1か月後
パラパラパラと音を立てて飛行機が無人島に着いた
「さて、あいつは生きているだろうか?死んでいたら骨を拾って家族のもとに送ってやらないとな」
「スネーク!勝手に殺さないでくれよ!!」
「織斑一夏生きていたか」
「ああ」
「前と比べると随分と逞しくなった様だな」
「そうか?」
「だが、まだまだひよっこだな」
「褒めるのか、けなすのかのどちらかにしてくれ!!!」
「事実を言ったまでだ」
「そうですか」
「まあ、力はともかくお前にはもう一つ学んでもらおうと思ってここにおいたんだ」
「何を学ばせたかったんだ?」
「お前が生きているということはもう学んだようだが・・・・」
「あんたが納得しても俺が納得してないんだが」
「そんなに知りたいのか?」
「ああ知りたい!あんたが何を思い何を学ばせたくて俺をここに置いたのかとても知りたい!!」
「そうか・・・ならば教えよう。お前には生きるものの覚悟を知ってもらいたかった」
「生きるものの覚悟だと?」
「ああお前が力を持ち生きるために殺してきた命達。それらは現代において責任感が薄れてきていると思う。嫌なことがあるたびに自殺するだと!ふざけているのか!!死んでいった生物に謝れ!!!自分が軟弱な為にあなたたちの命を無駄にしてしまいましたと死んだ物たちに謝れ!!!!!!!!!」
「・・・・・・スネーク」
「まあ、お前に怒っても現状は何も変わらん。次の場所に行くぞヘリに乗れ」
「ああ」
こうして織斑一夏のサバイバル生活は終わり無人島を後にした
とある紛争地帯の村
「お前に知ってもらいたいことがあるからここに来た」
「知ってもらいたいことだと?」
「ああ」
「何なんだ?」
「いずれ分かることだがまあいいだろう。力による理不尽な世界だ」
「??????」
「今は、分からなくて正解だ。いずれ俺が言っていることが分かる。しばらくここに泊まるぞ!」
一夏はその日から暫く紛争地帯に泊まった。そして現地の人たちとしゃべることができるようになった
「ねえお兄ちゃん達は何処からきた?」
「お兄ちゃん達は日本っていうところから来たんだよ」
「日本?」
「ああ。ここから結構離れた所にある島国から来たんだよ」
「へぇ~そうなんだ!!僕よその国知らないから外国に行ってみるのが夢なんだ!僕も行ってみたいな日本っていうところに」
「まあ今は無理かもしれないけど大人になったら来なよ案内するよ」
「本当!!約束だよお兄ちゃん」
「約束だ!ところで君の名前はなんて言うんだい?」
「僕の名前は、アンドリュウ」
「俺の名前は一夏。じゃあ、約束だアンドリュウ!!」
こうして一夏は少年アンドリュウの儚くささやかな夢の約束をしたのだ。その後アンドリュウと別れて宿に戻った。
次の日アンドリュウが友達を連れてきた
「こんにちはアンドリュウ」
「一夏兄ちゃんこんにちは」
「そっちの子は?」
「僕の友達のダゴスタ」
「こんにちは僕ダゴスタです」
「ダゴスタ、こっちのお兄ちゃんは織斑一夏っていって日本っていうところから来たんだって」
「へぇ~~一夏さん日本ってどんな国ですか?」
「気候は寒かったり暑かったり丁度良かったりと色々だな。こっちで食べるかどうかは分からないけど魚を食べたりする」
「へぇ~~~~」
一夏はダゴスタとアンドリュウとしゃべったりした後メンコをして夕方まで遊んだ
5日目一夏はダゴスタとアンドリュウに案内されて二人が通う学校に来ていた
「一夏兄ちゃんここが僕たちが通う学校だよ」
「へぇ~~村から結構離れているな」
「慣れたら何とも思いませんよ」
などと話しながら3人は教室に入った
「こんにちはアンドリュウ君ダゴスタ君」
「「こんにちはミーシャちゃん」」
「そちらのお兄さんは?」
「日本っていうところから来た織斑一夏さん」
