Fate/Grand order 人理の火、火継の薪   作:haruhime

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前日に続き、更新。

なお、ストーリーとは関係ない模様。

読まなくても、全く問題ないよ!


閑話 -勘違いとお仕置き-

エドワード・ティーチと戦い、ボロボロになった船を修理するために、ワイバーンの住処になっている島に到着した私たちは、夕方ごろに発生した莫大な呪いの波動の出所を探索することになりました。

 

あんな背中が寒くなるほどの呪いをまき散らせる存在がいる場合、正体を掴んでからじゃないと安心して動けませんからね。

 

たとえ倒すにしても、逃げるにしても。

 

そのために時折襲ってくるワイバーンを蹴散らしつつ林を進んでいると、ダヴィンチさんから通信が入りました。

 

『レイシフトした諸君、聞こえるかな?』

 

「何かしら。」

 

『立夏君たちの反応が見つかった。どうやらこの島にいるよ。座標もつかんだ。』

 

その知らせに、皆が沸き立ちます。先輩は無事だったんですね。

 

「やっぱり、夕方ごろの魔力反応は先輩たちだったんですね。」

 

「まったく、いままでどこほっつき歩いてたんだか。」

 

どこか嬉しそうに、所長が悪態をついています。

 

『その辺にしたまえ、生きていたことに感謝しよう。ちなみにもう少しだ。』

 

「なんだい、キミたちの仲間が見つかったのかい?」

 

同行してくれたメアリーさんが、私に問いかけてきました。

 

「そうなんです、メアリーさん。」

 

「あら、サーヴァントでも無しに、この海で生き残るなんて。ずいぶんいい男そうですわね、マシュ?」

 

「ア、アンさん!?」

 

アンさんが先輩を気にしていらっしゃます!?

 

身長も高いし、お胸もお尻もすごい大人の女性です。

 

先輩、迫られたらコロッと行っちゃうんじゃ!?

 

「ふふ、大丈夫だよ、マシュ。キミが可愛いから、からかってるだけさ。」

 

「ええ、とっても恋する乙女でしたので。」

 

「ふ、二人ともぉ!?」

 

とってもニヨニヨしています!?

 

……そんなにわかりやすい感じでしたか?

 

「そうね。」

 

「フォウ!(おのれリッカめ、マシュに乙女の顔をさせるとは!けしからん、もっとやれ!)」

 

所長とフォウさんまで頷いています。

 

は、恥かしいです。

 

『はは、マシュも恋を知ることができたんだね。よかった、おめでとう。』

 

『ドクター、セクハラじゃん?でも彼はおいしそうだよね、初物だしはやく食べたい。』

 

『グルヴェイク、貴女がセクハラです。それより、おめでとう、マシュさん。』

 

『あだだだだだだだだ!!!!!!!!???????』

 

耳を思いっきり釣りあげられ、座席から立ち上がる羽目になったグルヴェイクさん。

 

ある意味いつもの光景ですが、何があったのでしょうか。

 

それにしても、先輩が初物でおいしそう?グルヴェイクさんがおっしゃっていることが、よくわからないです。

 

『痛ってえ、あ、マシュそれはあ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!!!!』

 

『気にしなくていいですよ、マシュさん?』

 

チャームンダーさんのアイアンクローで、完全に宙に浮いているグルヴェイクさん。

 

あんな細い腕のどこにそんな力があるんでしょうか。

 

「まったく、にぎやかだな、お前たちは。」

 

「すみません。」

 

どこかあきれたような声で、クラーナさんが言いました。

 

「ま、お前が謝ることじゃない。私の独り言だ、気にするな。」

 

「それよりもアーキマン、どれくらいだ?」

 

『うん、もう目の前に見えるはずだ。』

 

ドクターの声に従い、アンさんとメアリーさんが先行します。

 

「あ、あれかな?……おお!」

 

「どうしたんですの、メアリー。……あらまぁ!」

 

二人が何かを見つけたようです。

 

「どうしたの二人とも”!?」

 

「全く。」

 

所長とクラーナさんも、何かを見てしまったようです。

 

所長は真っ赤になっていますし、クラーナさんは天を仰いでいます。

 

何が見えるんでしょうか。

 

皆さんの傍にまで寄ってみます。

 

すっかり暗くなった夜の林の中、天幕の内側に、二人の人影がありました。

 

柔らかなオレンジ色の光に照らされ、くっきりとシルエットが見えます。

 

『さーて、音声だけはとれるんだよね!』

 

『最悪だね!』

 

ダヴィンチさんとグルヴェイクさんが楽しそうです。

 

『何よアンタ、ガチガチじゃない。』

 

『そりゃ、最近縁がなくて。』

 

寝そべる先輩の上に、ジャンヌさんがまたがっています。

 

なぜ。

 

『ならしっかり楽しみなさい。』

 

