翌日
一夏SIDE
「いっくんおはよう」
「おはようございます。束お姉ちゃん」
「はうううう」
俺は倒れようとする束お姉ちゃんを抱き起した
「どうしたの?」
「朝早くから束お姉ちゃんって言われたら倒れちゃうよ」
「昨日で免疫着いたんじゃないの?」
「昨日は昨日、今日は今日だよ」
「一緒に寝たのに?」
プシュー
俺の眼の前に頭を真っ赤にしている束お姉ちゃんの姿がそこにあった
「年上の人をからかうもんじゃありません!」
束お姉ちゃんは顔を真っ赤にしながら言った
「事実を言ったまでだけど?」
まあ、昨日の仕返しだけどね
「昨日の事、まだ根に持ってるの?」
束お姉ちゃんが恐る恐る訊いてきた
「別に!好きでもない相手にあんなことを言ってからかっている束お姉ちゃんに仕返ししているだけだよ」
俺がそう言った瞬間、涙を溜めている束お姉ちゃんに顔にビンタされた
「好きでもない相手にラボまで迎えに行かないもん!一緒にご飯食べないもん!!IS作ってあげるなんて言わないもん!!一緒に寝ようなんて言わないもん!!!ましてや、襲われてもいいなんて言わないもん!!!!」
少しの間が開いて再び束お姉ちゃんが言った
「いっくんのこと好きだから。ずっとずっと好きだからあんなことを言うんだよ!!!好きでもない、気になってもない人にあんなことを言わない。いっくんの事ずっとずっと好きだから言うんだよ。多分これが私の初恋だよ」
俺は目から鱗状態だった
「束さんは、束お姉ちゃんが俺の事を好き?」
こくりと頷く束さん
「えええええええええええ~~~~~~~~~!!!!」
この時、俺の声が束お姉ちゃんのラボに響いた
「本当に?」
「本当だよ。嘘でもこんなことを言わないよ」
織斑一夏初の告白である。あっ、春花も結婚の事を言っていた様な気がする
「初めての告白だよ」
「えへへへ、いっくんの初めてを貰っちゃいました。へへへへ」
さっきまでの束さんじゃなくなっていた
「ありがとね束お姉ちゃん、いや、束さん。返事は今じゃなくていいかな?」
「いいよ。そうそう私だけじゃなくてちーちゃんや春花ちゃんもいっくんの事が好きだよ」
「もちろん家族だもん」
「はあ、いっくんは女心が解ってないな~。私が言っているのは異性としても好きってことだよ」
織斑一夏、衝撃の告白である
「本当?」
「本当さ、本当」
織斑一夏、理解不能となっていた
「春花は、ともかく千冬姉まで俺を?」
「ちーちゃんもいっくんのこと大好きだよ」
「千冬姉が異性として俺の事を好き?」
コクリと頷く束さん。俺はますます理解不能に陥った
「ちなみに箒ちゃんもいっくんの事好きだよ異性としてね。後、周りの子も」
さらに爆弾を落としてきた
「箒が俺のことを好き?」
「うん!」
「周りというとシャル、セシリア、ラウラ、鈴か」
「その子らも多分、いっくんの事が異性として好きだよ」
「あいつらも!!!!!」
俺は完璧に思考が停止した
「うん」
その後、俺が作った朝食をとったが何を食ったか分からない。もちろん味も分からない
「束お姉ちゃん、いや、束さんありがとうございました」
「もう行っちゃうんだね」
「はい」
「まあいつでも連絡してきてよ」
「はい。束さん」
「ん?」
俺は束さんを引っ張ってキスをした
「ありがとう」
「いっくん」
少し間が空いて
「ファーストキスだったのに//」
「すみません」
「責任とってよね!」
「ふええええ!!!」
そう言う束さんはどこか嬉しそうにしていたが、俺は後悔していた
「それじゃあ」
「あっ!ちょっといっくん!!」
俺は逃げるようにギャラハットを展開しIS学園に向かった
『ククククク、責任重大だな一夏♪』
「うるさいぞジョーカー」
『まあ、頑張って責任とれや』
「てめー、表に出ろや!!!」
『じゃーなー』
ジャッカルはそういうとギャラハットの中に消えた。いくらギャラハットに喋りかけても一向にジョーカーが出る気配はない
「ジョーカー!!!覚えてろよ!!!!」
俺の声が空中に響き渡った瞬間だった
???SIDE
「大佐よ、最終調整が終わったぞい」
「おおということはいつでも出れますか?」
「いつでも出れるぞい」
「では、すぐに。出撃!!!無人機A~Tまで出陣!!!」
「了解しました」
「これが成功すれば計画の遅延を取り戻すことが出来る。いや、それどころか予定以上になるかもしれん。ははははははは」
IS学園に過去最大のピンチが訪れようとしていた。