俺は今、クラスの連中と一緒に姉の千冬に呼ばれてアリーナに来ている。
「これよりお前たちにはお互いに戦ってもらう。織斑の時の襲撃以降を警戒していたが先日の無人機の襲撃に会った。学園側としては、今回の様な襲撃は黙認しておけん。諸君らもいつ無人機と遭遇するかもしれん。学園側も今以上にセキュリティーを上げるがそれらにも限界がある。そこでだ、学園側としてはいつ無人機が襲撃しても撃退出来るように戦力の増加を図ろうということが決まった。なので諸君らにこれから模擬戦をやってもらうこのアリーナ以外の第1、第2、第4、第5すべて使用して構わない。すべてのアリーナをこの時間貸し出してもらった。専用機持ちは、専用機持ちでこの第3アリーナでやってもらう。それぞれペアを組みそのペア同士で戦闘をしてもらう。何か質問はあるか?」
「はい、織斑先生」
「何だデュノア」
「一夏、いえ織斑君はどうするんですか?」
「あー、織斑には打鉄で戦ってもらう予定だが?「その必要はありませんよ」何故だ織斑」
「束さんから新たなISを貰ったのでその必要はありません」
「だそうだ。他に質問のある奴はいるか?いなければ解散だが「織斑先生この後ちょっといいですか?」何だ織斑。まあ、いいが。では解散だ」
千冬姉がそういうと他の生徒はぞろぞろと第3アリーナを出て行った。俺は千冬姉の所に駆け寄った。
「あの織斑先生、多対一で模擬戦をしたいのですが」
「何?多対一だと」
「はい。駄目でしょうか?」
「駄目というわけではないが、だが何故だ?」
「この前の無人機との戦いでみんなの連携がいまいちだと感じましたので連携の練習として模擬戦で連携の経験を積ませてみてはどうかと思ったからです」
「成程。だが人数は、どうするのだ?誰が一人となるのだ?それこそ連携して模擬戦をやった方がいいと思うが?」
「俺一人でやります。対戦人数は箒、ラウラ、シャル、セシリアでお願いします」
「全員と相手にして戦うというのか?」
「はい」
「一夏(嫁)無茶だよ(ですわ)(だ)」
「だと言っているがそれでもやるのか?」
「はい」
「「「「後悔しないでよ(するぞ)(下さいまし)(するなよ)」」」」
「では、離れて30秒後に開始だ」
俺はすぐさま箒達と離れた。まず最初に警戒するとしたら箒とシャルだ。箒は遠距離も出来るかもしれないがあいつの性格からしたら近距離の方が確率的には高いだろう。シャルは、武装を変えたら近距離も出来るかもしれないが恐らく中距離だろう。セシリアは近距離武装はあるが恐らくあまり使わないだろう。ラウラは主にレールカノンを使用してくるだろう。予想が出来れば後は対処すればいいだけだ。俺は、ギャラハットを展開して合図を待つ
「始め」
千冬姉の合図とともに箒が突っ込んでくる。予想通りだ。箒は雨月で攻撃してくる。俺は両手に持つ高エネルギービームライフルで迎え撃つ。スネークとの修行で射撃訓練を受けといて良かった~こんなところで役に立つなんて思ってみなかった。
「卑怯だぞ、一夏!」
あれ?何か箒が言ってる
「何言ってんだよ箒。相手は無人機なんだぞ、自分が思った通りに動いてくれるわけじゃないんだぞ?」
何言ってんだか箒の奴は、俺なんて俺なんて刀やら銃を持ったスネーク相手に素手で挑んだんだぞ!今思い出してみるとよく素手で勝てたよな俺。あれ?何か目の前が滲んで見えるぞ。おかしいな…心の汗かいけないな今は模擬戦中なのに。速く拭いて集中しなきゃな
武装は他に今、何が使えるんだ?・・・ビームサーベルとビームシールドだけか、まあいい。白式の時よりましだな
「行くぞ箒」
俺は左手で高ビームライフルを連結させて撃ち、みごと箒に当たる。なかなかの威力と命中率だな。流石束さんが作ったISだ。
俺は連結させたビームライフルを箒の後ろにいたラウラ、セシリア、シャルに向けて撃ち、すぐさまシャルに近寄りながら連結させていた高ビームライフルを撃つ。しかし、俺が撃ったビームライフルはシャルには当たらなかった。シャルがイグニッションブーストで避けたのだ。
「やるなシャル」
「へへ、一夏に褒められた。嬉しいな、でも手は緩めないよ」
俺は心の底から関心をした。あの状況からの機転、流石シャル俺とのペアの時もそうだったがシャルには驚くことばかりだ。俺はそのままシャルと白兵戦となった。シャルは、ヴェントを撃ちながら蛇行移動する。
ヤバいな幾ら撃っても当たる気配が無い。こうなりゃ肉体戦で行くか
『ビームサーベルで迎え撃ちゃあいいだろうが』
この声はジャッカルか
『ああ』
戦闘で出てきたって所か
『よくお分かりで』
お前が出てくる時は戦闘時しかないだろうが
『まあな、一夏精々俺を楽しませてくれよ』
ジャッカルはそういうとISの奥に消えていった。こりゃ、いよいよ負けれないし下手な戦いは出来ないな。
俺はシャルと距離を離し、左手で高ビームライフルを連結させてシャルにめがけて撃った。ビームはシャルに当たったが
「今だよ皆」
シャルがそういうと右からは箒が突っ込んできて左からはセシリアがスターライトmkⅢを撃ち、ラウラがワイヤーブレードを6本展開してくる
「やばい!!」
俺は急いで右に移動し右手で腰に装備していたビームサーベルを抜き、箒に横に切りかるが直前に箒は後ろに避けて攻撃は虚しくも当たらなかった。だが、それでいい。俺はそこから箒に蹴りを喰らわすと同時に左腕のビームシールドを展開しセシリアの攻撃を防ぎ、すぐにラウラのワイヤーブレードをビームサーベルで斬り落とす。
「なかなか作戦としちゃあ良かったぞ!」
〖調整が終わりました第一形態に移行します〗
「もう終わりの様だ」
「何を言ってらっしゃいますの?」
〖一斉射撃〗
「マルチロックオン」
ピ ピ ピ ピ ピ
俺がそういうと翼のドラグーンが展開され腰のレールガンが出て来て、ドラグーンが箒をプラズマ集束ビーム砲がシャルをカリドゥスがセシリアをレールガンがラウラをロックオンした。
「フルバースト」
この言葉を合図にそれぞれの武装からロックオンした相手に攻撃が発射された。
「きゃああああ」
「うわああああ」
「あああああああ」
「うあああああ」
攻撃はロックオンされた相手に当たり4人は沈黙した
「勝者織斑一夏」
千冬姉の宣言で模擬戦は終結した。