『びちゃびちゃじゃないか!?いくら何でも出しすぎだろ!?』

 

『うるさいわね!慣れてないのよ!』

 

ぬちゃぬちゃと、粘液が擦れる音がしました。

 

ど、どういう状況なんでしょうか。

 

『い、行くわよ。』

 

『どうぞ。』

 

『よ、余裕ぶってむかつくわね。ま、私の技で悲鳴をあげなさい!』

 

またがっていたジャンヌさんが、先輩の足に両手をついて、腰を少し上げました。

 

ジャンヌさんのスカートで、その部分は見えませんが。

 

『う、お。』

 

『どうかしら?』

 

『す、すごい。』

 

『気持ちいい、でしょ?』

 

粘液がかき混ぜられる音。

 

『いやぁ、いいね!』

 

『グルヴェイク君、君もわかってるね?』

 

『ダヴィンチちゃんほどじゃないけどね!』

 

二人は何を言っているのでしょうか。

 

『んっ、くっ。』

 

『ほらほらほら!』

 

先輩が、何かを我慢しているような声。

 

聞いていると胸と下半身が、熱くなってきました。

 

『こ、これは誤解されるぞぅ!?』

 

『まあまあ、マシュの反応を見ようよ。』

 

『ん~~~~~!!!!!!!!!!!!』

 

チャームンダーさんが縛り上げられています。いつの間に。

 

その大きな胸が縄で強調されていて、とってもエッチな感じになっています。

 

あれくらい大きかったら、先輩を独占できるんでしょうか。

 

『し、絞られる!?』

 

『ふっ、いろいろ、流れて、きたわね、いいでしょ?』

 

何が流れているんでしょうね。

 

『語彙がなくなるくらい気持ちいい。』

 

『はぁ、素直で、よろしい。さぁ、あげていくわよ!』

 

テンション上がるジャンヌさん、ぐちゃぐちゃと粘液の音が激しくなります。

 

『が!強い強い強い!?』

 

『ふぅ、痛い、くらいが、気持ち、いいんじゃない!』

 

先輩の上半身が躍ります。相当に痛いのでしょう。

 

『痛い!あれ?けど気持ちいいぞ?』

 

『はぁ、はぁ、でしょう!』

 

どこか不思議そうな声と、喜びを含んだ荒い吐息。

 

本当に、いったい何を。

 

『なにって、そりゃS〇Xでしょ?』

 

「それにしか見えませんわね、今夜どう?」

 

「愚問だね、どこでしよっか?」

 

グルヴェイクさんの直球にショックを受ける暇もありませんでした。

 

アンさんとメアリーさん、お二人はナニを!?

 

『どこでこんなテクニックを。』

 

『いろいろ勉強したもの!』

 

思わず立ち上がります。

 

『おお、マシュの顔が怖い。』

 

『君たちのせいだからね、僕は反対したぞ!?』

 

ドクターの言葉は忘れません。

 

『俺のために?』

 

『貴方のためよ!悪い!?』

 

顔を真っ赤にしながら言っているジャンヌさんが目に浮かびます。

 

それにしても許せません。

 

林の中を、駆けだします。

 

『ありがとう、感謝してるよ、ジャンヌ。』

 

『そんな言葉でごまかされないわ。でも、もっと言いなさい。』

 

片手をついて、先輩が起き上がりました。

 

そして、ジャンヌさんの頭をなでています。

 

ちょっと拗ねたような口調でした。

 

いつの間にか、緑のラインと共に消えた結界を潜り抜け。

 

『ハイハイ。』

 

『そんな態度は許されないわね。』

 

『あががががが。』

 

ジャンヌさんが、前傾姿勢になると、先輩が倒れ込んでけいれんを始めました。

 

天幕をぶち破ります。

 

「「「えっ?」」」

 

そこにいたのは、呼吸が荒く、顔が真っ赤な先輩とジャンヌさんでした。

 

先輩はジャンヌさんで隠れている部分以外脱いでいましたし、ジャンヌさんも鎧下一枚でした。

 

先輩の両足とジャンヌさんの両手は粘液で濡れて、輝いていました。

 

「何をしているんですか?」

 

自分の口から出たとは思えないくらい、冷たい声でした。

 

「ま、マシュ?」

 

「いや、マッサージだけど?」

 

二人は心底不思議そうな顔をしていますが、私はごまかされません。

 

「ごまかされませんよ!不埒です!先輩のバカ!」

 

「プゲラ!?」

 

先輩に、思わず盾をぶつけてしまいました。

 

『ぎゃはは!!!これだからやめられないんだ!リッカいじりってやつは!』

 

『やっぱりこうなった!だからやめようって言ったじゃないか!知らないぞ僕は!』

 

「ちょっと何してるのよマシュ!」

 

ジャンヌさんが立ち上がります。

 

先輩のあれが見えちゃう!?

 

あれ?

 

そこには、先輩のかなり短い短パンがありました?

