Fate/Grand order 人理の火、火継の薪   作:haruhime

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いろんなオリキャラ、オリ設定が暴発してるので注意な。

受け入れられない人がさらに増えるかもしれん。

ジャンヌかわいい。

論理破綻とかあったら教えて。


Interlude ―描き手とスタッフ―

何とも言えない、奇妙な苦みを味わった第二特異点から帰還し、すでに丸一日が経過した。

 

そうだよ、前回と同じで丸一日寝てました!

 

他のメンバーについては、所長以外は翌日から通常運行で動いていたそうです。

 

あ、ちゃんと火継の薪はこっちに戻ってました。

 

今回はマシュマロ系眼鏡後輩には起こしてもらえませんでした。

 

非常に残念です。

 

「何をしているのよ、とっとと起きなさい!」

 

代わりにツンギレ系無自覚性女様に起こしていただきました。

 

朝の輝きに照らされて、不健康そうな玉の肌が煌き、美しい白銀の髪が、頬にかかっている。

 

どこか不機嫌そうなのに、わずかに頬が紅潮しているのが、色素の薄さでわかりやすい。

 

それにしても、いつ見ても美人だ。

 

発育しすぎな高校三年生だろうか?大人になり切れないぎりぎり感が、そこはかとないエロさを生んでいる気がする。

 

「な!?」

 

視線を下げれば屈んだことによって強調された聖パイが見えた。

 

あれはマシュより明らかに大きい。

 

それを鎖で強調しているあたり、狂人と化してもジル・ド・レェのセンスには感服せざるを得ない。

 

まさに絶景である。

 

さらに、胸の下にかろうじて見える、張り詰めた眩い太もも。

 

胸とサイハイソックスに挟まれた幻の絶対領域なんて、今生の間に拝めるとは思っていなかった。

 

もう一度言う、絶景である。

 

「あ、アンタ、どこを見て!?」

 

今度は耳まで真っ赤になってしまっている。どうも視線を追いかけられているようだ。

 

恥かしがるジャンヌかわいい。

 

「ち、ちが、と、取りあえずふちょんああああああ!?」

 

強制執行で布団をはぎ取られたわけだが、Myサンは今朝も元気です。

 

寝起きで目の前にあんなのぶら下げられたら、ねぇ?

 

「ど、どこふくらましてるのよこの変態!」

 

いや、これは青少年の生理現象でって、鉄靴で足蹴にするのはやめっ、ヤメロォ!

 

後、清楚な白なのにスケスケの過激なデザインなのは聖女的にはどうなんですか性女様?

 

さらに殺意が増した。

 

 

 

 

 

 

 

オンナノコになるところだった。

 

いくら何でも訓練だけで実戦投入されないまま退役はしたくない。

 

悲しいことに今のところ実戦投入の予定はないが。

 

連続で打ち込まれる必滅の一撃をローリングで回避し続けた結果、俺のベッドは鉄靴のヒールで穴だらけになった。

 

あの後着替えを見られそうになったりシャワー浴びたりと色々ハプニングがあったが、その度に危うい目にあっている。

 

おかしいぞ、大体不用意に動くジャンヌが悪い気がするんだが?

 

疲れ果ててるのに二度寝もできない。

 

「誰かのおかげで俺のベッド壊れちゃったからなぁ?」

 

「わ、悪かったわよ!反省してます!」

 

今ジャンヌは首からプレートを下げている。

 

「私はマスターのベッドを破壊しました。」

 

と書いてあるものをだ。

 

ぜひ反省してほしい。

 

そうこうしているうちに、食堂に着く。

 

食堂のおば、お姉さんにいぶかしげな眼で見られたが、俺は気にしない。

 

解析チームの努力によりレイシフトで資材調達が可能になった今、料理のバリエーションは大きく広がった。

 

「おばちゃ、お姉さん。これ何。」

 

「あ”?あらやだ、アンタの飯はしばらくこれだよ。」

 

にもかかわらず、俺のトレーに存在するのは、恐ろしいほどの硬さを想像させる固焼きパン、そして硬質な音のする硬い干し肉。

 

以上である。

 

スープすらないというのはどういうことだ!

 

「どうして!?」

 

抗議すると、目の前で塩のスープを作ってくれた。お前これほとんど塩降ったお湯じゃないか。

 

「さぁねぇ?所長様からの指示だから、従うしかないんだよ、諦めな。」

 

お玉を持ったおばちゃんに追い払われる。

 

近くのテーブルに座ると、干し肉を渾身の力を入れて千切、ちぎ、ちぎれない。

 

ダガーで突き刺し、もう一本のダガーで切る。強化されたダガーで抵抗受けるって金属か。

 

「ざまぁないわね。」

 

そういいながらどや顔決めて目の前に座った性女様のトレーには、美しい焼き色と照りが乗ったクロワッサン、食欲をそそる香りのベーコンスープ、削ぎ切りにされたローストターキーのグレービーソース添えと色鮮やかなサラダが乗っている。

 

めちゃくちゃ旨そうじゃないか!?

