やはり俺達のスクールアイドル活動はまちがっている。 作:よぞら_alice
青春とは嘘であり、悪である。
かつて俺はそんな馬鹿な事を課題の作文に書き平塚先生のお叱りを受け、奉仕部行きになった事がある。
が、しかし誰が同じ事をもう1度繰り返すと予想出来ただろうか。
まぁやったのは俺なんだけれどな…
「おい比企谷。私が出した課題は何だったかな?」
「はぁ、確か文化祭を終えての感想じゃなかったですかね」
俺がそう答えると平塚先生が間髪入れずに言う
「その通り。それがわかっているのに何故君はこんな犯行声明を書き上げているんだ」
いや犯行声明ってなんだよ。割と真面目に書いたつもりなんだけどな…
目が腐ってるやつが書いた作文はごく普通の作文でも他人からしたら犯行声明に見えたりするんですかね?
「いや、一応俺的には普通の作文を書いたつもりなんですけどね」
「小僧。口答えをするな。」
「まぁ先生の歳からしたら俺は確かに小僧ですけど…」
その瞬間平塚先生は俺の真横にある壁にフルスイングの拳を叩き込んだ。
おい。なんで壁へこんでんだよ。
どんな腕力してんだこの人。スーパーサイヤ人かよ。なにそれ最強だろ。
「次は当てるぞ」
そう言いながら俺に睨みをきかせる。
「ひぃ、はいマジですいませんでした。」
「分かれば宜しい。少し付いて来い。君…というか奉仕部の3人に話がある」
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部室前に着き平塚先生がノックをするのかと思いきや何もせずに扉を開けた。
いつもノーノックだなこの人。
「失礼するぞ」
平塚先生がそう告げると間髪入れずに部室内から呆れたような声で返答があった。
「先生、入る時にはノックをしてくださいと何度言ったら…」
この奉仕部の部長であるゆきのんこと雪ノ下雪乃である。
そう呼んでるのは由比ヶ浜だけなんだがな。俺がそう呼ぼうものなら罵詈雑言の嵐が吹き荒れるな。
「いやぁすまない」
「うっす」
「それで先生、何か御用ですか?」
流石雪ノ下さん。俺の挨拶はスルーですかそうですか。
まぁいつもの事だからいいんだけども。
「ああそうだ。奉仕部の君達に話というか…まぁ依頼があって来たんだが」
「依頼…ですか?」
少し思案するような顔で答える雪ノ下。
ていうかお願いって何?俺聞いてないんだけど。
平塚先生のお願いとか嫌な予感しかしないんだが。
「雪ノ下。それよか由比ヶ浜はどうした?全員揃わないと先生のお願いとやらも聞けないだろ」
「あら、居たの比企谷くん。
存在感が薄すぎて気づかなかったわ」
おい。お前絶対居るの分かってただろ。
雪ノ下許すまじ。
そんな事を考えていると意外にも雪ノ下が俺の疑問に答えてくれた。
「由比ヶ浜さんなら日直の仕事で遅くなるとメールが来たわ。そろそろ来るんじゃないかしら。」
「その前にあなた由比ヶ浜さんと同じクラスでしょう?そんな事も知らなかったの?」
珍しく答えてくれたかと思ったらこれかよ知らなくて悪かったな。俺はぼっちなんだよ。
「知らなくて悪かったな。俺はぼっちだからなクラスの当番は何もわからないまである。」
「そんなことをそんなに誇らしげに言われても困るのだけれど」
そんなどうでもいい会話を繰り広げていると部室のドアが勢いよく開き騒々しい奴が入ってくる。
「やっはろー!ってあれ平塚先生?
なんでいるんですか?」
アホ丸出しの挨拶と共に部室に入ってきた無邪気な奴。
そいつこそが奉仕部の3人目の部員である由比ヶ浜結衣である。
見た目は良く言えば今時の女子高生。悪く言えばビッチである。
そんな見た目の由比ヶ浜だが実は意外と純粋だったりもする。
とまあそれは置いておいて平塚先生のお願いとやらを聞くか…
「なんでも平塚先生が奉仕部に依頼がえるんだと」
「へぇー珍しいね!先生が依頼なんて!」
「ん、まあそうだな。
ーーんで先生、その依頼っていうのは?」
「あ、あぁ 依頼と言うのはだな…」
それから平塚先生が依頼の内容を話してくれた。その内容をまとめるとこうだ。総武高校と昔から親交が深い東京の音ノ木坂学院が今廃校の危機に瀕していて、その影響か生徒達の中で様々な不安が広がってるらしい。そのフォローと廃校回避の為の協力を俺たち奉仕部にして欲しいとのことだった。
まあ簡単に言うとお前ら姉妹校が廃校になりそうだからフォローの為に転校な。
後はよろしくである。
なにそれ理不尽すぎるだろ。ブラック企業かよ。だから社畜になるのは嫌なんだ。やはり俺は専業主夫になるべきだと思いました。
と、それよりいきなり転校なんて話が通るのだろうか。
そう思っていると雪ノ下がその疑問を口にした。
「平塚先生、急に3人揃って転校だなんて出来るんですか?」
そう雪ノ下が問うと平塚先生は間髪入れずこう言った。
「それなら既に親御さんの許可も得ているし、そもそもこれは総武高校としての依頼だからなその辺はOKだ」
「という訳でお前達頼んだぞ!」
「「「え」」」
「まじで?」
こうして俺たちの音ノ木坂学院行きが決定したのである。
いや、どう考えてもおかしいだろ。