「そうなんだ。こんにちは織斑さん」
「ああ、こんにちは」
それからダゴスタとアンドリュウの友達を紹介された一夏であった。その後、ビー玉で遊んだり鬼ごっこをして遊んだりした。そして気が付くと夕方であったため皆は帰って行った。一夏はみんなを見送るとアンドリュウとダゴスタと一緒に街に帰って行った。
「お兄ちゃん今日はどうだった?」
「ああ結構楽しめたよ。花が好きなミーシャ、警察官になりたいジャン冒険家になるのが夢なアマンフィ食べることが好きなジャックらとも友達になったな」
「全員僕たちの仲間だよなあダゴスタ!」
「うん!全員僕とアンドリュウの仲間だよ。いつもそのメンバーと遊んでいるんだ!!!」
「ダゴスタとアンドリュウは仲間が多いんだな。毎日楽しいか?」
「「うん」」
「そっか、ならいい」
ダゴスタとアンドリュウと話しながら一夏は帰路に着いた。
翌日
一夏とスネークは町を見て回っていた
「なあ、スネーク。小さいながらも活気があるんだな」
「そうだな」
「俺昨日アンドリュウとダゴスタの通っている学校に行ったんだみんな夢を持っていた。ここは貧困の街だけど日本よりも生き生きとしていた」
「そうか」
「「「「「大変だ武力派の奴らが進軍してきて子供が撃たれたぞ!!!!!」」」」」
「!!!!おじさん!それどこで撃たれたかわかる??」
「確か町を少し出たところだった筈だ」
「分かったありがとう」
「おい!織斑一夏!!」
スネークが一夏の名前を呼んだが一夏の耳には届かなかった
「ったく仕方がないなついって行ってやるか」
スネークはそういうと一夏の後についって行った
町から少し出たところ
「はあはあはあ。撃たれた子供は・・・・・いた!!!!!!おい!大丈夫か?」
一夏が撃たれた子供にかけより抱きかかえた
「・・・・・・お兄ちゃん?」
「アンドリュウ!!!!」
「ダコスタは?」
「近くにいないみたいだから大丈夫だと思う」
「そうか良かった」
「怪我がひどいもうしゃべるな!!!」
「お兄ちゃんもう駄目みたい・・・悔しいなまだお兄ちゃんの国に行ってないのに」
アンドリュウはそういうと力尽きた様子だ
「アンドリュウ!アンドリュウ!!」
一夏がアンドリュウの名前をいくら呼んでも反応がなくアンドリュウは目を覚まさない
「しっかりしろよアンドリュウ!!約束しただろう大人になったら日本を案内するって!!!!!!死んだら約束を果たせないじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!」
「例えそれが儚い夢でもこれが現実だ織斑一夏」
振り返るとそこにはスネークの姿があった
「スネーク」
「これが現実なのだ。力を持つ者はうまく制御できるか出来ないかの二択で決まる。何かにもあっただろう銃が人を殺すんじゃない。人が人を殺すんだと。でもな我の経験から言わせてもらうと力が人を殺すんだよ。自分も周りも相手もみんな殺す。言っている意味が分かるか?ようは力を持つ者は力に溺れるってことさ。そして周りを巻き込み皆を不幸にする」
「・・・・・・・そうかもしれないな」
「織斑一夏今の現状を見ても力を欲するか?」
「俺は自分の周りの人を守るために力を欲していた。でも、俺の目標は変わった」
「聞かせてもらおうかお前の目標を」
「俺はこの不条理で理不尽な世界を変える!!!!!!!」
「ふははははははは神にでもなるつもりか」
「神がこの不条理で理不尽な世界を作ったのなら俺は神を殺し俺が新たな神となる!!!!!」
「面白い実に面白いぞ織斑一夏!!!!!!!ついてこいお前に力をつけてやる比類なき力をな!!!!!!!!」
「ありがとうスネーク」
一夏はアンドリュウの遺体を抱えて村に帰った。そしてアンドリュウの両親に遺体を渡し紛争地帯を後にした