IS~舞い降りる黒き自由の翼~   作:zeke

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リアル鬼ごっこ  賞金?出るわけないでしょう

え~、俺こと織斑一夏は、今リアル鬼ごっこをしています。鬼は、ISを装着した春花、ラウラ、セシリア、シャル、鈴、箒の6人が鬼で、鬼の予備軍がほとんどの全校生徒。タイム?そんなものないよ。賞金?出るわけないよ。鬼に捕まったら何が待ち受けているかわからない。予備軍に捕まるというのも手だがそんなこと出来ない。なんでかって?そんなもの分かりきっているじゃないか。捕まった後に生徒会長から6人に引き渡される恐れがあるのに捕まるわけには、いかないでしょう。事の始まりは、全校集会が始まってからだ。

 

 

「それでは、全校集会を始めます」

 

会計の虚さんの声とともに全校集会が、始まった。

 

「生徒会長から何やらお知らせがあるようです」

 

「みなさん覚えてますか?私に勝った人が生徒会長になるって約束」

 

えっ!会長に勝った人が生徒会長になるって俺聞いてないんだけど!!俺勝っちゃったからもしかして生徒会長にならなきゃいけないの!!!

 

「昨日、私は織斑君に負けちゃいました。織斑君は、攻撃武装を使わずに私に勝ちました」

 

「生徒会長!それは、本当ですか!?」

 

「ええ、本当よ。織斑先生が監督としてみてくれていたし、会計の虚ちゃんも応援として来ていたから二人が証人となってくれるわ」

 

「織斑君、すごーい!?」

 

「ということで、次の生徒会長は織斑君ということに成りました」

 

「はああああああああ!いやいやいや、生徒会を抜けさせてくれる約束はどうなったんですか生徒会長!?」

 

「ごめんね。あなたがいない間に全校生徒に私に勝ったら生徒会長になるのよっていってしまってたのよ。だから、あなたは一時的に生徒会を抜けてもらって、また生徒会に入ってもらうわ。勿論、生徒会長としてね」

 

「嫌です。只でさえ睡眠時間がすごく少ないのに生徒会の仕事なんてやってられません」

 

「織斑君、生徒会長になってくれない?」

 

「嫌です」

 

「どうしても?」

 

「はい」

 

「私を傷物にしたのに?その責任を取らないなんて…うう、グスン」

 

「いや、まあ、傷物にはしましたけど」

 

主に空手で殴ったりジークンドーで蹴ったりと物理的にしたけど

 

「キャー、織斑君が獣だったなんて」

 

「織斑君が肉食系男子だわ」

 

「新な事実を発見したわ。これは、スクープね」

 

あれ?何か思ってたことより変な方向に話が進んでないか

 

「「い~ち~か~」」

 

ん、箒と鈴の様子が変?

 

「一夏さん?」

 

セシリアも!

 

「一夏?」

 

シャルまで!!

 

「嫁ええええええ!」

 

ラウラも!

 

「お兄ちゃん?」

 

春花まで!!何かどこかで見たような雰囲気になっている。……これは!合宿の時、福音の後箒と二人でいて、ばれた時のみんなの雰囲気!!ということは、

 

「「「「「「話を聞かせてもらうぞ(いますわよ)(よ)(ね)(わ)」」」」」」

 

皆がISを展開し始めた!やばい!!

 

「皆、織斑君を捕まえた部は、部費を二倍に増やすわ」

 

生徒会長おおおおおおおおおお。何で火に油、いやガソリン注いじゃってるんですか!?

 

「部費が二倍…ゴクリ」

 

「者共!であえ、であえ」

 

「「一夏ああああああああ」」

 

「お兄ちゃん!」

 

「一夏さん」

 

「一夏」

 

「嫁えええええええええええええ」

 

「「「「「「大人しく掴まれ(りなさいよ)((ってよ))(ってくださらない?)」」」」」」

 

嫌だよ!捕まったらこの世の終わりだと思うぐらい鬼気迫る顔だもん。

 

よし、ここは校舎の中に逃げ込んでやり過ごそう。この廊下を渡って、ってもう追いついてきた

!速い!!

 

ドカン

 

キュン

 

ダダダダダ

 

ラウラ、レールカノンを校舎内で発砲するなよ!校舎が壊れるだろう!!

セシリア、無人機襲撃の時より射撃の腕が良くなってないか!?何でその力を無人機の時に出さなかったんだ?

シャル、この前の無人機襲撃の時より動きにキレが増してないか!?動きが格段にうまくなっている。まるで別人のようだぞ!!

