「それはなぜでしょうか」
「それは、サプライズにしたいからです」
「なるほど分かりました」
ではお願いします」そういうと春花はドアのほうに行き面接官にお辞儀をし
「失礼しました。」
といって出ていく。その様子を見ていた面接官と一瞬眼があったやはりまだ春花の眼に光彩がなかった。
「さて、どうしたものかな」
そういうと面接官は椅子に座りこんでしまう。緊張が一気にほどけたのだ。
面接官「こちらが面接として本人を評価するはずだったのに、まるでこちらが織斑先生に面接されているようだった」
面接 織斑春花 A+
そう記載した書類を覘きこんだ。
「後で校長室に行こう」そういうと面接官は、次の人を呼んだ。
合格発表の日
春花は記者会見に追われていた。千冬姉のアイアンクローにあった後千冬姉に記者会見は絶対にしろと言われたのだ。
春花は記者会見の会場にいた。彼女の目の前には、机と椅子が並び各報道陣が座っていた。
「春花さんモデル活動を急に休むということですが、一体なぜですか」
「実は、ここの所とても忙しく学業が疎かになっていたんです。それが原因だと思うのですが、進学したい学校に行けるかどうか不安になったので、モデル活動を休止しようかと決断したんです」
ありきたりな答えを春花は報道陣に返す
「では、休止期間はいつごろまでですか?」
「それは分かりません。しかし進学が決まればモデル事務所を通して皆様にお伝えします。そして進学した学校で成績が良ければ、またモデル活動を再開したいと思います」
質問はそれから5分ぐらい続き春花は5分後解放される。
記者会見が終わり、春花は楽屋に戻りパソコンを起ち上げた。
「さてと確か受験番号は126894だったね」
春花は、IS学園のホームページを開き合格発表を見る。
「さてと、どうだろね」
126890 126892 126894 126895 126898
「やった!!あった!!!」
春花は自分の受験番号が記載されているのを確認すると一人楽屋ではしゃぎまくった。
こうして春花は無事入学試験で合格したのである。
☆ ☆ ☆
入学式当日
春花はIS学園の校門にいた。
「ここがどこにも所属しないIS学園か。そしてお兄ちゃんや千冬姉が通っているところ」
春花が、校門を通り抜けると同時に風が吹き髪がなびく
「体育館に行かないとね」
そういった瞬間に向こうの方から集団がやってくる。春花は急いで木の陰に隠れた
「おい、もう少し離れろよ」
「いいではないか。私たちはもう夫婦なのだから」
「そうよ、一夏。ぶつぶつ言っていると底が知れる
わよ」
「ちょっと!ラウラさん、鈴さん、一夏さんがお困りになっていらっしょるではないですの」
「ちょっと三人ともやめなよ」
「そうだぞ。それにそろそろ体育館に行かないと織斑先生にまた出席簿で叩かれるぞ」
春花の視線に幼児体型の女の子と金髪ロールの敵が一人、ペッタンコのツインテールが1匹金髪の敵が1人、そして背の高い無駄に胸という名の脂肪が有る雌1匹
一夏達が通り過ぎると樹の影から出てきて春花はため息をついた。
「はあ。お兄ちゃん、人が良すぎるよ。あんなにいっぱい女の子に囲まれて面接官の人が言っていたフラグメーカーって今のお兄ちゃんにぴったりじゃん。でも流石わたしのお兄ちゃんやっぱり色々な人に優しいね!だからこそ私も好きになったんだけど」
6年前、春花は施設に預けられていた。最初のほうは、大人しくしていたのだが、ある時、春花は施設を脱走したのである。原因は、施設内でのいじめと学校での孤立化である。
春花は脱走後、公園でブランコに乗りながら一人泣いていたのである。
そこへ、一つの人影が春花に近づいていた。
「どうしたの」