 

「なんだこの格差は。」

 

「あんたがローマでやったこと思い出しなさい。」

 

「わ、悪いことしてないし。」

 

目を合わせられない程度にはしでかしました。反省はしてます。

 

固焼きパンも素手ではちぎれない、というより建材として使えそうな硬さだ。テーブルにたたきつけるとテーブルが負けそう。

 

倉庫から借りたサバイバルナイフの背でゴリゴリと切り出し、頑張って細切れにした干し肉と一緒にとりあえずスープにぶち込む。

 

全く、柔らかくなる気配はないが、多少はましになると信じたい。

 

カチャカチャ音のなる奇妙なスープをかき混ぜながら、彼女を見る。

 

何ともおいしそうに食べるものだ、一口一口が幸せですとでも言わんばかりに、口元が緩んでいる。

 

そんなに深くうなずかなくても、いいんじゃない?

 

「うん、うん。って何見てるのよ!」

 

テーブルの下、俺の脛が蹴り上げられる。

 

だから鉄靴で蹴るのはやめろ!とっさにロスリック騎士の足甲に換装しなかったら骨が折れてるぞ!

 

顔を真っ赤にしてもかわいいだけだろうが!

 

腹立ちを紛らわすために一番薄く切ったパンを取り出し、口に含む。

 

全く歯が立たない、いや、少しだけ噛めるのか?

 

干し肉からわずかに味が出たのか、食べられないことはない。

 

全力で噛み千切り、飲み込む。

 

干し肉も大して変わらない食感だった。

 

こっちは噛めば噛むほど味が出ておいしかったが。

 

食事との激闘を経て、びっくりするくらいの顎の疲れと共に、食堂を後にする。

 

腹ごしらえをした後、召喚ルームに来るように呼ばれているのだ。

 

 

 

 

 

 

召喚ルーム前では、所長が長椅子に泣き伏していた。

 

「どうしてよ!?」

 

「どうしようもないだろう、オルガマリー。」

 

周囲にはいくつもの礼装が転がっている。

 

また爆死したのか。

 

だが、普通の魔術礼装として考えた時には、かなりの資産になると思うんだ。

 

だって、宝石剣とか、形ある水銀とか、二股のねじくれた短剣とか、妙な力を感じる弾丸とか、バイクがあるんだぞ。

 

どれもかなりの魔力がこもっている。そんなに悲しいことだろうか。

 

まぁ、ダヴィンチちゃんがついているし、放っておくしかない。

 

下手に干渉すると絡まれそうだし。

 

ルーム内には、火継の薪とシャナロット、マシュとシフ、そしてフォウがいた。

 

他のメンバーは狩猟と霊基強化に出向いているらしい。

 

マスターなしで大丈夫なのか?

 

それはともかくとして、今回の召喚を行っていこう。

 

使えるのはなんと聖晶石20個。

 

ダヴィンチちゃんが用意してくれた呼符は所長が使ってしまったらしい。

 

道理で前回よりも多くの礼装に囲まれていたわけだ。

 

今回も火継の薪のアドバイスに従い、大量の聖晶石を積み上げる。

 

火継の薪は、その上に白いキャンパスの切れはしを乗せた。

 

あの切れ端、なぜか竜の力を感じるんだけど、何なの。

 

読み上げるは火の招請。

 

今回の火はかなり大きい。

 

『今度は真正の神霊じゃないか!?魔力の質が高すぎる!』

 

やっぱりドクターもそう思う?

 

()()の火の輪から現れたのは、小柄な少女だった。

 

すすけた赤色のロングケープを羽織り、色がかすれたぶかぶかの服を着た少女。

 

彼女は神であることを、強制的に理解させ、跪かせようとする圧力を感じる。

 

彼女は灰色の、身長の何倍もある髪の毛を引きずり、目を瞑ったまま歩み寄る。

 

「私は絵を描かなきゃいけないの。」

 

それでもまるで目が見えているように。

 

「可哀そうなお姉さまのために。」

 

俺に向かってまっすぐに。

 

「終わってしまう誰かのために。」

 

俺の目の前に来ると、真下から見上げてくる。

 

開かれた黄金の瞳が、俺を貫いた。

 

「私は画家の娘、()()()()()()()。」

 

「太陽の末娘、そして世界を描き出した者の子。」

 

