IS~舞い降りる黒き自由の翼~   作:zeke

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決意

俺――――織斑一夏は、大佐という人物と接触した後、今、校舎内に仕掛けられているかもしれない爆弾を捜索している。今の所、爆弾らしきものは、5個発見した。千冬姉や教師らに応援を要請する事も出来るがしない。したくない。もう千冬姉に心配や苦労を掛けたくは、無い。それが俺の好きな人なら尚更だ。爆弾が仕掛けられていたのは、校舎の中心や端だった。ここら辺が爆発されるならシャルや春花達は、校舎が崩壊し怪我をしたであろう。後見ていない所は、校舎の西側だ。爆弾は、C4爆弾だった。スネークに兵器について教えられていたのが役に立った。本当は、役に立って欲しくは、無かったのだが今は、役に立ってよかったと思っている。爆弾を探すのも一苦労だ。さすがに目立った所には設置していなかった為、かなりの時間を要した。

お、また爆弾を発見。今度は、スピーカー裏の天井だ。いちいちネジを取り外すのに手間が掛かるな。後、残っている部屋は目の前の教室で最後だ。では、早速

「織斑どうした?何故お前がこの教室に来ているのだ? 」

Oh,my sister

「え~と~、ナゼオリムラセンセイガココニイラッシャルノデショウカ? 」

もう開けてビックリだよ!浦島太郎の気分になったよ。最後の未確認の教室の扉を開けると千冬姉がいるんだもん

「何故に片言で喋るんだ?何かやましい事でもしたのか? 」

「ソンナコトアリマセンニョ」

あっ!やべ、緊張しすぎて最後「にょ」って言っちゃたよ!

「そうか……」

何故か千冬姉が鼻血を出してるけど大丈夫かな?

「千冬姉、鼻血が」

俺は、千冬姉ティッシュを渡す。疲れているのかな?

「ああ、すまない」

千冬姉は、そう言うとティッシュを受け取り、ティッシュを一枚取り出すと丸めて鼻に詰め込む。

「千冬姉大丈夫?疲れてない? 」

千冬姉無理しそうだからすごく心配だ。こんな姿を見たらやはり爆弾のことは、俺で処理したほうが良さそうだな。

「大丈夫だ。所で織斑その紙袋は、何だ? 」

千冬姉は、俺が持っている紙袋を指差した。

なんて言おう?

 

1 C4爆弾です☆

2 秘密だよ

3 千冬姉今日も綺麗だね

4 好きだよ。千冬姉

5 その他

 

ろくな考えが思い浮かばねええええええええええ!

1は、outだ馬鹿野郎!

2の場合、「正直に話せば楽になるぞ一夏? 」とか言って迫ってきそう。

3と4は、話をそらす手としては、いいかもしれないが結局元に戻りそう。

って、結局ろくな案が思い浮かばねえ!

…………そうだ!

「いや~実は、山田先生に頼まれごとをされてこれをこの教室まで運んでいたんだよ」

うん。我ながらナイス案だ!

直ぐにばれそうだけど

「そうか。それはご苦労だな」

「それより千冬姉は、何でここに? 」

今は、ひたすら話を逸らすべし

「教師が教室にいるのが不自然か? 」

ご尤も

「………」

「ふっ、冗談だ。明日の授業の準備をしていただけだ 」

「そうなんだ。もう終わったの? 」

今は、千冬姉に一刻も早く立ち去ってほしい。早く爆弾が仕掛けられているか確認したい。

「ああ終わったが、どうかしたのか? 」

「いや、何でもないよ」

「………そうか。余計な手間を増やすなよ」

千冬姉は、そう言うと退出した。

何か違和感があったんだろうか?いつもと何か違うような気がしたが……まあいいやそれよりも爆弾の確認をする前に教室の外を確認しなきゃね

俺は、教室の扉を開け外を確認するが外には誰もいなかった。

「さてと、早速爆弾を見つけますか」

 

15分後、俺は教室を点検し終わった。

爆弾が1個天井の蛍光灯の裏に付けられていた。

俺は、爆弾を紙袋の中に入れその教室を後にし、職員室に向かった。

第6アリーナの使用許可を取りたいからな。

職員室に入ると山田先生がいた。

「山田先生」

「織斑君。どうしましたか? 」

「すみませんが第6アリーナを使いたいのですが 」

「あ、いいですよ。許可します」

「ありがとうございます。失礼します」

俺は、職員室を後にし、第6アリーナに向かった。

 

第6アリーナについた俺は、ギャラハットを展開するとc4爆弾を詰めた紙袋を掴み思いっきり投げた。

「止めだ」

《一斉射撃》

「マルチロックオン」

ギャラハットの背中の翼からドラグーンが展開されプラズマ収束ビーム砲出て、腰からは、レールガンが出された。

狙うは、あのC4爆弾が入った紙袋だ。

「フルバースト」

この言葉を合図に全ての射撃武装から攻撃がはなたれ、紙袋に当たる。C4爆弾は、第6アリーナ上空でギャラハットの攻撃を受けて爆発した。

これにて爆弾処理は、完了だ。しかし、これからの事を考えないとな。

IS学園を巻き込みたくは、ないが大佐の誘いを断れば俺だけでなくIS学園の全校生徒を巻き込むことになる。あいつ等に危ない事をさせたくない。大佐の誘いを受ければあいつ等に危険なことは、無くなるがIS運営委員会の要請を受け千冬姉と戦うことになるかも知れない。千冬姉と戦いたくない。

「一体どうすればいいんだ! 」

 

『ここら辺で腹を決めるしか無いんじゃないのか? 』

突然ジョーカーの声が頭の中に聞こえてきた。

 

一体どういうことだ?

『だから何をしたいか決めるんだよ。俺が言えるのは、ここまでだ。ただ俺たちは、力を貸すが何をするか決めるのはお前次第だ一夏』

そう言うとジャッカルの声は、止んだ。

 

ったく。好き勝手言ってくれるぜ全くよ。言うのは、簡単だが実行するのが難しいんだよ。だが、俺の心は決まった。ありがとなジョーカー

 

 

 

 

 

織斑千冬だ。

私は、教室であった一夏の態度に不自然を覚えた。一夏を小さい頃から見てきた私にとってあいつが何かを隠していることは、一目瞭然だ。あいつの事を好きだからというのもあるかも知れない。

あいつは、嘘や何かを隠すのが物凄く下手なのだ。

最近は、何かを隠すことは、一点だけあったがそれを除いては、何もなかった。

あいつが今まで隠すとしても大した事では、なかった。

小6の時、あいつが猫を拾ってきたことがあったりした位だ。しかし、今回は何か違う。もっと大きなもの。そんな感じがした。一夏に本当はできるだけ頼ってほしい。本当は、あいつと結婚もしたいと本心で願っているのだが立場的に姉と弟だ。倫理的に社会は、許しはしないだろう。

 

私にとってあいつは、宝だ。大事な人であるから後悔の無いように生きて欲しいと思っている。この私の思いは、私の中に留めておくとしよう。初恋は、実らないとはよく言ったものだ。身内なら尚更実らないな。

私は、あいつが幸せになってくれるなら誰だってかまわないと思っている。勿論春花でも構わない。まあ愚痴は、この辺にしておこう。

――――――――――――――さあ、被り直そう仮面を 織斑千冬という仮面を いつもの様に振舞おう。一夏の姉であり尊敬される人間となろう。一夏を影から支え守る。それが私の役目だ。何も変わらない、いつも通りだ




一夏は、一体どっちを選んだんでしょうね?
大佐に付かないのか?
それとも、大佐に付くのか?
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