナ学園の2ーB所属。成績はあまり良くなく、運動はそこそこ、魔力の量はある天才曰く、犬並みとのこと。しかし、それらの評価をプラスにするほどに心優しく、また容姿もそこそこ良いため、一部の女子には人気があるらしい。
あくびを噛み殺し、朝食にしては多めに用意された料理の中から湯気が止まらないなめこ汁をすする。すすって3秒、深いため息をはぁ〜、と吐いてから先ほどまでのあくびはなんのその、至福の顔が見えている。
「やっぱり、楓の作るなめこ汁は美味い!」
「ありがとうございます!稟くんに喜んでいただけたならよかったです!」
目の前の稟にも負けず劣らず、幸せそうな顔で稟の顔を見つめている楓。自分はここにいてもいいのか、なんてことは思ったりはしない椿。これもいつもの光景。幸せそうな家族を横目に少し濃いめに味付けられた鮭の塩焼きを小骨に気をつけながらちまちまと食べている。
芙蓉家では料理は楓がしている。と言うより家事のほぼ全てを楓が担っている。稟と椿が家事をしようとすると、そんなことはさせられませんと強制的に楓によって行われてしまい、稟は買い物の荷物持ちぐらい、椿は2日に1回の風呂掃除しかやっていない。こんなんで良いのかと思うかもしれないが、楓にとってはどちらかといえばこちらの方が良い。
単身赴任の多い父親を持ったせいか家事のスキルはもう主婦の領域に達していて、料理部に属しているからか今でも美味しいのに着実に日々美味しくなっている。家事に対して嫌な顔せず、むしろ楽しそうにやっているため2人もあまり手伝うと言わないようには気をつけている。
逆に手伝うなんて言った日には、やれ私のお仕事を取らないでください、私は稟くんのお世話がしたいだのとゴネて大変なのである。
稟くんお世話係の楓は出汁の味が染み込んだ揚げ出し豆腐を箸で挟みながらテレビを凝視していた。
「今日は夕方から雨みたいですね」
芙蓉家では食事の時間は会話が中心のため、テレビのニュースはつけてはいるがBGM程度にしかなっていない。
洗濯物が干せなくなってしまい、楓は残念そうに眉を下げた。晴れのち曇り、その後雨となっていてる。巷で話題となっているアイドルの1人が笑顔を振りまきながら、手元の資料をちょこちょこ見て、噛まないように一文字一文字丁寧に読み上げている。明らかに学生であろう歳の彼女が生放送のニュースのお天気キャスターをしているなんて、大変だなと椿は天気よりも気にしていた。
「仕方ないさ、もうそろそろ梅雨だからな。季節の移り変わりも早いもんだ」
「稟くん、椿くん、念のため折りたたみ傘用意しておくので持って行ってくださいね」
「…そうだな、ごちそうさま!」
会話の切れ目にちょうど食べ終わった椿。ふと何かを思いリビングの窓へと視線を動かす。そこから刺す光は出始めてた雲により徐々に陰りが増えていき、少しばかりの不安が椿を纏い絡みついてきた。首を振ることで気持ちを切り替え、家を出る準備をしに二階の自分の部屋へ戻った。
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午前8時ごろ、学生や会社員の通勤と通学がピークに達する時間帯。住宅街を抜けてちょっとした大通りに入ると、国立バーベナ学園の茶色を基調とした制服を来た人たちが同じ方向へ蟻の行進状態で向かっている。前方を歩く蟻を抜かす蟻が存在していることは不自然であるが、ほぼ均等な距離感を保ちながら歩いてる様は巣へと帰投する蟻そのもの。
蟻と違うのは、その蟻の中でも種族が違うのに同じ行進を続けていることだ。
開門
10年前、ある遺跡でふたつの扉が発見された。人間たちがその扉の先に見たものは、ふたつの異世界だった。神界、魔界、そして人間界。かくして3年の間、三つの世界はつながり、人間界に魔法と異種族の一般化という大きな変化をもたらした。扉は魔力の制御限界から一度閉ざされてしまうものの、昨年12月に再び開き、三世界は恒久的につながることとなる。
現在は、身分証明さえあれば、海外旅行でもするような感覚で三世界を行き来できる。 だが治外法権はなく、他世界で罪を犯すと通常より重い罪が与えられることになっている。