「今は戦うことはできないけれど、いつか貴方のお役に立てると思うわ。」

 

彼女がそう言い切ると、神々しい圧力は鳴りを潜め、普通の少女に見えるようになる。

 

「ねぇ、貴方。」

 

「どこかであったかしら?」

 

【いや、()()()()()()()()()()()()()()()()()()。】

 

視界の端の火継の薪と、やり取りする。

 

「そう、何か引っかかるのだけど。」

 

そういうと、疑問を振り払うようにこちらに向き直る。

 

「ところで、貴方が私の主ということでいいの?」

 

「今のところは、そうなっているね。」

 

小首を傾げる少女。整った顔立ちも相まって非常にあざといかわいい。

 

「なら、お兄様って呼んであげる。」

 

お兄様、だと!?

 

「あのお兄様とは似ても似つかないけど、貴方みたいなお兄様が欲しかったの!」

 

両手を大きく広げ、抱き着いて来る。

 

「だめですよ!お兄さんの独り占めは!」

 

シャナロットが駆け寄ってきて、フィリアノールとの間に割り込もうとする。

 

「なら、二人のお兄さんということにしましょう?」

 

「むー。それならいいですけど。」

 

フィリアノールは俺から離れると、シャナロットに提案した。

 

シャナロットは悩んだ末に、それを受け入れる。

 

あの、俺に聞かないの?別に嫌とは言わないけれど。

 

「ありがとう、シャナロット。」

 

「わぁっ……あ、あの。」

 

その答えに満足したのか、フィリアノールが微笑む。

 

まさに王統の血が成せる業なのか、王女の微笑みとでも名づけるべき笑顔だった。

 

「なあに?」

 

それに一瞬見惚れ、即座に復帰したシャナロットが赤面しながら問いかける。

 

「お姉さんって、呼んでも、いいですか?」

 

「いいわよ、私ね、お姉さまと、お姉兄様がいたけれど、妹も欲しかったの!」

 

その言葉に、フィリアノールは破顔一笑、シャナロットに抱き着く。

 

「わわっ、えへへっ、フィリアノールお姉さん!」

 

「ふふっ、フィリアでいいわ、シャナロット!」

 

「はいっ、フィリアお姉さん!」

 

二人で抱き合っては離れ、笑いあい、また抱き合う。

 

「あ、フィリアお姉さん、この子はシフと言います!」

 

「あら、この子がシフなの?よろしくね?」

 

突然伏せていたシフに駆け寄り、抱き着くシャナロット。

 

それを追いかけたフィリアノールは、何かに驚いていたようだが、即座に微笑みに戻りシフに話しかける。

 

「ワフ!」

 

シフは随分と元気よく声を出し、ピシッと座っていた。

 

お前がそんなにしゃきっとしてるの初めて見たぞ。

 

大きな犬と戯れる幼女と少女、素晴らしい絵だった。

 

「先輩。」

 

いつの間にか、俺の背後まで近寄っていたマシュが、俺に抱き着いて来る。

 

「アンタ。」

 

その反対側に、ジャンヌが寄ってくる。彼女は抱き着いては来なかったが。

 

「「最低です(ね)。」」

 

両耳から入ってくる音に崩れ落ちそうになる。

 

「あんな小さい子がいいんですか?」

 

「このロリコン!変態!」

 

待ってくれ、俺はロリコンかもしれないが変態じゃないって!

 

「「えっ。」」

 

やべぇ、完全に言葉間違えた。

 

逆だって言いたいけど、すでに思いっきりドン引きされてる。

 

「こ、これは由々しき事態ですよ!ジャンヌさん!」

 

「いくら何でもそうじゃないと思ってたけど、うそでしょ?」

 

「対策会議を!」

 

「検討が必要だわ!」

 

二人は俺から離れると、いろいろ言いあいながら出て行ってしまった。

 

どうしよう、誤解の解きようがないのだけど。

 

『あはは、アンタ面白いわね!』

 

『いやぁ、ハーレムの主人公って感じだね。平均年齢が低めだけど。』

 

「ぶち殺すぞ貴様ら。」

 

戯けたことをほざく、エターナルロリータとネットアイドル廃人に釘を刺す。

 

頼むから、ただでさえめんどくさい事態を引っ掻き回すような真似だけはしないでくれ。

 

深く念を押しておく。

 

ドクターはともかく、エタロリオペ子が信用ならない。

 

あれは割と楽しければ何でもするタイプだからな。

 

「どうしたんですか、お・に・い・さ・ま?」

 

「大丈夫ですか、お兄さん?」

 

二人が心配そうなって、フィリアノール!君わかってやってるだろう!?