 

あれ?

 

あれれ?

 

……もしかして私、やっちゃいました?

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、激痛と快感にもみくちゃにされる天国と地獄を味わっていたら、凍り付いた後輩の一撃で意識を飛ばされた藤丸立夏です。

 

取りあえず額が真っ赤になっている以外に、致命傷はありません。

 

さて、今俺の目の前には、二人の女性がいます。

 

一人は俺のかわいい後輩。

 

ちょっと思い込みが激しい、やきもち焼きのかわいい後輩。

 

普段武器として使っている大盾の上に、正座しています。

 

それは、シルエットでしかわかりませんが。

 

天幕の向こうから、嬌声が響きます。

 

「ひ、あっ、んぅっ!?」

 

「あれ、ここがよわいのかな~?」

 

「ここですわね?」

 

彼女の両脇には、胸に手を当てている幼児体系「なんだって?」と、耳元に顔を寄せているグラビアアイドル並みのボディをもつ二人の女性がいます。

 

「あっ、あっ、あっ!?」

 

「かわいいね。」

 

「かわいいですわね。」

 

全身くまなくマッサージされているようです。

 

「ごめんなさい、先輩助けてください!」

 

「後5分、頑張って。」

 

自分で申告した時間まで、あと半分だ。

 

「全てのテクニックを。」

 

「教えてあげますわ。」

 

「あああああああああ!!!!!!!」

 

10分間アン&メアリーのスペシャルマッサージを受ける事を罰として言い渡しました。

 

どう見てもそんな関係な二人にかかれば、彼女もマッサージの真の快楽というものを知れるでしょう。

 

色々勉強してほしいというのが、青少年の願いです。

 

それこそ、ドロドロのグチョグチョになって、記憶ごと飛びそうですが。

 

さて、もう一人は、通信画面の向こう側にいます。

 

『そろそろ、当たりなさい!』

 

『あっぶな!?当たったら死ぬでしょ!?』

 

全身黄金の装飾品で飾ったグルヴェイクが、黄金でできた動物と呼び出しながら逃げている。

 

それを、同じく宝石をちりばめた黄金の鎧を着たチャームンダーが、黄金の三又槍を振り回して追いかけている。

 

どうやら仮想訓練場で、割と生死をかけた決戦をやっているらしい。

 

三葬都の三又槍(トリシューラ)、御身の力の一端をここに。―――《願い動く神力の穂先(キリヤ・シャクティ)》!』

 

『やっば、来なさい!《銀耀の戦猪(ヒルディスヴィーニ)》!』

 

チャームンダーの請願を追うように、彼女の持つ三又槍の真ん中の穂先が白く輝く。

 

同時に放たれる、白い光の柱。

 

仮想空間をえぐり取る、万物を消滅させる破光。

 

『だ、ダメか~~~!!!!!』

 

巨大な白銀のイノシシを呼び出すが、一緒に光の柱に飲まれるグルヴェイク。

 

光が消えた後には、何も残っていなかった。

 

『あと三回は殺しますので、どうかこれでご勘弁を。』

 

「うん、チャームンダーさんのお説教もあるんでしょ?それでお願いします。」

 

『ありがとうございます。』

 

こちらに向かって頭を下げるチャームンダーさんの後ろに、グルヴェイクが再び召喚される。

 

『あたたた、死ぬかと思った。まだやるの?』

 

『やります。』

 

グルヴェイクの悲鳴が聞こえる。

 

画面が切り替わり、ダヴィンチちゃんが移った。

 

『私の処分はどうするんだい?』

 

『ダビンチちゃんについては帰ってから処分します。』

 

『は、やはり私の完全無欠の体を自由にしt』

 

自分を抱きしめ、くねくねと踊るダヴィンチちゃんを視界から消すために、強制的に通信を切断する。

 

あちらはまだまだ地獄が続きそうだ。

 

「はぁ、どうしてこんなことに。」

 

思わず、腫れあがった額に、手をやる。

 

「はいはい、触らないの。」

 

その手を所長が引きはがし、氷の入った冷たい袋を渡してきた。

 

「氷は作っておいたから、冷やしておきなさい。」

 

額に当てると、コブの熱が抜けて言って気持ちがいい。目を閉じ、その感触に身をゆだねる。

 

「それにしても、ずいぶん頑丈になったわね。死んだかと思ったわ。」

 

「自分も死んだと思いました。」

 

あの盾の直撃を食らって、よくザクロにならなかったものだ。

 

思い出し、思わずブルリと体が震える。

 

「それはそれとしてよ。」

 

その凍てついた声色に、俺の背中を、氷が走る。

 

目を開けると目の前に所長が立っていた。

 

所長が、その手に握るのは、乗馬用の鞭だった。

 

「覚悟なさい。」

 

こちらも、地獄のお説教タイムが始まる。

 

生き残れるかな。

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