間違いなく、人類史で最も大きな出来事だと言えよう。これまでの人間が考えていた魔法という概念はハッキリと目に見えるものとなり、外国人という言葉で人種を分けていた所に異世界人と言う枠組みまで出来た。
日本だけでなく、アメリカやロシア、イギリスなど世界中のあらゆる国が驚き焦っていた。それらの一般化は意外にも早く三年という年月で浸透していった。当時の首相は今になっては教科書に載るほどの偉業を成し遂げた。
音霧 椿もその異世界人である。正確に言えば人間半分、異世界人半分である。
世界が本格的に繋がったのは開門してからであるが、その前は繋がっていないというわけではない。日本の怪談話で神隠しというものがある。人が突然、姿を消していなくなる。昔からよくある話である。
この現象の原因が他の世界への転移であることがわかったのもその3年の間である。人間界で失踪していた人が魔界から帰ってきた。そんなニュースから始まり、警察や魔界の公安部のような組織が証言を合わせていくとぴったりとあったことから断定された。
そのため10年よりも前から世界を渡り、そこで家庭を持つ人なんかも少なくはなかった。椿は神族と人間のハーフで、人間ように短いながらも神族特有である尖っている耳が彼を神族の血を持つ者であると語っている。
ここ、椿たちが住んでいる光陽町は他の場所に比べると異種族の割合が多いと言える。
そこには国立バーベナ学園の存在が大きい。
国立バーベナ学園
人間・神族・魔族がともに同じ机で学ぶ学び舎として、また、人間界ではまだ新しい学問である「魔法」に対する正しい知識や制御法を学ぶ為に設立されたモデル校。
人間界ではここ以外では、まだ「魔法」に関して学べる場所はほとんどなく、実質この学園でしか学ぶ場所はない。人間でもちょっとした魔法が使えるとわかってから安全性などの問題が出始めていたため、その対応策の1つである。また、高度な授業内容であるため、神族や魔族にも十分な教養にもなると話題になり、異種族たちの入学者も毎年多い。
これにより、光陽町へと移り住む人が増えた。日本では最も異世界の一般化が進んでいる場所の1つであろう。
「苦しい!苦しいって、亜沙!」
「も〜、そんなこと言って嬉しいくせに!」
「極まってるの!首が!首がぁーーー!」
ここにも種族が異なる者同士が和気藹々と絡み合ってる。片方は真っ青な顔をして白旗を振り上げている。もう片方はとても楽しそうにじゃれついている。
椿の首を締めながらハグをする緑髪の少女。明るい笑顔と大きな瞳、整った容姿は美少女と言っても良い。しかし、彼女の行動がそれらの雰囲気を壊していて、どこか残念に見えてしまう。
時雨 亜沙
バーベナ学園3年生で椿たちの1つ上の先輩。楓が所属している料理部の部長であり、「驚愕の時雨」の異名をもつ、ちょっとした有名人。普段の快活で大雑把なイメージに反して、料理上手で家事も出来ると家庭的な亜沙。そのギャップに驚いた誰かが「驚愕」なんて異名をつけたとか。椿のことをつきちゃんと誰も言わないであろう、あだ名をつけて唯一呼ぶ。
また料理部にはもう1人通り名を持つ人がいる。
「まあ!亜沙ちゃんと椿くんの愛の抱擁なんて!」
「カレハ先輩が逝ってしまった」
「あはは、さすがカレハ先輩。あれだけで自分の世界に行ってしまいましたね」
すかさず稟と楓がツッコむ。
妄想へと飛び立った少女。太陽の光を反射して金色に輝く長い髪を肩甲骨くらいまで伸ばし、自由にしている。神族特有の短く尖った耳、そしてこれまた整った容姿は誰もがすれ違ったら振り返るほどキレイに揃っている。
カレハ
亜沙と同じくバーベナ学園3年生であり、料理部部員。亜沙の親友で大抵は彼女とともにいる。「癒しのカレハ」の通り名があり、亜沙と2人で「料理部の双璧」と謳われている。通り名の通り、「癒し」が得意である。それは彼女の雰囲気に癒されることももちろん、「治癒魔法」を得意としていることもある。神族が得意とする癒しの魔法。その中でも特筆した才を見せている。
「ええい!そろそろ離れろ!」
頸動脈をギリギリ避けていた亜沙のハグを無理やり引き剥がす。椿から離れた亜沙は寂しそうな顔をしていた。
「うう〜、つきちゃんが反抗期だー!」
