セシリア・ラウラ・シャルの説教を受けた(半分以上が嫉妬によるもの)一夏は自室に戻っていた。
「あ~~、疲れたな。さてと、何をしようかな……ネットでもしよう」
そういうと一夏はパソコンをたちあげ、料理のレシピサイトを閲覧する。
「あ~~~、明日の昼食はピザを作ろうかな。いや、ピザは作るときに音が出てうるさいしピザはやめておこう。となると何をつくろうかな?今、食いたい物がないしな~………あっ、千冬姉に食いたい物を聞いて明日の昼食をつくろう! 」
そう言うと一夏は携帯を取り出し千冬姉に電話を掛けた。
「ああ、もしもし千冬姉」
「なんだ織斑、学校では織斑先生と呼べと言っているだろうが」
「いや、今プライベートで掛けているんだからいいだろ? 」
「まあいい。それで何の用だ? 」
「今、何か食べたいものとかある? 」
「酒が飲みたい! 」
「いや今、公務中でしょう!! 」
「プライベートではなかったのか? 」
「いや、それを言われたら何も言えませんが……でも、今仕事中でしょう? 」
「フッ、冗談だ。しかし、一夏よそれを聞いてどうする? 」
「いや何、明日の昼食を考えていてメニューが思いつかないんだ。だから、千冬姉が今食べたい物を聞いて明日の弁当を作ろうかと思っていてさ。お礼と言っては、なんだけど千冬姉にも弁当を食べてもらおうかと思って」
「つまりそれは、私のためにお前が弁当を作ってくれるということか? 」
「まあ、結果的にはそうなるかな?」
「分かった。ならば、パエリアが食べたいな」
「パエリアか~。了解、千冬姉に気に入ってもらえるように頑張ってみる」
「明日の弁当を楽しみにしているぞ。明日、連絡する」
そう言って一夏は千冬との電話を終了しパエリア作りを始める。
一方の千冬はと言うと
「やったあああああ!!」
千冬の突然起立と声に職員室にいた職員全員が千冬に向けて一斉に視線が集まる。千冬は、自分の言動にすぐにきづき、すぐに
「すみませんでした。突然、声を出してしまって」
と言って席に着いた。
翌日のHR
千冬がHRを終了すると
「では、これにてHRを終わる。それと織斑、後でいいかられいの物を職員室まで持ってくるように!」
と言って一夏に弁当を持ってくるように指示を出す。
「分かりました」
「「「???」」」
「織斑、他言無用だぞ!!!」
「分かりました」
何処の裏取引だよと言いたくなるような発言をした千冬は一夏にそう言うと教室を出て行った。それと同時にセシリア・シャルロット・ラウラ・箒が一夏の周りに来た
「「「一夏(さん)(嫁~)いったい何をしたんだ(なさったんですか)?」」」
「他言無用と言われたから教えることは出来ない。ごめんな、喋ると俺が千冬姉に今晩プロレス技のフルコースを徹夜で喰らわされそうだから喋ることは出来ない!! 」
「「「なら(それなら)仕方ない(ありませんわね)」」」
そいうとセシリア達は席に戻った。
授業が終わると一夏は鞄の中から包を取り出し教室を出ると職員室に向かう。
セシリア達は一夏の後をコッソリとつけていた。
「しかし、尾行をした所で何も分かない気がするのだが?」
「う~ん。確かに」
「でも、何もしないよりはマシですわ!!」
「しかしだな、結果が残せなければ無駄な努力というものだ」
「「「う~~~~~~~~む~~~~~~~~~~~~~~~」」」
ラウラの発言に一同は頭を悩ませる。
そうこうしている内に一夏が職員室に入って行くのをシャルが目撃する。
「あっ、一夏が職員室に入っていったよ」
「やはりここまで来たが何も分からずじまいだな」
「職員室に入ったら、何か分かるかもしれんが」
「皆さん。どなたか、職員室に用事などは御座いませんの?」
「僕は無いかな」
「同じく」
「私も無いな」
「ここまで来たのに何も分からずじまいとは、悔しいですわね」
そうこうしている間に一夏が職員室から出てきた為シャル、セシリア、ラウラ、箒と鉢合わせとなった。
「失礼しました。あれ、セシリア・ラウラ・箒・シャルロットどうしたの?」
「いえ、何でもありませんわ」
「そうだぞ、何にもないぞ」
「いや、みんなで食事しようと思ったけど一夏がいないから探していたんだ。ねえ、みんな」
「ああ、そうだぞ」
「ああ、そうだった」
「ええ、そうでしたわね」
たじろく四人に一夏は、
「まあ、いいけど。それよりも早く飯を食おうぜ」
と言って五人は職員室を後にした。
食堂に着くと5人はテーブル席に座り一夏は弁当箱をテーブルに置いた。
「さ~てと、飯でも食うか!」
そういうと一夏は弁当箱を開ける。
「「「「これは一夏(さん)(嫁)が作ったの(お作りになられましたの)(か)?」」」」
「ああそうだよ???」
「何かが負けた気がしましたわ」
「そうだね僕も何かを失った気がするよ」
「まさか、これほどとはな」
「嫁~一口くれないか?」
「ああいいぞ」
「普通にうまいぞ?」
「ありがとう。ラウラ」
そういうと一夏は、ラウラを撫で始めた。
「ちょっと一夏何やってんのよ!!!」
不意に声がしたので一夏は声のした方向に顔を向けると鈴の姿があった。
「何だ鈴か、何がだ?普通にラウラが褒めてくれたからお礼に撫でているだけだが?????」
「そうじゃなく「一夏~~~~~」て?」
鈴の声を途中からさえぎる声があった。
鈴は振り返ると
「orz」
そこには春花の姿があった。
「へえ、今日はパエリアなんだ~」
「ああそうだ。食ってみるか?」
「え、いいの?」
「まあ、少しくらいなら」
「それでは、お言葉に甘えて」
「何か腹が立つほどおいしい」
「そうか、ありがとうな春花」
そういうと一夏は、今度は春花を撫で始めた。
「ん~~~~~~~~~」
「何か春花は、ラウラと同じで猫みたいだな!」