やはり俺達のスクールアイドル活動はまちがっている。 作:よぞら_alice
前回の投稿から期間が空いてしまったのですが、読んでもらえれば嬉しいです。
これからは短期間で投稿するようにします…
それでは本編をどうぞ!
新生活や新学期というものは人間関係のリセットの時期である。前のクラスで仲良かった奴も学年が変わったり学校が変わったりすると、遊ぶどころか話すことも無くなったりする。人間関係なんてそんな薄っぺらいもんである。
ソースは俺。携帯に総武高のクラスメイトの連絡先なんて少しどころかほとんど入って無いまである。
…俺の場合はリセットじゃなくてデリートでした。てへっ。
そんなくだらない事を考えながら俺は集合場所である神田明神に向かっている。
ちなみにこの神社は高坂家から徒歩5分ほどの距離にある。近すぎだろ。
そんなわけでもう目的地の近くまで来ているので神田明神男坂の階段下に見慣れた黒髪とお団子が見えた。
雪ノ下雪乃と由比ケ浜結衣である。
早いなあいつら。いや俺が遅いだけか。
「あ、おーい!ヒッキー!」
由比ヶ浜が俺に向けて手を振った。
もう俺に気付いたのかよ。
由比ヶ浜の声に手振りで反応を返しつつ2人に合流した。
「うっす」
「おはようヒッキー!」
「あら、おはよう比企谷君」
「おう」
そんな挨拶もそこそこに俺たちは転入先である音ノ木坂学院へと向かい始めた。
まあ神田明神からはあまり距離は無いのですぐに着くんだが。
「なんか少し会わなかっただけで久しぶりに感じるね!」
たしかに由比ヶ浜の言う通りである。
あまり期間は空いてないはずなんだが何故か久しぶりな感じがする。
「ん、まあ引越しやらでお互い忙しかったからな。そういうのもあるんだろ」
「そうなのかしらね」
「そういうもんだ」
そんな会話をしているうちにもう音ノ木坂学院に着いていた。
音ノ木坂へ着くと俺たちは事前に理事長から理事長室へ来て欲しいという連絡を受けていたので理事長室へと向かい、今その扉の前に立っている。理事長室に入るのなんて初めてだから緊張するんだが。
そんな事を考えていると雪ノ下が何食わぬ顔でドアを3回ノックした。2回だとトイレになっちゃうからな。
ていうかさすが雪ノ下。度胸あるな。
「どうぞ」
と扉の向こうから声がした。
その声に返すように雪ノ下は扉を開け中に入った。
「「「失礼します」」」
雪ノ下、由比ヶ浜の後に続いて中に入るとそこにはスーツを着た若い女性が椅子に座っていた。
え、あれ理事長なの?若すぎないか?
理事長って言ったらもっと厳ついオッサンかと思ってたわ。
そんな事を考えているとその女性が口を開いた。
「あなた達が奉仕部のみなさんね。平塚先生から話は聞いています。音ノ木坂学院へようこそ理事長の南です。よろしくね。」
「「よろしくお願いします」」
雪ノ下は淡々と由比ヶ浜は元気よくそう言った。
「うす」
まあ俺は適当なんだが。
「総武高校の方で話は聞いていると思うけれど今、音ノ木坂は廃校の危機に陥っているのよ。まだ生徒には公表していないのだけど、どこからか噂話が広がったみたいでその噂のせいで不安になっている生徒も多いみたいでその不安をあなた達に取り除いて欲しいの。頼めるかしら?」
まあ大体の話は平塚先生とかから聞いていたので分かっていたが、どうやらこの学校は大分追い詰められているらしい。
こんな頼み方をされたら雪ノ下や由比ヶ浜は断ることは出来ないだろう。
もちろん俺もだが。
「はい。私達にできる限りの事ならさせていただきます。」
雪ノ下はそう言う。やっぱりな。その隣で由比ヶ浜もうんうんと頷いている。
「ありがとう。ごめんなさいね、私達の学校の事にあなた達を巻き込んでしまって」
「いえ、大丈夫ですよ。私達は自分達の意思で来たんですから」
「本当にありがとう。じゃあ早速だけどあなた達の部室まで案内するわね」
そうして理事長を先頭に俺達は理事長室を出た。
理事長に連れられやって来た場所は部室棟の様な場所の一階の一室で隣は空き部屋で、もう一つ隣はカーテンが閉まっているが窓に名前の書いてあるシールが貼ってあるのを見る限り他の部活動が使っている部室のようだ。
何と書いてあるかまでは分からないが。
「着いたわ。ここがあなた達の部室よ
後の事は部室の中にいる先生に聞いてね」
そう言って理事長は理事長室へと戻って行った。
先生という事は奉仕部の新しい顧問の事だろう。まぁとりあえずは部室に入ってみるしかない。
「とりあえず部室に入らないか?ここ立ちっぱなしってのも辛いしな」
3人とも部室前で固まっていたので俺がそう言い部室の扉を開ける。
するとそこには予想外の人物が居たのだった。
理事長の初登場ですね。
理事長の口調がいまいちしっくり来なかったので違和感があるかもしれませんが許してください笑
そして次の回ではあの人が登場します。