軽い足取りで家に帰った俺は家の前で立ち止まってしまった。
なぜなら2階のカーテンの隙間から妹が俺のことを見ていたのだ。
「おーい。どうしたんだ?」
ぷいっ。
妹は頬を膨らませながらカーテンを閉めてしまった。
「ただいま〜………ハッ…」
俺は言葉を失った。なぜなら、廊下にエロマンガ先生とSkypeをするために使っていた見事に粉砕されたタブレットが落ちていた。
「ど……うね…め?」
タブレットというのは壊れても壊れる直前に画面に写っていたものが破損状態によって見えることもあるのだ。そこにはチャットで
エロマンガ先生≫マサムネ先生とまた喧嘩したの?(笑)
和泉≫貴様には関係ないだろう
エロマンガ先生≫そうなの〜?じゃあ今のうちにマサムネ先生をっ♪
和泉≫貴様っ!ぶ**************
----------通話終了----------
最後は割れていて見えなかった。だが妹とエロマンガ先生が揉めていたことは確かだ。
とりあえず妹に話を聞きに開かずの前と向かう。
「おーい。開けてくれー。エロマンガ先生と何があったんだ?」
「なっ、なんでもないのっ!」
妹は困るといつもこうだ。
「どうしたんだ?お兄ちゃんになんでも相談してごらん?」
「だからなんでもないのっ!おっ、おにいちゃんぅ!?」
妹の態度はいつも変だが今日はいつもにも増してテンションが高いようだ。
「熱でもあるのかー?入るぞー」
「兄さんちょっと待ってっ、………ひゃん!」
そこには着物を着つけている最中の妹が涙目で俺を見ていた。だが俺の視線はバッチリお魚さんパンツを捉えてしまっていた。
「ごちそうさま……じゃなくてお粗末様でした?」
俺は頭天に新品の10冊入りノート攻撃を受けた。
「ぐはっ、」
「これは兄さんが悪いのっ!」
そう言って開かずの間の扉は深く閉ざされた。
「あれ?これはなんだろう」
妹の部屋からあるチラシが出てきた。
「幻刀10周年大規模プロジェクト?」
それがただのチラシだったら驚かない。だがそこには
~関係者配布用 電撃文庫~
と記されていた。
これはどういうことだ?俺、和泉マサムネは駆け出しながら電撃文庫で転生の銀狼を出した小説家だ。なのになぜ妹が関係者配布用の物を持っている。俺はダッシュで隣のクリスタルパレスに向かった。
ドンドンドン
「エルフ!山田先生!山田エルフ先生!アークノベリスト!」
「何よ!今ヤ○クック討伐中だったのよ!」
「このチラシを見てくれ」
俺はそう言い幻刀10周年大規模プロジェクトのチラシをエルフに見せた。
「え!どういうことなのよこれ!私レベルの小説家でも知らなかったわよ」
エルフも相当興奮していたようだ。なぜなら幻刀はちょうどいい所で原作のの更新が3年も止まっていたのにイベントをするようならアニメ業界にも大きな影響があるだろう。
「マサムネ。一応聞くけどこれは偽物じゃないわよね?」
「あぁ。右下を見ればわかるが、これは電撃文庫が企画書を作るときに使う専用のロゴだ。」
「じゃあなんであんたなんかがこんなものを持っているの?」
エルフは不思議そうに聞いてきた
「俺ももらったわけじゃないんだ。妹の部屋から出てきたんだ」
エルフは少しの間悩んだ顔をしていた。
「そういうことね。わかったわ。」
エルフは自信満々に語り出した。
俺だって頑張ったよ!コピペとかコピペとか!