皐月と提督とバーニングラブ×2   作:TS百合好きの名無し

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糖分控えめな日常の一部?


初期艦の電なのです!!「甘えるのです」

 

 

 

「司令官さん、暁お姉ちゃんとのケッコンおめでとうございます」

 

 

「あ、ああ……ありがとう」

 

 

「……昨日暁お姉ちゃんが部屋に帰って来なかったのですが、何もしてないのですよね?」

 

 

 電が若干問い詰めるような口調で言うと、提督は頭を掻きながら答えた。

 

 

「途中で暁が酔っちまったんで俺の布団で寝かせただけだよ。ちなみに俺は床で寝た」

 

 

「暁お姉ちゃんが言っていた旗がどうとかいうのは?」

 

 

「つい癖で暁のピラフに旗を立てちまったんだ……それで一悶着あったのさ」

 

 

(お子様ランチなのです……)

 

 

「これから暁をどう見てやればいいのか……本当に難しいよ」

 

 

「そこまで気にしなくてもいいと思うのです。暁お姉ちゃんは今の司令官さんとの関係も気に入っているみたいなのです」

 

 

「ま、なるようになれだな」

 

 

「それはそうとして、これで電は司令官さんの義妹なのです!この地位を生かして……」

 

 

「いやあれは結婚じゃなくて───」

 

 

「妹になったので甘えるのです」

 

 

「あ、はい」

 

 

 

 

 

 

「提督ーっ!遊ぼうよー!」

 

 

「雪風もしれえと遊びたいです!」

 

 

「……島風と雪風か」

 

 

「しれえの今日のお仕事はお休みだって食堂の掲示板に書いてあったので遊びに来ました!」

 

 

「駆けっこしま……電ちゃんは何してるの?」

 

 

「せっかくなので明日の分の仕事をしているのです」

 

 

「……そこで?」

 

 

 島風たちが見たのは椅子に座る提督の膝の上で彼に頭をなでてもらいながら書類に判子を押している電の姿であった。

 

 

「ここに座ってなでてもらいたいって言われたからそうしていたんだが、途中で何もしないのもよくないのですと言い出して電が仕事を始めて今に至る」

 

 

「雪風もしれえの膝の上に乗りたいです!」

 

 

 そう言いながら提督に駆け寄る雪風。

 

 

「あー!私も乗りたい!」

 

 

「いいか電?」

 

 

「……しょうがないのです。司令官さんはみんなのものですから」

 

 

 電が下りると同時に島風が提督の膝の上に飛び乗った。

 

 

「おふっ!?」

 

 

「……んー、なんか安心するかも」

 

 

「し、島風、このカチューシャ?が顔に当たってくすぐったいんだが……」

 

 

 島風の頭が動く度に彼女の頭の黒いウサ耳リボンのようなカチューシャが提督の顔をつつく。

 

 

「むふふー」

 

 

「あ、こらお前ワザとやってるだろ!!……くすぐってえ!」

 

 

「むー、雪風が先に言い出したのに……」

 

 

「ふふん、私が速かっただけだよー」

 

 

「ズルいです!」

 

 

「喧嘩するな2人とも……島風、交代だ」

 

 

「はーい」

 

 

 あっさりと島風が下りて、今度は雪風が乗る。

 

 

「しれえ!雪風もなでて欲しいです!」

 

 

「はいよ」ナデナデ

 

 

「えへへー」ナデラレナデラレ

 

 

「ね、提督、駆けっこしませんか?」

 

 

「駆けっこか……たまにはいいかもしれんな」

 

 

「……」

 

 

「ほら、行くぞ電」

 

 

「はわっ!?」

 

 

「お姫様抱っこです!」

 

 

「いいなー」

 

 

 島風たちの登場で少し寂しそうにしていた電を突然提督が抱きかかえる。

 

 

「し、司令官さん……あの」

 

 

「甘えるんだろ?遠慮すんな」

 

 

「……えへへ」ギュッ

 

 

 彼らはそのまま外へと歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 外に出た途端、暖かいというには少し熱い日差しが4人に降り注いだ。歩く彼らの耳に時折演習場の方から砲撃音が聞こえてくる。

 

 

「誰か演習場を使っているのですか?」

 

 

「んーと、榛名と金剛だな。榛名の練度上げに金剛が付き合っているんだ」

 