くそ!今朝、本音が言っていたとは、これのことだったのか!なんて負けず嫌いな生徒会長なんだ!!転んでもただでは起きない生徒会長、恐るべし!

 

「一夏そこまでだ!」

 

げ!前方に箒!!

 

「一夏追い詰めたよ」

 

「嫁!じっくり話を聞かせてもらうからな!!」

 

「一夏さんお話よろしくて?拒否権はありませんわよ!?」

 

やばい!追い詰められた!!って、いうかセシリアキャラが変わってないか!?何かヤンデレのキャラになってるんだが、普段のきりっとしているキャラは、どこに行ったんだ!!??

 

「さあ、じっくりとお話を聞こうじゃありませんか」

 

こうなったら

 

パリン

 

窓を突き破って逃げるべし!

 

「来い!ギャラハット!!」

 

俺は、ギャラハットをすぐに展開して上空に逃げる。

 

「な、逃がしませんことよ」

 

「逃がさないよ、一夏」

 

「私から逃げられると思うなよ、嫁」

 

「追いついてやるぞ、一夏」

 

「見つけたわよ、一夏ああああ」

 

「見つけたよ、お兄ちゃん」

 

わお!全員集合しちゃったよ。俺って大ピンチじゃない?

 

ドゴーン

 

おいおい春花何だよ、その武装!音がドカンやバンじゃなくてドゴーン?生身で食らったらかなりのダメージだぞ、それ。

 

 

 

 

 

 

 

『くくくくく、大変だな一夏』

 

おお、ジョーカーか。マジで大変だぜ。皆全力で攻撃してくるし、反撃しようにも出来ねえよ。なんでみんな俺に攻撃してくるんだ?

 

『はあ、鈍感ぷりは、いまだ健在か』

 

?誰が鈍感なんだ??

 

『自覚なしかよ』

 

何がだよ

 

『まあ、いい。そのほうが俺も楽しめるしな』

 

見てないで助けてくれよ

 

『いいぞ』

 

おっ、今回はやけに素直だな

 

『どうなっても知らんがな』

 

…やっぱり、やめておく。

 

『チッ、そうか』

 

何で舌打ちしたんだよ!!

 

『気にするな』

 

何しようとしたんだ?

 

『俺に任せてくれるなら教えてやる』

 

任せる前に教えてくれ

 

『全員に告hじゃなかったお話をするだけだ』

 

おい!今、何か変な言葉を言おうとしなかったか?

 

『気のせいだ』

 

兎に角お前に任せないでおく

 

『……そうか残念だ』

 

ジョーカーは、そう言ってギャラハットの中に消えていった。なんか少し可哀そうなことをした気がするな。

 

「待てえええええ一夏!!!」

 

今は、こっちに集中しよう。

 

「ラウラ!今だよ!!」

 

「了解した」

えっ!何でラウラが先回りしてんだ?……あっ!ジョーカーと喋っていたからこっちに意識を集中していなかったせいで同じ所をグルグルとまわっていたのか。しくったな

 

「嫁ええええええ大人しくしろ」

 

やべえ、避けるの間に合わねえ!攻撃があたる。ここまでか…だが、一か八かの賭けに出る。イグニッションブースト

 

「え!嘘!!」

 

ん?皆何にそんなに驚いているんだ?俺は、普通にイグニッションブーストをしただけなのに。

 

「ダブルイグニッションブースト!!」

 

……は?

 

「何でイグニッションブーストよりも難しいといわれるダブルイグニッションブーストが出来るの!?」

 

俺がダブルイグニッションブーストが出来る?本当かよ。まあ、だがこれでシャル達を引き離せるな。これは、うれしい誤算だ。全力でぶっちぎってやる。俺が明日を迎える為に!!!

俺は、その後IS学園から無線が入るまで飛んだ。全力で飛んだ。ひたすら飛んだ。かの傍若無人な生徒会長の発言によって生まれた迫りくる鬼(箒達)から逃れるために南へとひたすら飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5時間後無線が入った。

 

 

『織斑早く学園に戻って来い』

 

「すいませんが箒達から逃げるので精一杯です」

 

『篠の乃達はこちらが回収した。今は、反省文を書かせている最中だ』

 

「でも、もう無理です」

 

『なぜだ』

「エネルギーが帰りの分がありません」

 

『…はあ、分かったとりあえず移動できるだけの距離まで移動しろ。後は、こちらで回収する』

 

「分かりました。出来るだけの場所まで行きます」

 

俺は、それから9時間後に救援が来てIS学園に帰った。

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