 

「何のことでしょう?」

 

頬に手を当てて困ったような表情をしているが、その瞳にからかいの光が輝いている。

 

この子すごいめんどくさいタイプだ。

 

「いや、何でもないよ。二人とも、心配してくれてありがとう。」

 

それでも、二人に感謝を込めて、頭をなでる。

 

二人とも髪質が違うのか、なで心地が違う。

 

「ふやぁぁぁぁ。」

 

「な、何をふあぁっ。」

 

シャナロットはいつも気持ちよさそうな表情で、手に頭を擦り付けて来る。

 

フィリアノールは下を向いて震えていた。

 

気に入らないのだろうか。

 

『そういうことするからまずいんじゃないかな?』

 

『ロリッカだからね、仕方ないね。』

 

おいこらエタロリィ!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィリアノールとシャナロットを火継の薪とシフに任せ、自室に向かっている途中、管制室から出てきた二人のスタッフに出会う。

 

「あら、立夏君。」

 

「あ、リッカじゃない!とうっ!」

 

飛び込んでくる金髪の弾丸を抱え上げる。

 

「放しなさいこの無礼者!わーっ!?」

 

「おう、さっきの発言について言い訳はあるか?」

 

抱え上げたまま、数回振り回して下ろす。

 

軽く目を回している金髪のちんちくりん。

 

シャナロットと変わらない身長の、奇跡的な寸胴体系でリアルエルフ系合法ロリの名をほしいままにしている、カルデア七不思議の一つ。

 

グルヴェイクと名乗る外見少女だ。

 

古ノルド語系魔術に精通しており、特に精神系統はかなりのものらしい。とにかく財貨が好きで、男好きでもある。ただ、その外見と性格から、カルデアでの成功率はゼロらしいが。

 

「ごめんなさいね、立夏君。」

 

「できればグルヴェイクを止めてほしかったですね、チャームンダーさん。」

 

このちんちくりんの暴挙を謝罪しているのが、俺よりも高い身長でアンナプルナ・カリガンダキ・ダウラギリという極限のボディラインを持つ、インドが生んだ女神様。吐息一つでその気にさせるというエロテロリスト。

 

チャームンダーと名乗る麗しの人妻系美人だ。

 

強力な強化系魔術と伝承宝具による直接戦闘の評価は、非常に高いらしい。

 

二人とも詳細なデータが秘匿されている、奇妙な人員ではある。

 

だが、今のカルデアに必須の人材だ。

 

「く、人の胸触ってんじゃないわよ!高いんだから!金の首飾り位は捧げなさいよね!」

 

復帰したグルヴェイクの戯言が聞こえる。

 

は?なんだって?

 

「は?すみません洗濯板かと思いました。」

 

「コロス。」

 

あんな肋骨を直に感じる感触を胸とは認めない、背中じゃないのか。

 

大体制服のバンドがあっても大平原なんだから、それは胸じゃない、板だ。

 

俺に向かってとびかかろうとするグルヴェイクを、チャームンダーが抱き留める。

 

おお、グルヴェイクが胸の狭間に沈んだ。

 

「放しなさい、このオッパイ魔神!」

 

「い、いくら何でもそんな言い方はないでしょう!?貴女は口が悪すぎます!」

 

グルヴェイクの罵倒に、チャームンダーは赤面しながら反論する。

 

でも、グルヴェイクの頭が半分くらい山陰に隠れて見えないんですが、後下のバンドが見えません。

 

いいぞ、グルヴェイク。もっと暴れろ。

 

「何よ!猫何重にもかぶってるくせに!アンタこんなもんじゃ、んんんんんんん!?」

 

「こ、この子は何を!?り、立夏君失礼しますね?」

 

チャームンダーはグルヴェイクを自分に向かせ、頭を胸の谷間に押し込んだ。

 

すごい。全く発話できていない。

 

慌てて歩み去るバインバイン弾む魅惑のスイカ二玉を見送る。

 

グルヴェイクはこの後たっぷりとお説教だろう。

 

主にその口の悪さについて。

 

それにしても、彼女の本性ってどんなんだろう?

 

 




フィリアノール

キャスターとして現界した。

太陽の王の末娘にして、世界を描く者。

絵を描かなければいけないと言っているが、かつて彼女は既に絵を描き上げている。

もう一度書かなければいけないのは、何なのだろうか。

そもそも、彼女は本当にフィリアノールなのか。

シラとゲールがいない今、誰にも真実はわからない。

火継の薪を除いて。



白い竜皮紙の切れはし

白い竜皮紙の切れはしであり、強大なソウルが宿っている。

鱗の無い竜から作られたとしか思えない、両側が平坦な竜皮紙。

よく見ると、端が蠢いているようにも見える。

持つと奇妙な声が聞こえてくるが……。
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