 

(……そういえば榛名さんはまだケッコンしてないのです)

 

 

「無理だけはして欲しくないんだが……まあ、金剛は加減を知っているから心配いらないかな」

 

 

「なのです」

 

 

「鎮守府に確かグラウンドっぽいスペースがあったよな。さすがにコンクリートの上で駆けっこは出来ない、万が一怪我でもしたら大変だ」

 

 

「あ、それなら電が案内するのです」

 

 

 電の案内で4人は200メートルトラックが一つだけポツンとあるグラウンドにやって来た。

 

 

「で、どうする?全員で走るのか?」

 

 

「私は提督と走りたいだけですよー」 

 

 

「雪風は走ります!」

 

 

「電は審判をしているのです」

 

 

「……100メートル走をやってみるか」

 

 

「負けませんよ?」

 

 

「しれえには勝ちたいです」

 

 

「ふっ、俺をなめてもらっちゃ困るぞ」

 

 

 100メートル走(微妙なカーブ有り)のスタート位地に3人がつき、構える。

 

 

「提督ー、何ですかそれ?」

 

 

 立て膝をつくような形で腰を落とし、両手を前について片足を後ろに引いた提督の姿を疑問に思った島風が尋ねた。

 

 

「クラウチングスタートっていう、走る時の構え方だよ」

 

 

「そんな体勢でスタートしたら遅くならないの?」

 

 

「やってみれば分かる、俺は本気だ」

 

 

「しれえからすごい気迫が伝わってきます!」

 

 

「電!スタート合図を頼む!」

 

 

「……で、では位地について…よーい」

 

 

「「「……っ!」」」

 

 

「……どんっ!!」

 

 

 一斉に飛び出す3人な中で最初にトップになったのは島風だった。僅差で提督と雪風が続く。そのまま島風は「差を広げて一気にゴールまで!」と考えるが……

 

 

(出だしは上手くいった!このまま2人を引き離……えっ!?)

 

 

「……ふん!」

 

 

 クラウチングスタートからの加速を終えた提督がみるみる島風との差を縮めていく。

 

 

(は、速い!!提督ってこんなに速かったの!?)

 

 

 すでに彼は島風など見ていない。完成された美しいフォームを維持し、彼はただ前だけを見て走り続ける。

 

 

「……っ!」

 

 

「……くうっ!」

 

 

「……」

 

 

(しれえたち速すぎです……雪風じゃ付いていけません)

 

 

「おおおっ!」

 

 

「あああっ!」

 

 

 ゴールラインを通過する2人。

 

 

「ご、ゴールなのです」

 

 

 結局提督が島風を追い越してゴール。最終的に彼と島風の差は大人の3歩分の距離があり、完全に提督の勝利である。雪風は開始早々に諦めた。

 

 

「ふー、ちょっと鈍ってるな」

 

 

 全く息が乱れていない提督に島風は驚愕する。

 

 

「す、すごい……提督って速いんですね!!」

 

 

「しれえ速すぎですよお……」

 

 

「司令官さんは運動が得意なのですね」

 

 

「ああ、昔から運動は得意だよ。駆けっこじゃ負けたことがないな」

 

 

「も、もう一回お願い!」

 

 

「いいぞ、受けて立ってやる」

 

 

 

 この後、9回ほど競争したが提督は一度もトップを譲らなかった。

 

 

 

 

 

 

「あーもう!提督に全然勝てない!!足速すぎ!!」

 

 

「そもそも体格差の問題じゃないか?」

 

 

「雪風は……沈みましぇえん……」

 

 

「ゆ、雪風ちゃん、塩飴とお水をどうぞなのです!」

 

 

 島風は地面にへたりこみ、きっちり全ての競争に付き合った雪風はダウンして電に介抱されていた。

 

 

「うー、速さで負けると私のアイデンティティが……」

 

 

「陸上の話だろ?……お前は水上じゃ誰よりも速いじゃないか」

 

 

「当然!私より速い艦はいないよ!誰も私には追い付けないんだから!」

 

 

 誇らしげに言う島風を見て提督が笑う。

 

 

「そうさ、お前は戦場において誰よりも速く味方のピンチに駆けつける事が出来て、たった1人で敵の統率を乱す事が出来る武器も初めから持っている優秀な駆逐艦だ」

 

