IS~舞い降りる黒き自由の翼~   作:zeke

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裸エプロン

放課後

俺は、授業が終わったので廊下を歩いて部屋に向かっている真っ最中だ。何故か放課後になると箒が俺の所に来て喋り始めたので、俺は箒と一緒に自分の部屋に向かいながら喋り歩いている状態である

 

「ふ~、疲れた。でも、この後に千冬姉と二人っきりでの勉強があるんだよな~」

「仕方ないだろ、お前が学園を休んだことが原因なんだから」

「でもよ箒、だからといって毎日徹夜で勉強は、きついぜ」

「毎日徹夜ではないだろ。今日だって早めに終わって寝ることが出来たと言っていたではないか!」

「まあ、そうなんだけど・・・・・」

「そんなことよりも一夏、訊きたいことが有る」

「箒、何だ訊きたいことって?」

「お前、本当に生徒会長と一緒に暮らす事になったのか?」

何でだろう何故か知らないけど箒が怒っているようだ

「ああ、本当だ。箒、怒っているのか?」

「べ、別に怒ってなどいない!!」

「そ、そうか」

箒が怒ってないというなら怒っていないんだろう。

 

 

 

『はあ、相棒の朴念仁も此処まで来たらもはや一つの才能だな』

不意にジョーカーが俺の心の中で俺に話しかけてきたので俺も声に出さないように心の中で話す。

「どういう意味だジョーカー?」

『分からないか。まあ、それでこそお前なんだが・・・・』

「朴念仁?誰が?」

『自覚無しか。まあ、だからこそ俺はお前と契約したんだがな』

「何を言っているか分からないけどお前と契約したことは良かったよ。ありがとな、俺と契約してくれて」

『ありがとうか、別にgiveandtakeだからお礼を言われるようなことはしていない。俺らは、お前に力を貸す。お前は俺に楽しい事を見させてくれる。あいつは、戦いの感覚を共有する』

「俺は、お前に何もしてやれてないぞ?」

『別に何もしてないということは無い。お前は、俺と喋ったりしている』

「喋っているだけじゃん!お前に何もしてやれてないじゃん!!」

『別に俺は、今の生活に不満はない。お前の中に居るだけで楽しい』

「まあ、お前に不満が無いなら俺としては別にいいんだが」

『お前の中に居ると飽きることない』

「そうか」

『ああ。だから気にするな』

「ならいいが」

 

 

「おい、一夏。シャルロットが言った通り、先輩からお前に一緒に暮らすと言われたのであって一夏、お前から先輩に一緒に暮らしてほしいと言ってないんだよな?」

箒の後ろで虎が見えるのは気のせいだろうか?

「ああ、そうだ。箒、やっぱり怒っているのか?」

「怒ってなどいない!!」

「そうか、ならいいんだ。箒」

「何だ!」

「お前は、怒っている方よりも笑っていた方が似合うぞ」

「ふえ!」

後ろに見えていた虎が消え、何故か分からないけど急に顔を真っ赤にする箒の姿が目の前にあった

「箒、大丈夫か?」

「ああ、大丈夫だ」

「でも顔が真っ赤だぞ。ほら俺の部屋がもう、すぐそこだから俺の部屋のベッドで休んでろよ」

俺は自分の部屋のドアまで行きドアを開けた

「おかえりなさいませ」

声のする方向に視線をやると俺はすぐさま自分の部屋を出た

「どうした一夏?」

幻覚だ!そうに違いない!!