春花に声がかかった。春花が声の方に顔を向けるとそこには、小学5年生の一夏の姿があった。春花は何も言わなかった。いや、言えなかったのである。なぜなら、彼女に今まで声がかかることが極端に少なかったのである。返事がないのに対して一夏はさらに優しい声で
「言いたくなければ言わなくてもいい。人には色々知られたくないことはあるからね」
一夏がそういった瞬間に春花は救われた気がした。一夏は、さらに、一緒に来るかいと言って手を差し伸べてきたのだ。春花は、無言で頷き一夏の手を取ったのである。その後、一夏は千冬に事情を話し、千冬は春花のほうに眼を少し向けてため息をついた後、分かったと言ったのである。そして数日後に春花はめでたく織斑家に養子として入ったのであった
春花が体育館に入って数分後、入学式が始まった。
「ではこれよりIS学園入学式を始めたいと思います。新入生代表挨拶織斑春花」
そういった瞬間にざわつく体育館の中で特に驚いていた二人がいた。織斑千冬と織斑一夏である
「はい」
春花は、校長の前まで行き、挨拶を読み始めたのである。
入学式が終わると、春花の前に千冬が現れた。
「春花お前が言っていたこととはこのことだったのか?」
「うん、そうだよ」
春花はあっさりと返事を返した
「なぜ黙っていた」
「言ってどうこうなることでもないでしょ。だって千冬姉あまり帰ってこなかったし。それに私がここに来ることはあなたに話しても何も変わりはしなかったよ。ごめんね、お兄ちゃんとのいちゃいちゃ出来る時間を減らしてしまって。 織 斑 先 生 」
千冬姉は青筋を立てた。しかし、何も言わない。いや、言えないのである。なぜなら春花の言ったことは事実だからであり、なに一つも否定できないからである。
「それじゃあね千冬姉、いや織斑先生」
そういうと春花は立ち去って行ったのである。それはまるで嵐が通り過ぎたかのようである。
「フッ。あいつが来たということは狙いは一夏か。あいつも相当のブラコンだな。まあ私には負けてしまうがな。だが、あいつは一夏のことになると少しばかり周りが見えなくなる節があるからな。アッ、私もか。春花の奴が、あいつらと衝突しなければいいがな」
しかし、千冬の思いが届くことなく春花は一夏にとりまくセシリア、鈴、箒らと衝突していた。
千冬姉から離れて数秒後、春花のもとに一夏がやってきた。
「春花~~~」
春花が振り返ると一夏が手を振りながらやって来た。はたから見るとカップルが待ち合わせ場所で会う時のようなシーンである。
「一夏ああああ!」
そういうと春花は、一夏の腕に飛びついたまさにひさしぶりのデートをしているかのような光景だった。
「こらこら」
そういうと一夏は優しく春花の頭をなで始めたのである。
「~~ん、ふふふ。久しぶりだね。一夏に頭をなでてもらうの」
はたから見たらただのバカップルがいちゃこらし始めたように見えるが実はこれはれっきとした一夏と春花のスキンシップである。
しかし、様子を陰から見ていたセシリア、シャル、ラウラ、鈴、箒達の姿があった。彼女から見たら、単に知らない女が一夏といちゃこらし始めたようにしか見えなかった。そして最初に口を開いたのがラウラであった
「何だあれは!?まるでシャルロットが一夏とショッピングモールに行った時、いやそれ以上に仲がよさそうではないか! 」
「そうだね」
「やはり私の見間違いではなかったようですね」
「そっか白昼夢でも蜃気楼でもないのか~~~」
「一夏の奴またどっかでフラグを建ててきたのか」
「「「「「 よ し 殺 そ う 」」」」」
そういうと一同はISを展開した。
その眼には春花の面接のときほどではないが光彩がなかった。そして、一同は一夏に襲い掛かった。
その様子を横目で見ていた春花は、フッと笑い一夏の腕を取り
「一夏、あっちに行こう」
と言い出した