 

「……」

 

 

「だが、決して忘れてはいけないのはお前は常に仲間に支えられているという事だ。お前にいつも仲良く連れ添ってくれる雪風のような娘は特に大切にしろよ?」

 

 

「はいっ!」

 

 

「よし、いい娘だ」ナデナデ

 

 

「~♪」

 

 

「……しかし、さすがに少し暑くなってきたな」

 

 

「日陰、行く……ですか?」

 

 

「ああ、そうするとしよう」

 

 

「スポーツドリンク……持ってきたです」

 

 

「お、気が利くな!……お前たち、一旦日陰に入って休むぞ!」

 

 

「分かりまひたしれえ……」フラフラ

 

 

「ゆ、雪風ちゃん、大丈夫なのです?」アセアセ

 

 

「日陰に行くのも私がいっちばーん!」ダッ

 

 

 提督たちは日陰に腰を下ろすとスポーツドリンクをそれぞれ飲み始めた。特に雪風は必死で飲んでいる。

 

 

「ぷはあ…運動した後のスポーツドリンクは美味しく感じるなあ……」

 

 

「喜んでもらえて嬉しい……です」

 

 

「持って来てくれてありがとな」

 

 

「いえ」

 

 

「……」

 

 

「……」

 

 

「……んん!?」

 

 

「……?」

 

 

 提督が自身の隣に座る紫髪の少女に驚き、スポーツドリンクを落としかける。

 

 

「……いつからいたんだ弥生」

 

 

「島風ちゃんと提督が話している時から……です」

 

 

「ぜ、全然気付かんかった」

 

 

「……」ムスッ

 

 

 ほんの少しだが弥生が不機嫌そうな顔になる……が提督は気付いていない。

 

 

「お前本当に気配を消す才能があるよなー。またやられてしまったよ……ははっ」

 

 

 度々突然現れて提督を驚かせる弥生。……ちなみに弥生に気配を消すつもりなど微塵もない。ただ単に提督が気付いてあげられていないだけである。 

 

 

「……」

 

 

「弥生?」

 

 

「……消してないです」

 

 

「え?」

 

 

「気配、消してないです」

 

 

「……」

 

 

「消してない……です。司令官」

 

 

「……もしかして怒ってる?」

 

 

「……怒ってないです」

 

 

 言葉とは裏腹に弥生から提督へとプレッシャーのようなものが放たれる。

 

 

「お、怒ってるよな?」

 

 

「怒って……ないですよ?ホント……です」ゴゴゴ

 

 

(めっちゃ怒ってるじゃないか……)

 

 

「や、弥生ちゃんは司令官さんに何か用があるのですか?」

 

 

 無言のプレッシャーで動けない提督に代わって電が弥生に話しかける。

 

 

(電ナイス!)

 

 

「……司令官にお願いがあって来ました」

 

 

「俺にお願い?」

 

 

「はい」

 

 

「言ってみろ、ぶっとんだものでなければ聞いてやるよ」

 

 

「……空を飛びたい、です」

 

 

「「「「……」」」」

 

 

「鳥を見ていて…思いました。どうすれば弥生も……飛べますか?」

 

 

「うーん、うーん?うーん……」

 

 

「……」

 

 

「う~~~んんん」

 

 

「……」

 

 

「し、司令官さん……何か言ってあげてください」

 

 

「あっ!飛ばす事なら出来るぞ!」ポンッ

 

 

「本当……ですか?」

 

 

 閃いた!と手を叩く提督に弥生の目が輝く。

 

 

「な、何か思いついたのです?」

 

 

「こないだのアレをやればいいんだ!」

 

 

「アレって……何ですか?」

 

 

「よし、飛龍を探そうか」

 

 

(あっ、何をするのか分かってしまったのです……)

 

 

 

 

 

 

「で、私にまたあの無茶苦茶な事をやれと?」

 

 

「頼む」

 

 

「アレ結構艦載機を制御する私の負担大きいんですよ?バランス崩したら艦載機同士がぶつかって即墜落したり、吊している娘にかかる負担を考えて飛行しなきゃいけなかったりするんですから」

 

 

「……あの時のお前は結構余裕で飛ばしているように見えたが」

 

 

