IS~舞い降りる黒き自由の翼~   作:zeke

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その後・・・・・・・ Fin

織斑一夏の活躍のお陰で連合軍本部の人たちは全員レクイエムに撃たれる事無く無事生還した。

 

一方、連合軍本部を救った織斑一夏は宇宙空間を漂っていたが、織斑一夏の後を追っていた千冬がすぐに回収し、病院に緊急搬送された。

 

ファントム・ハーケン側のISは、ISCにより全員が強制解除され海に放り込まれた。そのためberselkシステムを発動していたレックスも病院に搬送され数日後に意識を取り戻した。

 

そして、戦争終結から数日後にファントム・ハーケンと連合軍の協定が結ばれ政治家の半分を男性にする協定がなされた。これによって世界は再び、ISが生まれる以前の男女平等の世界に戻りつつあった。

 

また、女尊男碑の社会象徴であったISもISC(インフィニット・ストラトス・キャンセラー)の影響で千冬の【ジャスティス】を除いた世界中のISが使えなくなった。

ISが使えなくなり世界の動きは貧困や飢餓に苦しむ人々へと向けられるようになった。

 

戦争を止めたIS学園はそのままIS学園とし、戦争を止めた功績により一国家となり、IS学園都市となった。

IS学園都市には身寄りの無い者や貧しい者たちが世界中から集まり、ファントム・ハーケンのIS操縦者であったロウやレックス、オーム、ホー、ライガが入学している。が、色々と問題を起こしている。

今ではかつての浮上要塞アトランティスが引き上げられ、篠ノ乃束博士による改修により浮上要塞アトランティスがIS学園都市となり、男子生徒の入学も厳格な試験のもと男女平等を表す象徴として世界を股にかけている。

 

連合軍本部をレクイエム直撃から防いだ一夏は、織斑秋一、織斑千夏、織斑冬一、織斑千冬、篠ノ乃束と共に行方不明。

 

しかし、織斑千冬とファントム・ハーケンの大佐であった織斑冬一は連合軍とファントム・ハーケンの調印の時に姿を現した。篠ノ乃束も浮上要塞アトランティスを改修してから姿を消したという。

 

 

 

とある病室。

そこに英雄は眠りについていた。

何故なら、宇宙空間に何の装備もなしの状態で漂っていた為酸素欠乏の後遺症により、意識が戻らぬので病床に伏せていた。

彼のその体は鍛えられて筋肉質だった体は今や点滴による栄養補給のため、やせ細り骨と皮のようになったいた。

 

「一夏」

 

そんな彼を毎日見ている人物。

それが彼の姉、織斑千冬。

 

彼女は、篠ノ乃束と話し合った結果IS学園都市に医療施設の整った秘密の空間を設け、一夏と織斑秋一、織斑千夏、織斑冬一、織斑春花と共に住むという事を決めた。

 

無論、この事を知っているのはシャル、セシリア、ラウラ、布仏姉妹、更識姉妹、篠ノ乃姉妹、マリアンヌ・コルベール、スネークとごく限られた人物たちでその居場所も知っている。

 

一夏を隠した理由は、一夏が狙われるかもしれないという事だ。

光があれば影がありで、女尊断碑の社会風潮が消えかけている戦争から数年経った今でも、偶に女尊断碑主義の女性がいる。

そんな女性達が一夏の居場所を知れば、憎むべき敵として殺しにかかってくるだろう。

それを防ぐために、千冬は一夏の居場所を一部の人にしか教えなかった。

 

また、一夏と織斑秋一、織斑千夏、織斑冬一、織斑春花と一緒に住むというのも今までバラバラだった家族と一緒に生活したいと思った千冬の提案で今では家族仲良く暮らしている。

 

未だ眠り続けている彼をそっと抱きしめる。

 

「……千冬姉?」

 

眼を閉じていた筈の彼が眼を開き、愛する人の名を呼んだ。

 

「い、いち、か」

 

信じられないといった表情で一夏の顔を見つめる千冬。

そんな彼女の手を掴むと、自身のやせ細った腕を見ながら笑う。

 

「ハハ、やせ細ってるな俺。戦争からどれぐらい経った?俺はついさっきの事だと思うんだけれども」

 

「一夏、一夏!!」

 

そんな千冬の声に何事かと織斑秋一、織斑千夏、織斑冬一、織斑春花が部屋に入ってくる。

そんな4人を見ながら一夏は、

 

「取り敢えず、こう言おうか。ただいま」

 

と言って笑顔を見せる。

千冬は一夏の胸で感動のあまり泣きじゃくり、とても話せる状況でない。

 

春花も感動で涙し、その涙を手でぬぐう。

母の織斑千夏は、織斑冬一と共に抱き合い一緒に涙を流している。

秋一は、一夏の眠っていたことに引け目を感じている様子で一夏を見ている。

 

その反応に苦笑しながら一夏は一言

 

「帰ろう。みんなであの家に」

 




はい。やっと終わりました
長かったですね。こんなに長くする予定じゃなかったんですが。
今年中に終わって良かったです。
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