男がとある部屋でPC作業しているとドアがノックされ男が一人入ってきた。
「大佐よ、やっとコアの解析が終わったぞい」
「本当ですか技術長!?」
男―――大佐は、PC作業を一時的にやめて技術長の方を見た
「ああこれで後は、作るのみだ」
「速めにお願いしますよ」
「ああ、分かっておる。無人機に奪取したコアをいれようとしたがやはり作り方が違っておった為に無理じゃった」
「やはりそうですか……それでどの位時間が掛かりそうですか?」
「人でが不足しておっての~後1か月と言った所かの」
「人手が足りればどの位で作れそうですか?」
「2週間位かの」
「そうですか。ならば、人員をこちらで何とかしましょう。なので2週間で何とかして下さい」
「最善は、つくそう。それよりあれとあれが完成したぞい」
「本当ですか!?」
「ああ。じゃから完成度を見て欲しいのじゃ。今からでも実験場でその成果を見て欲しい」
「分かりました。今すぐに行きましょう」
大佐と技術長は、部屋を出て実験場に向かった。
大佐と技術長は、とある部屋にいた。大きな強化ガラスが何重にも使われ、実験場が見えるようになっており室内には、技術長の部下二人が待機していた。
「あれの実験開始を」
「はっ!」
「大佐。もう一つのジェネシスの方の調整が終わったがやはり連発は、無理じゃった」
「やはりチャージに時間が掛かりますか?」
「ああ。じゃがISよりかは、強いぞ。小国一つを一撃で沈めるのじゃからな」
「はははは。それでは、一撃を受けた国はもう機能しませんね」
「じゃろう。あ、もうすぐ実験が始まるぞい」
二人が実験場の方向を見るとそこには、平地が広がっており平地の中に小型の爆弾が設置されていた。
「実験開始まであと5秒」
「4」
「3」
「2」
「1」
「実験開始」
部下の一人が起爆スイッチを押すと何重にも重なった強化ガラスの向こうから熱線が吹き強化ガラスの何枚かにヒビが入り紅蓮の光りが発せられる。爆弾が設置された場所から半径50KMに渡り地面は消失する。そして、それを見た大佐は、頭を抱えて呻きだした。
「あああああああああああああああああああああああああ!!」
「「「大佐!」」」
部下と技術長が大佐のもとに駆け寄る
「大佐を速く医務室にお連れしろ!!」
「「はっ!」」
技術長の指示によって大佐は、二人の部下によって退室し、残された技術長は口を開いた。
「まさか、まさか記憶が戻った…いや、もし戻っても今は様子みという事となるかのう。戻っていたとしても計画に支障が無ければ問題ないのう」
□ □ □
「お り む ら く~ん」
「は~い~」
今俺――――織斑一夏は、楯無さんとデート中である。理由は、部屋を出ていく代わりにデートをするという事だ。ちなみに満足のいくデート出なかった場合は、記入した覚えのない婚姻届を役場に持って行って婚約するという事だ。俺としては、楯無さんを嫌いでもないが千冬姉が好きだし悩むところなのだ。ただ、学生結婚というのは、頂けないだけだ。その事を昨日楯無さんに言ったら「OK、OK学生結婚上等だよ!というか今すぐ結婚しよう!!織斑君は、何もしなくていいからお姉さんに全てを任せていればいいだけだから」と言われたので、それってヒモじゃないですか!?ヒモになるのは、嫌です。と言ったのだが、聞いてなかった。それどころか、楯無さんから子作りとかいう単語が小さい声で聞こえてきたが俺の聞き間違いであろう。いや、聞き間違いであって欲しい。
「それで楯無さん何処からまわりますか?」
「楯無って呼んでよ」
「分かりました。楯無何処から周りますか?」
「キャー!!!織斑君に楯無って呼ばれちゃった!嬉しい!!」
楯無さんは、そう言うと顔を赤くして悶えていた。
「はあああ。もう感動」
楯無さんは、そう言うとぶっ倒れた。
「楯無!」
俺は、倒れた楯無さんを抱きかかえあたりを見回した。どこかに病院は、無いか!…あった!俺の後方に病院があった。俺は、楯無さんをお姫様抱っこで病院へと足を運んだ。途中何故か人々の視線が俺に集まっていたが気のせいだろう。病院に着くと受付の人に事情を言い楯無さんは、すぐに医者に診てもらうことが出来た。多分IS
学園に在籍していることで多少なりとも優先されたのであろう。ただ順番待ちの人に申し訳ないと思った。
「織斑さん来てください」
ナースに呼ばれ俺は、ナースのもとに行くと診察室に案内された。
「織斑さん彼女さんの事なのですが、どうやらただの貧血の様です」
貧血?貧血!?
「あの~貧血で倒れたんですか?」
「はい」
「……」
俺は、何も言えなかった。というか唖然とした。学園一の最強さんが貧血で倒れたのか!?………まあ、人だもの貧血で倒れることもあるよな。うん
「実は、」
俺は、病院に来るまでの経緯を医者に話すと医者と看護師が笑い出した。
「はははははははは、感動して貧血を起こして倒れましたか」
「ふふふふ、どこか昔のギャグ漫画みたいですね」
「はい」
ナースさん、それを言っては、駄目でしょう。俺もツッコミたかったんですけど
「まあ、織斑さん彼女さんのそばにいてあげて下さい」
ナースに案内されて楯無さんのいる部屋に行くと彼女は、まだ寝ていた。
「ごゆっくり」
ナースは、そう言うとカーテンを閉めて出て行った。
「んん此処は、」
楯無さんが目を覚ました。貧血でぶっ倒れただけだけど目を覚ますのを見るとやはり安心するな。
「病院ですよ楯無」
「病院?…あっ!」
楯無さんは、そう言うと頭を半分だけ出して布団に潜った。
「え~と~楯無?」
「うう、織斑君に恥ずかしい所を見られた。もうお嫁にいけない」
恥ずかしそうに真赤にさせた頭を半分だけ出して言う楯無さん。マジで可愛い
「可愛いじゃねえかこんちくしょ~」
「可愛い!?」
楯無さんは、さらに顔を真赤にさせた。
「織斑君が此処まで運んでくれたの?」
「ええ」
「そっか、それじゃあお礼をしないとね」
「お礼だなんていr」
俺がいらないと言おうとしたら俺の唇が急に塞がった。そして、俺の口の中に温かい物が入ってくる。
「んん、ぷはっ、ななななな何を!」
「ふふ、お姉さんからの今日の お 礼。どうだった?お姉さんとの大人のキスは、」
楯無さんの言葉を聞いた瞬間に俺は、目の前が真暗になった。
「あらら気絶しちゃったの。ふふ、一夏君も可愛いじゃない」
気絶した一夏の頭を撫でながら楯無は、呟いた。
「それじゃあ今度は、一夏君を待ちますか」
楯無は、そう言うと一夏の頬にキスをした。
一夏は、それから3時間後に目を覚ました。その頃は、もう夕方なのでデートは、お開きとなった。その後、デパートによって晩飯の食材を買って帰宅した。晩飯は、すき焼きで千冬と春花に喜ばれたが、春花に先輩とキスしたことが何故かばれた為千冬と春花のダブル関節技を喰らった。一夏は、それが二人の嫉妬によるものだとは、今は、気付いていない。