「反抗期ちゃうわ!」
「お姉ちゃん悲しい」
手のひらで顔を覆い、よよよと言いながら泣き真似をする。そんな亜沙をジト目で見ながら、椿は先ほどのスキンシップによるシワを丁寧に伸ばす。
「抱きつくなら稟がいるじゃないか、なんで俺に来るんだよ」
「そこで俺になる理由を教えてくれ」
ぶっきらぼうに亜沙へと不満をいう。若干、頬が赤いのは人の往来が多い場でのハグは恥ずかしかったことを物語っている。
それとは逆にけろっと動揺1つしない亜沙に、少し悔しく思う椿。しかし、これまで彼がこの突拍子も無い先輩に勝てた試しはなく、いつも手玉に取られる。
そして巻き込んできた椿にジト目を送り、抗議の体勢を崩さない稟。稟の抗議なんてどこへやら、全く反応せずに亜沙は椿の質問に当然のごとく答える。
「お姉ちゃんが弟に抱きつくのに理由なんていらないでしょ?」
「どこからツッコめばいいのか…」
満面の笑みで答える。彼女が親しい者によく見せるあざとい笑顔。それが似合っているためか不快感を煽られることはなく、大半の人が彼女に魅了される。
さぁ、理由は話したというように、再び抱きつこうと椿へとにじり寄る。今度は五本の指をうねうねと動かしながら迫り来る。その様は花の乙女ではなく、30過ぎの親父の匂いを醸し出していた。
そんな攻防をよそへ、楓が思い出したかのように口に出した。
「いつも聴きそびれるんですが、なぜ椿くんは亜沙先輩の弟なんですか?」
「うぇ!?」
その言葉とともに、椿の顔は緊張したように固まった。
「確かにそうだな、椿も否定しないもんな」
「なになに!稟ちゃんも楓も知らないの?」
当然の疑問を口にする芙蓉家。苗字が表すように2人には血縁関係なんてなく、2人の共通点と言えば瞳の色が紫色であること以外は特にない。
むしろ、快活な亜沙と物静かな椿と、これまた正反対の性格をしている。開けるなと言われれば、開けるのが亜沙で開けないのが椿。そんな2人が何故姉、弟なのか疑問を抱く余地はない。
椿は言いたくないのか稟と楓から目をそらす。わかりやすいにも程があるが、あまり家族に嘘をつきたくない椿。どうしようか迷っているところに亜沙がニヤニヤしながら話し始めた。
「ふっふっふ!実はね!僕とつきちゃんはね!」
「生き別れの兄弟なんて今時流行らないからね」
「あー!なんで言っちゃうのかな!つきちゃんの意地悪」
たっぷり貯めてから言おうとした亜沙の言葉を遮るように呆れた表情の椿が釘をさす。自分の話題が中心にあることが嫌なのか、若干不機嫌になりかけているため、多少悪態をついてしまう。
「ほらほら、あんまり立ち話してると学校に遅れるよ!」
急いで話題を切るために、大げさに言って聞かせる。
「あら、もうこんな時間でしたのね」
「うわぁほんとだ!カレハ!僕、日直だったの忘れてた、急ごう!」
「そうですね、急ぎましょう亜沙ちゃん」
椿の一言に腕時計を見たカレハが長身が既に6を回っているのに気づいた。そして、これまた正反対の亜沙とカレハの返事は妙に合っていた。
「じゃあね!稟ちゃん!」
「ちょ!亜沙先輩!?」
「稟ちゃんパワー充電!GO!」
「それでは稟さん、楓さん、椿くん失礼します」
去り際に稟の腕を取り、制服の上からでもよくわかる双丘へと押し付ける。突然の行動に稟は顔を真っ赤にして驚いていた。
イタズラが成功したことが嬉しいのか笑顔で走り去って行く亜沙。その後ろから行儀よくお辞儀をしてから亜沙を追いかけて行くカレハを見送る。
「さぁ!俺たちも急ごう!」
「待ってください椿くん!稟くんも行きましょう!」
「あ、ああ」
チャンスと思ったのか、亜沙たちの流れに乗り進み出す椿。稟は腕に残る感触に呆然しながらも、楓の一言から歩き始めた。嵐のように去っていった先輩を呆然と見送り、嵐の進路に沿ってまた彼らも歩き出した。
歩き出した椿は後方の空が黒く染まり、雨が降ってあることに何も気がつかずに、未だ晴れている学園の方向へと進む。
文章の誤りや、ここおかしいというような指摘は是非感想に送っていただけると嬉しいです。
また、思い出の作品を閲覧者の方とお話できたら楽しいなと思っているので、気軽に感想やらメッセージを送っていただけると喜んで返信しますw