「ああ、ここ最近千冬姉と徹夜で勉強していたせいで幻覚を見たらしくてな」

「幻覚だと!!大変ではないか!!!速くベッドで横になった方がいい」

箒が俺の腕を引っ張り部屋に入って行く

「お帰りなさいませダーリン❤」

目の前に裸エプロンの姿でいる生徒会長

「箒、俺はやっぱり疲れているようだ。幻覚と幻聴が聞こえる」

「一夏、現実だ。なあ、一夏お前本当に生徒会長から頼まれたのか?お前が頼み込んだんではないのか?」

箒の口調が変わり始め、箒の後ろに阿修羅が見え始めた

「本当だ!俺から頼んだんじゃない!!」

「この現状を見てどう信じろというんだ!!」

「なんでそんな恰好で居るんですか生徒会長!!」

「楯無って呼んでくれなきゃ、イヤ」

「ほほ~、一夏お前はもう、そこまでの関係だったんだな!!!」

「イヤ、違う!箒、待ってくれ!!」

「邪魔をして悪かったな!どうぞお幸せに!!!!」

箒は、そう言い残して乱暴にドアを閉めて出て行った

 

 

不意にジョーカーが心の中から話しかけてきた。

『ははは、やっぱりお前の中に居ると退屈しないわ』

ジョーカー、お前の言ってた事ってこういう事か!

『まあ、こういうのも含まれている』

お前、俺の不幸を見て楽しんでいるだけじゃん!

『だって、俺は当事者じゃないし』

お前、見るだけ見て助けずに状況を楽しむとか最悪だな!!

『まあ、俺が出てもいいんだがどうなっても知らんぞ?それでもいいなら、そうするが』

やめておこう。何やら不吉な予感がする

『チッ・・・・そうか、力になれなくて残念だ!』

残念がっている風には思えないけど?何でさっき舌打ちしたんだよ

『・・・・気のせいだ』

何だその間は!

『すまない!急用を思い出した』

おい!急用って何も出来ないだろお前!!

『じゃーねー♪♪』

おいジョーカー、ジョーカー・・・あいつ心の中からISの中へと逃げやがったな!どうするんだよこの状況。千冬姉に相談するか?いや、それは自殺行為だ。でも、俺に原因があるとは思えないし・・・・・そうだ!朝俺の部屋に来ていた布仏虚さんに相談してみよう!ナイスアイディアだ俺

 

 

「速く服を着て下さいよ生徒会長」

 

ツーン

 

「分かりましたよ、楯無」

「なーに?」

「なーに?じゃありません!速く服を着て下さい!!」

「服は、着ているわよ」

「どこに服を着ているんですか!!」

「ここよ」

生徒会長が指差したのは、着ているエプロン

「ちゃんとした服に着替えてきてください!!!」

「え~何で」

主に俺の理性を保つためですとは、言えない!

「眼のやり所に困るので服を着替えてきてください!!」

「着替えてきてほしいの?」

「はい」

「それじゃあ仕方ないな~」

先輩はそう言って風呂場に行った。

 

 

 

10分後

先輩が風呂場から出てきた

「お待たせ★どう似合う?」

「ブー!!」

俺は先輩の方を見ると盛大に吹いてしまった。なぜなら、

「な、な」

「な、な?」

「なんで旧スクール水着なんですか!?」

「この方が喜びそうかなと思って」

 

バタン

 

「織斑五月蠅いぞ!!」

鬼が俺の部屋に来てしまった。

「・・・・織斑どういう事か説明してもらおうか?」

この世のものとは思えない程の迫力で喋る織斑先生

「どうした?何故黙るのだ??」

黙っているんじゃなくて、余りの迫力で喋れないんです。

「それと何故お前は逃げようとするのだ?」

千冬姉に捕まった生徒会長は、あはははとしか言ってない。よく見るとすごい汗が顔に出ている。

「一夏、お前にはこの後、ゆっくりと話を訊こうじゃないか」

「は、はい!!!!!」

「それよりも、まずはお前だ!学生の見本となる生徒会長でありながらのこの行為は黙認しておけん!!お前には今からじっくりと話を訊こうではないか」

ガクガクと震える生徒会長をズルズルと引きずりながら連行する千冬姉。

「助けて」

微かにそう聞こえたが、今の俺は動けなかった。

数分後に俺の部屋の外から悲鳴が聞こえた。ご愁傷様と思っていると千冬姉が部屋に入ってきた。

「次は、お前の番だぞ」

俺に明日があるかな?

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