映画を観終わり俺は、束さんとともにとあるショッピングモールに来ていた。
「それで、いっ君。ここにきて何をするのかな?」
俺と一緒に歩いている束さんが口を開いた。
「ここで束さんの服を選びたいなーと思いまして。選んだ服を気に入ってもらえるかどうかは、分かりませんが」
「おおー!いっ君が、選んでくれるの!?束さん、すごく嬉しいよ!!!」
俺は、隣で子供の様に、はしゃぐ束がとてもかわいく見えてしまった。
「それじゃあ、行きましょうか」
そう言ってユニフロに入っていった。俺は、束さんと一緒に見て回っていると一つのワンピースに目がいった。
「束さん、こんなのが似合うんじゃないですか?」
俺は、そういってワンピースを束さんに見せる。
「えー、そうかな?」
「まあ、着てみて下さい」
「いっ君がそういうなら着てみるよ」
しぶしぶワンピースを持って試着室に入る束さんを待つこと5分後、束さんが試着室から出てきた。
「どうかな?」
もじもじしながら俺に意見を訊いてくる束さん。一言ですませるなら可愛いその一言に限る。俺が渡した純白のワンピース(フリル付きの)で、顔を赤らめながらもじもじしながら感想を訊いてくる束さん。ああ、これが弾の言っていたギャップ萌えという奴か。
「とても似合ってますよ、束。可愛いですよ」
笑顔で返事をする。
「可愛い///・・・着替えてくる」
顔をリンゴみたいにして束さんは、試着室に走って行った。それにしても束さん走る速度が速いな。束さん今度オリンピックでも出てみたらどうかな。絶対に一位取れる気がするよ。などと思っていたらいつの間にか束さんが出てきた。
「いっ君速く次に行こうよ」
「待ってよ、束。まだ支払いが終わってないから」
顔をまだ真赤にしながら腕を引張って出て行こうとする束さんをとめてレジに向かった。
「会計7650円になります。」
「8000円で」
「8000円お預かりします。350円のお返しです。ありがとうございました」
レジにて支払いが終わると束さんが俺の腕を引張って来た。
「どうしたの、束?」
「速く次、行こ!」
束さんに引張られるがまま店を後にした。
店を出るともう夕暮れだった。それから俺達は、公園を散歩している。
「もう夜だね」
「そうですね」
「今日は、ありがとね」
「何もしてませんよ。ただ、束に喜んでもらえたなら計画を建てたかいがありました」
「ねえ、いっ君。目を瞑ってもらえるかな?」
「何故ですか?」
「いいから」
しぶしぶ目を瞑ると唇に何かがふれた感触があり、驚いて目を開けるとそこには、束さんがキスをしている姿があった。
「!!!」
「へへへ、この前のお返しと今日のお礼だよ」
「でも、何も公園でしなくてもいいと思いますが…人目もあるし」
「まあまあ、細かいことは気にしない気にしない。……ねえ、いっ君今日はありがとうね」
「いいえ。束に喜んでもらえたなら満足ですよ」
「いっ君。ギャラハットを帰りに渡してもらえるかな?一応どうなっているか気になるから整備も含めて診ておきたいんだ」
「わかりました。それじゃあ、」
「帰ろっか」
「はい」
俺は、そのあと束さんのラボに行きギャラハットを束さんに渡しIS学園に送ってもらった。俺の帰りを待っていた千冬姉に捕まり外出届を書かずに出て行ったことを小一時間怒られた。
亡国SIDE
とあるラボに二人の男がいた
「くそ!やはりコアが1個じゃ、慎重に調べないといけないためなかなか解析が進まぬわい」
「技術長コアがもう1個ほしいですか?コアがもう1個あれば解析は、捗りますか?」
「ああ、そうじゃの~。多ければ多いほどいいのじゃが、もう1個でもあれば解析が今以上に捗るぞい」
「ならばもう一度奪取してきましょうか?」
「本当かのう大佐!」
「ええ。では、特殊部隊を送りましょうIS学園に」
大佐と呼ばれる男は、懐から携帯電話を取り出すとあるところに電話をかけ始めた。
「おい!私だ。奴らは、どうなっている」
『彼らは、いつでも調整出来る様にしておりますが』
「奴らは、戦闘訓練は受けさせて合格ラインに達したんであろうな?」
『はい。大佐の要望通りにさせました』
「ならば、調整は中止だ。至急奴らにIS学園に向かいISを奪取させろ。奴ら一人一人に1個小隊を任せる」
『では、至急調整を中止し、IS学園に彼らを向かわせます』
「頼んだぞ」ピッ
「というわけです技術長。あなたは、速めのコアの解析を頼みますよ」
「もちろんなのじゃ」
「再びあの忌々しい学園に向かうようになる等と思ってもみなかった」
「じゃが、コアの解析が進めば」
「はい。再び我々の計画は、動きだすでしょう」
「「全ては、ファントム・ハーケンの為に!!」」
ユニフロですが、誤字ではありません。