「いいぞ。校内を案内してやる」
「ありがとう一夏」
そういうと二人は校内に入っていったのである。
「チッ、校内に逃げられたわよ」
「そんなこと言われなくても分かっていますわ」
「しかし、どうするというのだ」
「ここで手分けして探そう」
「そうだな、手分けして探そう。一夏を見つけ次第ISのプライベートチャンネルで知らせるというのはどうだ」
「「「「よし、ではそうしよう(ましょう)(よ)」」」」
「「「「「 で は 散 」」」」」
ラウラ、セシリア、シャル、鈴、箒が一夏を探している頃、一夏と春花はアリーナにいた。
「ここがアリーナだ」
「へえ、ここがアリーナか。一夏もここで戦ったんだよね」
「ああそうだ。学年別トーナメントもあるから明日の放課後にでも一緒に練習するか?」
「えっ、いいの?」
「俺が誘っているだから、聞かなくてもいいさ。でどうするんだ?」
「もちろんやる」
一夏はアリーナを春花に見せると校舎に向かった。
アリーナを出た春花は校舎を案内され今は、職員室前に居た。
「ここで最後か。ここが職員室でだな「一夏見つけたわよ」」
声がした方向に一夏が眼を向けると、そこにはなぜか怒っているシャル、ラウラ、セシリア、鈴、箒がISを展開していた。
「「「「「一夏(さん)、覚悟(なさって下さい)!」」」」」
一夏に一同が突っ込んでいる最中に職員室のドアが開き、千冬が出て来た。
「うるさいぞ馬鹿ども!」
千冬の一喝により一同は固まった。そして千冬が辺りを見回すと、一夏と春花に襲いかかろうとする鈴、箒、セシリア、ラウラ、シャルの姿を見て一瞬で状況を判断した。
1分後
一夏、春花、千冬の前に正座姿の箒、鈴、シャル、セシリア、ラウラの姿があった。
「ったく、お前たちは校内でISを乗りよって」
説教する千冬の前に5人は
「はい」「ごめんなさい」「すみませんでした」
の返事しかなった。一通りの説教が終わったところで、まず最初に箒が恐る恐る手を挙げて質問した。
「織斑先生」
「何だ篠ノ之」
「その…一夏の横にいる新入生は誰ですか?」
「何だ入学式の時に聞いてなかったのか?まあいい。おい、織斑義妹、自己紹介しろ」
「モデルの春花だよ。一夏とは義妹の関係だよ。ねえお兄ちゃん」
「ああ」
「妹?」
「何だ妹さんでしたの」
「妹」
「何だ妹か」
「妹とはなんだ?」
「字が違うよ義妹だよ」
「「「「「別にどっちでもいい(ですわ)(わよ)(よ)(だろ)(ではないか)」」」」」
「別にどうでもいいけど。義妹だから、一夏と結婚できるよ。ねえお兄ちゃん? 」
「まあ、春花は義妹だからしようと思えばできるぞ。しないけど」
「「「!!!」」」
セシリア達は一瞬で直感したこいつは敵だ。他の奴よりも危ない、と。
「お兄ちゃんのいけず。据え膳食わぬは男の恥だぞ」
しかし、そんな二人の周りにはすでにバカップルムードが漂っていたのである。
感想、アドバイスを送って下さるとうれしいです。
福音戦後の事を一夏が悔いている描写が見当たらないというコメントがありましたがもう少し先で一夏が福音戦の時の事を思い出して悔みます。気長にお待ちいただければ出てきます。
ラウラも知識が偏っていたはずなので、妹とはどういうものかは知らないという設定です。
鈴が知らないのは鈴に会う前に春花がモデルをしたいと言い出したので一夏と千冬は承諾し春花は、モデルになるための勉強をしてモデル事務所に入ったため鈴は春花の顔は見たことがないので昔、一夏が鈴に春花の事を話したかもしれませんが忘れているという設定です。ちなみに、春花はモデル活動中は織斑春花ではなく、木下春花という名前で活動しています。
時間系列の件ですがライトノベルを読んでいなく、アニメも昔見たので記憶が曖昧なので時間系列が少し狂っています。
御免なさい