「だ~れだ」
俺―――――織斑一夏は、教室に入ると後ろから目隠しをされ何も見えない状況に陥っている。一体誰なんだろう生徒会長かな。でも声が違うし…………
「えー 誰?分かりません」
「ブー 分かってよ~」
目隠しが外され後ろを振り向くと布仏本音がいた。
「おりむー、お姉ちゃんと昨日デートしたんだって?」
「デート?」
「うん。昨日生徒会室に行ったらお姉ちゃんが言ってたよ」
「お姉ちゃん?」
「うん。会計の布仏 虚。あれは、私のお姉ちゃんなんだ」
「あ~そうだった。苗字が同じだった」
「おりむーも隅に置けないね~」
「何が?」
「だって会長と土日にデートだっていうのに、お姉ちゃんと昨日デートしたんだからさー。プレイボーイって言うのもあながち間違いないんじゃない?」
ニシシと八重歯を覗かせながらにこやかに笑いながら言う布仏本音。
「あ~確かに生徒会長と土日に約束していたな」
「一夏、それ本当?嘘だよね!嘘だといってよ!!」
「一夏」
「一夏さん?」
「嫁?」
あれ?いつの間にか箒、セシリア、ラウラ、シャルに囲まれている。みんな目から光を失って俺を囲んでいるから超怖えええええええええええええ
キーンコーンカーンコーン
「席に着け」
「さっさと席に着かんか馬鹿者が」
バシン
「キャ!」
「痛~」
「うっ!」
「あっ!」
千冬姉が教室に入ってきたのにまだ俺の周りを囲っていたのでシャル、セシリア、ラウラ、箒は、千冬姉に出席簿で叩かれた。
「一夏さん後で来ますから逃げないで下さいね」
「一夏、後で話を聞かせてもらうよ」
「嫁逃げるなよ」
「一夏後で折檻じゃなくて話があるから逃げるなよ」
怖い。箒が怖い。今、あの子折檻って言ったよ!絶対に授業が終わったら全速力で逃げよう。後、千冬姉グッドタイミングで来てくれてありがとう!!
「これにて授業を終わりにする」
1限目の授業が終わり、千冬姉が退出すると同時に俺は、逃げる全速力で逃げる。
「あっ!一夏が逃げたよ皆!!」
「お待ちになって一夏さん!」
「嫁ええええ待たんかあああああああああああああああ!!」
「待て一夏」
待てと言われて待つ人間は、そうそういないよ。
「なぜ逃げる一夏」
「皆が追いかけて来るからでしょうが!?」
「やましい事をしていなければ逃げる必要が無いからだろうが!!」
「やましい事をしていなくても鬼気迫る顔をされて追いかけられたら誰でも逃げる!」
「嫁の癖に小癪な!」
「一夏神妙にお縄につけ」
「シャル何時の間にそんな言葉を覚えたんだ!?」
「こうなっては…」
おいおいセシリアがブルーティアーズを展開し始めたんだが
「一夏が待ってくれないなら僕も」
「なら私も」
おいおい一番まともだと思っていたシャルやセシリアからISを何故展開し始めたんだ!
「ラウラ!ワイヤーブレードをぶっ放すなよ危ないだろ!」
「嫁が捕まれば問題ない!」
「行くぞ一夏!」
おいおいどんどん箒が追いかけてきて距離が縮まっている!
あれは、よしあそこに逃げ込もう!
「あれ?一夏あんたどうして逃げて」
さっき一瞬鈴とすれ違った気がしたけど気のせいだよな。まあ、ともかく此処がゴールだ!
バタン
「あー、流石のあいつらも此処までは、追ってこないだろう」
「皆退いて!一夏覚悟しなさい!!」
あれ?何故かドアの向こう側から鈴の声がするんだが……ま さ か
ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン
「アベシ」
うう何故背中のドアから爆発が?
俺がドアの方向を見るとドアは、跡形もなく吹っ飛びISを纏った鈴の姿がそこにあった。
「一夏説明してもらうわよ!」
鈴は、そう言うと俺の胸ぐらを掴んできた。
「鈴、此処は、男子トイレ。男子トイレ」
「あんた何言ってんの?トイレ何て何処にもないじゃない」
「ふぁあ!」
鈴に胸ぐらを掴まれた状態のまま首を回し後ろを見るとそこには、水が漏れているだけの瓦礫の山があった。
「ね、無いでしょう」
眼の光りを失ったまま顔を近づけて言う鈴。俺は、この時鈴が始めて怖いと思った。
「ふふん。どんな物よ」
無い胸を張りながら言う鈴
ドカッ
「あんた何か失礼な事を思ったでしょう」
鈴の渾身のストレートが俺の顎にクリティカルヒット。何故わかったんだろうか
「何でお前まで俺を捕まえようとするんだよ!」
「箒達から聞いたわよ。あんた昨日随分とお楽しみだったそうじゃない」
「お楽しみ?何の事だ?」
「一夏とぼけても無駄だよ」
「そうですわ。ネタは、あがってますのよ」
「シャル!セシリア!!お前ら此処男子トイレ」
「どこにそんな物があるというのだ一夏」
「箒」
「ふふふふふ、嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁嫁」
「怖いわラウラ!」
「さあさあさあ、速く真実を教えてよ一夏」
「あ、あの~シャルロットさん?」
「ふふ、一夏さん?」
「セ、セシリア」
「一夏私は、お前を信じているぞ」
「何で信じてくれているのに刀を展開しているんだ!」
「こっちで爆発音がしたが、何事か!?」
おおグッドタイミング!マイシスター
「織斑先生ヘルプミイ」
「またお前達か ハア」
「で、お前たちの痴話喧嘩の理由を聴こうか」
俺たちは、あれから千冬姉に連行されて生徒指導室にいます。
「一夏が昨日とある女子生徒と不純異性交遊をしていた事がいけないんです」
「ほう!詳しく聞きたいな」
「いや、それはあのー」
ガシッ
「フググググ」
「口うるさいのは、居なくなった。篠ノ之 速く話せ」
「ハイ実は、昨日一夏が生徒会の会計の人と外に出かけて不純異性交遊をしていたという話を聴きまして。本当は、疑いたくなかったんです。でも、話している人が会計の人の妹さんだったので うううううう」
「織斑。今から別室で二人で話し合おう」
「あ、あのマイシスター?」
ガシッ
「お前達は、もう帰っていい。今から私は、一夏(この馬鹿)と話があるから帰れ」
「「「「はい。失礼します」」」」
「み、皆あああああああ」
「さて、一夏今日の補習は、無しで話し合おう」
3時間後やっと千冬姉の誤解が解けた。マジで3時間の間は、スネークの修業の時より地獄だった。千冬姉の後ろに般若が永遠と見え窓ガラスは、全部ヒビが入ったからすんげえ怖かった。
「一夏すまなかった」
「いいって気にしないでくれよ千冬姉」
「だが、」
「はあ、「んぐ!!」」
俺は、千冬姉にキスをした。
ヤバい鼓動が高鳴っている………そうか。俺は、千冬姉に憧れていたんじゃない。憧れもあったかもしれないけれども千冬姉が好きなんだ。
「プハッ 一夏?」
「好きだよ千冬姉」
「//// 補習を追加だ馬鹿者めが」
「はは、可愛いよ千冬姉」
ああ、やっぱり俺は千冬姉が異性として好きなんだな。そう確信した。何故かって?千冬姉の顔を真っ赤にして言う姿を見るとドキドキするから