「命預かってるんですから慌てて失敗でもしたら大変じゃないですか……ま、時雨たちならいざとなった時はなんとかするかもしれませんが」

 

 

「うーん、やはり危険か……」

 

 

「……」ジー

 

 

「ダメか?」

 

 

(弥生の視線が……)

 

 

(な、なんか弥生ちゃんからお願いします的な視線がすっごく注がれているんだけど……)

 

 

「飛龍さん、お願い……します」

 

 

「うーん、一回だけなら……」

 

 

「本当か?」

 

 

「責任は全て提督が負ってくれるのなら」

 

 

「よし!」

 

 

「ためらいなく決めましたね」

 

 

「俺はお前が失敗するとは思ってない」

 

 

「……ふーん、まあちょっと待っててね。準備してくる」

 

 

「俺もワイヤー取って来るよ」

 

 

 15分後、ワイヤーと艦載機の準備が完了する。

 

 

「そういえば司令官さん、あの時皐月ちゃんたちをどうやって飛ばしたのですか?電は直接見たわけではないので知らないのです」

 

 

「ギャグみたいな方法だよ。見てれば分かる……弥生!ワイヤーはきちんとつけたか?」

 

 

「大丈夫……です!」

 

 

「飛龍もいいか?」

 

 

「もう上空で待機させてるよ」

 

 

「よし!弥生、全力で直線ダッシュだ!」

 

 

「……」ダッ

 

 

「輪っか付きのアルミ棒を空に掲げろ!」

 

 

「……」バッ

 

 

「んじゃ私も急降下開始っと」

 

 

「いいか!絶対に手を離すなよ!」

 

 

「え……まさか」

 

 

 

 

 上空から急降下してきた烈風たちには大きなフックがぶら下がっており、それが弥生が高く掲げたアルミ棒の輪っかに引っかかる。引きずり上げられる弥生の体。そのまま急上昇するため、彼女の体に強烈なGがかかる。

 

 

「……!?」

 

 

 とんでもない速度で大空へと運ばれた弥生は必死でアルミ棒を握る。手を離したら大怪我ではすまないかもしれないというのに、彼女はすでに空を飛んでいるといる事実に歓喜していた。

 

 

(気持ちいい……です)

 

 

 艦娘の艤装能力の一部を解放し、彼女の握力は現在強化されているが、徐々に手が滑り出す。彼女は万が一のために明石製小型パラシュートも背負っている。

 

 

(……あ)

 

 

 と、ここでガクンと速度の落ちた彼女の周りにさらなる烈風たちが現れ、細かく動きながらその機体に取り付けられたワイヤーを射出、弥生の体のワイヤーと接続していく。ワイヤーの接続部分同士が近付くと自動的にカチリとつながるのは明石の技術力の賜物である。「あ、ワイヤー同士がくっ付きやすいように磁石も利用してるんです!結構自信作なんですよ」と明石は語る。

 

 

(それ以前に飛龍さん……すごい艦載機の操作です)

 

 

 無事にワイヤーのつながった彼女は体の力を抜く。

 

 

(すごい風を感じます……どうやらこれでもかなり速度を落としているみたいだけど、キツいかも…です)

 

 

 しかし体にかかる負荷を感じながらも、眼下に広がる大海原を上空より眺める弥生の表情はほころんでいた。

 

 

(海……綺麗です)

 

 

 以前この飛行を行った艦娘Sはこう語っている。「浮遊感に耐えられなくて怖いし、風で目とか上手く開けられないし、耳は全然聞こえないしとにかく怖い、危うく漏らしかけた……というか少し漏れたんだけどどうしてくれる。もう二度とやりたくない」と。

 

 

 それを楽しむ駆逐艦弥生……なかなかの大物である。

 

 

 

 

「きっとこんなバカな事を実行しようと考えた俺はおかしいんだろうな」

 

 

「ホントだよ。最初に実験した空母が私で良かったね」

 

 

「い、いつの間にか弥生ちゃんと艦載機のワイヤーがつながっているのです……」

 

 

「と、飛んでる……」

 

 

「ほええ……」

 

 

「これさ、そもそも私じゃないと上手くいかないよね」

 

 

「……飛龍の艦載機を操るテクニックがないと不可能だな。というか最初は出来ると思ってなかった」

 

 

「……もはや神業なのです」

 

 

「失敗したら大惨事になるがな……」

 

 

「もうこれっきりにして欲しいよ……」

 

 

「確かに焦って手を離したら最初の時点で大怪我ですね」

 

 

「お、おう……」

 

 

「うん……もう封印する事にしよう」

 

 

 20分ほど飛び続けたところで弥生から「満足しました」との通信が入った。

 

 

「弥生、確実に降りるためにパラシュートを使え」

 

 

『了解……です』

 

 

 ワイヤーが外れ、弥生が上空でパラシュートを展開する。ゆっくりと弥生が降下していくポイントは鎮守府の港付近だ。

 

 

「あいつ、上手く着地出来るかなあ……」

 

 

「司令官さんが受け止めてあげたらどうですか?」

 

 

「よし!」ダッ

 

 

 降下する弥生を受け止めるため、提督が港へと走る。

 

 

「弥生ーーーっっ!!」

 

 

「……!」

 

 

 提督の意図に気付いた弥生が構える。ゆっくりと降りてきた弥生を提督はしっかりと受け止めた。

 

 

「おっととと!……この明石製パラシュート、なかなかよく出来てるな」

 

 

「ありがとうございます……司令官。楽しかった…です」

 

 

「た、楽しむ余裕があったのか……」

 

 

「……ちょっとだけ怖かったですけど」

 

 

「だろうよ。さ、みんなの所に戻るぞ」

 

 

「はい」

 

 

 弥生を抱っこして戻ると電たちが駆け寄って来た。

 

 

「弥生ちゃん!怪我はしてない?」

 

 

「空を飛ぶってどんな感じなんですか!?」

 

 

「私も聞きたい!!」

 

 

 提督が弥生を下ろすと飛龍たちが弥生を取り囲み、質問に答えていく弥生を見ながら提督が電を引きずってその場を離れる。

 

 

「……どうしたのですか司令官さん?」

 

 

「……なあ電、一つ聞いてもいいか?」

 

 

「?」

 

 

「……駆逐艦ってみんなあんなパンツ穿いてるのか?」

 

 

「!?弥生ちゃんのパンツを見たのですか!!」

 

 

「スカートで降りて来たら見えるに決まってるだろ!別に期待していたわけじゃないからな!!」

 

 

「言い訳は後で聞くのです……それよりもあんなとは一体何なのです?」

 

 

「……アダルティな黒パンツだったんだ」

 

 

「……」

 

 

「……」

 

 

「はわわわ……」

 

 

「すまん、セクハラだなこれは……俺は頭を冷やしてくるよ」

 

 

「……」ガシッ

 

 

「……電?」

 

 

「……何処へ行くのですか司令官さん」

 

 

「え、いやだから頭を冷やしにーーー」

 

 

「あの滅茶苦茶な飛行方法といい、弥生ちゃんのパンツを見た事といい、一度ゆっくりお話する必要があるのです」

 

 

「え……何か怒ってる?」

 

 

「怒ってるのです、説教はその辺の空き部屋で行うのです、ついてくるのです、逃がさないのです」ギュウウ

 

 

「痛たたた!?」

 

 

 誰にも気付かれずに電によって引きずられていく提督。

 

 

(あー、これ絶対説教長そうだな……黙ってれば良かった……昼飯が……)

 

 

「……」ギュッ

 

 

「痛い!!」

 

 

 

 

 電による説教は明石も強制参加させられ二時間以上続く事になり……この後提督は罰として皐月たちに彼がこっそり作っていたアイスクリームを配らされたり(皐月たち歓喜)、電の頭を5分ごとになでさせられたり(榛名も寄ってきた)、その日のご飯はすべてあーんで食べさせられたり(暁が噴火した)、一緒にお風呂へ連れて行かれそうになったり(金剛が悩んだ末に引き止めた)する事となった。

 

 

「……何かおかしい気がする」

 

 

 

 

 

 




んーと、電があんまり甘えてな……甘えるの基準が分からんぞ。タイトル詐欺やらかしたかもしれない。

「弥生ちゃんたちで電が埋もれたのです。やり直しを要求するのです」

飛行方法については軽く流してくださるとありがたいです。多分もう出番ないと思いますので。

次回は糖分の塊である提督Love勢筆頭の予定です。
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